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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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岸田総裁誕生

9月29日、自民党に総裁に岸田文雄氏が選出された。

今回の総裁選には、4人の立候補者。
前回と比べると、女性候補が2人いたり、
活気が感じられる選挙となった。

もちろん、自民党の総裁を決める選挙なので、
自民党員でない人には、投票権もないし、
関係ないと言えば、関係ない。

しかし、実質、総理大臣になる人である。
マスコミも世間も興味津々だ。

当初から、岸田氏は、今回は必ず勝つのだという気概を見せていた。
いつもひ弱な印象だった岸田氏が、
今までにない強気な姿勢を見せた。

一方、下馬評の高かった河野氏は、
政策論争の場でも、声を荒げるなど、
批判されることも多かった。
小泉進次郎氏や石破氏の支援も空しく、
2位に甘んじた。

今、総理大臣になることは、本当にいいことなのか。
まだまだ、コロナとの闘いや医療の整備が必要であり、
コロナ対策で湯水のように使った税金を
どう取り戻し、経済を復活させるのか。
その課題は多く、責任は重い。

総選挙で負けたら、総理の座を追われるかも知れない。
こんな時でなければ総裁にはなれなかったのか。

誠実で真面目と言われる岸田氏。
安倍元総理や麻生副総裁の意向をどれだけ排除出来るだろうか。
岸田カラーを出せれば、立派なものだ。

菅政権で大臣をしている面々は、岸田内閣に残留出来る人はほとんどいないだろう。
コロナ対策も一旦途切れるのではと心配だ。

相応しい面子だったかは別として、
男性2人、女性2人、しかも前回より若い立候補者。
メディアに出て政策論争が行われて、全体的に活気があった。

昨年の総裁選よりも良かった。

これからがスタートだ。
今までの自民党と同じなら、岸田氏の政権も長くは続くまい。

菅総理辞任

当初、自民党総裁選挙への出馬に意欲を見せていた菅総理が、
出馬しないと表明。

急に総裁選挙の様相が変わってきた。

珍しく、強い主張をしていた岸田氏は、菅氏相手なら十分勝てると踏んでいた。

ところが、菅氏が不在。
他は、早くから立候補表明した高市氏。
まだ、正式ではないが、河野氏。
ここらとの闘いとなる。

今まで若手や地方議員からの人気が高いと言われてきた石破氏は、
どうやら不出馬のようだ。
石破氏は、菅氏で続投すべきというような発言をしていたり、
どうにも煮え切らなかった。
ここへ来て河野氏を支持するらしいという。
もう石破氏には、今後総理の目は無くなったと言っていいだろう。

安倍前総裁や麻生氏は、高市氏を応援するという。

高市氏は、安倍氏が出ないなら私がやったろうじゃないかと
出馬を決めたことは、なかなかの”男気”だ。

しかしながら、彼女に日本初の女性総理になるだけの資質、
器はない。
ただ、安倍氏とは、近い思想を持ち、日本会議のメンバーでもあり、
かなりの右傾思想の持主だ。

あら、稲田女子じゃないのね?と思ってしまったが。

野田聖子氏は、元々女性総理を目指すと言っていたのだから、
出馬したいと名乗り出たのは頷ける。
厳しいだろうが…

菅総理は、1年前、安倍総理が突然の辞任で、
残りの任期を務めるリリーフでの当選だった。

元々、国のトップになるべき人ではなかったのに
自民党が、まあ菅で行けだったのだ。

このコロナ禍の対応の後手後手感は、
菅氏でなくても同じだったかも知れない。
そういう意味では貧乏くじだった。

菅氏の失策は、コロナの感染が続いている中でのGOTOトラベルを開始し、
緊急事態宣言下でオリンピックの開催をしたことだ。
オリンピックを開催した首相になりたかったのか。

やはり、国民に外出自粛を訴えながら、
一方ではお祭りを開催するという矛盾が、
国民へ何も響かなくなっていた。

菅氏の大きな勘違いは、
人望があったわけでもないということ。
コロナと国民を甘く見ていたことだ。

自分が総裁になって、菅政権が続くと本気で思っていたのか。

現実を伝えて、退陣を進言した小泉進次郎氏。
やっと現実を知ったのではないか。

今の政権内部にいない岸田氏は、菅政権の失策を指摘し易いが、
以前は、岸田氏を支援すると言っていた安倍氏の裏切りに
苦戦か。

自民党の内部の話だが、それが日本のリーダーになってしまう。

日本の総理を国民の直接選挙で決められるようになって欲しいものだ。

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