4月30日、2020年も3分の1が過ぎようとしている。
しかし、毎日、毎日、コロナウイルスの話題一色だ。
4月7日、安倍総理は、緊急事態宣言を発生した。
この時は、国民に向けて、記者会見を開いて語った。
それ以外では、総理自身が、会見行って、
記者からの質問に答えている姿はほとんどない。
それとは対照的に、東京都の小池知事は、
毎日のように記者会見や囲み取材に答えている。
連休前には、
「STAY HOME週間にしましょう。
スーパーへの買い物は、3日に1度にしましょう。」
と呼びかけた。
この様子は、全てのテレビで繰り返し報道される。
小池都知事は、都民に向かって言っているのだが、
全国民に向かって言われているような気になってしまう。
そうか、スーパーは、3日に1度にしよう。
と思ってしまう。
もちろん、それは、東京都以外でもそうすべきだが。
毎日発信していることで、信頼感も産まれる。
世界に目を向けてみても、女性のリーダーの発信力とリーダーシップには、
目を見張るものがある。
例えば、台湾の蔡英文総統。
台湾にまだ感染者がいない1月15日には、法定感染症として指定。
学校の一斉休校はしなかったものの感染者が出た場合の指針を示し、
海外からの入国制限、マスクの輸出禁止などをすすめ、
マスクが国民の手に渡るようにネット上に在庫を示すようにした。
経済政策も早めに行っている。
2月時点で感染者数は、360人余
死者は6人。
4月15日からは、感染者がいない。
完全に封じ込めが出来ている。
もう一人、ニュージーランドのアーダーン首相だ。
39歳という若き女性総理大臣だ。
まだ感染者がそう多くなっていない段階で、
国境を封鎖し、渡航者の隔離、
都市封鎖を行い、かなり強いメッセージを国民に送り続け、
今では、日々の感染者が1桁になっている。
女性リーダーの方が、決断力も発信力もあるようだ。
同じ島国なのだから、同様の対策、つまり、海外からの入国禁止が出来たはずだが、
それを迷っているうちにこのザマだ。
以前から、男性よりも女性の方が政治家には向いていると思っている。
手を繋いで一緒にトイレに行く女子のことではない。
聡明で時には、一匹オオカミのような女性のことだ。
男性は、しがらみに弱い。
女性は、切る時は切るので、決断が早い。
どうやら、緊急事態宣言は、延長されるようだが、
その大切な決断でさえ、安倍総理は、
専門者会議のご意見で、と人に責任転嫁。
10万円給付も地方自治体に丸投げ。
本当のリーダーではない。
自分の責任において、自分の言葉で、国民に語る姿勢がまるでない。
発信力は、政治力でもある。
男性でも、しっかり発信している大阪の吉村知事や
北海道の鈴木知事など、選ばれるべき人もいる。
不良マスクは、回収せずに、郵便局の前に段ボールに入れ、
「ご自由にお取りください」
とすればいい。
回収費用がもったいない。