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はてなキーワード: かのかとは

2026-05-04

これでも「恋愛はしなくていい」?

めまいがした。

ずっと減り続けてるじゃん!

子どもの数、1329万人で過去最少 45年連続減で最低更新 - 日本経済新聞

恋愛できず悩む男性に、ときどき「恋愛なんてしなくていい」ってアドバイスが送られてるけどさ。

出生数の驚きの現状を知ってなお、同じセリフを言えるなら、せめて

恋愛なしで少子化をどうするか”

の対案を出しなよ。

てかさ、

好きでもない男のガキなんて産めるわけないだろ!!!

本当にそれ。

どんな家庭でも二人で子どもを育てるのだから、キッカケはどうあれ何らかのかたちで好き(恋愛)ではあると思う。

2026-04-23

お伽草紙

太宰治


「あ、鳴つた。」

 と言つて、父はペンを置いて立ち上る。警報くらゐでは立ち上らぬのだが、高射砲が鳴り出すと、仕事をやめて、五歳の女の子に防空頭巾かぶせ、これを抱きかかへて防空壕にはひる。既に、母は二歳の男の子を背負つて壕の奥にうずくまつてゐる。

「近いやうだね。」

「ええ。どうも、この壕は窮屈で。」

「さうかね。」と父は不満さうに、「しかし、これくらゐで、ちやうどいいのだよ。あまり深いと生埋めの危険がある。」

「でも、もすこし広くしてもいいでせう。」

「うむ、まあ、さうだが、いまは土が凍つて固くなつてゐから掘るのが困難だ。そのうちに、」などあいまいな事を言つて、母をだまらせ、ラジオの防空情報に耳を澄ます

 母の苦情が一段落すると、こんどは、五歳の女の子が、もう壕から出ませう、と主張しはじめる。これをなだめる唯一の手段絵本だ。桃太郎、カチカチ山、舌切雀、瘤取り、浦島さんなど、父は子供に読んで聞かせる。

 この父は服装もまづしく、容貌も愚なるに似てゐるが、しかし、元来ただものでないのである物語創作するといふまことに奇異なる術を体得してゐる男なのだ

 ムカシ ムカシノオ話ヨ

 などと、間まの抜けたやうな妙な声で絵本を読んでやりながらも、その胸中には、またおのづから別個の物語が※(「酉+榲のつくり」、第3水準1-92-88)醸せられてゐるのである

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瘤取り

ムカシ ムカシノオ話ヨ

ミギノ ホホニ ジヤマツケナ

コブヲ モツテル オヂイサン

 このお爺さんは、四国阿波剣山のふもとに住んでゐたのである。(といふやうな気がするだけの事で、別に典拠があるわけではない。もともと、この瘤取りの話は、宇治拾遺物語から発してゐものらしいが、防空壕の中で、あれこれ原典を詮議する事は不可能である。この瘤取りの話に限らず、次に展開して見ようと思ふ浦島さんの話でも、まづ日本書紀にその事実がちやんと記載せられてゐるし、また万葉にも浦島を詠じた長歌があり、そのほか、丹後風土記やら本朝神仙伝などといふものに依つても、それらしいものが伝へられてゐるやうだし、また、つい最近於いては鴎外の戯曲があるし、逍遥などもこの物語舞曲にした事は無かつたかしら、とにかく、能楽歌舞伎芸者の手踊りに到るまで、この浦島さんの登場はおびただしい。私には、読んだ本をすぐ人にやつたり、また売り払つたりする癖があるので、蔵書といふやうなものは昔から持つた事が無い。それで、こんな時に、おぼろげな記憶をたよつて、むかし読んだ筈の本を捜しに歩かなければならぬはめに立ち到るのであるが、いまは、それもむづかしいだらう。私は、いま、壕の中にしやがんでゐるのである。さうして、私の膝の上には、一冊の絵本がひろげられてゐるだけなのである。私はいまは、物語の考証はあきらめて、ただ自分ひとりの空想を繰りひろげるにとどめなければならぬだらう。いや、かへつてそのはうが、活き活きして面白いお話が出来上るかも知れぬ。などと、負け惜しみに似たやうな自問自答をして、さて、その父なる奇妙の人物は、

ムカシ ムカシノオ話ヨ

 と壕の片隅に於いて絵本を読みながら、その絵本物語と全く別個の新しい物語を胸中に描き出す。)

 このお爺さんは、お酒を、とても好きなのである。酒飲みといふものは、その家庭に於いて、たいてい孤独ものである孤独から酒を飲むのか、酒を飲むから家の者たちにきらはれて自然孤独の形になるのか、それはおそらく、両の掌をぽんと撃ち合せていづれの掌が鳴つたかを決定しようとするやうな、キザな穿鑿に終るだけの事であらう。とにかく、このお爺さんは、家庭に在つては、つねに浮かぬ顔をしてゐるのである。と言つても、このお爺さんの家庭は、別に悪い家庭では無いのである。お婆さんは健在である。もはや七十歳ちかいけれども、このお婆さんは、腰もまがらず、眼許も涼しい。昔は、なかなかの美人であつたさうである若いから無口であつて、ただ、まじめに家事にいそしんでゐる。

「もう、春だねえ。桜が咲いた。」とお爺さんがはしやいでも、

「さうですか。」と興の無いやうな返辞をして、「ちよつと、どいて下さい。ここを、お掃除しまから。」と言ふ。

 お爺さんは浮かぬ顔になる。

 また、このお爺さんには息子がひとりあつて、もうすでに四十ちかくになつてゐるが、これがまた世に珍しいくらゐの品行方正、酒も飲まず煙草も吸はず、どころか、笑はず怒らず、よろこばず、ただ黙々と野良仕事、近所近辺の人々もこれを畏敬せざるはなく、阿波聖人の名が高く、妻をめとらず鬚を剃らず、ほとんど木石ではないかと疑はれるくらゐ、結局、このお爺さんの家庭は、実に立派な家庭、と言はざるを得ない種類のものであつた。

 けれども、お爺さんは、何だか浮かぬ気持である。さうして、家族の者たちに遠慮しながらも、どうしてもお酒を飲まざるを得ないやうな気持になるのであるしかし、うちで飲んでは、いつそう浮かぬ気持になるばかりであつた。お婆さんも、また息子の阿波聖人も、お爺さんがお酒を飲んだつて、別にそれを叱りはしない。お爺さんが、ちびちび晩酌をやつてゐる傍で、黙つてごはんを食べてゐる。

「時に、なんだね、」とお爺さんは少し酔つて来ると話相手が欲しくなり、つまらぬ事を言ひ出す。「いよいよ、春になつたね。燕も来た。」

 言はなくたつていい事である

 お婆さんも息子も、黙つてゐる。

「春宵一刻、価千金、か。」と、また、言はなくてもいい事を呟いてみる。

「ごちそうさまでござりました。」と阿波聖人は、ごはんをすまして、お膳に向ひうやうやしく一礼して立つ。

「そろそろ、私もごはんにしよう。」とお爺さんは、悲しげに盃を伏せる。

 うちでお酒を飲むと、たいていそんな工合ひである

アルヒ アサカラ ヨイテンキ

ヤマヘ ユキマス シバカリ

 このお爺さんの楽しみは、お天気のよい日、腰に一瓢をさげて、剣山にのぼり、たきぎを拾ひ集める事である。いい加減、たきぎ拾ひに疲れると、岩上に大あぐらをかき、えへん! と偉さうに咳ばらひを一つして、

