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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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土砂災害

広島市で大規模な土砂災害が起きて7日めとなった。

未曾有の大災害

安佐北区と安佐南区は、広島市の中でも人口の多い地区で
山を切り開いて作られた団地も多い。

しかし、今まで大きな土砂崩れなどはなく、
「まさか?」という気持ちだ。

すでに50人以上の死亡が確認され、
未だに生死の分からない人が40人近く。

広島県は、山すそに住宅地も多く、
土砂災害危険地区が、全国一多い県である。
ハザードマップは、綿密に作成され、各戸に配布されてはいるが、
想像以上の豪雨が、局地的に降って
さらにそれが真夜中では、避難のしようもない。

避難勧告が遅いなどとマスコミは、行政を叩くが、
被害地域に居住し、奇跡的に難を逃れた知人は、
「あの雷雨の中で逃げたら、そこで死んだかも知れない。
避難勧告が仮に3時頃に出ても、外に出られる状況ではなかった」と言っていた。

家ごと流されている所もあるが、
2階に上がって難を逃れた人々も多い。
避難の判断は、それぞれが置かれた状況や環境によって違うし、
行政の判断より、個人の判断が重要だ。

北海道の礼文島でも50年に一度の大雨で土砂被害が出ている。
日本中、どこでも起こりうる大雨の災害。
今までの経験やデータだけでは、対処出来ない。
雨雲や気象情報を常に気にしておきたい。

今回の広島の災害で、まだまだ避難生活を行っている中で
空き巣被害が出ている。
中には、警察を語って避難させて窃盗をするという者まで
日本人として、許されないことだ。

家族や住むところを失って悲しみや苦しみの中にいる人に対して
あまりに非情な輩だ。
断じて許せない。

また、ネットでいかにも避難している本人のような書き込みで
物資を送るようにアップし、拡散をしているものなどが目につく。
実際には、流通が止まっていないので
多くの物資が、市内、県内の企業から無償提供されている。
個人や団体で不特定に送られると
その荷物の受け取りや仕分け等に人出を取られ、
保管場所も必要になる。

阪神大震災の時も、東北の震災の時も
個人から送られてきた古着などが、最後まで処分に困っていた。

何かしたいという気持ちは、
義援金の方が良いだろう。
全国のテレビ局や新聞社などでも受け付けている。
広島市のホームページに受付の案内もある。

天候が不安定で、時折激しい雨も降って
捜索は難航しているが、一日も早い復興を願う。

捜索に携わっておられる多くの方々に感謝し、
安全を願っている。
「まんだらけ」が、鉄人28号の人形を盗んだ犯人(とされている)の防犯カメラ画像を
ホームページに載せ、12日午前0時までに返還されなければ、
顔のモザイクを外して公開するという警告文を発信していた。

くだらないワイドショーなどで
脅迫にあたるとか、プライバシーの侵害だとか、
名誉棄損だとか物議になっていた。

結果としては、警視庁からの指導もあり、
モザイクは外さないままでの公開となっている。

法治国家においては、「自力救済」は禁止されている。
つまり、報復や敵討ちなどは出来ないのだ。
それは、司法警察官を始めとして、司法(国家)が、
行うことが前提だからだ。

しかし、現状は、万引き犯の検挙は、2割にも満たないと言われ、
検挙されても、執行猶予になり、盗品が返還されることもほとんどない。
それでは、被害者は盗られ損である。

書店やコンビニ、今回のようなおもちゃや駄菓子屋、
スーパーマーケットに至るまで、万引きの被害は大きい。
売上の2割近くを万引きされているという社長さんもいた。

万引きの被害で経営が成り立たなくなって廃業に追い込まれた商店も少なくないのだ。
「万引きは犯罪です」というステッカーを見かけるが、
りっぱな窃盗であり、
もし、店員が追いかけてきてケガをしたら、
強盗あるいは、強盗致傷という更に重い罪となるのだ。

面白半分や盗品で儲けようとする輩もいよう。
だが、その行為で生活を奪われることもあるのだ。

警察が、すぐに逮捕して盗品を取り返してくれれば、
お店もこんな行動に出る必要はなかった。

今回の一件は、カメラ画像の人物が、
本当に犯人なのかは分からない。
(お店は、確認しているようだが)
警告することで、抑止を狙ったのではないか。

そもそも万引きという違法行為を行った者のプライバシーや名誉が、
真面目に商売している人の損害よりも重いのだろうか。
「自力救済」を許してしまっては、無法国家になってしまう。

しかし、窃盗被害者の悲鳴をもっと受け止めて
警察ももっと、検挙に努めるべきだ。
一番の抑止はそこだ。

今回の画像の主は、結構いい歳のようだし、
真面目に生きろ!と言いたい。
今すぐ、自主して返却しなさい!

