9月29日、自民党に総裁に岸田文雄氏が選出された。
今回の総裁選には、4人の立候補者。
前回と比べると、女性候補が2人いたり、
活気が感じられる選挙となった。
もちろん、自民党の総裁を決める選挙なので、
自民党員でない人には、投票権もないし、
関係ないと言えば、関係ない。
しかし、実質、総理大臣になる人である。
マスコミも世間も興味津々だ。
当初から、岸田氏は、今回は必ず勝つのだという気概を見せていた。
いつもひ弱な印象だった岸田氏が、
今までにない強気な姿勢を見せた。
一方、下馬評の高かった河野氏は、
政策論争の場でも、声を荒げるなど、
批判されることも多かった。
小泉進次郎氏や石破氏の支援も空しく、
2位に甘んじた。
今、総理大臣になることは、本当にいいことなのか。
まだまだ、コロナとの闘いや医療の整備が必要であり、
コロナ対策で湯水のように使った税金を
どう取り戻し、経済を復活させるのか。
その課題は多く、責任は重い。
総選挙で負けたら、総理の座を追われるかも知れない。
こんな時でなければ総裁にはなれなかったのか。
誠実で真面目と言われる岸田氏。
安倍元総理や麻生副総裁の意向をどれだけ排除出来るだろうか。
岸田カラーを出せれば、立派なものだ。
菅政権で大臣をしている面々は、岸田内閣に残留出来る人はほとんどいないだろう。
コロナ対策も一旦途切れるのではと心配だ。
相応しい面子だったかは別として、
男性2人、女性2人、しかも前回より若い立候補者。
メディアに出て政策論争が行われて、全体的に活気があった。
昨年の総裁選よりも良かった。
これからがスタートだ。
今までの自民党と同じなら、岸田氏の政権も長くは続くまい。