「よい眺めぢやなう。」

 と言ひ、それから、おもむろに腰の瓢のお酒を飲む。実に、楽しさうな顔をしてゐる。うちにゐる時とは別人の観がある。ただ変らないのは、右の頬の大きい瘤くらゐのものである。この瘤は、いまから二十年ほど前、お爺さんが五十の坂を越した年の秋、右の頬がへんに暖くなつて、むずかゆく、そのうちに頬が少しづつふくらみ、撫でさすつてゐると、いよいよ大きくなつて、お爺さんは淋しさうに笑ひ、

「こりや、いい孫が出来た。」と言つたが、息子の聖人は頗るまじめに、

「頬から子供が生れる事はござりません。」と興覚めた事を言ひ、また、お婆さんも、

いのちにかかはるものではないでせうね。」と、にこりともせず一言、尋ねただけで、それ以上、その瘤に対して何の関心も示してくれない。かへつて、近所の人が、同情して、どういふわけでそんな瘤が出来たのでせうね、痛みませんか、さぞやジヤマツケでせうね、などとお見舞ひの言葉を述べる。しかし、お爺さんは、笑つてかぶりを振る。ジヤマツケどころか、お爺さんは、いまは、この瘤を本当に、自分可愛い孫のやうに思ひ、自分孤独を慰めてくれる唯一の相手として、朝起きて顔を洗ふ時にも、特別にていねいにこの瘤に清水をかけて洗ひ清めてゐるのであるけふのやうに、山でひとりで、お酒を飲んで御機嫌の時には、この瘤は殊にも、お爺さんに無くてかなはぬ恰好の話相手である。お爺さんは岩の上に大あぐらをかき、瓢のお酒を飲みながら、頬の瘤を撫で、

「なあに、こはい事なんか無いさ。遠慮には及びませぬて。人間すべからく酔ふべしぢや。まじめにも、程度がありますよ。阿波聖人とは恐れいる。お見それ申しましたよ。偉いんだつてねえ。」など、誰やらの悪口を瘤に囁き、さうして、えへん! と高く咳ばらひをするのである

ハカニ クラク ナリマシタ

カゼガ ゴウゴウ フイテキテ

メモ ザアザア フリマシタ

 春の夕立ちは、珍しい。しかし、剣山ほどの高い山に於いては、このやうな天候の異変も、しばしばあると思はなければなるまい。山は雨のために白く煙り、雉、山鳥があちこちから、ぱつぱつと飛び立つて矢のやうに早く、雨を避けようとして林の中に逃げ込む。お爺さんは、あわてず、にこにこして、

「この瘤が、雨に打たれてヒンヤリするのも悪くないわい。」

 と言ひ、なほもしばらく岩の上にあぐらをかいたまま、雨の景色を眺めてゐたが、雨はいよいよ強くなり、いつかうに止みさうにも見えないので、

「こりや、どうも、ヒンヤリしすぎて寒くなつた。」と言つて立ち上り、大きいくしやみを一つして、それから拾ひ集めた柴を背負ひ、こそこそと林の中に這入つて行く。林の中は、雨宿りの鳥獣で大混雑である

はい、ごめんよ。ちよつと、ごめんよ。」

 とお爺さんは、猿や兎や山鳩に、いちいち上機嫌で挨拶して林の奥に進み、山桜大木の根もとが広い虚うろになつてゐるのに潜り込んで、

「やあ、これはいい座敷だ。どうです、みなさんも、」と兎たちに呼びかけ、「この座敷には偉いお婆さんも聖人もゐませんから、どうか、遠慮なく、どうぞ。」などと、ひどくはしやいで、そのうちに、すうすう小さい鼾をかいて寝てしまつた。酒飲みといふものは酔つてつまらぬ事も言ふけれど、しかし、たいていは、このやうに罪の無いものである

ユフダチ ヤムノヲ マツウチニ

ツカレガ デタカ オヂイサン

イツカ グツスリ ネムリマ

オヤマハ ハレテ クモモナ

アカルイ ツキヨニ ナリマシタ

 この月は、春の下弦の月である。浅みどり、とでもいふのか、水のやうな空に、その月が浮び、林の中にも月影が、松葉のやうに一ぱいこぼれ落ちてゐる。しかし、お爺さんは、まだすやすや眠つてゐる。蝙蝠が、はたはたと木の虚うろから飛んで出た。お爺さんは、ふと眼をさまし、もう夜になつてゐるので驚き、

「これは、いけない。」

 と言ひ、すぐ眼の前に浮ぶのは、あのまじめなお婆さんの顔と、おごそかな聖人の顔で、ああ、これは、とんだ事になつた、あの人たちは未だ私を叱つた事は無いけれども、しかし、どうも、こんなにおそく帰つたのでは、どうも気まづい事になりさうだ、えい、お酒はもう無いか、と瓢を振れば、底に幽かにピチヤピチヤといふ音がする。

「あるわい。」と、にはかに勢ひづいて、一滴のこさず飲みほして、ほろりと酔ひ、「や、月が出てゐる。春宵一刻、――」などと、つまらぬ事を呟きながら木の虚うろから這ひ出ると、

オヤ ナンデセウ サワグコヱ

ミレバ フシギダ ユメデシヨカ

 といふ事になるのである

 見よ。林の奥の草原に、この世のものとも思へぬ不可思議光景が展開されてゐるのである。鬼、といふものは、どんなものだか、私は知らない。見た事が無いかである。幼少の頃から、その絵姿には、うんざりするくらゐたくさんお目にかかつて来たが、その実物に面接するの光栄には未だ浴してゐないのである。鬼にも、いろいろの種類があるらしい。××××鬼、××××鬼、などと憎むべきものを鬼と呼ぶところから見ても、これはとにかく醜悪性格を有する生き物らしいと思つてゐると、また一方に於いては、文壇鬼才何某先生の傑作、などといふ文句新聞新刊書案内欄に出てゐたりするので、まごついてしまふ。まさか、その何某先生が鬼のやうな醜悪の才能を持つてゐるといふ事実暴露し、以て世人に警告を発するつもりで、その案内欄に鬼才などといふ怪しむべき奇妙な言葉使用したのでもあるまい。甚だしきに到つては、文学の鬼、などといふ、ぶしつけな、ひどい言葉を何某先生に捧げたりしてゐて、これではいくら何でも、その何某先生も御立腹なさるだらうと思ふと、また、さうでもないらしく、その何某先生は、そんな失礼千万醜悪綽名をつけられても、まんざらでないらしく、御自身ひそかにその奇怪の称号を許容してゐるらしいといふ噂などを聞いて、迂愚の私は、いよいよ戸惑ふばかりである。あの、虎の皮のふんどしをした赤つらの、さうしてぶざいくな鉄の棒みたいなものを持つた鬼が、もろもろの芸術の神であるとは、どうしても私には考へられないのである鬼才だの、文学の鬼だのといふ難解な言葉は、あまり使用しないはうがいいのではあるまいか、とかねてから愚案してゐた次第であるが、しかし、それは私の見聞の狭い故であつて、鬼にも、いろいろの種類があるのかも知れない。このへんで、日本百科辞典でも、ちよつと覗いてみると、私もたちまち老幼婦女子の尊敬の的たる博学の士に一変して、(世の物識りといふものは、たいていそんなものである)しさいらしい顔をして、鬼に就いて縷々千万言を開陳できるのでもあらうが、生憎と私は壕の中にしやがんで、さうして膝の上には、子供絵本が一冊ひろげられてあるきりなのである。私は、ただこの絵本の絵に依つて、論断せざるを得ないのである

