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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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齋藤元彦兵庫県知事は、県職員からの内部告発から、
「おねだり知事」
「パワハラ知事」
などと呼ばれ、百条委員会にかけられてもなお、
A局長の処分は妥当であり、適正に対処したと言っている。

百条委員会では、
「ネギはもらったのか」
「かには食べたのか」
など、本質とははずれた質問が多いが、
それにも淡々と答える齋藤知事。

そもそもなぜここに至ったかと言えば、
A局長の告発を、嘘八百の誹謗中傷だと会見で語り、
公益通報者として保護することもなく、懲戒処分を行い、
その結果、このA氏が自死してしまった。

何度もこのブログで書いているように、
自殺した人を正当化し、正義とすることには、否定的な私だが、
多くの職員の思いを何とか代弁しようとしたA氏を、
嘘八百と切り捨て、公務員失格だとして、処分した。
パワハラだと言われることにも
多少強く言ったとしても、それは必要な指導だったと語る。

職員アンケートからも
夜中や休日にメールなどが届いたり、暴君ぶりが伺われる。

例えば、食品などの産物を
「是非、知事食べてみてください」
と渡されることもあるだろうし、
「こんな靴履いてみたい」
ということもあるだろう。
どこの知事でも首長でも、お土産をもらうことや、届け物をもらうことは、
ある意味普通だろう。
そこまで言われるのは、知事が、職員から人望がなく、
嫌われているということではないだろうか。

普通の神経の人なら、とっくに辞めているだろう。

なぜ、辞めないのか。
副知事が一緒に辞めようと進言しても耳を貸さなかったという。

東大を出て、官僚になり、各地方に出向し、
最後は、大阪府で課長を務め、維新の会の推薦を受けて、兵庫県知事に。
ここで、こんなことで辞めたら後がない。
もう一度、政治家となる道ももうないだろう。
だから、任期満了までは辞めたくないのか。
辞めないことで自分を正当化したいのか。

齋藤知事問題が、維新の会にも影響を与え始め、辞職を促すという。
県議会もほぼ全会一致で、辞職要求する。

齋藤知事自身は、自分は何も悪くないという思いなのだろうか。
公益通報者を保護せずに、処分を急いだことや優勝パレードの不正問題など
違法性がある事案をもっと追及して欲しい。

政治家としても、一人の人間としても
格好悪いですよ。
往生際が悪いのは

もう、時すでに遅しだが…
14日、岸田首相は、9月の自民党総裁選に立候補しないことを表明した。

突然の発表でありながら、世間的には、
やっぱり、とか
当然、とか
という受け止めで、あまり驚かれない。

会見では、悔しさをにじませているところもあったが、
裏金問題などで信頼を失った自民党再生のために、自分が身を引くことが、一歩だと語った。

岸田総理は、実は、色々とやっている。

たとえば、電気料金やガソリンなどの高騰に対応して、
補助金を出したり、不評ではあるが、定額減税を行ったり、
政倫審に自ら出席して、当事者への出席を促したり。
最低賃金を上げて、給与を増やしている。

自民党の派閥も解消した(麻生派を除いて)。

しかし、色々やっても、
そのタイミングが悪かったり、
十分な根回しがなかったりで、
後手後手と言われたり、
行きあたりばったりで、党内でもその評価は低い。

人徳がない。
それは、リーダーシップがないことでもある。

被爆地広島県出身ということで、
広島の人たちからは、核禁止条約に批准し、
核兵器のない世界の実現に向けて尽力してくれるのではないかと期待されたが、
条約への批准には否定的だった。
多くの県民から、期待外れと言われた。

そんな中でのポスト岸田。
次々に名前が上がる。

国民からの指示はあるが、党内で不人気の石破氏。
果たして、20人の推薦人が集まるか。
若さに期待される小泉氏。
「自民党をぶっ壊す」と言って総裁になったお父さんほどの迫力はなく、
頭が悪い。
まあ、今まで、森氏や麻生氏などなど頭が悪くても総裁にはなっているが。
同じく頭は悪いが、右翼系から指示の厚い高市氏。
安倍氏の後ろ盾のない今、果たしてそこまで期待できるか。
誰?と思った小林氏。
若手議員からの期待は大きいらしい。
河野氏もコロナ対応やデジタル対応などで、人気はかなり落ちているようだ。

