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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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自民党圧勝?

解散総選挙は、自民党と公明党が、3分の2を確保するという圧勝で終わった。

戦後最低の52.66%という投票率は、
やはり大義のない選挙への抵抗と
政治への不信感・無関心の表れであろう。

わずかながら、自民党は議席を減らし、
民主党は、議席を増やした。
それでも、海江田党首が落選するなど、
民主党には、敗北の色が濃い。

唯一、気を吐いたのが、日本共産党。
2.5倍以上の議席を伸ばした。
安倍政権に、はっきりと「ノー」を突き付けているのは共産党だけで、
対立軸がはっきりしていたからだろう。

自民党は、マスコミを黙らせ、
新聞などには、圧勝という文字を躍らせて、
「どうせ何も変わらないだろう」という諦めムードを作り上げた。

投票率が低ければ、支持基盤が強固な自民党と公明党が強い。
無党派層に一揆を起こされるのが一番怖かったのだ。
思い通りとなった。

しかし、全国の得票を見ると、自民党は、その得票を減らしていて、
民主党や共産党は増えている。

現政権に「ノー」と言っている人は多いのだ。
沖縄に自民党の議員が、一人も当選しなかったことは、象徴的だ。

しかし、3分の2という大きな勢力を得て
「国民の信任を頂きましたので」
と言って、原子力発電の再稼働や
集団的自衛権の立法化などを、当たり前のように進めていくだろう。

日本の経済的格差は、どんどん広がり、
生きることも、老いることも、そして、産むことも
奪われていく人たちが増えていくのだ。

来年は、統一地方選挙の年だ。
まだ、我々にはチャンスがある。

選挙には、絶対に行こう!
またまた、麻生副総理がやってしまった。

アベノミクスで儲けられない企業は、
運がないか、経営者が無能だと言ったかと思うと、
今度は、少子化は、
「子供を産まないことが問題で、長生きする高齢者が悪いのではない」
と言い放った。

確かに、高齢者の方が、投票に行くだろうから、
そちらに受ける言い方をしたかったのだろうが、
子供を産みたくても産めない女性たちを傷つけ、
大ブーイングである。

健康な女性でも、今子供を産んで育てられる環境なのかどうか、
政治に大きな問題があるはずだ。

安倍総理は、「女性の社会進出を応援する」と言っているが、
キャリアを積み上げてきた女性が、
妊娠、出産、育児を経ても、元と同じ立場や収入を得られる保証など
どこにもない。

働くことは、子供をあきらめること
と言っても過言ではない。
各企業に女性管理職の数字を示すのは簡単だが、
働く女性が、安心して子供を預けられる環境など整ってはいない。

核家族化が進み、家で見てくれる家族はいない。
通勤途中で預けられる保育所はなかなかなく、
高い保育料もネックだ。

保育所や託児所の規制を緩和し、
少人数で預かれる施設をもっと増やし、
出来れば、企業内託児所も必要かも知れない。
病気や病後児の託児所もほとんどない。

乳児だけでなく、小学生の保育も必要だ。
男性管理職と同じように働こうと思えば、
夜間の帰宅になることや、出張もあるだろう。
融通の利く保育環境が必要だ。
場合によっては、ベビーシッターのような家庭内保育などにも補助すべきだろう。

そうしたことは、地方や企業に丸投げして、
女性が輝く社会を
とは、ただのキャッチフレーズだ。
麻生氏の発言は、それをも下回る。

女性の登用についても、地方創生についても
そもそも実態を把握しない政治家の机上の空論だ。

現実を知らない人たちには、もう政治の現場から去って頂きたいものだ。

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