fc2ブログ

プロフィール

hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


月別アーカイブ


カテゴリー


FC2カウンター


ブロとも申請フォーム


平成の終わり

いよいよ平成もあと1ヵ月ほどとなった。

新元号の発表が、4月1日で、
何になるのか、
誰が発表するのか、
など、マスコミは騒がしい。

近代では初の生前退位のため、
元号決定にある程度時間があるので、
色々言いたいらしいが、
正直どうでもいいことだ。

平成は、昭和天皇の崩御から翌日には、発表された。
少し前から、候補の選定はされていたようだが、
表だって元号の話題は出なかった。
それが、習わしだ。

たまたま、今回は、現天皇が、譲位を希望され、
特別に認められただけだ。

明治も
大正も
昭和も
違和感はなかったし、
国民が、口を挟める事柄ではない。

平成の時も
「ああ、そうですか。」
という感じ。

そもそも、1天皇1元号であるべきなのか。
先進国で、元号を使っている国はない。
西暦だ。
日本でも、普通の生活で元号は、ほとんど使わない。
役所か病院くらいだ。

元号では、年齢も分からない。
昭和の人などと、古めかしいかのように言われたりもする。

頻繁に元号が変わっては、色々とややこしい。
どうしても、元号を使いたいなら、
99年まで同じ元号で、100年の年に変えれば、
混乱も招くまい。

ワイドショーなどで、元号の予想をしているが、
予想された物は、絶対に使わないそうだから、
選択肢を狭めてしまう。
つまり、邪魔をしているのだ。

元号商法もすでに、動き出している。
新天皇の即位を祝う気持ちはいい。
しかし、それが政治的、社会的に利用されるのはいかがなものか。

平成の時を踏襲するということで、
発表は、菅官房長官だそうだ。
その映像は、後世に残る。
いやだな。

総理談話を安倍総理が、記者会見の形で行うそうだ。
時代の代わり目を、粛々とリーダーシップをもって進めたと
これまた、後世に残るだろう。
十分な晴れ舞台ではないか。

天皇制の在り方も考えなければいけない時期にきているのだろう。
男系男子では、すでに先がない。

女性天皇とか、女性宮家とか、議論はあろう。

男子が産まれ難いことを考えると、
皇室の維持自体を議論すべきなのではないか。

平成天皇は、近代稀にみる国民に寄り添った天皇だ。
象徴天皇としてのあるべき姿を常に模索され、
実践されてこられた。
その姿勢には、頭が下がる。

災害に苦しむ人がいれば、
飛んでいかれ、膝をついて声をかけられ、
沖縄にも何度も足を運ばれ、
先の戦争で日本兵が命を落とした南洋の島々の訪問も終えられた。

平成は、戦争のない時代だったが、
昭和の後始末の時代でもあった。
それを、身をもって示されたのが平成天皇だろう。

戦争の出来る国へと進もうとする政権に
その行動で「ノー」を示してこられたのだ。

皇太子が、天皇に即位されても
天皇皇后両陛下の後を、立派に継いで頂きたい。


19日、政府は、児童虐待防止法と児童福祉法の改正を閣議決定した。

民法の懲戒権についても見直すという。

しつけとしての体罰を法的に禁止するというものだ。

ここ十年以上も前から、子供たちの虐待死のニュースが後を絶たない。
虐待した親は、口を揃えて
「しつけのつもりだった。」
と言う。
そんな言い訳は許さないということだ。

しかし、それで子供が守れるのだろうか。
法律で規制されると、アザや打撲などが見つかるとまずいので、
子供を社会から隔離しようとして、
さらに見えなくなるのではないだろうか。

法整備には、バランスが重要だ。
規制したから良しではない。

以前にも書いたが、児童相談所の権限強化や、
担当者のレベル、意識向上を図らなければならない。
警察やケースワーカーなども連携し、
都道府県を超えて、情報共有すべきである。