その他、茂木氏や加藤氏など、
色々出ようとする動きがあるが、
自民党総裁=日本の顔になるのだから、
誰がなっても同じなら、せめて見てくれが良い方がいい。

一方で、野党の立憲民主党の党首選も行われる。
政権を奪還するチャンスが果たしてあるのか。
枝野氏復活か。
せっかく手に入れた政権を手放すきっかけを作った野田氏は論外だ。

この秋、政局は変わる、はずだ。

テーマ : 政治 - ジャンル : 政治・経済

派閥解消

安倍派の政治資金パーティーのキャッシュバックが裏金となっているとの疑惑から始まり、
検察が本気を出したかと思われたが、
安倍派の五人衆にはおとがめなし。

岸田総理は、岸田派の解消を明言し、
これに二階派も追随。

しかし、国民が望んでいるのは、派閥の解消ではなく、
政治家の金の使途を明らかにすることである。
疑惑の政治家が言うのは、
「政治には金がかかる」
だが、本当は、
「選挙に金がかかる」のだ。
領収書も記載も必要のないお金が欲しいのが本音だ。

安倍派は、リーダーが不在になっても
最も集金能力の高い派閥で、有力と言われる議員の集まるグループだった。
立件されなくても、多くの国民の疑惑の目が注がれることになった。

失脚だ。
ほくそ笑む議員もいるのだろう。

ただ、派閥が解消して、派閥が集めた金は、
清算されないのだろうか。

野党もそれについて、追及していない。
一部はキャッシュバックされていたが、
そもそも派閥のパーティーの収入は派閥に入っているはずで、
解消したらその金はどうなるのか。
そこを追及して欲しい。

そして、議員が使ったお金には、すべて領収書をつけさせるべき。
毎月100万円という一定額が支給される文書交通費も
法人カードのようなクレジットカードを渡して、
それで支払いをさせれば、領収書の提出もいらないし、
支払い内容も分かる。
領収書もなく、自由に毎月100万円も使えるなど、
国民感情からは、納得出来ない。
記載や領収書の添付がなくても、明らかに出来る方法はいくらでもある。
全てが裏金にならないように、使途を明らかにするように制度を変えなければ、
本当の意味での改革にはならない。
そのお金は、国民の税金なのだから。

国民が求めているのは、派閥の解消ではなく、
政治家の収入、支出をガラス張りにすることだ。

それが、不正をさせないことに繋がるはずだ。
果たして、岸田総理にそこまで出来るか。
期待薄ではあるが

政治と宗教

安倍元総理が銃弾に倒れて死亡するというニュースが、
日本中に衝撃を与えた。

銃撃した山上容疑者が、語った動機は、
母親が旧統一教会に億を超える献金をして自己破産し、
家庭は崩壊、その憎むべき宗教団体に最も力を持っているシンパとしての安倍氏を狙ったという。

30年ほど前には、統一教会は、
霊感商法や合同結婚式などで社会問題になっていた。
いつの間にか、教団名を「世界平和統一家庭連合」と変えていた。

幼い子の手を引いて日傘を差して
長いスカートを履いて、大きな手提げ鞄を持って、
1軒1軒回る信者をよく見かけた。
若者が、1台のワゴン車から何人も降り立って、
事務所などを回って、珍味を売る姿もよく見た。
数年前には、大八車で塩大福を売り歩く若者の姿が見られたり、
美味しくもない菓子を売っていたりした。

あれは、全て統一教会の活動だったが、知らない人も多くいた。

「世界平和」だとか、
「家庭」とかいう言葉でその実態が分からない状況にんっていたのだ。
しかし、そこに多くの政治家が、関わっていたのだ。

特に自民党の政治家が多く、
イベントへの参加だけでなく、
代表へ賛辞を贈っている。
選挙応援も多くの政治家が、旧統一教会に頼っていることに驚く。
その中で安倍総理は、その関連団体にメッセージを送っていた。
代表の韓鶴子総裁を褒めたたえていた。
安倍氏の実弟の岸防衛大臣は、
選挙スタッフの中に教会の人がいて、
いつも手伝ってもらっていると語った。

