中国の肉加工工場のひどい有様が報道された。
正直「またか」である。
賞味期限切れどころか、青く変色した腐敗牛肉を
平気で加工している。
食品を扱っているという意識はないようだ。
この会社が、外資だったためにやり玉に挙げられたという見方もあるが、
そもそも中国人のモラルの低さは、国民性なのか。
毒入り餃子や、段ボール入りミンチ、
猛毒の農薬で汚染された野菜など
過去にも多くの問題が発覚している。
安全性を担保出来ない中国での生産に頼る日本の企業の姿勢にも疑問を感じる。
私は、基本的に中国産を信用していないので
野菜でも肉、魚でも中国産は買わない。
しかし、加工品は、その原材料の産地ですら分からないものが多く、
回避するのが難しい。
中国での製造の方が、大規模で安価だと言われているが、
すでに人件費は高騰し始め、安全性や信頼性と天秤にかけて
いかがなものであろうか。
食の安全は、そのまま健康被害へと繋がるのであるから
企業も政府ももっと重要視すべきだ。
どうしても中国での製造を続けたいのなら
現地工場に責任者を常駐させるべきで
不良率が高ければ、解約するという条件を入れるべきだ。
食品だけでなく、機械や部品などの製造でも
不良率は、10%を超えるという。
不良品による回収が発生すれば、
相当な金銭的負担が企業にはかかってくる。
そんなリスクの大きな国での製造は減らし、
多少コストが上がっても日本国内での製造を増やすべきだ。
そうすることで、雇用も生まれ、
経済活動も活発化してくる。
「安全と信用」という観点で見れば、
答えは出ているはずだ。