安倍派の政治資金パーティーのキャッシュバックが裏金となっているとの疑惑から始まり、
検察が本気を出したかと思われたが、
安倍派の五人衆にはおとがめなし。
岸田総理は、岸田派の解消を明言し、
これに二階派も追随。
しかし、国民が望んでいるのは、派閥の解消ではなく、
政治家の金の使途を明らかにすることである。
疑惑の政治家が言うのは、
「政治には金がかかる」
だが、本当は、
「選挙に金がかかる」のだ。
領収書も記載も必要のないお金が欲しいのが本音だ。
安倍派は、リーダーが不在になっても
最も集金能力の高い派閥で、有力と言われる議員の集まるグループだった。
立件されなくても、多くの国民の疑惑の目が注がれることになった。
失脚だ。
ほくそ笑む議員もいるのだろう。
ただ、派閥が解消して、派閥が集めた金は、
清算されないのだろうか。
野党もそれについて、追及していない。
一部はキャッシュバックされていたが、
そもそも派閥のパーティーの収入は派閥に入っているはずで、
解消したらその金はどうなるのか。
そこを追及して欲しい。
そして、議員が使ったお金には、すべて領収書をつけさせるべき。
毎月100万円という一定額が支給される文書交通費も
法人カードのようなクレジットカードを渡して、
それで支払いをさせれば、領収書の提出もいらないし、
支払い内容も分かる。
領収書もなく、自由に毎月100万円も使えるなど、
国民感情からは、納得出来ない。
記載や領収書の添付がなくても、明らかに出来る方法はいくらでもある。
全てが裏金にならないように、使途を明らかにするように制度を変えなければ、
本当の意味での改革にはならない。
そのお金は、国民の税金なのだから。
国民が求めているのは、派閥の解消ではなく、
政治家の収入、支出をガラス張りにすることだ。
それが、不正をさせないことに繋がるはずだ。
果たして、岸田総理にそこまで出来るか。
期待薄ではあるが