 見よ。林の奥の、やや広い草原に、異形の物が十数人、と言ふのか、十数匹と言ふのか、とにかく、まぎれもない虎の皮のふんどしをした、あの、赤い巨大の生き物が、円陣を作つて坐り、月下の宴のさいちゆうである

 お爺さん、はじめは、ぎよつとしたが、しかし、お酒飲みといふものは、お酒を飲んでゐない時には意気地が無くてからきし駄目でも、酔つてゐる時には、かへつて衆にすぐれて度胸のいいところなど、見せてくれるものである。お爺さんは、いまは、ほろ酔ひである。かの厳粛なるお婆さんをも、また品行方正の聖人をも、なに恐れんやといふやうなかなりの勇者になつてゐるのである。眼前の異様の風景に接して、腰を抜かすなどといふ醜態を示す事は無かつた。虚うろから出た四つ這ひの形のままで、前方の怪しい酒宴のさまを熟視し、

「気持よささうに、酔つてゐる。」とつぶやき、さうして何だか、胸の奥底から、妙なよろこばしさが湧いて出て来た。お酒飲みといふものは、よそのものたちが酔つてゐるのを見ても、一種のよろこばしさを覚えるものらしい。所謂利己主義者ではないのであらう。つまり隣家の仕合せに対して乾盃を挙げるといふやうな博愛心に似たものを持つてゐるのかも知れない。自分も酔ひたいが、隣人もまた、共に楽しく酔つてくれたら、そのよろこびは倍加するもののやうである。お爺さんだつて、知つてゐる。眼前の、その、人とも動物もつかぬ赤い巨大の生き物が、鬼といふおそろしい種族のものであるといふ事は、直覚してゐる。虎の皮のふんどし一つに依つても、それは間違ひの無い事だ。しかし、その鬼どもは、いま機嫌よく酔つてゐる。お爺さんも酔つてゐる。これは、どうしても、親和の感の起らざるを得ないところだ。お爺さんは、四つ這ひの形のままで、なほもよく月下の異様の酒宴を眺める。鬼、と言つても、この眼前の鬼どもは、××××鬼、××××鬼などの如く、佞悪の性質を有してゐ種族のものでは無く、顔こそ赤くおそろしげではあるが、ひどく陽気で無邪気な鬼のやうだ、とお爺さんは見てとつた。お爺さんのこの判定は、だいたいに於いて的中してゐた。つまり、この鬼どもは、剣山隠者とでも称すべき頗る温和な性格の鬼なのである地獄の鬼などとは、まるつきり種族が違つてゐるのである。だいいち、鉄棒などといふ物騒なものを持つてゐない。これすなはち、害心を有してゐない証拠と言つてよい。しかし、隠者とは言つても、かの竹林賢者たちのやうに、ありあまる知識をもてあまして、竹林に逃げ込んだといふやうなものでは無くて、この剣山隠者の心は甚だ愚である。仙といふ字は山の人と書かれてゐから、何でもかまはぬ、山の奥に住んでゐる人を仙人と称してよろしいといふ、ひどく簡明の学説を聞いた事があるけれども、かりにその学説に従ふなら、この剣山隠者たちも、その心いかに愚なりと雖も、仙の尊称を奏呈して然るべきものかも知れない。とにかく、いま月下の宴に打興じてゐるこの一群の赤く巨大の生き物は、鬼と呼ぶよりは、隠者または仙人呼称するはうが妥当のやうなしろものなのである。その心の愚なる事は既に言つたが、その酒宴の有様を見るに、ただ意味も無く奇声を発し、膝をたたいて大笑ひ、または立ち上つて矢鱈にはねまはり、または巨大のからだを丸くして円陣の端から端まで、ごろごろところがつて行き、それが踊りのつもりらしいのだから、その智能の程度は察するにあまりあり、芸の無い事おびただしい。この一事を以てしても、鬼才とか、文学の鬼とかい言葉は、まるで無意味ものだといふことを証明できるやうに思はれる。こんな愚かな芸無しどもが、もろもろの芸術の神であるとは、どうしても私には考へられないのである。お爺さんも、この低能の踊りには呆れた。ひとりでくすくす笑ひ、

「なんてまあ、下手な踊りだ。ひとつ、私の手踊りでも見せてあげませうかい。」とつぶやく

ヲドリノ スキナ オヂイサン

スグニ トビダシ ヲドツタラ

コブガ フラフラ ユレルノデ

トテモ ヲカシイ オモシロ

 お爺さんには、ほろ酔ひの勇気がある。なほその上、鬼どもに対し、親和の情を抱いてゐるのであるから、何の恐れるところもなく、円陣のまんなかに飛び込んで、お爺さんご自慢の阿波踊りを踊つて、

むすめ島田年寄りやかつらぢや

赤い襷に迷ふも無理やない

嫁も笠きて行かぬか来い来い

 とかい阿波俗謡をいい声で歌ふ。鬼ども、喜んだのなんの、キヤツキヤツケタケタと奇妙な声を発し、よだれやら涙やらを流して笑ひころげる。お爺さんは調子に乗つて、

大谷通れば石ばかり

笹山通れば笹ばかり

 とさらに一段と声をはり上げて歌ひつづけ、いよいよ軽妙に踊り抜く。

オニドモ タイソウ ヨロコン

ツキヨニヤ カナラズ ヤツテキテ

ヲドリ ヲドツテ ミセトクレ

ソノ ヤクソクノ オシルシ

ダイジナ モノヲ アヅカラウ

 と言ひ出し、鬼たち互ひにひそひそ小声で相談し合ひ、どうもあの頬ぺたの瘤はてかてか光つて、なみなみならぬ宝物のやうに見えるではないか、あれをあづかつて置いたら、きつとまたやつて来るに違ひない、と愚昧なる推量をして、矢庭に瘤をむしり取る。無智ではあるが、やはり永く山奥に住んでゐるおかげで、何か仙術みたいなものを覚え込んでゐたのかも知れない。何の造作も無く綺麗に瘤をむしり取つた。

 お爺さんは驚き、

「や、それは困ります。私の孫ですよ。」と言へば、鬼たち、得意さうにわつと歓声を挙げる。

アサデス ツユノ ヒカルミチ

コブヲ トラレタ オヂイサン

ツマラナサウニ ホホヲ ナデ

オヤマヲ オリテ ユキマシタ

 瘤は孤独のお爺さんにとつて、唯一の話相手だつたのだから、その瘤を取られて、お爺さんは少し淋しい。しかしまた、軽くなつた頬が朝風に撫でられるのも、悪い気持のものではない。結局まあ、損も得も無く、一長一短といふやうなところか、久しぶりで思ふぞんぶん歌つたり踊つたりしただけが得とく、といふ事になるかな? など、のんきな事を考へながら山を降りて来たら、途中で、野良へ出かける息子の聖人とばつたり出逢ふ。

「おはやうござります。」と聖人は、頬被りをとつて荘重に朝の挨拶をする。

「いやあ。」とお爺さんは、ただまごついてゐる。それだけで左右に別れる。お爺さんの瘤が一夜のうちに消失てゐるのを見てとつて、さすがの聖人も、内心すこしく驚いたのであるが、しかし、父母の容貌に就いてとやかくの批評がましい事を言ふのは、聖人の道にそむくと思ひ、気附かぬ振りして黙つて別れたのである