国会議員だけでなく、地方議員や首長まで
多くの政治家が関わっていて、頼っていることが日々明らかになっている。

今でも統一教会への献金に借金を重ね、
洗脳から抜け出せずに苦しんでいる信者やその家族が多くいる。
名前を変えてもその実態は変わらない。

しかし、政治家と関わっているのは、旧統一教会だけではない。
創価学会は元より、立正佼成会や倫理なんたらやら、
新興宗教の多くが、政治家にすり寄り、政治家は、その集票に頼る。
そんなズブズブな関係が、今回の事件をきっかけに明らかになればいいと思う。

統一教会は中でも悪質かも知れないが、
新興宗教の多くが、悩みのある人に近づいて信用させて、
高額献金をさせたり、高額な本を買わせたり、
墓地を購入させたり、多かれ少なかれやっている。

宗教という名の反社集団のようだ。

選挙で当選したいだけの政治家は、まとまった票が望める団体にすがるのだ。
情けない限りだ。

我々有権者は、そこも見抜かなければいけない。

宗教法人の非課税も考え直すべきだが、
お世話になっている政治家は、この問題に手をつけられない。

国民全体や国家のために働く政治家はいないのか。
旧統一教会だけの問題ではないと、マスコミにも報道して欲しいものだ。
7月6日、日本中に衝撃が走った。

第一報は、安倍元総理が銃撃され、心配停止で運ばれたというものだった。
一体何が起こったのか。

犯人はすぐに確保され、徐々に明らかになる。

安倍氏の政策や政治姿勢に対する批判なのかと思ったが、
全く、そんな動機ではなかった。

母親が新興宗教にのめり込み、破産したことへの恨みによるものという。

その宗教とどうも安倍氏は近いらしいという、
逆恨みとも言えるどうにも理解し難い動機だ。

令和の日本で、元総理が銃撃されて死亡するなんて!
まさか!
の出来事に衝撃を受けた。
現実の出来事なのか、いまだに信じられない気持ちだ。

安倍政権への批判をしてきた私だが、
共感出来ないからと言って、死ねばいいなどと思ったことはない。
総理を退いてもなお、その力は健在で、
岸田政権の次に、再々登板の可能性もあったろうし、
本人にもその気持ちはあったはずだ。

安倍支持ではなくても、まだ若く、存在感のある政治家だ。

殺害された理由が政治的な理由ではなかったが、
安倍氏の死は、政治的に利用される。
「安倍元総理の意志を継いで」とか、
「安倍元総理のために、憲法改正を果たす」とか、
言っている。

人の死を利用してはいけない。

言論の自由が奪われた、とか、
民主主義への挑戦だとか、
そうではないではないか。

選挙活動中に起きた事件ではあるが、
言論の自由の封殺でもないし、
民主主義に対する挑戦でもない。

弔い合戦だとでも言いそうな自民党候補もいたが、
それは、事件の利用だ。
大きな柱を失った自民党を、岸田さんがどこまでまとめていけるのだろうか。

今回の警備体制についても大きな批判が沸き起こっている。
要人ではあるが、現職の総理でもなければ、現職の閣僚でもない。
SPが1人と奈良県警の警備課が警護していたという。

結果的に後ろ側に何の警備も置かれず、
犯人を自由に背後に近づけてしまった。
1回目の銃声で、すぐに身を屈めるように促すべきだったが、
2回目の発砲を許してしまい、
結果、2回目が致命傷となった。
ほぼ即死の状態だったようだ。

元総理だけでも、ゴロゴロいるし、
元〇〇大臣まで言うとどれだけいるだろう。
これらを全て要人として、手厚く警護することは出来まい。
むしろ、選挙活動は、政党の活動なのだから、
党がお金を出して、警備体制を強化すべきではないか。

選挙活動の在り方にも一石を投じることとなった今回の事件。

政治的背景もなく、
背後に組織もない、
普通の人間が、手製の銃を作って、
それで人を殺せるという怖い世の中になってしまった。

安倍晋三氏に
心から哀悼の意を表します
安らかにお眠り下さい

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