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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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年始驚きのニュースが流れた。

前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告が、
国外に逃亡し、レバノン入りしたというニュースだ。

8日夜、ゴーン被告が会見を行うということで、
その発言に注目した。
が、その内容に爆弾発言的なものはなかった。
告発は、日産と日本政府とのクーデターだと主張。
事前には、日本政府関係者の名前を挙げると言っていたが、
それについては、名言を避けた。
日産の元経営陣の名前を挙げたが、それは、周知のことだ。

日産の建て直しにゴーン氏が、大きな力を発揮したことは誰もが理解している。
しかし、当初、ゴーン氏も10年で日本人に戻すと言っていたにも関わらず、
20年近くも君臨。
その間の報酬の高さにも、日産関係者でなくとも首をかしげる。
そこへ、ルノーとの統合を進めようとするなど、
日産側の危機感や嫌悪感が高まったと思われる。

3件の起訴内容が、本当に違法性があるか、
有罪に問えるかは、疑問な点もあるが、
何を言おうとも、違法に国外逃亡したという犯罪行為だけははっきりとしている。

これによって、15億円の保釈金は没収されるという。
我々庶民には、信じがたい金額だし、
それを棒に振れるほど金持ちだ。

お金さえあれば、逃げ得というのだけは、許されるべきではない。

会見で、自分は無罪で、十分な証拠もあると言っている。
それなら、裁判の場で主張すべきではないか。

映画のような逃亡劇は、かなり前から計画され、
シュミレーションも行われていたようだ。
弘中弁護士が、クリスマスイヴに妻のキャロル氏とテレビ電話で話して
実行を決意したのではないかと言っていたが、
それよりもずっと以前からの計画のようだ。

今回、弁護団は、辞任の方向だが、
ゴーン氏の監督すべき弁護団の責任は大きい。
さらに違法に出国したのに、
その気持ちは分かるなどと発言。
どこかで、逃亡を図るのではないかと思いながら、
緩い扱いをしていたと思われる。
推定無罪だからと言われても、保釈条件を無視していいわけではあるまい。

