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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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東京オリンピックまで1年を切ったこの時期に
IOCは、マラソンと競歩を札幌で開催することを決めたと発表。
小池都知事は、発表の前日に聞かされたと不快感を示した。

東京は暑いから札幌へ。
そんなことは、昨日今日分かったことではない。
今更?
東京都は、暑さ対策にすでに300億円を支出している。
都民の税金だ。
札幌に移すというなら、この300億円をIOCが出せと言いたい。

IOCの鶴の一声で開催場所が勝手に変更されるのでは、
開催都市の主導権はないということ。

東京招致の時、日本は温暖でスポーツに最適と言い、
コンパクト大会、復興五輪を掲げての招致だったはずだ。
都市の名前を冠したオリンピックでありながら、
北海道まで行くとなれば、それは既に東京オリンピックではない。

東京のマラソンコースは、東京の名所めぐりのようなコースになっており、
各地が、工夫をこらして応援者などにも楽しんでもらおうとしていた。
確かに、7月、8月は猛暑だ。
アスリートファーストだというなら、マラソンと競歩だけではなかろう。
トライアスロンもビーチバレーも暑すぎるだろう。

そもそも、IOCが真夏にやることを前提で、候補地を募っている。
北半球では出来ないのではないか。
しかし、南半球では、これだけの大きなお金を出せる都市が多くない。
真夏の開催は、アメリカの商業スポーツの開催優先のためで、
元々アスリートファーストではなく、アメリカファーストなのだ。

今のオリンピックは、商業主義に走り、
放映権料のほとんどをIOCが手に入れる。
開催都市は、多額の建設費を回収出来ないのが現実で、
オリンピック施設が、廃墟と化し、保存、維持に苦慮している都市も少なくない。

かつて、オリンピックは、アマチュアスポーツの祭典だった。
それが、いつの頃からか、プロ選手の参加を認め、
何か分からない競技を認め、
帰化すれば、何人か分からない人たちが代表になる。
陸上競技やバスケットなどを見ると、
どこの国なのか分からない状態だ。

多くのスポーツには、ワールドカップや世界選手権などの世界一を決める大会がある。
オリンピックの必要性は、そう高くはないのではないか。

開催地に決定権を与えず、
IOCや一部の政治家(今回は、森さんや橋本五輪大臣)の無責任な思い付き発言で
勝手に変えられるのであれば、
IOCが全予算を出して、開催地を指定すればいい。
そんなことをしてまでオリンピックは必要なのか。

オリンピック廃止に舵を切ってもいい時期に来ているのかも知れない。

教員のいじめ

神戸市の小学校で4人の教師が、若手の教師にいじめを繰り返していたことが明らかになった。

羽交い絞めにして、激辛カレーを食べさせる動画が、
連日報道されている。
この動画は、いじめ側が撮ったもの。
これは、一部にすぎない。
スマホをロックさせたり、新車の乗ったり、
ケガもさせている。

昨日、いじめていた4人の教師の謝罪文が公開された。
主犯とも言える40代女性教員の言葉に驚きと怒りを感じた。

被害教員に対して、
かわいがってきたつもりなのに
嫌な思いをしているとは思わなかった
子供たちを愛している
などの言葉が並ぶ。
とても謝罪とは思えないし、
今になっても上から目線だ。

被害教員は、学校に行こうとしても
吐き気がしたり、
体調が悪くなり、とうとう学校に行けなくなり、
現在は、入院しているという。
家族が、教育委員会に相談して、やっと発覚した。

それまでに、校長に相談したというし、
他の教員も知っていたはずだ。
他にも20代の教員3人が被害を訴えている。

ある教育員会の人にこの問題を投げかけたら、
「ふざけていたのが、ちょっと度を越しただけだろう。
どこでもよくあることだ。出来の悪い新人教師も多くて、
ベテランがイライラすることは、よくある。」
と答えた。

驚きを飛び越えて、呆れた。
教師が、これくらい当たり前だと言ったら、
子供たちに何を教えられるのか。
子供のいじめと何ら変わらない。
複数人で1人をいたぶる。
笑いはやし立てる。
こんな教師が、どの面下げて教壇に立つのか。

4人の教員は、有休を使って今は、休んでいる。
出勤停止にし、免職にすべきだ。
二度と教壇に立つべきでない。
これが氷山の一角だったとしても
分かった以上、免職するという強い姿勢で臨むことで、
今後の抑止にすべきだ。

