連日、アメリカのトランプ大統領と安倍総理の首脳会談についての報道ばかり。
今頃は、一緒にゴルフをしているらしい。
就任以来、他国の首脳と電話で切れたり、
入国禁止の大統領令への批判、
連邦高裁での差し止め決定などで
あまり、外交が上手くいっているとは言えないトランプ大統領。
日本は特別
とでも言わんばかりの高待遇のようだが、
果たして、対等な関係になれるか否か。
そんな報道に隠れているが、
国内では、閣僚の資質を問われる出来事が続いている。
まずは、金田法務大臣だ。
いわゆる「共謀罪」について、
衆議院予算委員会で、野党からの追及に
しどろもどろで、まともな答弁が出来ずにいたかと思えば、
「改正案は、国会提出後に議論すべき」
「成案を得た後、刑事局長を加えて議論すべき」
などと書いた文書をマスコミ各社に配布した。
今、自分に聞くのはやめてくれ!という内容だ。
もちろん、野党はこれにかみつき、
文書の撤回と、法務大臣の辞任を要求した。
文書として配布したものを「撤回します」と言っても
すでにテレビ局でも新聞でもその文書は、公開されていた。
金田法務大臣は、旧大蔵省出身で、
そもそも刑法や法律問題に詳しい人物ではない。
少なくとも、法務大臣は、法学部出身の人がなるべきで
こんな人を任命した安倍総理の責任は問われて当然だ。
そして、稲田防衛大臣だ。
女性を重要閣僚にすることで、女性を応援しているかのように見せたい意思は伝わるが、
野党に突っ込まれただけで、
涙ぐんでしまうような人間に、国防を任せられようか。
女が男社会の中で戦う時、
絶対にしてはいけないこと
それが、職場で涙を見せることだ。
泣いて、追求をかわしたり、同情されたり、
呆れられたりしたのでは、
「だから、女は」と言われかねない。
まして、防衛大臣だ。
多くの隊員のトップとして、
隊員の命を預かり、国民の安全と安心を守る最高責任者だ。
それが…
南スーダンのPKO日報が、
ないとか、あるとか変遷し、
「戦闘」と書かれているが、
法律上の「戦闘」を意味しない
などと、意味不明な受け答え。
この人が、防衛大臣では、やってられないと思っている自衛隊員は多いらしい。
単なるお飾りにするには、重い役職だ。
大臣としての資質や適材適所という配慮はなく、
安倍総理一番のお気に入りと言われる稲田氏を
最も目立つ閣僚に据えたのだろうが、
あまりに頼りない。
アメリカでご機嫌取りをして、上機嫌の安倍総理だが、
インフラ整備や大型雇用の約束などしてきてもらっては困るのだ。
今までもこれからも
アメリカと対等になれるとは思えないが、
日本は、いつまで「アメリカファースト」のままでいるのだろうか。
国内にも目を向け、適当な人事のつけが
国民の不利益をなることを感じてもらいたいものだ。