 家に帰るとお婆さんは、

「お帰りなさいまし。」と落ちついて言ひ、昨夜はどうしましたとか何とかいふ事はいつさい問はず、「おみおつけが冷たくなりまして、」と低くつぶやいて、お爺さんの朝食の支度をする。

「いや、冷たくてもいいさ。あたためるには及びませんよ。」とお爺さんは、やたらに遠慮して小さくかしこまり、朝食のお膳につく。お婆さんにお給仕されてごはんを食べながら、お爺さんは、昨夜の不思議出来事を知らせてやりたくて仕様が無い。しかし、お婆さんの儼然たる態度に圧倒されて、言葉が喉のあたりにひつからまつて何も言へない。うつむいて、わびしくごはんを食べてゐる。

「瘤が、しなびたやうですね。」お婆さんは、ぽつんと言つた。

「うむ。」もう何も言ひたくなかつた。

「破れて、水が出たのでせう。」とお婆さんは事も無げに言つて、澄ましてゐる。

「うむ。」

「また、水がたまつて腫れるんでせうね。」

「さうだらう。」

 結局、このお爺さんの一家於いて、瘤の事などは何の問題にもならなかつたわけである。ところが、このお爺さんの近所に、もうひとり、左の頬にジヤマツケな瘤を持つてるお爺さんがゐたのである。さうして、このお爺さんこそ、その左の頬の瘤を、本当に、ジヤマツケなものとして憎み、とかくこの瘤が私の出世のさまたげ、この瘤のため、私はどんなに人からあなどられ嘲笑せられて来た事か、と日に幾度か鏡を覗いて溜息を吐き、頬髯を長く伸ばしてその瘤を髯の中に埋没させて見えなくしてしまはうとたくらんだが、悲しい哉、瘤の頂きが白髯の四海波の間から初日出のやうにあざやかにあらはれ、かへつて天下の奇観を呈するやうになつたのである。もともとこのお爺さんの人品骨柄は、いやしく無い。体躯は堂々、鼻も大きく眼光も鋭い。言語動作は重々しく、思慮分別も十分の如くに見える。服装だつて、どうしてなかなか立派で、それに何やら学問もあるさうで、また、財産も、あのお酒飲みのお爺さんなどとは較べものにならぬくらゐどつさりあるかいふ話で、近所の人たちも皆このお爺さんに一目いちもく置いて、「旦那」あるいは「先生」などといふ尊称を奉り、何もかも結構、立派なお方ではあつたが、どうもその左の頬のジヤマツケな瘤のために、旦那は日夜、鬱々として楽しまない。このお爺さんのおかみさんは、ひどく若い。三十六歳である。そんなに Permalink | 記事への反応(0) | 18:24

2026-02-01

anond:20260201164816

共学の30人クラスの29名のいじめっ子男女が社会に出ていじめっ子からかのかわいい後輩という扱いにグレードアップするから

いじめっ子男女の好き嫌いを知らないことにはごまもすれないよ

2025-12-17

薫る花が成立したのって和栗さんが美少女だったか

ブスだったら物語は成立しなかったよね

着せ恋もそう。かのかりやわたなれもそう。ヒロイン美少女だったか物語が始まった

イケメンが放っておかない作品って大体女の子かわいいよ

ミトドの風早くんだって爽子が隠れ美少女だったから。真っ先に気付いたよね

じゃあ容姿がブスの場合どうかというと

例えばブスに花束をの田端花は容姿こそぽっちゃりだけど決してブスじゃないしアニメだと声かわいいしな

性格は非常に良い、いわゆる性格美人って奴。美少女性格ブスに慣れて辟易してたイケメンだったら靡かない訳ないね

ドラえもんのび太だってジャイ子の事別に嫌ってないよな

顔はジャイアンそっくりからブス扱いだけど性格は良かったんじゃないかな。原作だと子だくさんだったしね

その点薫る花の和栗さんは性格美人でもあった。これじゃ鬼に金棒だよ、モテない理由がない

逆にちびまる子ちゃん前田なんて容姿ブスで性格もブスだったから男どころか女も寄り付かないキャラでとても物語が始まる予感がしない

良かったな、大半の自称ブスさんは性格さえ良ければ物語が始まるんだよ、イケメンと結ばれる機会にも恵まれるんだよ

2025-12-14

anond:20251214065618

30人クラスの29名のいじめっこ軍は今頃知ったのか

かのかわいい後輩なんだから慰めてもらいなさい

2025-12-03

映画】潔白を見た

二転三転する法廷劇映画の良作。75点。

 

村の嫌われ者葬式で毒入りマッコリによる殺人事件が発生。認知症の妻が犯行を自供するも証拠は薄く何かおかしい。ソウル弁護士をする娘が緊急帰国し弁護を開始するも閉鎖的な村民市長警察、輩の妨害に合い、事件の裏の巨大カジノ建設に関わる陰謀に近づいていく。

 

最初何となく日本でいうところの「刑法第39条」的な認知症人間の罪をどう裁くべきなのかとか、無実の認知症の人に自供させた場合その真実をどうやって確かめることができるのか的な社会的作品かと思って見てたけど実際にはそんなことは別になく、韓国特有文化である「恨(ハン)」の映画だった。

 

主人公は死んだ父親(母親再婚した継父)から虐待を受けておりそれが原因で自殺未遂→村を捨ててソウルへというバックボーンがあり、ソウルでは正義感の強い敏腕弁護士として鳴らしている。村を捨てた人間として村の人間からはうっすらと疎まれており、また村八分にされていた人間の残った一分の葬式に行ったらその嫁に毒殺されるという悲劇からほとんど協力が得られないという村ホラー的な展開が良い。

その被害者の中で一命をとりとめた市長は何やらこの事件を早々にクローズドしたいらしく、無能弁護士をよこしたり警察圧力をかけたり部長検事を引っ張り出してきたり地元チンピラを雇ったりとあらゆる手段を講じてくる。そして死亡した人たちは彼が推進していたカジノ計画に何らかのかかわりがあることが分かり、こいつがやったのでは?という疑念が立ち上る。だったらしょうもないなぁとちょっとこの辺で不安になってくる。

しかしその後、証人喚問に呼ばれた自閉症の弟が検事に「お前以外は誰もマッコリが入ったヤカンに触ってないんだな」と詰問され弟は「はい」と答え、それを見た母親が半狂乱になり「私がやりました!!!」と絶叫しだす。弟は常々検事のことを悪い人だ!と言っていたので、エッ、悪人を罰するために自閉症の弟がやったのを認知症ながら母の愛で庇ってたっていう一番おもんないパターン!?となるもそのまま話は進む。

巨大カジノ建設の闇がこの事件に関わっているのではと追う中で、知事父親被害者たちを含めた仲良しチンピラーズが大昔に仲間割れを起こしてうち1人を事故に見せかけて殺害したことが発覚する。そしてそれは主人公母親の元夫だった。悲しみに暮れて自殺を図った母親を死んだ父親が救い、妊娠していた子供のためもあって彼と結婚した母。

しかしその後、仲違いした知事父親の会話から真実を知ってしまう。

ブチ切れた母親父親食事農薬散布を開始、父親殺害。そして父親葬式にのこのこやってきたチンピラーズに毒を盛ったマッコリを飲ませて復讐を果たしたのであった。いや、このストーリーで実際に母親犯人なことありえる!?

