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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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集団的自衛権の行使の容認に慎重だったはずの公明党が、
容認へと態度を変えた。
連立離脱も視野に入れながら、踏ん張るのを期待したが、
やはり、政権与党を選んだようだ。

ここで踏ん張った方が、次の選挙での更なる躍進が期待出来たはずだが

内容も不明瞭で「無理が通れば、道理が引っ込む」ような自民党の横暴に加担した。
なぜ、ここまでこの問題を急ぐのか。
同盟の強化とは名ばかりの軍事負担の増強だろう。
アメリカからの強い要請があると言われ、
軍事費が増大している事情もあって、
日本の負担を希望しているわけだ。

集団的自衛権は、言ってみれば、
友だちが殴られそうになったから、
相手に石を投げたり、羽交い絞めしたりするようなもので
自分に対して向けられたものではなくても
一緒に敵になろうというものだ。

行使には、限定的で厳密な判断をするから大丈夫なのだと安倍総理はいうが、
いったいあなたはいつまで総理でいるか分からない。
国民を危険にさらしてもその責任を取れるなんて本気で思っているのか。

高村副総裁は、地方議会からの意見書に対して
「もっと勉強しろ」と言っている。
あんたが勉強しろといいたい。
当初無理やりな解釈で持ち出していた最高裁判例も
無理があると気付いたのか最近では、まるで言わなくなった。
地方議会の決定に中央政府がいちゃもんをつけることの方が見識がない。

かつて、小泉首相が、「自民党をぶっ壊す」と言っていたが、
今の安倍首相は、「日本をぶっ壊す」つもりとしか思えない。

集団的自衛権だけではない。
税制についても、大企業の法人税は、35%から20%まで引き下げるとしている。
その財源のために中小企業への課税や個人への新たな課税を検討している。
大企業にばかり優遇し、中小零細企業や個人事業主などは、
切り捨てるつもりのようだ。

経済格差をさらに拡大し、社会保障は、縮小し、
持たない者を突き落としにかかる。
大企業で働いている者だけが、国を支えているのではない。

大企業は、この春給与のアップをした。
しかし、非正規労働者や中小零細企業、個人事業主、農家などの収入は、
決して増えてはいない。
正社員よりも非正規やアルバイトなどの方が、人口としては多い。

大切なことは、出来るだけ多くの人が、安定した職業に就いて、
安定した収入が得られることだ。
生活が出来れば、結婚、出産への希望も生まれる。
引いては、少子高齢化の歯止めにもなる。

職業の選択肢を増やして、誰でもそこそこの収入を得て
働ける社会を作ることが大切だ。

巨大与党は、大企業の経営者しか見ていないようだ。
かつてのしがらみだらけの自民党に戻った。

国民一人一人の命と暮らしを守るという使命を忘れた政権は、
この国を滅亡へと導く。
その責任は、きっと誰も取らないのだ。
18日、東京都議会の場で、塩村議員の質問中に
「結婚しろ」とか、「子供が産めるのか」とか言ったやじが飛ばされた。
議場の中で、議員席からのヤジである。

これのヤジに対して、塩村議員は、20日、
ヤジを飛ばした者に対する処分を議長に要請する「要望書」を提出したが、
処分者が特定されていないとして、不受理となった。

この話は、これだけでは収まらず、
海外では、「日本の女性へのセクハラが横行している」として
かなりの批判が起きているという。

塩村議員の所属するみんなの党は、
声紋分析を行って「犯人」を特定すると言っている。

まず、日本の政治の世界はまだまだ男性社会であること。
国会を見ても、品のないヤジを飛ばす議員がそもそも多いこと。
議員という立場を勘違いしている者の多いことなど
色々と感じることがある。

今回のヤジは、はっきり言ってセクハラ発言であるから
しっかり訴え出てもいいのではないか。
「犯人」を炙り出して、政治的生命ははく奪してもいい。
政治に関わる人間がこんな意識なのだから
女性が働きやすく、生きやすい社会など出来るはずもない。

