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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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クレーム社会

ここのところ、企業がクレームに過敏になっていると感じる。

たとえば、
ファミリーマートが、新製品として発売しようとしていたフォアグラ入りの弁当の発売を中止した。
ファアグラの生産過程が残酷だというクレームのためだ。
発売前のクレームは、わずか22件だったという。

海外の動物愛護団体などからのクレームも予想されるからだろう。
しかし、開発の段階でこうしたクレームを想定していなかったのか。
クレームをつける側も買わなければいいではないかとも思う。

残酷かどうかということは、それぞれの食文化や考え方で大きく違う。
鴨がかわいそうという人が、牛肉や鶏肉は食べないのか。
魚はどうか。

日本は、捕鯨でよく叩かれるが、
捕獲したクジラは、その命を頂くということで
ほとんど捨てることなく、すべてを利用している。
それが、命への感謝なのだと漁師さんが言っていた。

食へのクレームではないが、
もう一つ気になるのは、
「明日、ママがいない」というテレビドラマのスポンサーCMがすべて降りてしまったという件だ。

そもそも「赤ちゃんポスト」を連想させるドラマの中のあだ名「ポスト」が
問題だとクレームが当該病院からあった。
当初、ドラマの中止を求めたというより、
あだ名の変更などを要求していた。
内容などにも話題が及ぶようになり、
CMが次々と中止となった。
これは、スポンサー企業の判断だが、
少し過剰反応なのではないか。

どんな問題でもわずかのクレームに対して、
素早い対応を取ることで企業は、自己を守ろうとする。
中には、大きな問題もあるが、
クレームの声は、得てして大きい。
その大きい声は、それ以外の声より少なくても大きいので
企業は、過敏になる。

ちょっとしたクレームが企業を倒産に追い込むこともある。
しかし、企業側ももっと自信があれば、
毅然とした態度が大切ではないのか。

ネット社会でちょっとしたことでも大げさに広がってしまう。
そんなことが、こうした対応になっているのだろうが、
もっと、企業もクレームを想定してその対応まで考えておくべきだし、
われわれ消費者、視聴者もいちいちクレームをつけるのではなく、
本質を見る目を養うべきだろう。

テーマ : とっても気になる事 - ジャンル : ニュース

名護市の民意

名護市長選挙は、米軍基地辺野古移設反対の稲嶺進氏が、
自民党推薦の候補に圧勝した。

自民党の菅官房長官は、この結果を受けても
「辺野古移設を粛々とすすめる」と言っている。
政府自民党の民意を無視した発言だ。
常にアメリカ政府に向き合っているためだ。
国民や沖縄県民、名護市民と向き合っていないからだ。

普天間の米軍基地が、とても危険でなくすべきことも
沖縄の基地負担を軽減すべきことも
みんな理解している。

辺野古沖を埋め立てての移設は、
基地負担軽減にはならない。
その危険と負担を負う名護市民の声を無視していいはずがない。

孫子の代までどころか、子々孫々まで
危険や苦しみを残すことになる。

選挙中、石破幹事長は、
「500億円の基金で市の振興を進めたい」と言った。
しかし、それは、自民党の推薦した末松氏が当選した場合のことらしい。

経済的には、かなり苦しい名護市としては、500億円ものお金は、
喉から手が出るほど欲しいだろう。
しかし、そのために美しい海を汚し、
基地負担という爆弾を抱えたくはない。
それが、今回の市長選の答えだろう。

札束で人々の頬を打つようなやり方、
それが、自民党という政党だ。
金だけがすべてではない。

目の前の大金より、未来を守ることを選択したのだ。
もちろん、国や県との戦いも始まるわけで、
辺野古移設が、完全に白紙に出来るかは茨の道だ。

名護市民の意地と決意を感じた選挙結果だ。
この結果を重く受け止めることもなく、
アメリカの子飼のように政治を進める政府や
沖縄県知事、自民党、辺野古移設反対から賛成に公約を破った自民党国会議員などは、
目を覚ますべきだ。

