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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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闇営業の闇

最近になって4年前や3年前の闇営業で
吉本興業をはじめとしたお笑い芸人が、謹慎処分や、
契約解除になった。

4年前に参加した宴会が、詐欺グループの宴会であったと写真週刊誌にスクープされた。
そこでギャラを受け取っていないと説明していたが、
後に受け取っていたと白状することになった。

その中には、有名芸人もおり、
大変な衝撃となった。

仲介人となったカラテカ入江は、解雇となった。
彼は、多くの人脈があることを自慢していたが、
その中には、怪しい人物がいたのも周知であったようだ。

吉本興業は、島田紳助が、暴力団と親密な関係だと暴露され、
彼は、芸能界を引退するという事件後、
コンプライアンス遵守に務めてきたという。

吉本興業には、約6000人の芸人がいる。
しかし、その多くは、マネージメントされることもなく、
劇場に出演しても数百円しかもらえず、
月収3万円~5万円という芸人が、ほとんどだという。
もちろん、それでは暮らせないので、アルバイトを掛け持ちし、
知人などの紹介の仕事を受ける。

直接受ける仕事を闇営業という。
決して、反社会勢力への営業をいうのではない。
闇営業は、直接ギャラが受け取れるし、全額自分のものだ。
例えば、10万円のギャラで2人のコンビだった場合、
吉本興業を通すと、その半分は、会社が取り、
5万円を2人で分けるが、更に源泉徴収されるので、
1人2万円余ということになり、
半額以下だ。

そもそも吉本興業は、芸人と書面による契約書を交わしていない。
社員というわけでもないので、基本給もない。

今回の問題は、闇営業の問題と
反社会勢力との接触とは別問題とすべきだ。

闇営業がダメだとすれば、食べられない芸人が増えるだけで、
根本的な解決ではない。
禁止するなら、食べられる保障をすべきだろう。

2011年に暴力団排除条例が各地で施行され、
暴力団との接触を禁じ、
利益供与などは、許されない。
暴力団も最近は、分かりにくい姿になっているし、
詐欺グループは、暴力団ではないので、
普通の会社、団体にしか見えない。
それが分からなかったとしても仕方ないだろう。

しかも、過去のことで処分されるのもどうかと。
過去を売って儲ける輩もいるということだ。
写真や動画は撮らせないように。

コンプライアンスは、吉本興業自体に問われているのではないか。

芸能界もスポーツ界も
元々興行であり、
興行は、ヤクザの範疇だった時代もある。
地元を仕切るという意味ではやくざな世界だったようで、
興行の始まりは、山口組とも言われる。

いつも思うことだが、これが彼らにとって、失敗の一つだとしても
反省して、もう一度芸人として生きていける社会であって欲しい。


外交下手

今週末、大阪でG20の会議が開催される。

交通規制が、広く行われるため、
関西圏での物流は、かなりの影響を受ける。

早くから、商品や物品の配送に影響が出るため、
配達日の確約をしないように、先週くらいからお達しが出ている。

本来なら、先進国の20国が一同に会すわけで、
環境問題や米国の自国主義に起因する国際問題を
しっかりと議論し、
世界平和に向けての建設的議論が行われることが望ましい。
その機会でもある。

ここで、日本が議長国として、どう采配するかに期待出来るかと言うと、
大きな疑問符だ。

安倍総理は、イランへ米国との仲裁役として訪問したが、
何ら結果は出せなかった。
イラン側は、トランプ大統領と会う気はないとはっきりと言った。

24日、アメリカは、イランに対して、大規模なサイバー攻撃を仕掛けた。

22日、イランへの軍事攻撃を10分前に停止させたなどと主張。
いつでも攻撃出来る体制にあると、トランプ大統領は強気だ。
これらは、来年の大統領選挙に向けてのアピールとも見られている。

イランとこじれると困る日本。
存在感を示すべく訪問した安倍総理だったが、
今までどの外交でも成果のない安倍さんには、
当然のごとく、成果は出せなかった。

トランプ大統領との蜜月は見せても、
他の国との関係は悪くなることはあっても、
良くなってはいない。

中国、韓国、北朝鮮など隣国との関係は悪化の一途だ。
米国とは、蜜月だと言っても、
関税問題を参議院選挙後にしてやると言われただけで、
主導権は取られたままなのだ。

安倍政権は、長期政権だが、果たして、何か成果はあったのか。

今年の秋、消費税は増税されるだろう。
増税を実現した総理にはなるだろう。
アベノミクスも成果を感じるものはない。
最低賃金は、上がった。

この秋から、保育料の無償化などの大盤振る舞いが始まる。
ただより高いものはない。

年金問題も火消しに躍起だが、
グリーンピアや年金会館などに、多くの保険料を充てて、
水の泡にしてしまったのは、自民党政権だ。
数千億円が消えた。
その責任も取らないのだから、保険料上げる、給付金下げるなど
国民に限りない負担を強いているのだ。

内政も外交も本当は、これといった成果はなく、
ただ長いというだけだ。
長期政権にあぐらをかき、
官僚までもが、政府への忖度。
政府の気に入らない報告書は出せないのだから。