真実を知った主人公は「知事を恨んでいた父親自分の死を悟って死後強まる念を使った、もとい葬式で使われるであろうマッコリ農薬を仕込んでいた。実際に死亡時に来ていた服に農薬が付着していた(農薬母親父親に食わせていた者の残滓)」と陳述し自閉症の弟、認知症母親を操り法廷支配無罪を勝ち取る。

 

ロジックがしっかりしているのが良い。

冒頭、水に沈んでいく謎の男が映し出され、これが死亡する父親なのかなと思ったら違って誰やねんと思っていたら公判で元夫(やっぱり死亡した父親ではあった)であることがわかると、あぁ冒頭のあのシーンはこういう意味だったのかというのがわかるし、同じく冒頭にある父親による虐待シーンも「自分が殺した元夫の子だったからか」と判明するのも「母親の元夫を殺したところからすべてが始まっていた」と理解できる構成が美しい。

また母親?→知事?→弟?→母親!→父親へという犯人が二転三転する法廷サスペンスを頼ませてくれたうえで、市長ガッツリ警察に影響力があって汚職まみれで暴力も辞さないというイヤ村展開も見せてくれるのも、あと幼馴染のデブは善き警官として登場しコメディリーフとして主人公に手を貸してくれる展開もエンタメとして強度が高い。

当初正義感が強く「悪の弁護はしたくない」と当初述べていた主人公が、弟が撮影していた母が父を殺害した状況証拠を握りつぶし、敏腕弁護士ぶりを発揮し「冤罪でっち上げて」自身母親と本当の父親復讐を果たし無罪を勝ち取るという展開はこの作品タイトルが「결백(潔白)」ということを顧みても趣があってよい。

主人公冤罪に手を染め、母親は元夫の仇である父親含めたチンピラーズを殺害し、自閉症の弟は父殺しを黙認し、父親市長被害者たちも元夫殺しの犯人で、無能弁護士警察検事汚職にまみれている。潔白などないという作品なのかなと思った。

 

個人的に好きだったシーンは主人公が集めた証拠から母親真実を追求にしに行く接見シーン。

互いに向かい合って話すんだけどカメラを互いを一人一人しかさないのだが、ガラス越しに反射した相手の顔を同じ向きに重なり合うように映す。そして主人公最後真実を明らかにするシーンで「主人公」と「反射する母親」のそれぞれの顔が輪郭レベル完全に一致する。

最初象徴的な絵面だなと思ったけどその告白母親によるマッコリ混入だったのでこの母親主人公を同一化する意味って何だろうと思って見続けていたらその後、主人公は死んだ父親犯行だったことにするという戦略をとり「夫・父親復讐を遂げる人間」になったんだなということが分かり、いい演出だなーって思った。

母親父親チンピラーズの多くを物理的に殺害し、主人公は彼らを法的に再度殺害した。

 

役者さんもよかったし何よりプロットがしっかりしていて法廷劇映画必要な要素はたぶん全部入ってた。

まぁ後の知事も含めたチンピラーズの犯行がずさんすぎる問題はあるんだけど、でもこれってトリック重要本格ミステリ(Howdunit)じゃなくて人情ミステリ(Whydunit )なのでこんなもんじゃない?少なくとも明確に矛盾してるなぁって部分はなかった。

しっかり作られた良作。オススメ

2025-11-29

エンタメ社会的メッセージを含むのは普通のことだろう

というか、ある程度の鋭さを持った作品は、何らかのかたちで社会的メッセージを含んでいる

人間個人人生を描くだけでも、他社という社会と関わる以上、それを描くうえでの何らかのバイアスが発生する

2025-11-24

田所商店メンマ頼んだがあれはおすすめしない

カンスイなのかなんかのかそのあたりの嫌な風味がアンモニアみたいに感じるように目立つ

dorawiiより

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2025-11-21

anond:20251121063133

30人学級のいじめっ子29人が社会人となっている

かのかわいい後輩になれない人もいじめっ子から脱落する

上に行くほどマウント生意気もおさまらない

日本ジャイアン海外ジャイアンの前ではのび太も同然

2025-10-31

[]

なんらかのかっこいい演劇を見ていて「俺も役を演じたい!」と思った

空間が変わり、俺は台本を読もうとしていたが、夢の中の知能制約で思ったように読めない

また空間が変わり、こんどは人が大きな四角の形で囲んで椅子に座っている場所があったが、それを抜けると、壁の端に畳んだテーブル押し付け

そこで立っている女が「ボラティリティというセリフを言って!」と、なぜか演劇セリフの話になり、俺は「ボラティリティって言えばいいんですか?ここで?」と言ったところで目を覚ました

2025-09-28

anond:20250928175733

30人クラスの29人のいじめっ子人事部合格をもらい、誰かのかわいい後輩になって投資信託など財テクしてるのが日本

2025-09-21

家庭かの教科書機能不全家族のことを書くべきか

機能不全家族でない30人クラスの、普通いじめっ子29人にとってはそういうのは必要ないだろう

いじめっ子軍団は誰かのかわいい後輩になるから職場の先輩からニーサなどを教えてもらえばいい

2025-09-13

3.11の時

大学春休みでチラシ配りの短期バイトの予定が午後から入ってた。お昼頃アパートのベッドに腰掛け携帯父親通話していて、このあと出かける、みたいな話をしていた。大きな縦揺れになって、普段地震とは違うことは明らかだった。揺れている最中から父が何度も「通話中でよかった、この大きさだとこのあと多分通じなくなるかもしれないから」と言っていた。とにかく早めにお金をまとめておろすこと、そして食べ物買い溜めしておくようにと言われた。

部屋は特に崩れたりせず、縦揺れなんて初めてだったなと驚くくらいで、普通にバイトの集合地点にむかって歩きながら、しか電波が飛ばずバイト先の仲間と連絡が取れなかった。お互いメアドは知らず電話番号だけ知っていて、当時LINEは普及してない。雇い主とは連絡が取れた。向こうからかけてくれた。「とりあえず、連絡が難しい状態から今日はなしで!」ということを言われた。そのバイト仲間の車で複数人で移動する予定だったからそうするしかない。雇い主もバイト仲間と連絡が取れないらしかった。今思うと携帯同士では繋がりにくく、どちらかが有線電話だと繋がりやすかったのかな。

そのままの方向にあるATMに向かって歩きながら福島帰省していた友達2人に大丈夫?とメールを送った。(今なら相手の状況や電池のことを考えてメールは送らないです。当時は災害の規模がよくわかっていなかった上に無神経でした…)すぐに返してくれた子は「かなり揺れたいま親とテーブルの下に隠れてる」と言ってた。ATM奨学金から7万円くらいおろして、スーパーに寄って帰った。(手数料からない銀行は遠かったので緊急事態から今くらいはいいかと…)

どう連絡を取れたのか覚えていないがその日の夜私の部屋に友達が遊びにきた。朧げな記憶なんだけどお互いに携帯auで、au同士だとギリメールできたんじゃなかったかな。それか、もとから約束していたか。もしくは直接アポなしで来たのかもしれない。家近かったから。

夜になったあたりからテレビで少しずつ被災地映像が流されるようになった。

津波に飲み込まれた街の映像に、衝撃を受けるよりも現実離れしていて本当に起こっていることと思えずボンヤリしてしまった。ふたりで「映画みたいだね」と話した。

しか報道原発事故の要素が加わり、火事の様子も画面に加わるあたりから友達は血の気が引いていた。彼女実家こそ沿岸部ではないが福島出身の子だった。やばい、どうしよう、どうしようと呟き出した。