見て見ぬふりをしていた周囲の教員も同罪であることを
子供たちには言ってきたはずだ。
猛省して欲しい。

被害教員は、刑事告訴を検討しているというが、
十分に傷害罪が成立するので、
被害届を堂々と出して欲しい。

教員の採用試験の倍率がかなり下がって、
教員の質の低下が叫ばれているが、
だからいじめにつながるというのは、おかしいだろう。

今回の事件は、いじめではなく、犯罪である。
台風19号は、かつてない大きさ、規模で日本列島を襲った。

近畿地方から、東海、甲信、関東、東北まで大規模な被害となった。
特に河川の決壊による洪水、浸水は、広域にわり、深刻だ。

日に日に被害の状況が明らかになり、声を失う。
1000mmを超える雨が降った箱根は、
登山鉄道が壊滅状態だ。
箱根駅伝は出来るのか、などと考えてしまった。

まだまだ、被害の全容は分かっていないが、
これから復旧復興には、多くの時間と大きな費用が必要となる。

昨年、西日本豪雨を経験して、
全国ニュースで報道されない被災地はたくさんあり、
そういう場所には、ボランティアも入らない。
狭い土地には、重機も入れなくて、
復旧には時間がかかり、広島では、
自力で頑張っていた住民が亡くなられた。

これだけ広域だと、重機や土木建設業の人が足らない。
広島では、1年以上経って、やっと重機が入って河川の復旧が始まったところもある。
対応には時間がかるのだ。

まずは、物流の確保のために国道や高速道路の復旧が優先されるだろう。
鉄道も重要だ。
広島では、まだ全線復旧されていない路線がある。
長野県の千曲川の氾濫で、新幹線が水没している映像は衝撃だ。

地球温暖化により、大量の台風、大型の台風が発生すると言われる。
更に被害を大きくするのは、
山の整備だ。
山の管理をしなくなって山が持つ保水力が壊れている。
山を崩して宅地開発をし、アスファルトなどで舗装すると、
雨は、側溝や川に直接流れ、洪水の危険性をはらむ。
田んぼがなくなっていることも同じだ。
調整池などでは、とても対応出来ない大雨が降り、
想定外の台風が毎年やってくる。

これまでの経験による想定では、もう間に合わない。
想定外と言ってしまっても仕方がない。
今まででは50年に一度かも知れないが、
現在は、毎年になっているのだから、
50年に1度という表現はやめるべきだ。

自然災害では、完全な防災は無理だ。
人命を守るという減災に視点を置いて、対策、啓蒙を行っていくしかない。

毎年、大きな災害が、日本のどこかで起きている。
オリンピックだ、万博だ、なんて言っている場合なのだろうか。
国家的な危機だという意識はないのだろうか。
10月1日、予定通り消費税が10%に増税された。
予想されたことだが、9月末は、駆け込み客で
家電量販店などは、大混雑だった。
ホームセンターでも、トイレットペーパーや洗剤の棚は、
連日空っぽになっていた。
最終の日曜日には、ガソリンスタンドに長蛇の列が出来ていた。

しかし、2%アップするだけだし、
ガソリンは、余分には入れられないのにと思うが。

軽減税率もあり、レジの入替えやプライスの変更、
対応が出来ないとして、廃業する地方の商店などもあったという。

増税後の冷え込み対策として実施されたのが、キャッシュレス決済でのポイント還元だ。
来年の6月までという期間限定。
なのに、その対応を小売店に負担させる。
更に、早めに申請したにも関わらず、
10月1日までに経産省の認可が間に合っていないという。

5%還元店舗という表示も出来ず、
自腹を切って還元分の値引きをする店や企業もある。

酷い話だ。

5%還元もそれぞれ還元の仕方には違いがある。
クレジットカードは、引き落としの段階でポイントが与えられる。
大手コンビニは、支払いの段階で2%分値引きだ。

チェーン店のポイントカードにチャージをして使ってみた。
A店は、チャージポイントや1週間限定の10倍ポイントなどが、
レシートに表示された。
但し、500ポイント貯まらないと使うことは出来ない。
B店は、レシートに何も表示がないが、
1か月分まとめて翌月にポイント加算されるという。

色々あって分かりにくいし、有難みはあまり感じない。
10倍ポイントは凄いが、それは企業負担で、
しかも食料品中心のスーパーなので、軽減税率と10%が混在する複雑なお店でもある。

個人経営の小さなお店は、現金仕入だったりするので
キャッシュレスで買い物されると、仕入れの資金がないことになり、
借入が発生したり、キャッシュレス決済の振込手数料などを負担することになる。
お店にとって、キャッシュレスで有難いことは、ほとんどない。
客が増えるということも、中山間地域などでは期待出来ない。

10月という中途半端な時期の実施のために、
来年の確定申告は複雑だ。
せめて1月からにすれば、色んな税率が混在せずにすんだ。

期間限定のポイント還元は、小さな人参を目の前にぶら下げられて
国民をバカにしているのかという思いになる。

増税と同時にキャッシュレスを勧め、
小さな田舎の商店などを潰しにかかるという酷い政策だ。

一方でプレミアム付き商品券や幼保無償化などのばらまき。
増税は、社会保障費が足らないからと言っていたのに
増税で増えるはずの増税分の半分近くを
このばらまきやポイント還元で使ってしまうというから
本末転倒なのか、嘘つきなのか。
もっと言えば、消費税の増税は、
国会議員の身を切る改革が前提であったのではないか。
そちらは、ほとんど進んでいない。
やっぱり嘘つきだ!


我々の血税を思い付きや浅はかな政策で水の泡にすることだけは、
許してはいけない。

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