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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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安芸高田市長

広島県の山間部にある安芸高田市の石丸市長と議会の軋轢が世間で話題になっている。

石丸市長は、元銀行員で、38歳という若さで市長に初当選。
やる気満々の市長だった。

そもそも軋轢の発端は、議会中のある議員の居眠りからだった。
いびきをかいて寝ていたのだ。
それを議長に注意するよう求めた。
その後、当の議員が、体調不良による居眠りだったと謝罪のメールを市長に送った。
市長が、SNSでその件や、他の議員から恫喝を受けたなどと投稿したことなどが問題視され、
議会での説明を求めるも、市長は応じなかったり、
議会を途中で退席するなどした。

特に軋轢が大きくなったのは、市長が公募して選出した副市長案を
議会が否決したことだ。
これをきっかけに、市長の議会に対する対決姿勢が強まった気がする。
婚活イベントや田んぼアートなどの事業を廃止し、
中学校の統合や地域施設の廃止などを次々に進める。
議員の半減条例を提案。
議会本会議という公の場で、
議員に向かって
「恥を知れ!」
「なにを言っているか分からない」
など、大声で発言。
これは恫喝ではないのか。
更にこれらを、YouTubeで発信。
そのフォロワーが20万人を超え、全国1位になったと大喜び。
その配信は一方的で、公正さに欠ける気がしているが…

こうしたやり方は、かつて日本維新の会の代表で大阪府知事でもあった橋下徹氏の手法と同じだ。

強い言葉で注目を集め、
無駄なもの(と思っている)を、バッタバッタと切り捨てて、
大きな改革を進めていると思わせる。
その一方で、箱物を建設していたが。
市長本人も言っているように、炎上することで注目を浴びることを重要視している。

SNSでは、議会と戦う市長という印象が広まり、
「この人に日本のリーダーになって欲しい」
「本物の政治家だ」
などともてはやす声も多い。

確かに、居眠りしたり、上手く説明出来ない議員が多いのも事実。
ここだけでなく、国会議員を始めとして、全ての議員を半減すればいいと思うが、
首長が提言することには疑問符だ。

石丸市長を持ち上げたり、応援する声のほとんどは、市外、県外の人たちだ。
一番大切なことは、市民はこの市長をどこまで認めているのか、
市の職員からの信頼は厚いのかだ。
ここを無視しては、地方行政は成り立たない。

石丸市長は、選挙ポスターの製作費の未払い請求訴訟で負けているし、
議員から名誉棄損で訴えられ、賠償命令が出されている。(上訴予定)

議会側は、無印良品の出店にかかる案を否決し、
市長は、議会だよりの発行費用を認めなかったり、
まるで、子供が意地になって喧嘩しているようにしか見えない。

過疎と高齢化が進む安芸高田市を何とか、活性化したい、
全国の人に注目してもらいたいという市長の思いは分かる。
しかし、その手法が議会との軋轢という品のない形なのは、いかがなものか。

私は、安芸高田市にある神楽門前湯治村が好きで、
年間何度も神楽を観に行くし、
外国人や関東からのお客さんなどを連れて行くことにしている。
お連れした誰もが、その神楽に感動し、魅了される。
全国的に神楽は存在するが、広島県や島根県の神楽は、
その派手さと完成度の高さはピカイチだ。
安芸高田市には、22の神楽団があり、湯治村の神楽ドームで
毎週末公演を行っている。
日本人だけでなく、多くの人に観てもらいたい日本の文化だ。
昔の旅籠のような宿と温泉があり、是非、訪れて欲しい。

Jリーグのサンフレッチェ広島の練習場があり、
毛利元就の本拠地でもあったところ。
土師ダムの桜も美しい。
見どころがたくさんある町なので、そちらでもっと知名度を上げていって欲しい。

首長と議会は、行政の両輪であり、
お互いがチェック機能を果たし、
時には、手を取り合って、基本は市民のためにどうあるべきかを判断するべきだ。
議会側もただただ意地になって否決するのではなく、
真摯な態度でやっていくべきで、
市長も議会も落としどころを互いに歩み寄るという大人な対応も考えないと
一番の被害者は、市民であることを忘れないで欲しい。
全国でコロナウイルスの感染者が増大し、
毎日、各地で最高を更新している状況だ。

GOTOトラベルの見直しはしないと
強気だった政府が、見直しを示唆。
感染拡大地域への中止を検討という。

さて、感染拡大地域はどこかという質問に菅総理は答えなかった。
西村大臣もこれから、各知事の判断を仰ぎながら、
どうするかを決めたいと、まだまだ何も決まっていない様子。