全国紙やテレビのニュースでもこのことが、トップニュースとして扱われていなかったのは、
同じ日本人として沖縄の人には、申し訳ない。

どうせ、本土の人たちは、基地は沖縄に負担させればいいと思っている。
自分たちのこととして感じてはくれないのだ。
そんな沖縄県民の声が聞こえてくる。

テーマ : 沖縄米軍基地問題 - ジャンル : 政治・経済

裏切り

2013年を振り返ると、それは、「裏切り」の社会だった。

後半には、食品の産地偽装などが、出るは出るは。

政治は、もっとひどい。

米軍の県外移設を主張して当選した沖縄県選出の自民党所属国会議員の裏切り。
自民党の方針に従うことにした。
有権者、支援者への裏切りだ。
まあ、元々自民党なのだから、党の方針に反する主張が貫けると思う方が無理なのかも知れない。
だが、言わば公約を反故にするなら、
国会議員を辞めるべきだ。
有権者をばかにするな。

さらに、沖縄県知事だ。
ずっと、県外移設を主張し、辺野古埋め立ての許可を出さなかったその態度に
沖縄県民は、力強さと県民の意地を見せてきたと思っていたことだろう。
それが、むこう7年間3000億円を超える金をもらうことで
沖縄県民を裏切った。
このままでは進まないという思いはあったろうが、
それでは、今までの頑張りは一体何だったのか。
金額と条件を吊り上げたかっただけなのか。
沖縄県民の魂の叫びではなかったのか。

74歳と高齢の仲井真県知事は、安倍総理を信頼したと言っているが、
裏切られなければよいが…

政治家は、平気で嘘をつく。
厚顔無恥でなければ、政治家は務まらないのか。

猪瀬前都知事の問題も、鋭い追求で有名だったジャーナリストの知事の清廉性を期待していただけに
黒い金が動いていたのかと失望させられた。

身近では、東広島市長選が、8年ぶりに実施される。
現蔵田市長は、2期8年の任期を終え、
すでに立候補を表明。
4年前は、無投票だった。

8年前に初当選した時は、市庁舎建設凍結を主張していたが、
すでにりっぱな庁舎が完成している。
さらに、無駄と思える市民ホールの建設も始まっている。
箱もの建設のオンパレードだ。
民主党政権下で、公共事業が制限されている中、東広島だけが、
建設ラッシュだと建設関係の人が、押し寄せていた。
西条駅の整備、寺家駅周辺整備などで
あちらこちらで工事ラッシュだ。
一見、景気がいいように見える。

実際には、製造業大手のエルピーダの破たんや
シャープの大リストラなどで
税収は大きく減収となり、
その関連企業の倒産や整理なども進んだ。
商店や中小企業の閉店、倒産も相次ぐ。
そんな中での箱もの建設は、
未来に借金を残すことだ。

それでも、他に市長選に出る動きもなく、
2回めの無投票当選になるかと思いきや、
市会議員の大谷氏が、「無投票はいかん」と
立候補を決めた。

市議会もほとんどが、市長与党であり、
市民の多くが、使い勝手のいい現市長でいいと思っている状況では、
大谷氏に勝ち目はないかも知れない。
しかし、無投票=承認ではないことを示すためには、
選挙によって信を受けるべきという主張には賛同する。

選挙のために、公約が必要になるし、
その公約は、有権者によって検証されるからだ。

「裏切り」の社会は、信頼のない社会だ。
人や社会を信頼出来なければ、安心して暮らすことが出来ない。

もう一度、信頼出来る社会を取り戻したい。

安倍首相の靖国神社参拝で、今年の外交はかなり厳しくなりそうだ。
やっと、回復するかと思われたが、
この行動が、周辺国や米国には、「裏切り」ととられたようだ。

さて、2014年は、値上げと強行の年となりそうだ。
日本の格差は、さらに広がっていく。
本当の庶民の声を反映出来る社会は、来ないのだろうか。  
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       

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