そのために女性議員には、頑張って欲しいのに
こうして潰そうとしてくる。

政治の世界だけでなく、一般社会の中でも女性の進出を面白く思わない風潮はまだまだ強い。
30年ほど前、妊娠中のベテラン女性社員に対して
「腹の大きな女がお客さんの前に出るのは見苦しいから
目立たない職場に変えろ」と言った部長がいた。
ことを荒立てたくなかったご本人はそれを受け入れようとしていたが、
その発言は許されるものではない。
私たち女性社員で断固たる抗議をしたことがある。
今だにあの当時と変わってはいないのではないか。

女性の社会進出を面白く思わないのは、男性だけではない。
意外に同性からの嫌がらせも多い。

今回のことでも政党や会派を超えて
女性都議全員で抗議をしたりしないのが不思議なくらいだ。

実は、女性の方が政治家には向いている。
男性は、しがらみや義理を重んじるが、
女性は、もっとクールに判断する。
「世話にはなったが、それとこれは別だ」と言えるのだ。
とみに昨今は、男性の方が女々しい傾向にある。
決断力という意味では、女性の方が上かも知れない(もちろん、すべての女性ではなく)。

塩村議員からの要望書などなくても
都議会としてこうしたセクハラ発言は絶対に許さないという決意表明を出せないようでは、
2020年の東京五輪の成功は厳しいものになるのではないか。

都議会の品位とコンプライアンス意識について
しっかりとした声明を出すべきだ。
そうでなければ、国際社会の中で尊敬される都市とはなれない。

一般企業では、常にコンプライアンスについての研修を行い、
社員の意識の改革やセクハラやパワハラなどの迅速な対応をしている。

今回のヤジを飛ばした者(一人ではないかも)も、
周りで知っていて黙っている者も同罪だ。
こんな人権意識の低い人たちには、退場してもらおう。

維新の会分裂

維新の会の石原代表と橋下代表が、袂を分かった。
石原氏についたのが23人、橋下氏についたのが37人(5日午後5時現在)となった。
元々人気がある者とお金を持つ者が一緒になることで
選挙を戦えると踏んで組んだとしか思えない政党だから
いずれ分裂することは、容易に予想出来た。

政党としての体を成していないのだから
遅かれ早かれだった。
強い与党に対して大きな野党の再編に期待した人も多いだろうが、
そもそもそれぞれの主張には、かい離があったわけで
今回、結の党との合流に対して、
自主憲法の制定を目指している石原氏が離縁を申し出た感じだ。

しかし、それだけではあるまい。
橋下氏は、大阪都構想を成し遂げるために政党を作って国政に打って出た。
これは、大阪以外の人間には、大義にはなりにくい。
それでも、当時圧倒的な人気のあった橋下氏につくことで
選挙に有利と踏んだ人が集まった。

石原氏は、そもそも政党を作って国政に物申したかったが、
いかんせん歳を取ってしまった。
若手と組むことでチャンスがあると踏んだことだろう。

人気とお金というどちらも捨てがたい存在は、
党首ではなく、共同代表という折衷になった。

先の国政選挙で維新の会から立候補した人は多かった。
私のところにも、維新の会の公認を得た立候補者の支援者が、
協力を求めてきた。
彼女は、私の高校の後輩でもあった。
若いに頑張って欲しい気はあったが、
「維新の会を支持することは出来ない」と断った。
本当に、強い信念があるなら「寄らば大樹の陰」ではない立候補をして欲しかった。

国政選挙では、無所属ではなかなか戦えないだろうが、
政党の党利党略に埋もれるようでは、
支持者に対して裏切ることになることもある。

3年前、私が、地方選挙に立候補した時も、
ある政党からの打診があった。
有名な党首が応援演説に来てくれるだけでも
話題性はあるだろうが、
自分の思いと政党の方向が違った時、
政党を取らねばならないことは、私には耐えられないと思ったので
お断りした。

維新の会が好きかどうかは別にして
強すぎる自民党に危機感を感じさせる野党がなければ、
一党独裁政権のままになる。

救世主は現れないか…

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