日本の司法制度を批判していたが、
日本の法律の中で経済活動し、そこで多額の報酬を得てきたわけだから、
一片だけを批判するのは、自分の都合のいいとこ取りである。

レバノンが日本にゴーン氏を引き渡すことはないかも知れないが、
国際手配犯として一生を過ごすつもりだろうか。
日産が、数億円をかけて用意したと言われる自宅で。

ゴーン氏の大ナタでリストラされた多くの元日産社員の人たちは、
どんな思いでこのニュースを見たのだろうか。

オウム事件は

7月6日、オウム真理教の教祖松本智津夫を始めとした7人の死刑囚の死刑が執行された。

同日に7人の死刑執行は異例だ。

これは、少し前から準備されていた。
死刑囚をそれぞれの拘置所に振り分けていた。

同じ拘置所で多くの執行は出来ないからだろう。

松本死刑囚は、東京地裁で死刑判決を受けて以来、
控訴することもなく、
ほぼ何も語らず、逮捕から23年が経過。
意思の疎通が出来ない状態と言われていた。

前代未聞の無差別テロ。
松本サリン事件
地下鉄サリン事件
死者 29人
負傷者 6500人以上

今も後遺症に苦しんでいる人が多数

なぜ、オウム真理教は、テロ集団となったのか。

この事件から、洗脳とか、マインドコントロールという言葉が一般的になった。

今回死刑執行された幹部を始め、
多くの信者は、優秀で頭もいい人
そんな人が、なぜ、そう簡単に洗脳されるのか。
洗脳された子供を取り戻そうと教団と戦った親たち。

無差別テロ集団の中枢になっていく。
そこのどんな心理があるのか。

今でもまるで分からない。

オウム真理教自体は、解体されたが、
アレフやひかりの輪などに分裂し、今でも存在している。

尊師を失い、何らかの報復に出るのではという見方もあるが、
かつてほどの強さがあるのだろうか。

政治的な事情により、今回この大量執行になったのだろうが、
遅いと思う人、
まだ終わっていないと思う人
色々だろう。

私は、死刑廃止論者ではない。
死刑という極刑は必要だと思っている。

それが抑止力にならず、
死刑になりたいからと無差別殺人を犯すバカ者もいる。

松本死刑囚は、本当に精神を病んでいたのか。
わざとしていたのか。
今となっては分からない。

カルト教団と言われる宗教団体は、
日本国内にも多数存在する。

誰でも、何かに頼ったり、守ってもらいたいという欲求はある。
そういう意味での宗教の役割はあるはずだ。

しかし、洗脳を利用して犯罪行為をさせる。
あってはならないことだが、
世界中を見ても、宗教がらみの犯罪行為は多い。

自分の意思がなくなって、善悪の判断が変わるのか。

オウム事件が、我々に投げかけた多くの問題も
まだまだ解決されてはいない。
東京都知事選挙の公示が来週に迫った中、
昨日(6日)小池百合子氏は、正式に都知事選に立候補することを表明した。

立候補の意向を示してから、
自民党都議連会長の石原氏との会談がなかなか実現出来ず、
やっと会談しても
参議院選挙後に結論を出したいと先送りされた。

自民党は、元岩手県知事の増田氏の擁立を模索し、
こちらに推薦を出す予定で動いていることは明白で
参議院選挙後まで待っても情勢は変わらないと踏んで
小池氏は、孤立無援でも立候補すると決めた。

パラシュートなしで飛び降りる
と言っている。

ある意味潔い。
彼女の作戦勝ちとなるかどうか。

同じ女性として、羨ましくもある。

以前から思っていることだが、
政治家には、男性より女性の方が向いている。

なぜなら、男性はしがらみに弱い。
世話になったとか、友人の友人だとか。
その点、女性はクールだ。
昨日まで仲が良くても、今日切ることもあっさりと出来てしまう。

小池氏の発言にも
しがらみのない
を強調していた。

このしがらみとは、党のことでもあり、
利害関係人でもある。

今までの彼女の政治家人生を顧みても
絶妙なタイミングで行動を起こしている。

一時は、初の女性総理という声もあった小池氏だが、
安倍内閣からは冷遇され、
今後閣僚などの道もない。

最後の賭けにうって出たのだろう。
ここでもし負けても本望
くらいの気持ちだろう。

一方で、自民党都連や男性陣の煮え切らない態度は、
女性からは、ダメ男集団に見える。

東京都民でない私には、1票も投じることは出来ないが、
支援や推薦が得られなくても、私は戦う
という度胸には、拍手を送りたい。

公約の中に、待機児童問題や介護問題などで東京独自の政策などを出してもらいたかった。

SNSで増田氏には華がない…と書かれていた。

東京都知事は、国の代表のような存在でもあるから
「華」は必要かも知れない。
「まんだらけ」が、鉄人28号の人形を盗んだ犯人(とされている)の防犯カメラ画像を
ホームページに載せ、12日午前0時までに返還されなければ、
顔のモザイクを外して公開するという警告文を発信していた。

くだらないワイドショーなどで
脅迫にあたるとか、プライバシーの侵害だとか、
名誉棄損だとか物議になっていた。

結果としては、警視庁からの指導もあり、
モザイクは外さないままでの公開となっている。

法治国家においては、「自力救済」は禁止されている。
つまり、報復や敵討ちなどは出来ないのだ。
それは、司法警察官を始めとして、司法(国家)が、
行うことが前提だからだ。

しかし、現状は、万引き犯の検挙は、2割にも満たないと言われ、
検挙されても、執行猶予になり、盗品が返還されることもほとんどない。
それでは、被害者は盗られ損である。

書店やコンビニ、今回のようなおもちゃや駄菓子屋、
スーパーマーケットに至るまで、万引きの被害は大きい。
売上の2割近くを万引きされているという社長さんもいた。

万引きの被害で経営が成り立たなくなって廃業に追い込まれた商店も少なくないのだ。
「万引きは犯罪です」というステッカーを見かけるが、
りっぱな窃盗であり、
もし、店員が追いかけてきてケガをしたら、
強盗あるいは、強盗致傷という更に重い罪となるのだ。

