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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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11日夜、野田総理は、
「交渉参加に向けて 関係国と協議に入る」と発表した。

TPPの交渉に参加するのであって まだTPPに参加すると言ったわけではないが、
事実上参加表明とも言える。

総理は、
「守るべきものは守り抜き、勝ち取るべきものは勝ち取る」
とも述べた。

では、
「守るべきもの」とは一体何なのか。
農業だけなのか
それでいいのか

TPPが予定している関税撤廃には、
農林水産業以外に 金融や医療など多岐にわたる。

一部では、国民皆保険をも脅かすのではと危惧されている。

そもそも、TPPに参加することで
どんなメリットがあり、どんなデメリットがあるのか。
日本は、どういう策を考えているのか。

まったく見えてこない。

今、TPPの参加国は、9カ国。
その主導権は、ご存知アメリカが持つ。

要は、アメリカにとって 都合のいい関税撤廃が行われるのではないか。
元々、日本は、アメリカの属国で
今までの自由化の波も 郵政民営化や
保険の自由化なども すべて アメリカからの圧力によるものだった。
それと変わりはないのではないか。

「勝ち取るべきものは勝ち取る」と言っても
やっぱり、言いなりになるのではないかと思う。

第一、今後の日本の経済や社会のビジョンが示されていない。
日本の将来をこうしたいから
TPPでは、こう主張し、受け入れられなければ、
参加しない
という説明が、国民に対して
まったくなされていない。
政治家の勝手で 国民の国益を脅かされたのでは
たまったものではない。

なぜ、もっと国民に対して説明しないのか。
もっと言えば、国民投票して決めるくらい大きな問題ではないのか。

アジアの中で 中国も韓国も参加しないTPP。
日本からの輸出相手としても アメリカが最大の市場となる(参加国の中で)。
金融の自由化や 労働人口の流入などによって
日本国内の経済が混乱するのではないか。

まだ「ノーと言える日本」になっていないのに
交渉の駒があるとも思えず、
不安だけが募るのは、
政治の怠慢が起因する。

野田政権は、
菅政権よりも 国民に対して説明をしない。
TPP参加は、その菅元総理が唐突に言いだしたこと。
アメリカからの要請でもなかった。
にも関わらず、こんなに当然のように進めるのは、
納得できない。

テーマ : 立てよ国民 - ジャンル : 政治・経済

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