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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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閣僚の資質

連日、アメリカのトランプ大統領と安倍総理の首脳会談についての報道ばかり。

今頃は、一緒にゴルフをしているらしい。
就任以来、他国の首脳と電話で切れたり、
入国禁止の大統領令への批判、
連邦高裁での差し止め決定などで
あまり、外交が上手くいっているとは言えないトランプ大統領。

日本は特別
とでも言わんばかりの高待遇のようだが、
果たして、対等な関係になれるか否か。

そんな報道に隠れているが、
国内では、閣僚の資質を問われる出来事が続いている。

まずは、金田法務大臣だ。
いわゆる「共謀罪」について、
衆議院予算委員会で、野党からの追及に
しどろもどろで、まともな答弁が出来ずにいたかと思えば、
「改正案は、国会提出後に議論すべき」
「成案を得た後、刑事局長を加えて議論すべき」
などと書いた文書をマスコミ各社に配布した。

今、自分に聞くのはやめてくれ!という内容だ。

もちろん、野党はこれにかみつき、
文書の撤回と、法務大臣の辞任を要求した。

文書として配布したものを「撤回します」と言っても
すでにテレビ局でも新聞でもその文書は、公開されていた。

金田法務大臣は、旧大蔵省出身で、
そもそも刑法や法律問題に詳しい人物ではない。
少なくとも、法務大臣は、法学部出身の人がなるべきで
こんな人を任命した安倍総理の責任は問われて当然だ。

そして、稲田防衛大臣だ。
女性を重要閣僚にすることで、女性を応援しているかのように見せたい意思は伝わるが、
野党に突っ込まれただけで、
涙ぐんでしまうような人間に、国防を任せられようか。

女が男社会の中で戦う時、
絶対にしてはいけないこと
それが、職場で涙を見せることだ。
泣いて、追求をかわしたり、同情されたり、
呆れられたりしたのでは、
「だから、女は」と言われかねない。

まして、防衛大臣だ。
多くの隊員のトップとして、
隊員の命を預かり、国民の安全と安心を守る最高責任者だ。
それが…

南スーダンのPKO日報が、
ないとか、あるとか変遷し、
「戦闘」と書かれているが、
法律上の「戦闘」を意味しない
などと、意味不明な受け答え。

この人が、防衛大臣では、やってられないと思っている自衛隊員は多いらしい。

単なるお飾りにするには、重い役職だ。

大臣としての資質や適材適所という配慮はなく、
安倍総理一番のお気に入りと言われる稲田氏を
最も目立つ閣僚に据えたのだろうが、
あまりに頼りない。

アメリカでご機嫌取りをして、上機嫌の安倍総理だが、
インフラ整備や大型雇用の約束などしてきてもらっては困るのだ。

今までもこれからも
アメリカと対等になれるとは思えないが、
日本は、いつまで「アメリカファースト」のままでいるのだろうか。

国内にも目を向け、適当な人事のつけが
国民の不利益をなることを感じてもらいたいものだ。

天皇退位

昨年、天皇陛下は、異例の生前退位のお気持ちをお示しになった。

高齢と体力不安を理由に早めに退位したいということを
言葉を選んでお話しになった。

それは、高齢のために公務にミスをすることがあるなどということが本当の理由ではあるまい。

私自身は、女性天皇制まで作って天皇制を維持することには、
懸念を持つ人間だが、
現天皇陛下が、先の大戦の日本の責任や
戦死者のために、アジアの各地をお詫び行脚をされたり、
震災の被災者をいち早く訪れ、励まされるなど
国民に寄り添い、日本の代表としての真摯な活動をされてきたことは、
今までのどの天皇よりも評価されていいと思う。

もちろん、年齢による無理がるかも知れないが、
天皇陛下の真意はそこではない。

今の安倍政権に対する絶縁宣言ではないか。

平和で安全な日本の国を、今戦争の出来る危険な国に導こうとしている現安倍政権に対する精一杯の抗議であったと
私は思う。
お言葉に涙した。

生前退位の検討をして欲しいというより、
今のままではいけないということを、その難しいお立場でおっしゃったのだ。
にも拘わらず、今は、一代のみの退位にするか、
恒久的な制度とするかの議論だけになっている。

もちろん、今の皇太子がもう57歳になられるのに、
このままでは、まだ天皇にはなれないなどの思いもおありだろう。

しかし、自分のことなどほとんど考えられる方ではない。
国民の幸福と国の将来を案じておられるのだ。

そんな天皇陛下の真意は全く無視して、
私は意見を言わないという姿勢を示している安倍総理。

ある意味命がけでおっしゃった天皇陛下の思いを
我々国民は、しっかりと受け止め、安倍政権の危険性を知らねばいけない。

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