27日、自民党の若手議員が開いた勉強会で
マスコミに圧力をかけるべき発言が相次ぎ、問題となっている。
作家の百田尚樹氏の発言などに端を発し、
マスコミをこらしめるのには、広告収入をなくさせるのが一番だ
経団連にお願いしてくれ
など
ヒートアップ。
百田氏にあっては、
「沖縄の二つの新聞はつぶさなければならない」
と発言し、
「あれは冗談だった」と言ってみたり、
「本当につぶさないといけないのは、朝日新聞と東京新聞と毎日新聞だ」
などと語気を強めている。
こんな偏った思いやりのかけらもなく、
人としての品性もない作家の作品を
私は、読まないし、買う気もない。
それでも彼は私人なので、何を言ってもいい(わけではないが)かも知れないが、
政治家は違う。
政治家は、公人であり、私的な勉強会であろうと
オフレコの発言であろうと、
誰かに聞かれることを意識して、公人としての品性、良識をもって発言すべきだ。
新聞、テレビなどの報道にイラつく総理を見て
自分たちも同じように言うことで、支援しているつもりなのか。
そもそも、一国の総理や政府与党が、報道機関に圧力をかけるような発言をしたり、
テレビへの出演に制限をかけたりすることは、
とても嫌な感じを受ける。
中国共産党と何ら変わらない。
一党独裁を許してしまった我々有権者の責任だ。
だから、今言うべきことは言わなければいけない。
自民党の勘違いによる横暴を許してはいけないのだ。
安保法案が、厳しいと見るや、国会の会期は延長するといいながら、
今国会で成立させるという。
成立ありきで、議論に重点を置く気がないのだ。
こんな危ない政治状況の時、昔なら学生が動いたものだがと思っていたら、
最近は、大学生がSNSを通じて、行動を起こし始めている。
国会の周辺に若者が集合し、
演説している姿を見て、
「まだまだ日本の若者も捨てたものじゃない」
頼もしささえ感じる。
そう、もし、集団的自衛権なるものが当たり前になると
遠くない将来徴兵制が現実味を帯び、
その対象となるのは、まさしく君たちなのだから。
黙っていてはいけない。
選挙権も来年から、18歳以上に引き下げられる。
若者たちよ
君たちの未来と命を託せるかをしっかりと見極めて欲しい。
年金の負担も、税金の負担、命の負担までも
君たちにかけられてしまうのだから