見に行きました
特に異常はありませんでした
終わり
では、意味がない。

絶対的な人員不足でもある。
尊い仕事だというプライドも必要だ。

冷たいシャワーを浴びせる
生後3か月の子に熱湯を浴びせる
火傷した子供を置いてパチンコに行く
5歳の兄が、妹を救う

勝手に生んだかも知れないが、
産まれてきた子は、社会の宝だ。
ダメ親の手から切り離して、社会が守らなければ、
幼い、尊い命が、無惨に奪われていく。

これを守れずに、何の政治だ。

出生届さえ出されず、その存在さえ知られていない子供も数千人はいるという。

育てられないと言うのは、恥ではない。
無理なら、公的支援を求めて欲しい。
どうしていいか分からない親もいるだろう。

周囲が、声をかけて欲しい。
変化に気づいて欲しい。
やはり、コミュニティが大切なのだ。
しかし、虐待する親は、他人に近づかないし、近づいて欲しくもない。
そこをどうするかなのだ。

子供を保護するだけでなく、親の相談に乗ること。
寄り添える仕組みが必要だろう。

厳密には、しつけは必要だ。
それが、体罰であるべきではない。

私は、親に叩かれたことはない。
しかし、ご飯を取り上げられたことはある。
叱られるのは、自分が悪かったからと分かっていた。
だから、親を怨むこともない。

虐待を受けた人が親になると、また、虐待してしまうという。
彼らも被害者だった。
それを分かってあげるところから、何か出来はしないかと
考える今日この頃だ。
ピエール滝、逮捕!
の一報には、とにかく驚いた。
以降、彼の作品の自粛の話題で持ち切りだ。

ミュージシャンとしてもデビュー30周年の年。
俳優としては、存在感のあるいい演技をしている。
CMやMCを務める番組などを含めると、
数十本もあり、その人気ぶりが分かる。

NHKの大河ドラマでも重要な役だ。
これから公開予定の映画もあるという。
各々、代役を立てて撮り直したり、公開を検討中だったりする。

本人は、かなり以前から大麻やヘロインを使用していたと認めている。

日本では、違法薬物であって、その使用は犯罪だ。
罪は問われて、当然だ。

彼の顔がデザインされているマンホールの蓋が取り替えられたという報道があった。

今までも、多くのミュージシャンや有名人が、
違法薬物使用で逮捕され、
その作品が自主回収されたり、
ドラマや映画の上映がなくなったりした。

ミュージシャンだとCDが、お店か撤去されたり、
音楽配信がストップされた。

この過剰な自粛は、日本だけらしい。
韓国でも、アメリカでも作品の自主回収や、
配信、販売の中止をすることはないという。

CDや映画は、お金を払うもの、
嫌なら買わなければいい。
ドラマも見なければいいのだ。

CMは、さすがに企業イメージもあるので中止は仕方なかろう。

見せしめかも知れないが、薬物中毒患者でもあるのだから、
いずれ更生プログラムも受けなければいけないだろう。

家族もいる。
収入源を全て奪っては、更生もままならない。

殺人事件を起こしたり、被害者のいる犯罪とは分けて考えてもいいのでは。

ネットや電話でクレームの声が大きくなることを恐れてのことだろうが、
映画やドラマは、制作に関わる人全ての思いと努力があり、
一部のクレーマーに屈するのは、いかがなものか。

まして、過去の作品まで否定されるのは、行き過ぎだろう。

作品には罪はないのだ。

51歳の息子の逮捕に80歳代の父親のコメントを求めるのも止めるべきだ。

ただただ残念だ。

復興道半ば

3月11日、あの東日本大震災から8年が経った。

各テレビ局では、特番が組まれていたので、どれも観た。

昔と違って、多くの映像や動画が残っているので、
その迫力に言葉を失う。

8年前、テレビで津波の映像が流れていた。
撮影者は、一般の人で
「ああ、やめてくれ。誰か止めてくれ。」
と叫びながら撮影していた。

津波の前に、最大級の地震が襲い、避難している最中の津波。
人々を大きな黒い波が襲う。
家も車も船までも波にさらわれていく。
押し寄せた波は、やがて引き波となって、全ての物を海へと引きずり込んでいった。