政府としては、GOTOキャンペーンを止めたくないとの思いが強かった。

経済の回復や圧力団体への配慮
色々あるようだ。

この3連休の観光地への人出は、
コロナ以前に戻ったかのようだ。
政府が、「GOTOは続ける」と明言しているんだから大丈夫だろうと思う人も多いのだろう。

感染者の年齢層も拡がり、
重症者も増えているという。
医療機関の危機感も募っている。

重症者が増えれば、ベッドだけでなく、
スタッフの確保も必要となる。

今は、出張のために自前にPCR検査を受ける人も増えており、
無症状だが、陽性が出て、職場の消毒が行われる例も多い。
残念なことにPCR検査の精度は、7割程度で、
偽陽性も多いため、保健所が改めて検査すると陰性だったということもよくあるらしい。

そんなこんなで感染者数は増えてしまう。
大事なことは、感染者数だけではなく、
その中にどれだけ治療を必要とする人がいるかということだ。
多くのテレビや新聞は、そこを発表しない。
無症状者の数も同時に発表するべきだ。
そうすれば、医療機関のひっ迫も理解されるはずだ。

無症状だからいいわけではなく、
感染させるリスクはあるわけなので、
個人が、マスクや手洗いは、実行しながら、
3密は避けるなどの努力が必要だ。

マスク会食が楽しいかは疑問だが、出来る努力をしながら、
経済活動をするしかない。

GOTOトラベルやGOTOイートは、
医療関係者や介護関係者には、無援で何の恩恵もない。
そこで感染が広がったのでは、いい加減にして欲しいだろう。

政府がやっと重い腰を上げ、見直しを検討したわけだが、
観光も会食も来年出来ないわけだはない。
今、少し我慢しようではないか。

そもそもGOTOキャンペーンは、コロナが収まってからと言っていたのに、
収まらないうちに見切り発車したことに問題がある。

観光業や宿泊業、飲食業の一部は、増収にはなっただろう。
しかし、緊急事態宣言が出されら、今度こそ息の根が止まる。

あまり考えずに見切り発車すると、
こういうGOTEGOTEトラブルになってしまうのだ。
一部除外ではなく、一度立ち止まった方がいいのではないか。

星野グループの代表が言われるように
続けるにしても、土日は10%、平日は30%割引というように
分散を促す方法を考える必要もある。

アベノマスク

4月1日、安倍総理は、全世帯に布製マスクを2枚支給すると表明。

うん?
エイプリルフール?
こんな時に冗談?

いえ、本気だ。
まじだ。

1枚200円なので、総額200億円。
これに送料や経費が別途かかる。

1ヵ月前に官僚から総理に提案されていたという。
「国民の不安がパッと消える」
と言ったという。
その神経が分からないが、
それを真に受ける安倍総理の神経は、もっと理解出来ない。

今日明日の暮らしに困っている人をまず、救って欲しいのに
マスク不足に対応って。
それも、布製マスクは推奨しないとWHOが言っているにも関わらずだ。

危機感や危機管理能力のなさを露呈している。

非常事態宣言をいつ出すのかが、
メディアなどで毎日のように言われているが、
実際には、宣言が出されたところで、
後は、自治体に丸投げになり、
医療用のマスクや医療に必要な個人の不動産などを
強制的に確保することが出来るのだが、
それ以外は、あくまで要請と変わらない。

外出自粛、営業自粛の要請と変わらないのだ。
だから、総理の宣言を宛にせずとも
北海道や大阪府のように、自治体の首長が英断すればいい。
但し、一つの自治体だけが自粛しても感染を止めることは出来ないので、
近隣自治体と共同で宣言する必要があるだろう。

宣言を出せば、国民全体の危機感は高まるかも知れない。
それに伴って、多くのサービス業が疲弊する。
その補償も合わせて行う約束をしなければ、
単なる強権発動でしかない。

アベノマスクより、困窮世帯をどう救うか、
1世帯20万円支給を検討しているなら、
自己申告で支給して、
後で、適格でなかったら返金してもらうなど
早い対応をするべきだ。

感染者がどんどん増えてると言いながらも
他の先進国と比べてその数はかなり少ない。
それは、未だにPCR検査を渋っているからだ。
医師からの要請があっても、まだ保健所が検査に回さない。
疑いがある人は、どんどん検査しなければ、
コロナ患者だと思わずに、大けがの患者を救急で対応し、
北九州の救急病院が、集団感染で、医療が停止した。

せめて、不安を感じている人、
感染者の家族くらいは、検査を実施すべきだ。
言っていることと、やっていることが、
全くちぎはぐな政府に、
あきれている。

マスクより現金を

そう思っている人は多い。
国民の思いが分からない人に政治を任せてはいけないことに
そろそろ気づいて欲しい。
台風19号は、かつてない大きさ、規模で日本列島を襲った。

近畿地方から、東海、甲信、関東、東北まで大規模な被害となった。
特に河川の決壊による洪水、浸水は、広域にわり、深刻だ。

日に日に被害の状況が明らかになり、声を失う。
1000mmを超える雨が降った箱根は、
登山鉄道が壊滅状態だ。
箱根駅伝は出来るのか、などと考えてしまった。

まだまだ、被害の全容は分かっていないが、
これから復旧復興には、多くの時間と大きな費用が必要となる。

昨年、西日本豪雨を経験して、
全国ニュースで報道されない被災地はたくさんあり、
そういう場所には、ボランティアも入らない。
狭い土地には、重機も入れなくて、
復旧には時間がかかり、広島では、
自力で頑張っていた住民が亡くなられた。