無料化と言えば、任期が上がると思っている。
無策は、棚に上げたままだ。

イラン訪問は、世界中から外交下手と言われてしまった。

G20で、果たしてリーダーシップを示せるか。
金融審議会の報告書に95歳まで生きるとしたら、
年金だけでは暮らせず、その不足は、2000万円という試算がされた。

これを巡って、野党は、「100年安心はどうなった」
と追及し、
政府は、そんなことを認めてはいない、誤りだとして、
麻生財務大臣は、この報告書を受け取らないという。
だから、この報告書は存在しないのだと
わけの分からないことを言っている。

2000万円という数字にますこみも食いついているが、
それは間違いだ。
よくよく読めば、厚生年金を受給する夫婦の試算であって、
国民年金のみの人は、もっと不足する。

その試算は、不足額3500万円以上になる。

そもそも年金の受取額は、どんどん減額されており、
多くの人は、年金だけで暮らせないことを薄々は分かっている。

今現在、年金を受給している人は、
かなりの高額で、年金で十分に暮らせるひとも多い。
しかし、今後は、減っていく一方で、年金頼みは難しいのだ。

「100年安心」
なのは、その額や生活ではなく、
年金制度は、続けるということだ。

95歳まで生きるという前提で、
退職金の運用などを促すための報告書であるとも言われる。
今や、退職金のない会社や職種もある。
運用に失敗したら、更に厳しい状況になる。

介護施設に入るにしても
多くのお金が必要だ。

ようは、長生きしてはいけないのだ。

その昔は、頑張って働いて、保険料を滞りなく納めていれば、
定年時には、多額の退職金がもらえて、
年金も十分な額がもらえる。
再就職しなくても十分に暮らせたのだ。

頑張る意味があった。

しかし、今では非正規雇用も増え、
退職金もなく、年金額も少額、
さらに、支給年齢もどんどん繰り下げられている。

今の若い人たちが、
「どうせ、自分たちに年金はないから」
と保険料を納めたがらない。
さもありなんで、
積み立て方式であれば、自分の納めた額が保証されるが、
あくまで、保険という考え方で、
相互扶助であり、もらえないこともあるものなのだ。

老後が保証されないことを認めると、
選挙に勝てないからと、火消しに躍起の政府自民党。

待てよ、あんたちが当選することが最重要課題ではない。
これも国難なのに、避けて通ろうとすることは、
国民に対して、誤魔化そうとしているとしか思えない。

年金だけで暮らせないことは、重々分かっていることだが、
老後の不安に対して、どう対処し、
提案をしていくか、
そのための報告書ではないか。

内容が気にいらないとか、
選挙にマイナスだとか、
そんなことで受け取らないとか、
そんなことをしているから、
結果ありきの政府に都合のいい報告書を出すようになってしまったではないか。

こんな政権には、もううんざりだ。

高齢者による自動車事故がクローズアップされている。

主には、ブレーキとアクセルの踏み間違いが原因のようだ。
以前にも書いたが、高齢者は、マニュアル車にすべきだ。
更に、70歳以降は、毎年免許の更新とし、
シュミレーターを使って、事故を発生させ、その対応や反応を数値化して、
免許更新の条件にすべきだ。

事故を起こしているのは、高齢者だけではなく、
年齢別に見れば、10代、20代の方が、事故件数は多い。
しかし、高齢者は、事故が起きた時の判断が遅く、
大きな事故になっていることが多いのだ。

交通事故と並んで、最近気になるニュースは、
あの川崎での小学生などを切りつけた事件。
50代の男が、いきなり背後から、子供たちを切りつけるという何とも理不尽で許し難い事件だ。
しかも、本人は、自殺して、被害者やその家族には、やり場のない怒りや
悲しみが日々大きくなっている。

この犯人は、子供の頃、両親が離婚し、
伯父の家に引き取られ、寂しい日々だったと言われる。
引きこもりだったことが、注目された。
自身の辛い生い立ちを考慮しても
だからと言って、抵抗出来ない子供たちに刃物を振り下ろすこととは結びつかない。
引きこもりだからというのも、勝手な決めつけだ。

もう一つ、元官僚が、ひきこもりの息子を刺殺した事件。
こちらも引きこもりの中年ということが、注目された。

44歳にもなって、オンラインゲームに夢中で、月30万円もの費用を80代の父親に払ってもらっていた。
母親のことは、よほど気に入らなかったのか、
子供の頃から反抗し、殴ったりしていたという。
逮捕された父親にも、多くのあざがあり、
暴力を振るわれていた。

仕事もせず、引きこもり、親に暴力を振るう息子。
親として、自分の手でケリをつけようとしたのか。

ひきこもりという言葉がクローズアップされて、犯罪者予備軍のような発言は慎むべき。

ただ、なぜ引きこもりになってしまうのか、
40歳や50歳になって突然ではないだろう。

子供の頃いじめや社会人になってからの挫折など
様々な原因がある。
他人との関わりが苦手になり、避けるようになる。

親は、腫れものに触るようになり、
世間に知られたくないとも思うのだろう。

親が下手に出ていることをいいことに
親を支配するかのごとくの息子。

全ての引きこもっている人がそうではない。

注目すべきは、中高年の引きこもりは60万人以上と言われているが、
そのほとんどが男性だということだ。

女性でも人付き合いが苦手な人はいるが、
中年の引きこもりは男性よりもかなり少ない。
その辺にも何か解決法があるのではないか。

不登校や引きこもりが、社会現象であったり、
適応障害やパニック障害という病名をつけることで、
逃げにしてはいないか。

事件や事故が多発した時に、何かの型に当てはめようとすることは危険なことだ。

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