家族メールはできるけど電話ができない、みたいなこと言っていた気がする。いやメールも途絶えていたのかのかもしれない。

万が一のためにあると便利だからと私の親が設置してくれていた小さい子機みたいな有線電話を貸してみたら親と繋がったみたいで感謝された。私ではなく親のおかげだけど、その日私はその友達気持ちそっちのけで「つまらないもう春休み帰省ようかな」とずっとうだうだ言っていて不謹慎だし失礼だったので、あれで相殺になったと思いたい。電話が通じて安堵の様子の友達を見てうちに電話をつけてもらっていて良かったと思った。

そのあとも一緒にテレビを見てて実感が追いつかないなりに甚大さにこれはなんか…と途中からテレビ番組を録画したし、意味ないけどデジカメテレビ液晶を撮ったりした。水の上で火が燃え広がってそれがさらに流れているのがやばかった。

後日、私の実家停電してガスもとまって浴槽に水を溜めているしガソリン調達も大変ということで帰省どころでないことがわかった。そもそも新幹線がしばらく運休になったので帰りたくても帰れなかった。

携帯電波が戻らず、しばらく代替機を使っていたけど、もう使っていた機種の電波?のサポートauも諦めることになったとのことで安く別の機種に変えることになり、高一から使っていたW51P(https://youtu.be/GbMyYIm3_JA)とお別れすることになった。変えた先もガラケーだったんだけどこの時スマホに変えていたら学生生活ちょっと違っただろうなと思う。

運転してくれるはずだったバイト仲間は次の年のチラシシーズンに再会し、聞くと実家気仙沼浸水してしまったとのことだった。

春休みが開けると友人たちはみんなぽぽぽぽーんって言ってた。

2025-08-18

anond:20250818104016

18になったらいじめっ子は誰かのかわいい後輩になる

それをわざわざ無視して義憤かられる早合点君が多すぎる

2025-08-14

定義いじめは18歳までの話で子供のけんかに過ぎない

いじめっ子は高校卒業したら誰かのかわいい後輩になるんだよ

とても行儀がいい

その一方で周りを見ればいじめられっ子を優先して雇う会社がないのは知っているだろう

2025-08-08

フライデイナイトクルーズ

四十絡みの年季が入ったボッチの俺は、金曜の夜に予定がないことなどザラである

大抵は近くの焼き鳥お気に入りのセットを買って、キムチレモンサワーマリアージュに満足する。

だが、それでは乾きが満たされない夜もある。

そんな日は、愛車(レンタルシティサイクル)に乗って夜の街に繰り出す。

酒は厳禁だ。飲酒運転はまずい。

音楽を聴きながら飯を食べられるところへ行こう、金曜の夜とはそういうものだ。

東京駅周辺の盛り場へ向かう。

金曜の夜、街中を自転車で行くのは楽しい

会社帰りの人、遊びに行く人、すでに飲んで出来上がっている人、観光客、これから旅に出る人、ランニングをしている人、とにかく色んな人がいる。

人の間を縫って、ゆっくり自転車を漕ぐ。

明るい飲食店と明かりの消えたビルコントラスト

知らない道を選ぶからだんだん不安になりつつも、さすがにこんな街中では迷うまいと、知っているビルの方に進む。

自転車を停めていると、子どもが奇声を上げながら突っ込んでくる。

こんな時間子どもが遊んでいるのか。

まだ8時過ぎくらいか

子どもの後ろから、もう少し大きい子どもたちがダボダボの服を着て歩いてくると思ったら、やけに背が低めの4人組で、やけにアニメ声ではしゃぎながら通り過ぎていく。

訳がわからない。

目的の店に着く。

広いスペースに複数店舗がまたがり、DJが音を流し続けている。

ファンキーシティポップ、1970年代後半のバカテクバンドグルーヴ

この頃のバンドはなぜかみんな演奏が上手い。

突然盛り上がるサックスソロを聴きながら、ハンバーガーを食べる。

少し冷えたアボカドと、焼きたての牛肉コントラスト

喉が渇いた気がするが、酒は飲めない。

本当はハイボールが飲みたい。

目についたかき氷でも食べようと思いたつ。

500円くらいかと思って注文しようとすると、1500円くらいする。

しまった高級品だと思いながら、せめて渋い感じのやつにするかと抹茶なんとかみたいなやつを選ぶ。

注文した後に、抹茶だとカフェインが入ってるかと思い、またしまったと思う。

さっきの席に戻ると、他の人が座っていて、さらしまったと思う。

入り口付近の席に座って、入り口をまっすぐ見ながら、抹茶なんとかのかき氷を食べる。

かき氷は高いだけあって、でかい

友達と来ていたら、まずはその映える姿を写真に捉えていただろう。

友達はいないが。

かき氷は小さな山のような迫力がある。

麓に広大は緑を湛える、シルバーマウンテン

その山嶺を切り崩し、黙々と口へ運ぶ。

高いだけあって、普通にうまい

濃厚な抹茶の味わい。

四重くらいの構造

一気にいきすぎて、頭が少しキィンとする。

これが大人の味だぜ、分かったか坊や。

DJセレクトは一貫していたが、それほど好みではない。

前来た時は、孤独フロンティアと心の葛藤クロスオーバーな音の世界旅行を味合わせてくれた。

セルアウトしたか

次は期待してるぜと、シロップベタつく手を洗って店を出る。

湿気が少しマシになっている。

自転車を借りて、少し遠回りして帰ることにする。

知らない道を選ぶのが、ナイトクルーズ醍醐味なのだ

この前見かけた小さな橋を渡ろうと、直感に従い道を選ぶ。

頭の中にかかるのは、ウェイン・ショーターナイト・ドリーマー。

夜のジャズと言えばこれなのだ

この辺の道は、いやに曲がりくねっている。

東京大空襲の時に、燃えなかったのか。

から離れすぎないようにしながら、裏道を通り抜けて行く。

潮の匂い煙草匂い生ゴミ匂いがする。

同じレンタル・サイクルのサラリーマンと並走し、LUUPを追走する。

俺たちは自由だ!

何となくそういう感覚を得られたら、それがゴールだ。

返却先の自転車ポートが見つからずに、うろうろと探す。

足元をドブネズミが駆け抜けていく。

2025-08-06

いじめっ子就職の頃にはいじめっ子卒業して誰かのかわいい後輩になってるんよ

組織力を保つためには厳しさもいるってことよな

人事部こそ知っているだろう

2025-07-15

メダリストめちゃくちゃ好きなんだけど

もし自分が司先生の生徒で、司先生彼女バレしたり結婚したら素直に祝える自信がない

その時の自分の年令にもよるけど、もし中学生くらいだったらいや結局先生も性欲あるんかーいって思っちゃいそう。自分に向けられてないぬいペニみたいなものを考えてしまっているのかもしれません。本当に最悪のオタク

先生私生活なんて作品主題とは無関係からこれからもほぼ出てこなさそうだけどね

からこうしてアホな妄想するしかないってワケ。しょうがないだろオタクなんだから

まり地雷とかないけどメダリストでR18無理だな。思ったより自分の中で神聖化されてるのかもしれない。今気づいたわ

ラブコメ比較するのもおかしいんだけど、着せ恋の五条くんとかアオのハコの猪俣くんも自分の中でこのカテゴリに近くて、禁欲・無欲みたいのが恋愛における純愛必須要件なんですかね最近

僕ヤバのイッチみたいに、性欲の存在を認めた上でどう向き合うか真剣に悩んでるのがキャラ描写として好きですね。あとは阿賀紅茶作品も似た理由キャラの作り方が好き

かのかりは欲丸出しの描写が流石にキショすぎるので途中で断念した

なにこの話???

