11日、第4次安倍内閣の布陣が発表された。
目玉は、あの小泉進次郎氏の入閣だ。
多くの政治アナリストが、入閣はないと言っていたが、
サプライズ人事となった。
今までの小泉氏は、内閣とは距離のあるところから、
安倍政権への批判もしてきたし、
石破氏を推すなど、安倍総理に近い存在ではなかった。
だから、好きなことが言えたともいえよう。
先月、結婚を発表し、育休取得宣言もしていた。
が、大臣ともなれば、そんなに自由ではない。
小泉氏も、妻への配慮は3番目と言っている。
内閣の一員ともなれば、これまでのような発言は難しいだろう。
大臣への指名を
「理屈じゃないですね。」
と答えていたが、
理屈や理論で語れない人なのではないかと思った。
一部では、将来の首相候補として育てるために
最年少大臣にしたと言われるが、果たしてそうだろうか。
責任ある立場で、内部から政府を批判することが出来ず、
彼への期待度が下がる、
あるいは、存在感の低下などを狙っているのではないか。
それにしても、内閣改造する度に感じるのは、
適材適所というものはなく、
自民党内の力関係のためだということ。
今回、特にひどいのは、あの加計学園問題で
大きな役割を果たした萩生田氏が、事もあろうに
文部科学大臣に指名されたことだ。
論外だ。
他にも、安倍総理の側近中の側近と言われる布陣。
対韓国へ強硬路線の布陣。
1国を敵視するような内閣などあってはならない。
9日、関東地区には、台風15号が直撃し、
かつてないほどの大災害となった。
5日経った今でも、千葉県では停電や断水が続いている。
残暑厳しいこの時期、停電は命に関わる。
実際、熱中症で亡くなった方もいる。
電気が止まると水道もガスも止まる。
マイコン制御のため、電気が必須だ。
通常、電話は停電しても通じるのだが、
今回は、それも通じない。
携帯の基地局も壊れて携帯も通じない。
多くの倒木が復旧の行く手を阻む。
電気工事だけでなく、倒木の撤去をしなければ、作業が出来ない。
そのため、想定以上の時間がかかっているという。
被害は、千葉県だけではなく、
神奈川県でも高波や強風の被害が多い。
甚大な被害が予想される中で、
新内閣の発表する必要はあるのか。
先延ばししても、国民生活に影響はないだろう。
緊急課題でもないのだから、内閣改造を伸ばしても良かったのではないか。
大臣の名前を覚える間もなく消えていくのだろうから、
特に関心はない。
台風の被害に遭われた方々が心配です。