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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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2023年もあと1日を切ったところ。

批判を恐れずに、敢えて言いたいことを書くことにする。

①日本人全てが野球好きではない
 日本人がみんな野球ファンではないと言いたい。
 今年、WBCで優勝した侍ジャパンを世界一だと年末まで言い続けるマスコミやメディアに言いたい。
 世界一と言うが、WBCの参加は、今年で20か国の20チーム。
 予選もないので、20分の1でしかない。
 サッカーやラグビーのワールドカップなどとは比べようもない。
 それもそのはずで、野球は、アメリカ周辺とアジアくらいでしか人気がない。
 ヨーロッパではほとんどやらないのだ。
 世界でスポーツの競技人口を見ても、1位は、バレーボール、2位は、バスケットボール、
 3位は卓球、4位はクリケット、5位はサッカーだ。
 日本でも1位はサッカーで、約92万人、2位が野球だが、大きく差を空けられ、約62万人だ。
 WBCは、2006年に始まったMLB主導のイベントで、歴史もない。
 当のアメリカでは、一番人気はアメフトであり、2位はバスケットボール、3位が野球だが、
 その差は、相当に大きい。
 野球は、世界ではマイナースポーツなのだ。
 球技の中で、一番運動量の少ないスポーツでもある。
 攻撃の時に、バッター以外、ベンチに座っている。そんなスポーツが他にあるだろうか。
 守りの時も、ピッチャーとキャッチャー以外は、ほとんど仕事がない。
 試合終了時間の見当がつきにくい。
 運動量の多い競技は、時間制だ。
 野球が大嫌いなわけではない。
 大谷翔平選手の活躍は嬉しいし、誇らしい。
 山本由伸選手が、入団会見で、WBCの時、大谷選手が皆を鼓舞した言葉
 「憧れるのをやめましょう」を持ち出したがウケなかった。
 それは、日本ほど報道されてはいないからだ。
 3月のことを年末まで、何かにつけて世界一と言い続けてることが嫌なのだ。

②M-1に興味がない人もいる
 若手漫才の日本一を決める大会らしい。
 吉本興業とテレビ朝日の合同によるもの。
 実は、一度も見たことはない。
 若手と言っても年齢ではなく、結成10年以内の組を言う。
 優勝すると、賞金1000万円と、突然仕事が増えるという人生が変わることになる。
 実際、優勝してその後、人気の出る組もあれば、
 一瞬で消えたり、解散したり色々だ。
 それまで売れなかった組には、貴重チャンスなのだろう。
 多くの人に笑いと喜び、幸福感を与えるような漫才をお願いしたい。
 人をけなしたり、馬鹿にするような漫才は好きではない。
 本当に心から楽しめる漫才に拍手を送りたい。

③広島だからってカープファンなわけじゃない
 広島の人にとって、カープ球団は、特別な存在だ。
 元々、市民が樽募金などで支えたと言われる。
 ローカル局では、毎日カープ情報を報道し、
 ローカル紙にも試合がなくても何かしら記事になる。
 勝った、負けたで、ファンの機嫌もかなり違う。
 試合がある日の広島駅は、大混雑で、電車も超満員。
 ほかの用事で電車に乗りたくても、思うように乗れない。
 カープグッズを頂くことがあるけれど、野球場にもほとんど行かない。
 広島は、野球以外にもプロスポーツがたくさんある。
 サッカー、バスケなど、他も応援して頂きたい。

④紅白歌合戦はいらない
 子供の頃は、大みそかの楽しみは、レコード大賞発表からの紅白歌合戦だった。
 生放送のため、レコード大賞を取ったままの衣装で
 急いでNHKホールに向かう。
 その年の人気の歌手やアーティストが結集する一大イベント。
 トリは誰なのか、何を歌うのか、興味津々だった。
 いつ頃からか、そういう興味も無くなった。
 売れてもいない、人気もない、なまえも知らない、とっくに終わった人などが出るようになって、
 司会者もNHKへの貢献なのか、到底向いていない女優やタレントだ。
 テレビの時代は終わったと思わせてしまう。
 もう、紅白歌合戦でなくてもいいのでは?

まもなく2024年が始まる。
世界で、紛争や戦争が続き、罪のない人々が傷つき、命を奪われている。
どうか、新しい年には、良い局面が訪れますように

連帯責任

日本大学は、アメフト部の大麻事件に対して、
学長と副学長の辞任、理事長の減俸、そして、アメフト部の廃部の方針を発表した。

日本大学のアメフト部は、フェニックスと呼ばれ、
部員は、アメフト部専用のグラウンドだけでなく、専用の寮を持ち、
数々の運動部の中でも特別な存在だった。
そんなアメフト部の寮の中で、大麻が蔓延していた。
裁判で10名以上が関わっていたことが明らかに。

だから、廃部です。
というのは、どうなのだろう。
アメフト部には、100人以上の部員がおり、
日本大学のアメフト部に憧れて入った学生も多いだろう。
大麻を吸っている部員がいることを、知っていた部員もいただろうが、
知らなかった部員もいただろう。

歴史ある部を廃部にするのは、「連帯責任」を負わせるということに他ならない。
元検事だった澤田副学長が、12日間も大麻片を持っていて、
学長や理事長に報告もせず、事件を更に重大にしてしまったにも関わらず、
当の澤田副学長は、辞任を強要されたなどとして林理事長を訴え、
部員への説明会で学生からその対応が悪かったのではないかと問われると、
幹部に対して、口の聞き方が悪いと言って、部員に謝る様子もなかった。
なんだ、この人は!

ところで、昨今の日本の社会では、やたら「連帯責任」を負わせようとしている気がしてならない。
旧ジャニーズの性加害問題もそうだ。
性加害事件の加害者は、ジャニー喜多川だ。
本来、被害者がその損害賠償を請求すべきは、加害者本人である。
しかし、既に故人となっており、組織的に見て見ぬふりをしていたのではないか、
などと社会的に事務所の責任としてしまった。
その結果、ジャニーズ事務所は解体し、保証に特化した会社と
残ったタレントのエージェント専門の会社へと別れた。
今まで、ジャニーズのタレント頼みだった各テレビ局が、
次々とジャニーズのタレントの起用を見送るようになった。
中でもNHKは、紅白歌合戦から、完全に締め出した。
今まで、司会にも何度も起用し、多くのグループに出演させていたのに、
これも「連帯責任」だ。

学生スポーツでも、高校野球で、部員が暴力事件などを起こすと
大会参加を辞退する傾向にあるが、
他の選手にまで責任を負わせるのは、行き過ぎだと思っている。
特に、高校生、大学生にとって、何度も経験出来ない大きな大会や
その予選に出られない。
一生悔やまれるだろう。
自分の責任ではないのに。
問題を起こすとこうなるよ
と「連帯責任」を常にチラつかせているのが、気持ち悪い。

もちろん、事件を起こす事が悪いが、
反省し、やり直すチャンスを与えられる社会であって欲しい。
仲間に連帯責任を負わせて、夢や希望を奪ったとなれば、
そのことの方が辛く、やり直せないのではないかと思う。

それは、一般社会での話。
政治の世界は、当然の「連帯責任」だ。

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