水が引いた後の町は、瓦礫の山となり、
家も公園も道も無くなっていた。

被災者の絶望感。
想像することも出来ない。
犠牲者は、15000人を超え、
今なお2500人以上の行方不明者を数える。

あれから8年。
陸前高田市では、大きな防潮堤が完成しつつあり、
かさ上げされた宅地が完成していた。
しかし、その宅地は、ほとんどが空き地のままだ。

市長によると、区画整理事業で土地のかさ上げと収用を行ったが、
地権者の確認に2年余りを要し、
元々の空き地も多かった。

8年という年月の間に、新たな場所で新たな生活を始めた人は、
更地が出来てもなかなか戻っては来ない。
時間がかかり過ぎた。

2、3年のうちは、早く地元で家や会社を再建したいと思っているが、
いつまでもそのままでもいられないし、気持ちも変わる。
切り替えなければ、生活していけない。
子供の学校の問題、仕事の問題、そして、災害への不安。

大きな防潮堤を作っても、10数メートルもかさ上げしても
絶対的な安全はない。

完全な防災など無理なのだ。
なので、今は、減災という考えが主流だ。

高知県には、津波に備えてシェルターが建設されているという。
高齢者が高台に逃げるのは、困難なので、低い所に入口を作って
扉を閉めると、水も入らない。
食料の備蓄もされ、中には畳もある。
10分程度で、その集落の高齢者が避難出来るとしていた。

今、私はケガをして松葉杖だが、
足が不自由な人や寝たきりの人は到底避難出来ない。
それも課題だ。

東日本大震災で最も人災と言えるのは、
福島原発の事故だろう。
地震、津波だけでもそこに住む人々の復興は遅々としているのに、
原発事故の処理は、それ以上に進んでいない。

家もある、町もあるのに戻れない人々。

原発がどれだけ危険で扱えないものかがはっきりしたはずだ。
汚染水の処理も出来ず、汚染土の処理も出来ない。

福島の人から故郷、思い出、暮らしを奪ったのだ。
それでも、安全だと言い続けて、原発の再稼働を繰り返す現政権。

福島の人が、汚染土を東京オリンピックの会場作りの基礎に使えばいいじゃないかと言っていた。
どんなに綺麗事を言っても、首都に汚染土を持ってこようとはしない。
原発の恩恵を一番受けている所が、そのリスクを負担しないのだ。

被災地に寄り添っているとは、到底言えまい。

この震災以来、大きな自然災害が続く。

本来なら、東京オリンピックも止めて、その予算を復興に回すべきだ。
無駄なお金を使う余裕はないはずなのだ。

復興庁も来年にはなくなるという。
復興大臣もろくなのがいなかったから、復興庁という組織でなくてもいいと思うが、
東北に本部を置く国の組織は必要だ。

これからもどこでどんな災害が発生するか分からない。

日頃から復興についても計画しておくべきかも知れない。
具体的なことは出来ないが、よりコンパクトな町作りを考えておく必要はある。
全てを戸建てでするより、集合住宅にし、公共機関ゾーン、医療機関ゾーン、教育ゾーンなどに区分けするなど
智恵を絞っておくべきだ。
速やかな実行のため、区画整理の特例を作って
地権者の確認なしでも出来る法整備も必要だろう。

昔の人は、水害に遭った場所に石碑を立てている。
こんなところにと思うところに水害があって、犠牲者が何人いたと記されている。
実は、色々な場所にそんな石碑がある。
昔の人の警告を今一度確認してみよう。
大阪では、7日、大阪市の法定協議会で大阪都構想の是非を求める住民投票が否決されたことを受けて
大阪府知事と大阪市長のダブル選挙に打って出るという。

4月の統一地方選挙の投開票に合わせて選挙を行うという。

大阪都構想って、なんだっけ?
まだ、やってたん?
というのが、率直な感想だ。

二重行政による無駄を廃止するために
大阪市を廃止し、府とともに特別区を新設するというもの。

東京に一極集中していることに一石を投じているらしい。

大阪維新の会は、都構想実現のため、
かつては、橋下氏が府知事になり、
都構想に反対の大阪市長に対して、橋下氏が、府知事を辞めて
大阪市長に立候補。
その時、松井氏を府知事に担いだ。