働くの無理すぎる。ニート以外無理。

二週間休暇とれない日本会社ヤダ的なツイートがバズってたけどニートなら二週間以上の休暇取り放題でありがたい。

みんな物価高で何もかも高いって文句は言うけどちゃん会社行ったり働いてるの偉い、偉すぎるよ。

まだ眠いのに起きて身支度して電車乗ったり車運転して通勤するの無理すぎる。

寝たいだけ寝たいし好きな時間に起きたいのに生活するために我慢してる社会の人たちには尊敬しかない。

遅刻にはうるさいくせに退勤はガバガバルーズ日本社会キッチリ朝起きるのやばい

そもそも通勤意味からなくて無理。

なんで働くためにわざわざ外に出ないといけないのかわからない。

歩いて3分とか自転車で5分とかならまだわかるけど、駅まで歩いてそこから電車に乗ってさらに駅から歩いて…とか想像もしたくない。

電車で30分の人とか気が狂わないのすごい。

交通費もらえたとしても1日24時間しかない中で通勤退勤に時間を使うの意味不明すぎる。

ていうか働く時間が向こうから指定されるの意味からないし、朝起きれた日は朝早く行ってさっさと帰るとか寝すぎたから遅めに行くとかそれならまだ許せる。

しかも1日8時間も働くってありえない。

上限が8時間だったはずがいつのまにか最低限が1日8時間週5日になってるのやばい

半分の1日4時間週5日でも多すぎる。

日数減らして週3で1日8時間もキツすぎる。

それだけももクラクラするくらい無理なのにそのうえ残業とかしたりお昼ご飯に謎に決められた時間に1時間も休憩あるの意味不明。

8時間の中に休憩時間も込みで1時間好きなタイミングで好きな取り方できるとかならまだマシだけど。

1日7時間労働も正直ありえないけど。

それで家帰るためにまた歩いたり電車乗ったりして体力つかって夜ご飯作ったり洗濯したり掃除したり遊ぶなんて無理じゃん。

ちゃん野菜摂りたいか自炊したいし、めんどくさい日は外食したいし。

そもそも好きなだけ食って好きなだけ寝たいのに、好きなだけ寝るのは休日だけ、好きなだけ食うには金が必要っておかしくない?

週5日も働いて休みの日は遊びに行くなんてできない。

遊びに行くのだって体力使うし、遊ぶための体力を作る温存するための休み必要から最低限週4日は休みがないと無理。

体力ないから1日8時間労働してその足でスーパー寄って帰ることができる人ほんとに化け物だと思う。

よく歩けるなーとしか思えない。

しかもみんなちゃんとした綺麗な格好しててでかい鞄持ってて体力お化けすぎる。

ヒール履いてる人もいるし。

習い事行くと仕事帰りに来てる人もいるの本当にやばい。信じられない。

自分習い事に照準合わせて1日体力を温存してるっていうのにその間働いてるのすごすぎる。

外にでたら鼻くそホジホジしたりおならブーブーしたりできない時点で無理。

1日8時間週5日も鼻くそホジホジ我慢したりおなら我慢するって相当なストレスだと思う。

会社トイレでうんちするのは給料が発生してて得とは言われてるけど、会社トイレリラックスしてうんちできるわけないし、大音量おならをぶっ放せない環境トイレストレスすぎる。

トイレットペーパー使い放題くらいじゃ全然割に合わない。

てか会社のためにネイル我慢したり髪色我慢したりするのも無理。なんで見た目のことに口出されるのかわからない。

食品工場ネイルできないとか舞妓から黒髪以外不可なら百歩譲って理解できるとして、ネイルや髪を自由にできない意味がわからない。

好きなだけ食べて好きなだけ寝て好きな時間に起きれない生活が無理。

働いてこそ休日楽しいとかメリハリがつくとかそんなことあるわけない。

毎日ダラダラしてたまに出かけて今日は出かけたかメリハリついちゃったな〜くらいのメリハリがいい。

8時間働くとか無理。

シフト制も土日休みもどっちも無理。

シフト制は先までスケジュール労働で埋まるのが耐えられないし、土日休み労働の疲れを癒せないくらいどこも人が溢れかえっていて無理。

土日の人混み本当に耐えられないし土日だけ料金高いの意味不明。

どっちかどうしても選べっていうならシフト制にして平日人が少ないところに出かけたい。どっちも嫌だけど。

そもそも夜勤とか人間がするのやばいし早くAIとかロボット夜勤するようにした方がいいと思う。

夜は眠い寝る時間から、働く時間じゃない。

インフラ関係とかトラックとか病院の人とかのそもそも尊いありがたい系の仕事の人が夜勤するの信じられない。

工場を止めないために夜勤させるとか意味不明すぎる。元を辿ればどこかのかわいい赤ちゃんだった人間夜勤させてまで金を稼ぎたいのか?

本当に夜勤してる人尊敬以外の気持ちがないし、なんでやってくれてるか疑問しかない。

なんでせっかく生まれてきたのに我慢とかしないといけないのかわかんない。

多少の我慢なら大人から許せるけど、労働関係は何もかも我慢できない。

通勤も働くこと自体も無理。

人間関係も悪いとか良いとか関係なく無理。

おならブーブーできて鼻くそホジホジして毎日高い果物くれるとかならまだ考えてみるけど絶対ありえないし。

ほんとに労働自体が無理。

机に向かって座ってパソコンタカタも人とコミュニケーション取るのも無理。

声を出したり喋るってものすごい負荷が高いストレス

先輩とか後輩とか社外の人には呼び捨てとか電話とかも無理。

そもそも今どき電話が無理。

でもチャットビジネス敬語無理だから無理。

コミュニケーションが無理。

灼熱地獄現場作業してる人にアイスとかキンキンに冷えた飲み物渡しに行ってめちゃくちゃ感謝される10労働とかならたまにやりたい。

いらっしゃいませとかありがとうございましたとか頭下げるの無理。

人に頭下げるの無理。

働くの無理すぎる。

なんでみんなこの物価高にデモしないのか不思議しょうがない。

本当に本気で働きたくない。

2025-07-09

anond:20250709144307

元増田結婚したってことは、何かそのお調子者の部分に美点を見出しているはずなのではないのか?と第三者としては思うんだよね

だって正解しか許せないなら同じようなピシッとした人とピシッとした家庭を作ればいいんだから

だけど何かのかけ違いでその元増田の美点を奥さんが見つけられなくなったのかなあと

親子のことは今までの歴史があるからなんとも言えないけど、少なくとも元増田が何も考えてない馬鹿なんじゃなく、性格もあるけど考えてやってることだって言うのを伝えるだけでもしてみてもいいと思うんだ

と言うのも自分は元々、元増田奥さんみたいなタイプでお調子者っぽい人のことを馬鹿じゃないの?と思って生きてたんだ

でも昔いた会社のお調子者っぽい上司がふと「こういう人もいないとね、僕も考えてんのよ」みたいなことをぼそっと言った時にすっっっごい反省したんだよね、実際よくよく見てみたら上司は周りに気を遣った上でそういう言動を取ってたし

