あの育休宣言議員が、不倫報道を認め議員離職を発表した。
宮崎謙介衆議院議員のことだ。
国会議員も率先して育休を取るべきだと
妻が出産する前から声高々に主張し、
議論を起こした人物だ。
そもそも国会議員は、雇用関係があるわけではないから、
育児休業という制度はない。
時給で働いてるわけでもないし、
月給制でもない。
ある意味、寝ていようと、休んでいようと
報酬を手にすることが出来る。
裏返せば、365日国民のために働くべき立場なのである。
妻も国会議員であることから、
育児に積極的に参加したいというまではいい。
でも、一緒に同時に育休を取るということには、
どうにも賛同出来なかったが…
そんなことを言っている裏で浮気をしていたというのだ。
それも、個人的なことで、だから辞職すべきということでもない。
ただ、育児や家庭のためにと声高に言っていたことが、
実は、目立ちたいためのパフォーマンスだったことが罪深いのだ。
他の国会議員が、「ちゃらい男だ」と言っていたが、
こんなちゃらい男を公認して、立候補させるのが、自民党なのだ。
今回の閣僚になった女性議員もひどいものだ。
あの高市総務大臣もだが、
被ばく線量に根拠がないと言った丸川環境大臣、
「歯舞」も読めなかった島尻北方担当大臣など
どうにも勉強不足というより、
一般常識もないというべき議員も多いこと。
選挙に勝って、議席さえ増えればいいという自民党の意思がはっきりと分かる。
女性大臣がすべてあれでは、女性が活躍する社会に水を差していることにもなろう。
次回の参議院選挙に自民党は、目玉としてタレントを擁立する。
タレントや芸人が皆ダメだとは言わないが、
どう見ても、政治的な活動や研鑚を積んでいるとは思えない。
知名度があるというだけで選挙には有利だが、
われわれ国民の現在と未来を背負うのだという強い信念と努力をしてもらわないと
自民党のための議員でしかない。
ここ10年以上そんなことが続いている。
衆議院解散の条件に国会議員の削減を約束しながら
2020年以降に定数を10議席削減するという。
当時、身を切ると言ったのは、100や50、いや半減させるぐらいのことを意味したのではないか。
結果、嘘をついて政権を奪還し、
国民にだけ身を切らせているのだ。
アベノミクスは、その実態もないまま、危険な領域へと進んでいる。
議員としての資質のない者には、投票したくないが、比例代表制のために
当選させたくない人物が勝手に当選する。
選挙制度を見直す必要がある。