野党から追及を受けていた安倍総理主催の桜を見る会を
来年は、中止すると発表された。
吉田茂総理の時代から続く行事だというが、
小泉総理の時で８０００人だった参加者は、
今では、１８０００人に上るという。
しかも、安倍総理の地元山口県から一般人が、８５０人も参加しているという。
予算１７００万円なのに、実際は約５５００万円を支出している。
参加者は、新宿御苑で無料で飲食、飲酒出来る。
更に総理と記念撮影なども出来る。
芸能人や各界の功労者や有名人などが、
所狭しと招待されている。
問題となったのは、政治家の招待枠と安倍総理の後援会への利益供与ではないかという点。
山口県からの参加者は、１７台のバスでやって来て
開門よりも１時間近く早く会場入りして、
総理と記念撮影をしていたという。
前日には、ホテルでパーティーがあり、
安倍総理は、そこにも顔を出している。
まあ、これは後援会活動だとしても
そもそも桜を見る会に参加させるべきなのか。
議員の招待枠について問われると、
二階幹事長は、
「何が問題だ」
と声を荒げた。
何よりもこの発言は問題だ。
税金で開催される行事に、議員の支援者を呼ぶことは、
公職選挙法に抵触する恐れがある。
飲食代が、税金なのだから
三原じゅん子議員が、母親や叔母を招待したことを取り上げられていたが、
これくらいは、あってもいのではないか。
身内を買収には当たらないだろう。
しかし、後援会は、有権者であるから、許容範囲とは言えない。
招待客に対して、自分の力を誇示する場になっていることは間違いない。
長く続く安倍政権が、または、安倍総理が、
自分の力を見せつける場にしているとしか思えない。
総理主催（内閣府主催）と謳われているのだが、
ご自分のポケットマネーでやるならいい。
それなら、こんな大規模にはならなかっただろう。
昨年は、西日本に大きな災害があった。
被災者の皆さんを招待するとかであれば、誰も何も言わなかったかも知れない。
バカ騒ぎしているようにしか見えない。
来年、中止することで幕引きにしようとするのは許されない。
税金で開催する以上、その招待者の範囲を明確にし、
規模も縮小すべきだ。
最も、各界の功労者は、皇室の園遊会で招待するのだから、
桜を見る会は、廃止でいいのではないか。
招待者名簿を廃棄したとか、
都合が悪いと資料はないという対応をいつまで続けるつもりなのか。
説明責任を果たさない安倍政権。
国民をいつまでバカにするのだろうか。