遊び半分で万引きする少年たち、
多くの人の生活を奪う大罪だと知りなさい。

かつて、スーパーで働いていた時、
万引き犯は、懲りずに何度もやって来るが、
なかなか捕まえることが出来なかった。
何度も同じ店に平気でやってくることに驚いた。
「出来心で、ごめんなさい」と言って
許される時代ではない。
窃盗犯ももっと重い罪にするしかないのかも知れない。
004_convert_20140807114939.jpg
1945年8月6日午前8時15分
広島に人類初の原子爆弾が投下された。

いつもと同じ暑い夏の朝。
人々は、いつもと同じ生活をしていた。
会館が開くまでその前の石段に座っていた人は、
一瞬の光にその身体が溶けたのか、消滅したのか、
その影だけが、この原爆ドームの石段に残された。

学校の校庭で作業始めようとしていた小学生や中学生が、
大きな光に吹き飛ばされ、焼けただれた。
吹き飛ばされたガラスが身体に突き刺さった。
赤ん坊を助けようと抱きかかえたまま息絶えた母親。

水を求めて川へ入り息絶えていく人々。
爆風と火災。
何が起こったのかも分からぬまま、痛みと苦しみが襲う。
やがて真っ黒な雲が覆い、黒い雨が降る。

あれから69年。
43年ぶりの雨の平和祈念式典が開催された。
8月6日の広島は、それだけ雨の降らない日なのだ。

広島以外から訪れる観光客が口にする。
「良かったですね。原爆が落ちた所はこんな広い公園だったんだから」と。
それは違う。
今平和公園として整備されているこの公園は、
中島町という広島一の繁華街だったのだ。
それが、跡形もなく焼野原になったのだ。
その地域を公園として残しているのだが、
現在の人からは、元々の緑地だと思われるらしい。

6日に行われた祈念式典には、安倍総理やケネディ駐日大使も参列した。
ケネディ氏は、献花もしなかった。

安倍総理の演説は、いつもと違って用意された文章を読み上げるだけのものだった。
集団的自衛権の容認の閣議決定などのこともあり、
もっと、自分の言葉でメッセージを送るべきだと感じた人は少なくないだろう。

核廃絶を訴えても、国際社会では、持てる国と持たざる国になっているだけで、
持っている国が、核兵器を放棄しようとはしない。
それが、本当に抑止力になるのだろうか。

第一次世界大戦が開戦されてから、今年で100年になる。
来年は、日本にとっては、終戦から70年になる。

イスラエルやウクライナなど、紛争は今も続く。
多くの罪のない人々が戦火に巻き込まれ、
その命も人生も奪われてしまっている。
同じ人間の手で

小さな地球上で同じ人類が、科学の力で戦争をすれば、
多くの命を短時間で奪う。
動物たちも殺し合う(生きるために)が、大量殺戮はしない(出来ない)。

人間には、知恵や理性があるのだから、
もっと、紛争しない方法を導きだせるのではないか。

戦争は、過去の歴史をみても、何らかの利害、つまり自分のために
他の物を奪ったり、他者を排除するためのものがほとんどだ。
命より重いもの、尊いものはない。
そんな無益な争いの結果、人類は滅亡へと向かうのだろう。

戦後、69年戦争とは無縁だった日本も
武力行使へと向かおうとしている。
子や孫、子孫に平和で豊かな社会を残すことが、
今の我々の責務であるはず。

人種や国に関係なく、
人に対する思いやりや、譲る気持ちを持てば、争い事はなくなるのではないか。

人が二人以上集まれば、必ず争い事が起こると言われるが、
それを解決できるのも人の知恵と力だ。

「広島の原爆の日」は、残念ながら広島以外では、あまり大きく意識されていない。
この日を「平和を考える日」として、世界中の人考えてもらいたい。

そんなことを思った8月6日である。

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