面白半分や盗品で儲けようとする輩もいよう。
だが、その行為で生活を奪われることもあるのだ。

警察が、すぐに逮捕して盗品を取り返してくれれば、
お店もこんな行動に出る必要はなかった。

今回の一件は、カメラ画像の人物が、
本当に犯人なのかは分からない。
(お店は、確認しているようだが)
警告することで、抑止を狙ったのではないか。

そもそも万引きという違法行為を行った者のプライバシーや名誉が、
真面目に商売している人の損害よりも重いのだろうか。
「自力救済」を許してしまっては、無法国家になってしまう。

しかし、窃盗被害者の悲鳴をもっと受け止めて
警察ももっと、検挙に努めるべきだ。
一番の抑止はそこだ。

今回の画像の主は、結構いい歳のようだし、
真面目に生きろ!と言いたい。
今すぐ、自主して返却しなさい!

遊び半分で万引きする少年たち、
多くの人の生活を奪う大罪だと知りなさい。

かつて、スーパーで働いていた時、
万引き犯は、懲りずに何度もやって来るが、
なかなか捕まえることが出来なかった。
何度も同じ店に平気でやってくることに驚いた。
「出来心で、ごめんなさい」と言って
許される時代ではない。
窃盗犯ももっと重い罪にするしかないのかも知れない。
13年前に起きた光市母子殺害事件の「死刑」が確定した。

13年という長い年月を考えると 被害者遺族である本村さんの気持ちは幾ばくかと。

この事件は、多くの問題を社会や司法に投げかけた。
当時、加害者は、18歳と30日。
18歳以下は、少年法によって「死刑」判決を受けることはない。
18歳になったばかりの加害者を 少年法で保護するべきか、
ということと
2人の被害者で「死刑」と出来るか。
それ以上に 問題を投げかけたのは、
被害者の司法参加だ。

それまで 被害者やその遺族が、思いや感情を裁判で述べる機会はほとんどなかったし、
日本の憲法では、加害者の人権に配慮して、
「疑わしきは、加害者の利益に」と
限りなく、黒に近いグレーでも 無罪とされてきた。

被害者やその遺族への配慮は、ほとんどなかったのである。
日本は、法治国家であり、自力救済は、禁止されている。
仇討は出来ない変わりに 司法が裁くということを考えると
もっと 被害者感情に配慮すべきであったはずだ。

それが、ずっと置き去りにされてきた。
この裁判で 本村さんは、
「今すぐ無罪にして社会に出して下さい。僕が殺しますから」と
会見で言っていた。
多くの遺族の気持ちだろう。

殺された妻と娘の遺影を傍聴席に持ち込もうとして
禁止されたこともあったが、その後、持ち込めるようになったし、
被害者遺族が、意見を述べる機会も与えられるようになった。

当時23歳の本村さんも今は35歳。
当時は、いつ後を追って死ぬか分からない様子に
周囲が彼を励まし、支え続けてきた。

彼の孤独な戦いは、多くの人の気持ちを動かし、
被害者救済法が成立したり、
被害者の会「そらの会」などの活動も活発になっている。

被告の「死刑」が確定しても
「この裁判に勝者はいません」と言われていた。
長い戦いが、最後のページを迎えただけなのだろう。

ずっと、本村さんの時間が止まったままなのではと思っていたが、
再婚されたと聞いて少しほっとした。
これからは、自分の人生を歩いて行ってもらいたい。

「死刑」が確定して、
いきなりマスコミは、実名報道を始めたが、
それは、どうかと思う。
事件当時未成年であったことは事実で
今さら、実名報道することで 読者や視聴者に利益があるとは思えない。

被告の関係者に余計な苦しみを与えることもないだろう。

今後、この判決が基準となって 残忍な殺人事件には、
極刑が下されることになるだろう。

テーマ : 光市母子殺害事件 - ジャンル : ニュース

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