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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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大阪市教育委員会は、桜宮高校の体育科の入試の中止を決めた。
しかし、1か月後に迫った入試の内容は変えずに
普通科として受け入れるという。

この決定を ベストの決定と橋下市長はのたまった。
体育科の募集を止めて 普通科にすることが、
体罰や自殺の撲滅と何の関係があるのか。

大阪市の教育委員長は、
「ただの看板の掛け替えだ」と反対した。

在校生に説明すると 高校に乗り込んだ市長だが、
どうして入試を中止するのか、
これからどのような対策を取るのかについては、
具体的に語られなかったと在校生たちは言っていた。

橋下市長は、元々教育委員会などいらないという主張をしており、
この機に乗じて 教育行政を握りたいと思っているだけである。

予算の執行をしないなどと脅し、
強権を発動することは、権力の濫用だろう。

自分の意に添わなければ、ぶっつぶすぞ!と脅迫しているのと同じだ。

今の教育委員会に組織としての問題点があるとしても
教育と他の行政は、分離されるべきであり、
その時々の執行者によって 振り回されてはならないのである。

すべてを私物化しようとしているのかと思ってしまう。
強権政治=恐怖政治になってはいないか。

自殺した生徒の本意も 在校生や受験生の思いも
すべて無視して 自分の政治姿勢だけを貫こうなどとする政治家を
本当に許していいのか。

橋下氏が共同代表となっている維新の会にも要注意である。

桜宮高校の保護者会や在校生、卒業生などが、もっと大きな声を上げて欲しい。
素晴らしい伝統も実績も 恩師もいるはずだ。
十把一絡げにして 生徒や受験生、いい先生までも連帯責任を取らせるのは、
まるで 戦時中の軍隊だ。

この男の本質が見えてきた気がする。

私は、大阪府知事に立候補した頃の橋下氏には、
とても期待していたが、地位が人を作ることもあるが、
人を勘違いさせることもある。
とても残念である。

政治家は、もっと大きな度量で 広い視野で
一番救うべきは誰か、何をすべきかを
冷静に判断出来なければならない。

自分の意に沿わないものを排除することは、
民主主義ではない。

「無理が通れば、道理が引っ込む」ということをしてはならない。

テーマ : 橋下徹 - ジャンル : 政治・経済

部活での体罰を苦にキャプテンが自殺した大阪市の桜宮高校。
橋下市長は、来年度の体育科の募集を停止し、
教員を総入れ替えしろと 語気を強めている。
予算執行も止めるとか、まるでいじめのような様相だ。
教育的視点や政治家としての思いやりが全くない。
議会が何も言わないのを見ると
本当の大阪の恥は、この行政ではないのだろうか。

体罰が許されないという問題と
今受験が目の前に迫っている子供たちの問題とは分けて考えるべきである。

スポーツの世界では、ある程度のスパルタは許されると思われている節がある。
われわれの世代では、先生からの体罰は日常茶飯事でもあった。
が、今回の自殺した生徒は、仲間の前で
その頬を30回くらい叩かれたとも言われている。

顔や頭を叩くということは、
その子のプライドも傷つけるし、
怪我をさせる危険性もある。
これは、体罰ではなく、暴力である。
その暴力教師のために
今受験を控えた中学生が、そのとばっちりを受けることはどうにも合点がいかない。

橋下市長は、
「これくらいの我慢が出来ない子供は、だめだ」などと言っているが、
教育現場や行政の問題は大人の問題で
子供たちに責任を負わせること自体、理屈にもなっていない。

一人の命の重さは、重大でしっかりと彼の思いを受け止めるべきだが、
部活も出来ない、新入生も入れないようなことを望んでいたわけではないだろう。

橋下市長は、いつも極端な政策を大声で唱えるが、
受験しようとしているこどもたちは、
ここ数日で決めたことではなく、
この高校の体育科に合格するために 常に部活も頑張ってきただろうし、
普通科とは受験科目も違うため、急に変更することは難しい。
私学の受付も来週だ。