橋下氏は、確かに行政の無駄を洗い出したり、
行政改革を進めた。
しかし、都構想に対する住民投票では、
僅差とはいえ反対が上回った。

その結果を受けて、橋下氏は辞職し、政界を離れた。

現在、府知事も市長も維新の会だが、
ただ、辞職して選挙をすると、残りの任期のみになるので、
府知事と市長を入れ替えて立候補するという。
無駄な費用を使うなという批難をかわすためだ。

統一地方選挙と一緒にやればいいでしょと簡単なことではない。
投票率は上がるかも知れないが、
掲示板の設置、投票用紙の準備、
何より、開票作業は、とんでもないことになる。
職員の負担は?

大阪で、都構想を理解し、期待している府民、市民はどれだけいるんだろう。

大阪府民ではないので、興味はない。
だが、いつも感じるのは、大阪が東京に比べて損しているから
大阪を良くしたいんだという思いだ。

逆に言えば、大阪さえ良ければいいという風にも見える。

大阪以外の人間から見ると、単なる大阪ファーストでしかない。
しかも、それは、維新の会の党利党略であって、市民の利益なのか。

松井知事は、
「このままでは、死んでも死にきれない。」
と言う。
それほどのことか。

都構想を実現するには、国の協力も必要なため、
維新の会は、国会議員も送る。
野党なのか、与党なのか、
安倍政権にすり寄るコバンザメのような政党だ。

二重行政の打破は、必要かも知れない。
それが、都構想だという意味はよく分からない。

自分たちの思いのために、税金の無駄使いではないのか。
その胸に問うてみてはいかがか。

万博誘致やカジノ構想。
大阪を目立たせたいだけか?

ダブル選挙が、府民、市民のためと思っている市民はどれほどいるのだろう。

政党のメンツのためでないことを願う。

米朝会談決裂

2月27日、トランプ大統領も金正恩委員長も
「皆が喜ぶ結果が出せる」
と自信を見せていた。

米国は、北朝鮮の非核化を
北朝鮮は、制裁緩和を期待し、
なんらかの合意が出来るという確信めいたものさえあった。

それが一転、何の合意もないまま終了。
トップ会談で何の結果もないとは珍しい。
そもそも実務者協議で大枠を合意して、
最後をトップが文書にサインという流れであるべきだが、
注目されたい二人は、2度目のトップ会談に踏み切った。

ところが、トランプ大統領は、本国で尻に火がついていた。
元顧問弁護士のコーエン氏が、公聴会で
トランプ氏の大統領選挙に関わる疑惑に答え、
トランプ氏を
「人種差別主義者、嘘つき、詐欺師、ペテン師」
と言い放った。
不倫相手への口止め料の支払いなども赤裸々に告白し、
証拠も見せた。

そんな報道を見ての28日だった。
自分ファーストのトランプ大統領は、
こんなことをしている場合ではなかったのだろう。
側近からも急いではならないと釘を刺されたか。

昼食会も署名もキャンセルし、早々に帰路につく。
自分のことでその頭はいっぱいだ。

一方の北朝鮮もこの大統領でなければ、
アメリカから制裁緩和を引き出すことが出来ないので
強い反発は見せず、次があるかのような対応となった。
金委員長は、やや暗い顔だったという。

これでノーベル平和賞はない。

そんな中で、安倍総理は、
拉致問題について、提起してもらったと語る。
「日本が拉致問題のこと言ってるから、聞いてやれば。」
みたいな感じか。

なぜ、日本国民の問題なのに他力本願なのか。
北朝鮮とのパイプ作りはお願いしても
交渉は、日本がすることだ。
自分ファーストのトランプ大統領には、関心のないこと。
社交辞令で答えてるだけだ。

まして、今回のように事実上決裂してしまっては、
拉致問題など消え失せてしまったことだろう。
こんな時に、盟友として自ら行動すべきが、安倍総理ではないのか。

ノーベル平和賞にトランプ大統領を推薦している場合ではない。
それでは、単なる太鼓持ちだ。
日本国民として極めて恥ずかしい。

早くも来年は、アメリカ大統領選挙だ。
トランプ氏の再選に赤信号が灯っている。

 | BLOG TOP |