これだけ広域だと、重機や土木建設業の人が足らない。
広島では、1年以上経って、やっと重機が入って河川の復旧が始まったところもある。
対応には時間がかるのだ。

まずは、物流の確保のために国道や高速道路の復旧が優先されるだろう。
鉄道も重要だ。
広島では、まだ全線復旧されていない路線がある。
長野県の千曲川の氾濫で、新幹線が水没している映像は衝撃だ。

地球温暖化により、大量の台風、大型の台風が発生すると言われる。
更に被害を大きくするのは、
山の整備だ。
山の管理をしなくなって山が持つ保水力が壊れている。
山を崩して宅地開発をし、アスファルトなどで舗装すると、
雨は、側溝や川に直接流れ、洪水の危険性をはらむ。
田んぼがなくなっていることも同じだ。
調整池などでは、とても対応出来ない大雨が降り、
想定外の台風が毎年やってくる。

これまでの経験による想定では、もう間に合わない。
想定外と言ってしまっても仕方がない。
今まででは50年に一度かも知れないが、
現在は、毎年になっているのだから、
50年に1度という表現はやめるべきだ。

自然災害では、完全な防災は無理だ。
人命を守るという減災に視点を置いて、対策、啓蒙を行っていくしかない。

毎年、大きな災害が、日本のどこかで起きている。
オリンピックだ、万博だ、なんて言っている場合なのだろうか。
国家的な危機だという意識はないのだろうか。

消費増税

10月1日、いよいよ消費税が、10%になる。

どこかで、そうは言っても延期になるのでは?と思われていた。
ここへきて、延期はなさそうだと、
レジの買い替えやら、
キャッシュレスへの対応やら、
それぞれのお店や企業が対応に追われている。

今回、ややこしいのは、軽減税率だ。
何が8%で、何が10%なのかが分かりにくい。

たとえば、みりんは10%だが、
醤油は8%だ。
同じ調味料でも税率が違う。

お菓子でも、ビックリマンチョコは8%だが、
プロ野球チップスは10%というように
消費者には、分かりにくい。

持ち帰りは8%だが、
イートインは10%だとか、
本当にややこしい。

お店によっては、いちいち変えられないとして、
持ち帰りもイートインも同じ価格にするところもある。
消費者にとっては、いくら払うかであって、その税率ではないからだ。

内税にして、本体価格を変えるということらしい。

ヨーロッパでは、消費税(名前は違う)は20%だが、
口に入る物や乳児のおむつなどは、非課税だ。

日本も軽減税率にするなら、
生きていくのに必要な物は非課税で、
その他を15%なり、20%すれば一番スッキリしたはずだ。

今回は、2%の増税なので、前回より駆け込みが少ないと言われている。
駆け込みで購入されると、その後の消費が冷え込む。
それを抑えるために、キャッシュレス決済にポイント還元を行ったり、
プレミアム商品券を発行したり、
ここへきてマイナンバーカードと連携するとポイントがもらえるなどのばらまきが行われる。
ポイント還元だと言っても、2020年6月までの期間限定なので、
永遠ではない。
もちろん、還元にかかる費用は税金だ。

増税しても、一時的とはいえ、税金で還元をするのでは、
本末転倒ではないか。
クレジットカードやスマホ決済に疎い高齢者には、
あまり恩恵はない。
置いてけぼりだ。

そもそも、社会保障費が足らないから増税をと言いながら、
結果、消費にお金を使える人に多く還元する。
困っていると言いながら、大盤振る舞い。
なんなんだ!

実は、多くの消耗品(紙製品や乳製品など)は、
この春以降に値上げされている。
軽減税率の対象であっても、既に本体が値上がりしているのだ。

企業の設備投資も減少し、
景気は、後退してる。
格差も拡がり、低所得者も増えている中での増税。

子育て家族、高齢者、非正規労働者などを直撃する。

増税に乗じて、キャッシュレス化やマイナンバーカードの取得を進めようという短絡的な発想。
今の行政に知恵はないのかと言いたくなる。

一方で年金は、国民年金のみだと
月額5万円程度の支給。
これで生活出来ますか?
やっぱり2000万円くらいの貯えがなければ、
長生きは出来ないのだろう。

お金持ちなら、車を買い替えたり、家を買ったりするだろうが、
私のような低所得者は、シャンプーと洗剤でも買っておこうかと思うくらいのことだ。

ガソリンも薬も上がると思うと
出かけるのも病院に行くのも、
考える。

飲食店も仕入れが上がるのだから、値上がりするのだろう。
外食も減る。

貧乏人には、楽しみや明るい老後もない国だ。

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