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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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もうすぐ、2019年も終わる。

今年を表す一字に 「令」が選ばれた。

私は、「棄」が相応しいと思う。
「すてる」という意味だ。
今の安倍政権は、不都合な物は、すべて廃棄している。
「桜を見る会」の参加者名簿は、公文書にあたらないなどと言って、
公開請求後すぐに廃棄している。
PCのデータ復元も出来ないと突っぱねる。

何かある度に
「丁寧な説明をする」
と言いながら、一度も丁寧な説明は行われない。

それを象徴するのが、
閣僚の辞任が相次いだが、それぞれ疑惑について説明をしていない。

河井夫妻については、未だに姿を現さず、
しかるべき時に説明したいと言いながら、
年を越そうとしている。

しかるべき時とはいつなのか。
この夫妻の選挙に関わる疑惑も
以前から言われていたことではあるが、
衆議院選挙で党本部に擁立されて形であったのに
今、党から見捨てられた形だ。
切り棄てられたのだ。

今の安倍政権は、とにかく切り棄てる。
県民に寄り添うと言いながら、沖縄県民の心に寄り添う姿勢はない。

消費増税で苦しくなる低所得者へのプレミアム商品券も
市役所などに申請に行けない人や
購入資金自体がない人は、切り棄てだ。

やってやってるだろ!と言わんばかりだ。

安倍長期政権で、日本は、戦争の出来る国へと変貌している。
戦争の放棄が、放棄されている。

平和憲法さえ、放棄しようとしている。

国民の安全や安心など、アメリカファーストの安倍晋三には片隅にもないのか。

国民をも棄てる政権
そろそろその恐ろしさに気づくべきではないか。

間もなく2020年を迎える。
オリンピックに浮かれていると
更に恐ろしい事態に進むのではないかと危惧する。

自衛艦が、中東へと旅立った。
アフガニスタンで活動を続けていた中村医師が、
銃弾に倒れて亡くなられた。

砂漠化したアフガニスタンに井戸を掘り、
水路を作って、耕地を作って、人々の命を守る活動を続けてこられた。

かつて、中村氏は、国会に参考人として呼ばれ、
自衛隊の海外派遣に対して、異議を唱えておられた。

日本が、戦争をしない関わらない国として、
リスペクトされていることで、
NGOの活動が出来、攻撃を受けることもない。
しかし、後方支援であれ、
戦争に加担すれば、NGO活動でさえ、危険になる。
PKO派遣や集団的自衛権の行使についても
反対だったと言われる。

アフガニスタンで中村氏を知らない人はいないという。
その棺を大統領自らが担いでいた。
アフガニスタンから勲章も授与されている。

安全な水を確保することで、人々の暮らしと命を守ることが出来る。
医療より前にやるべきことがあると、
自ら重機を動かして、井戸を掘り、水路を作り、
砂漠に緑を復活させた。
あと20年は、活動したいと言われていたという。

こんな人が、本当は
ノーベル平和賞に相応しい人ではないのだろうか。
最も、どこかの大統領のような名誉欲はないだろうから、
中村氏がそれを望んでいたとは思えないが、
その賞金で更なる支援活動が出来たかも知れない。

日本政府は、中村氏の活動や死に対して、
スルー状態だ。

葬儀に参列していた外国人が、
「中村先生は、日本のキリストです。」
と言っていた。
アフガニスタンからの留学生も
先生の意思を継いで、活動を続けたいと言っていた。

国際社会に本当の貢献が出来ない現政権とは大違いである。

中村先生のような方がいることに
我々日本人は、感謝し誇りに思う。
それにしても、どうしてこんな理不尽な目に遭わなければならなかったのだろう。

飢えや貧困は、人々の心も蝕む。
大切なことは、武器ではなく、
食べれることだと、先生の声が聞こえる。

老害死す

11月29日、中曽根康弘元首相が、101歳で老衰のため、亡くなった。

101歳
頭に浮かんだのは、
「憎まれっ子 世にはばかる」
だった。

自民党シンパの方々には、怒られるかも知れないが、
中曽根氏が、大きな功績を残したとは到底思えない。

国鉄の民営化も大成功だったわけではないし、
何より、あの「不沈空母」発言は、許し難い。
日本列島をアメリカ軍のための空母と呼んだわけだ。
アメリカに絶対服従を示したとも言える。

その中曽根氏に引退の引導を渡したのが、
小泉首相だった。
年齢制限に特例は認めないとして、引退を勧告した。
「政治的テロだ」
と憤慨したという。

議員は辞めても、政治家は引退しない
として、その後もその存在を誇示してきた。

自主憲法制定に意欲を示していた。

中曽根氏が、広島の被爆者に
「病は気からだ。」
と言い放ったとされ、広島に寄り添わなかった人と
地元の新聞には書かれている。

政治の世界は、長くその力を持ち続けると、
独裁者にでもなったかのような錯覚に陥るようだ。

この世に敵なし


今の安倍政権も長期政権の弊害は、
この勘違いが自分たちには、正当化されてしまうことだ。

老兵死すではなく、
老害死す

人生の先輩として、意見を求められれば、
その経験から助言することは大切だが、
求められていないのに、指図してしまうと
それは、老害である。

スポーツ選手だけでなく、政治家も引き際が大切だと
この人の老後をみて思う。

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