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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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支え合う

本日の朝刊に 広島市の商工会議所が、
世界同時不況により、経営が悪化しているマツダを下支えするため、
主要企業が、916台のマツダ車の購入を決めたとあった。

とてもいいことですね
とは、言い難い。

確かに マツダが、広島の経済を支え、
引っ張ってきたし、
マツダに関連する中小企業もたくさんある。
何らか、マツダに助けられ、仕事を得ている人たちは多い。
マツダも 地域貢献はしてきたと思う。

プロ野球のカープ球団も
元々、広島東洋カープと言って 東洋工業時代のマツダが前進であり、
主要スポンサーでもある。
球団代表などもマツダからきている。
サッカーのサンフレッチェも 元は、
マツダのサッカー部が中心になってできた。
大きなイベントへの寄付や貢献も大きい。
新しくできる球場の命名権も得て
億単位の支出をしてくれている。

広島県の人は、マスコミでも、経済界の人でも
「マツダのお陰で」とか、「広島は、マツダで持っている」とか
必ず、言われる。

しかし、私は、いつも疑問だった。
そこまで マツダにおんぶに抱っこしてもらっているのに
県の公用車も 警察車両も 主要企業の社用車も
そのほとんどは、トヨタ車である。
どうして マツダ車を使ってあげないのだろうと
ずっと、思っていた。

今になって、広島県が公用車として 200台の購入を決めたり、
商工会議所g、916台の購入を決めたりしているが、
その程度で 今の不況は、乗り切れない。
すでに マツダの孫請けに当たる会社が、倒産し始めている。
マツダ関連で生きてきた会社が、
次々に倒れていくのである。

派遣社員が気の毒だなどと
言っている余裕はないかもしれない。
多くの正社員が職を失い、
住むところを失うことになる。
大変な失業時代になる。

本当の意味での支え合うとは、どういうことなのか。
危機的な状況になってからでは、
気持ちは、尊くとも 支えられないのではないか。

こんな時代、状況だからこそ、
助けることが、助けられることになるということを
みんなが、考えなければいけないのではなだろうか。

テーマ : 気になるニュース - ジャンル : ニュース

第44代アメリカ合衆国大統領に バラク・オバマ氏が就任した。
アメリカ合衆国が、建国以来初の黒人大統領である。
歴史的瞬間である。

オバマ新大統領の就任演説には、
約200万人が集まった。
全世界の人が、その演説に聞き入った。

若干47歳。
華奢な青年。
政治家としての経験は、ほとんど無いに近い。
この先の政治手腕は、未知数である。

しかし、彼の演説は、誰の胸をも打つ。
感動を与える。
それは、選挙の時からそうであったが、
大統領の就任演説も素晴らしいものであった。

彼の演説にも 専任のライターがいる。
彼が、納得できるまで書き直させるという。
原稿は、あっても
演説中のオバマ氏は、ほとんど手元を見ることなく、
聴衆に向かって 語りかける。
だから、熱意や思いが伝わってくる。
日本の首相や 民主党の党首は、
いつも、下を向いて原稿を読んでいる。
人が書いたものだから 読み間違いをするし、
読むことに精いっぱいなので 熱意も思いも伝わってこない。

政治家は、言葉で国民(有権者)に伝えるしかないのに
その言葉が、自分の言葉でないと 伝わるはずがない。
たとえ、書いてもらった原稿でも 8割がた覚えてくればいい。
それすらもなく、下ばかり見て、
誰に 語っているのかわからない。
いつも 情けないと思う。

それに比べて オバマ氏は、いつも国民の方を見て
語っている。
その内容も 日本では、
「わが自民党が、世の中を変える」「民主党こそが、国を良くする」
などと主張するが、
新大統領は、違った。
今の合衆国の疲弊した状態は、国民一人一人の責任である。
新しい合衆国を 作る義務や責任を 国民が負っていて
その結果には、プライス(対価)が与えられ、
プロミス(約束)される。
と 語っていた。
日本で 「国民の責任だから 」などという演説を聞いたことがない。
でも、政治家を選ぶのは、国民であり、
政治が悪いというのは、自分の選択や
無関心の責任だということを 国民が自覚するところから
政治は、変えられるのだ。

アメリカの未来も 茨の道で
救世主のような期待をされると
逆に 評価は、厳しいmのになるかもしれないが、
今までとは違うこと=CHANGE
を アメリカ国民が選んだのだから
しっかりと 見守りたい。