田中真紀子氏が、大学の開校を唐突に取り消した時と変わらない。
一番影響を受けるのが、子供たちであることをなぜ考慮出来ないのか。

学校の体質や組織の改革は、
受験を取りやめなくても出来るはずだ。
当面、特別校として 第3者機関などで監督、指導していけばいいではないか。

一方、どこまでが指導で どこからが体罰かという問題がある。
強いチームを作り上げた教師は、まるでカリスマのように崇められ、
勘違いする教師がいることも事実だろう。
たとえば、高校野球の監督が教師だった場合、
その教師が異動したら途端に弱くなる学校もある。

少子化が進む現代、公立高校であっても
何かしら特徴が必要となる。
昭和の時代、先生から叩かれることは珍しくなかったが、
顔や頭を叩かれることはなかった。
今ではやらないうさぎ跳びをさせられたり、
土の上に正座をさせられたりしたが、それを体罰とは思わなかった。
それは、生徒なりに納得していたからだ。

お互いの信頼関係がしっかりしていれば、
生徒も納得出来るはずだ。
教師の愛情を感じる指導が、日常からなされているかどうかだ。
ある程度のつらいことや、厳しいことは必要だし、
それらを超えて強い人になって欲しいと思う。

あるテレビ番組で 高校野球のスパルタ先生の学校と
絶対に怒らない先生の学校を取材して放送していた。
怒らない先生の方が、優勝していた。
子供たちを伸ばす方法は色々あるのかも知れない。

橋下市長のしていることは、
単なる横暴で 未来に希望のもてる学校にするように
いかに知恵と力を出せるかを考えることが抜けている。
自分の力を誇示しているだけに見える。
在校生たちも 部活が出来ない、
中にはいい先生もいるだろうに
全員辞めさせるみたいな発言は、健全な政治家の言葉とは思えない。
大阪の子供たちがかわいそうだ。

テーマ : 気になるニュース - ジャンル : ニュース

広島県会議員の正木篤議員の解職請求の住民投票が告示された。

全国ニュースでは、
無免許運転で執行猶予の有罪判決を受けた議員とだけ報道しているが、
それだけ聞くと、
無免許運転ぐらいで と思われるだろう。

しかし、正木議員は、8年間にわたって無免許運転であった。
完全な確信犯なのである。
「ちょっと持って出るのを忘れました」というたぐいではない。
免許を持っていないのである。

正木議員が、県議選に出る時に
選挙前から毎朝辻立ちをしている姿に
支援の輪も広がり、多くの人が資金も出したと言われる。
その支援してきた人たちから
裏切られたという思いで 「辞職すべき」という声が上がった。

県議会でも 「辞職すべし」と議長が何度も勧告した。
しかし、本人は職を全うすると固辞した。

たかが無免許ではなく、全くの無免許で
8年間も自家用車を運転していた。
もちろん、県庁にも登庁していた。
公の立場であり、税金からその報酬が支払われている。
政務調査費なども含め、サラリーマンの平均年収の2倍以上も手にする。

地元では、解職請求のための署名運動が行われ、
あっという間に必要以上の署名が集まった。
この運動にも 多くのお金と人手がかかっているが、
住民投票には、6000万円の税金がかかる。

署名運動を進めていた地域住民も
署名がこれだけ集まれば、自ら辞職してくれるだろうと
期待していたが、本日告示となった。

議員は、そもそも我々市民の大事な税金が無駄に使われないように
チェックをする役目を持っている。
にもかかわらず、個人のためにこれだけの税金が使われることに
何も感じないのだろうか。
いや、なぜ、この期になっても辞職しない理由はなんなのか。

すでに お子さんは、転校しているというし、
家族にとっても針のむしろだろう。
辞められない理由に
黒い噂も飛び交っている。
住民投票の結果も見えていると思うが、
日本では、議員の解職請求の住民投票の実施は初だそうだ。

事件が発覚してからしばらくは、
マスコミが押し掛けるからという理由で
議会の欠席していた。
議員活動が出来ないなら 潔く辞職すべきだった。

たかが県会議員でも いろんなしがらみがあり、
清廉潔白な人などいないのかと思わせたことが最大の罪だ。

テーマ : 議員って? - ジャンル : 政治・経済

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