ロシアがウクライナに侵攻して、1か月以上が経った。
ウクライナの反撃に、首都近くからは、ロシア軍が撤退したというが、
まだ多くの場所で、攻撃が続く。
ウクライナ政府や西側の報道によると、
多くの一般市民が、虐待やレイプ、拷問などの末、射殺されている。
その遺体が放置された映像や、
穴に投げ込まれた遺体の多さに衝撃を受けた。
それでもロシア政府は、
一般市民に銃や砲弾を向けたことはないと言い、
全てがウクライナのでっち上げだと主張。
本気で言っているのだろうか。
もちろん、ウクライナ側からの報道がすべて真実で、
全てであると見るのは間違いで、
ウクライナ側も自分たちに都合が悪いことは見せないだろう。
しかし、国民の命を盾にするとは思えないし、
ロシアの今までの蛮行から、ロシアの主張を信じる人は、
西側にはいないだろう。
ロシア国内では、「戦争」や「侵略」などの言葉を使っただけで、
身柄を拘束されるという。
そのため、表立った抗議デモなどは行われない。
ブチャでの残虐な有様を知って欲しいと、さり気なく伝えようとする人たちもいる。
都合の悪い情報は、ウクライナの意図的なフェイクだと信じている国民も多い。
21世紀にこんな戦争が起こるとは思ってもいなかった。
核を持つ大国が、核をちらつかせて隣国に戦争を仕掛けるなど、
あってはならないと言うのは、簡単だが、
実際に核を持っていることで、他の国も強く出られずにいる。
日本では、安倍元総理は、アメリカとの核のシェアを考えるべきなどと主張する。
目には目を歯には歯を、では緊張感がより高まるだけではないか。
今回、プーチン大統領の精神状態がまともではないのではないかとか、
重病なのではないかなど憶測を呼んでいるが、
核を持つ国のリーダーが、皆理性的であるとは限らない。
誰が、国のトップになるのか、どんな思想を持っているのか、
指示団体はどこなのか、色んな要素が不安にさせる。
本当は、全世界が核を放棄し、戦争をしないと確約すべきなのだが、
条約などを結んでも、隠れて製造、保管をする国は絶対にいる。
なので、本当の意味での核廃絶は進まない。
ロシアのウクライナ侵攻で、ロシアに大きな代償を払わせて、
戦争したら、国際社会から排除され、
国を失うのだと思わせる必要がある。
それを今後の抑止とするしかない。
残念ながら、国連からロシアを追放しようとしても82か国が、
反対や棄権をしている。
一枚岩になれない国際社会。
一般市民を後ろ手に縛り、頭を打ち抜いて殺害。
病院や学校を砲撃。
避難のために女性や子供が集まっていた駅を砲撃。
破壊や略奪を繰り返す。
そんなロシアを許すまじ。
世界大戦が始まれば、人類は滅亡する。
新型コロナウイルスとの闘いにも勝てていない中で、
人間同士で殺し合う愚行。
戦争に大儀も正義もありはしない。
今までの戦争と違って、今はSNSなどでリアルタイムで映像や情報が発信される。
いくら情報統制しても、漏れてくる。
発信されている情報がすべてではないことは、注意が必要だが、
捏造された映像などはすぐに見破られてしまう。
情報発信力が、戦力になった。
どうか、一日も早く、罪のない人々を救い出して欲しい。
国際社会が、知恵を出し、外交で戦争の終結を進めて欲しい。