今上天皇の誕生日を前に会見が行われ、平成天皇として最後のお言葉が伝えられた。
天皇陛下の
「平成という時代が、戦争のない時代で終えることに安堵している」
というお言葉にその重さを感じる。
先の大戦で亡くなった人々や皇后陛下への思いを語られるときには、
涙声になられていた。
皇太子時代から、沖縄に足を運び、沖縄に心を寄せて来られたことも周知だ。
アジア諸国への慰霊の旅も災害地への慰問も
かつての天皇にはなかったことで、天皇陛下が、
国民の象徴として出来得る最大限の行動をされたと思う。
平和を愛し、恒久的な平和を望んでおられるのだ。
現政権が、戦争をし易い方向へ進んでいたり、
憲法改正を叫んだり、
軍需産業を進めようとしたり、
IWCを脱退したり、
いつか来た道を歩き始めているのではないかと
危惧されているのだろう。
天皇陛下の思いを受け止める気のない安倍総理。
皇太子には、今上天皇の思いを継いで頂きたい。
近代で最も素晴らしい天皇陛下であったのではないだろうか。
皇室廃止論者である私でも、こういう天皇陛下ならあってもいいのではと思う。
国民に寄り添う天皇。
これからもそうあって頂きたい。