今、日本の政治を動かしてきた官僚の醜聞が次々と明らかになっている。
佐川元理財局長が、自身の訴追の可能性を盾に
証人喚問での証言を拒んだ。
森友問題だ。
不起訴が決まった今、もう一度、語ってもらったらどうか。
その動きはない。
加計学園問題で、柳瀬元首相秘書官が愛媛県職員に面会し、
「首相案件」と言ったとされる問題で、
柳瀬氏は、「記憶の限りでは」と逃げ道を作りながら、
会ってもいないし、言ってもいないと答弁した。
しかし、真実は一つで、相手方がある以上、あったことをなかったことには出来ない。
記憶がないで通すつもりなら、認知症の疑いありだ。
今は、会ったかも知れないと言い始めている。
会っていても、何ら問題はない。
多くの自治体が面会を求めて来るので、会って名刺交換くらいはしているかも知れないが、
面談というほどでもないので、記録は取っていない
とか、言えば良かったのに
なかったことにしようとすると、愛媛県側も証拠出しますとなる。
会ったことが問題なのではなく、
「首相案件」と言った問題なのだ。
もしかしたら、その言葉は使っていないかも知れない。
しかし、聞いた方が、そう受け取れるような言い方だったのかも知れない。
否定すればするほど、否定出来ない事実が暴露される。
昨日、辞意を表明した福田財務次官もそうだ。
セクハラ疑惑を否定したら、
音声データを出され、さらに被害記者の一人がテレビ朝日の女性だったことも暴露された。
前出の二人と違うのは、セクハラという程度の低い問題だということ。
音声を聞く限り、こういうエロ親父は、まだまだ多い。
セクハラという意識がまるでない。
品も格も何もない。
さらに許せないのは、
女性が接客する店に、恥ずかしいことにと言い、
言葉遊びと言ったことだ。
キャバクラやクラブなどの女性には何を言ってもいいと思っているのか。
そんな所へ行くことは、恥ずかしいことなのか。
一言二言言った時に、相手の女性が恥ずかしがったり、
嫌がったりする様子を見るのが好きな輩であろう。
だから、さらに発言がエスカレートする。
セクハラやパワハラなどのハラスメントを振りかざすことは好きではないが、
相手が不快に感じていることに気づいてやめなければいけない。
自分ではないと言い、訴訟すると言っても、
事実は一つなので、嘘の上塗りをすればするほど、
自分の首を絞めてしまう。
被害者が特定されなければ、追求のしようがない。
と宣った麻生大臣もアウトだ。
今回の官僚の問題を他人事のように
発言し、呼び捨てにし、
俺には分からんなどと発言。
無責任な態度に怒りさえ覚える。
安倍政権にとって、麻生大臣は要だと言った評論家がいたが、
こんなこれまた品も格もない人間が要だとは情けない。
ネット上では、記者がハニートラップをかけてハメタのではないかという意見もあったが、
この手の男は、自分から言うものだ。
今、報道機関にも女性が多い。
１対１で何か情報を得たいという思いはあろうが、
１対１は、避けるべきだろう。
そんな配慮をしなければならない現状なのだ。
官僚のトップの醜聞は、今後優秀な人材が、官僚への道を選択しなくなると
それはそれで、日本にとっての損失かも知れない。
政治家の緩みや驕りが、官僚にも影響していると思えてならない。