さて、日本も今年は、選挙の年となるはず。
CHANGEを求めるのか、
旧態依然を求めるのか、
国民の政治意識が問われる。
そして、日本の未来が、決まるのだ。

テーマ : オバマ大統領・政権 - ジャンル : 政治・経済

内閣の不支持は、80%近くまでに達している。
定額給付金についても 多くの国民が、
景気浮揚には、繋がらないので 無駄だと判断している。
それでも 政府自民党と公明党は、
どんなことがあっても 定額給付金を実施したいようである。

1万2千円を 毎月もらえるのなら
車でも買って そのローンにでも充てるだろうが、
1回きりで 何か買っても 景気回復の起爆剤とはいかないことは、
小学生にでもわかるだろう。

かなり乱暴な案ではあるが、
本当に景気浮揚したいのなら
2年間、消費税を無料にすれば、
きっと、車や家などの大型消費を刺激できる。

何か、それくらい桁違いなことをした方がいいのかもしれない。

ところで 昨日、渡辺元行革大臣が、自民党に離党届を出した。
党は、受理せず、除名する方針だ。
今のところ、同調者はいないというが、
内心、応援している人や 行動を共にしたい人はいるのだろう。

残念ながら 議員は、選挙に当選してはじめて議員であって
特に 国会議員は、党からの支援なしに
選挙を戦える人は、少ないのだ。
渡辺氏は、党の支援がなくても 当選できるだろう。

政治家は、党の顔色を第一に考えるのではなく、
自らの理念、信条に従うべきである。
渡辺氏が、大臣時代に 命がけでやってきた行政法人の解体や
天下りの廃止を 麻生政権は、いとも簡単に反故にしている。
そんな党にいつまでもしがみつく気はしなかったのだろう。
その勇気には、拍手を送りたい。

今まで 自民党を支持してきた人たちも
今度ばかりは、野党に下野させた方がいいと思っている人たちが多い。

私の選挙区 広島4区も
中川秀直氏のお膝元だが、
今度の選挙では、自民党より 民主党に入れると言っている年配の人が多い。
民主党を支持しているというより、
自民党を政権から 一度外したいという思いだ。
市長選のしこりもあり、
中川氏の苦戦も予想される。

自民党にぶら下がっていることで
落選する自民党議員も出るのではなかろうか。

テーマ : 麻生内閣 - ジャンル : 政治・経済

雇用の確保

2008年は、「派遣切り」という暗い話題で終わった。
世界同時不況は、まだまだ、これから猛威をふるいそうだ。

3月末までに 失業者は、8万5000人のも上ると言われているが、
春以降は、正社員のリストラも懸念される。

東京では、「年越し派遣村」なるものを
ボランティアの人たちが、開いて 多くの人に
寝る所と 食事を与えていた。
厚労省も 講堂を使用させたり、
休校になっている校舎などを提供するという。

しかし、地方の人たちは、東京まで行くわけにはいくまい。
年末年始は、それで凌げても
今後、どうやって生きていくかが、不安なはずだ。

雇用の確保が、最重要課題だ。
日本は、かつて 第1次産業に支えられていた。
それが、高度成長と輸出産業の台頭で
農産物の自給率が、30%強までに落ち込んでいる。
働き手が、そんなに余っているのだから
いっそのこと、農業、漁業、林業などに
従事してもらったらどうだろう。

専業農家では、なかなか暮らせない現状もあるが、
限界集落や過疎の村などには、
空き家や 休耕田があるはずだ。
これらを 借り上げて 貸し与え、
生活保護費程度の賃金に相当する金額を支給する。
3年間、生活を保障し、3年後からは、
最低保障と 出荷による利益を得られるように
しくみを作るのだ。

各地にある農業法人のようなものではなく、
国が主導となって 働くことを条件に
生活の保障をするのだ。

人が余り、農作物が足らないのだから
これを 上手く使わない手はない。

今は、自動車や家電のような工業製品に力を入れても
市場が冷え込んでいるのだから
今こそ、内需に力を入れるべきだ。

定額給付金に2兆円もかかるなら
こうして雇用の確保に使えばいい。
廃屋になってしまう古民家を改造しても
講堂や体育館で 寝起きするよりずっといいはずだ。

安定して収入が得られること
それが、一番の安心であり、
安心感があれば、消費もよみがえる。

今日から 国会だが、
現実的な雇用の確保を 考えて頂きたい。

テーマ : これでいいのか日本 - ジャンル : 政治・経済

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