上手くいかなかったら本当に責任取れないから、奥さんのことをよく知ってる元増田がもしやってみてもいいと思ったら伝えてみてほしいと思うよ

長くなって申し訳ない

2025-07-02

デレステサービス縮小に寄せて

デレステサービス縮小に寄せて、とは言いながらも特にサービス縮小とは関係なくお気持ち表明にすらなれない吐き出しである

ずっと心に留めておけばよいのだがどうしてもじわじわとした苦しみが常にあり、ここに書き置かせて欲しい。人によっては大したことないことかもしれないし、自分でもそう思い込もうとしていたがどうしてもダメだった。

早く楽になりたいし長文を読ませるのも申し訳ないので先に起きたことの結論を言っておくと「担当アイドルにボイスがつくことを発表前にたまたま知ってしまいボイスがついたことにうまく喜べなかった」

担当総選挙組やCM勢ではなくいわゆるサプボ勢である


思い出しながらなので詳細は齟齬があるかもしれないが、以下自分語りをさせて欲しい。


自分モバマスサービス開始初期からプロデューサーで、1年目からとあるアイドル担当していた。担当はすごく人気があるわけではないが、幸いゲーム内での登場頻度や扱いはそこまで悪くない。総選挙で結果を残せないにしても、不人気と揶揄されるほどではなくSNS上で同じアイドル担当するプロデューサー交流したりしつつ楽しく過ごしていた。

イベントを走ったり、(担当の出演はもちろんなかったが)ライブに行ったり、嫁プロに入ったり合同誌を企画したり、ガチ勢ではないにしてもそれなりに熱心にやっていた方だと思う。

声付きのアイドルが増える中で、ボイスがついてほしくないといえば嘘になるにしてもある程度現状に満足していた。モバマス中期は今ほどボイスの有無による格差はなかったし、(当時のプロデューサーあるあるだと思うが)身内との交流毎日しかったため飢餓感もなかった。10年と少し前、一番シンデレラガールズ満喫していた時期だと思う。

そんな中発表されたアニメ化については、少し、いやかなり他人事だった。だってどうせ担当出ないし。ゲームとは完全に別物として、ストーリーかわいい女の子を楽しもう。背景として出るくらいなら触れないで欲しいな〜、くらいの気持ちである。期待しない方が精神安定のために良いという予防線もあったと思う。

アニメが始まり武内P話題になり、サプボというものがあるのか、と思いながらもまさか担当に声が付くなんてことは思ってもいなかった頃、友人から声をかけられた。

「お前の担当アイドル声ついたんだって?おめでとう!」

?????」

担当に声は付いていない。もし付いていたらTwitterのTLが大騒ぎになっていることだろう。

「あれ?ごめん、まだ放送されてないのか」

?????」

声優友達からお前の担当アイドルオーディション受けたけど落ちたって聞いて…」

「そ、ソウナンダー」

そこから記憶はないが、流石に話を広げることはしなかったと思う。友人はプロデューサーではなくアイマスには全く詳しくないので、すでにボイス発表済の他のアイドル勘違いしているのかもしれない。その日からしばらくは友人の認識いであることを願っていた。担当に声がつきませんように、と祈りながら見アニメは内容があまり入って来ず、不思議な感じだった。

結果として担当に声はついた。盛り上がるTLにうまく混ざることができず、まあ、知ってたしね、と割り切ることもできなかった。担当アイドルにボイスがついたのに、きちんと喜べなかった。自分のこの感情がなんかのかよくわからないまま、もう10年、ずっとそんな感じだ。

デレステはゆるくプレイしている。ライブにも行くし、グッズも買う。担当のことは大好きだけど、担当のボイスを聞くたびに心がざわざわする。

できることな記憶をなくして、担当が初めて喋るところをもう一度ちゃんと聞きたい。

まとまりのない文章だが、ここまでとする。いつか自分気持ちを残しておきたいと思っていたので、自己満足だが少しすっきりした。

未だボイスのないアイドルがたくさんいる中で贅沢な苦しみなのかもしれない。本当はサプボ勢の扱いなどの話もしたいのだが、これ以上広げるとさらに乱雑になってしまうので割愛させて欲しい。

なおこれは完全に余談だが、担当アイドルオーディションに落ちたという友人の友人の声優の方は今やアニメの主役を何本もやっている超人声優である。これから活躍祈りつつ、情報を漏らしたことについてはこれからも少し恨み続けるだろう。

2025-06-05

たぶん一生行かない"行きたい場所"

林業試験場展示館(石川県)

誰かがTwitter言及していた、石川県にある謎の公共施設

俺の(一回しか行ったことないけど)心の故郷ひとつである豊中市都市緑化植物園の温室とデザインした人が同じらしくて、たしかに同じような、なんだろうな、森の中に無機質な角ばった建物があって、しかし奇妙に調和している感じというか、そういう雰囲気があるように思う 思うだけ!行ったことないからね

林業試験場じたいが、そもそも地味な植物園さらストイックにしたような、まあいわばでけえ公園であり、でけえ公園の中にある謎の展示館なんていったら、基本的に客は全然いない、冴えない公共施設って感じなんじゃなかろうかと思われる

しかGoogleマップで内部の写真をみてみると、でかい窓の外には一面に森が広がっていて、床は綺麗に磨き上げられた木製で、美しさと温かみを両立、それなりに見応えのありそうな展示物なんかもあるようで、なんというか、普通に良さそう

普通に良さそうなんだよここは

俺は林業試験場展示館の木のベンチに座ってさ、ボーッと森を見たいんだよ

近くに行ったら絶対寄るだろうけど、近くに行くことがなさそうなんだよな

きっと行くことはないだろう

Moodna Viaduct(アメリカ)

この前Apple Musicで見つけて気に入ったMoodna, Once With Graceで歌われている(と勝手に思っている)場所

Moodna, Once With Grace初恋とその終わりについて歌った曲で、メロウな曲調とそこかしこに入るウーとかオーみたいな合いの手が魅力だ hike to Moodnaというのが思い出のひとつとして出てきて、おそらくそのMoodnaというのは、Moodna Viaductという鉄道橋のことを指すらしい

Googleマップ口コミをみると、なにやら100年以上前に作られたものらしくて、古いのに現役ですごい、閑静でいい、鉄道ファンじゃなくても見る価値あり、と評判は上々だ

春とか秋のいい気候の日にハイク・トゥ・ムードナ、鉄道橋を電車が走る音、頬を撫でる風、鳥の鳴き声、そういう光景ボンヤリ思い浮かべるだけで気分が良くなる なんせMoodnaって名前がカッコいいですよ

ニューヨークから北に車で1時間半、みたいな場所であり、ハッキリいって行くチャンスは絶無と言っていい

一生行かないだろう、Never with graceということになる

くまや弁当(長崎)

デイリーポータルZのある記事で激賞されていた弁当屋で、長崎島原のあたりの、すげー辺鄙なところにある

とり弁当なる、唐揚げと炒り卵と海苔あたりが主軸となった弁当メチャクチャうまい、と木村岳人先生が書いていた 彼が別の記事で紹介していた万能薬味が実際すげえうまかったため、その彼が言うんだから間違いないという思いがある

長い間、俺の食いたいものリストのなかのかなり上位に食い込んでるんだけど、一方で島原に行く用事も足もない

車の運転にもう少し習熟すればあるいは…とも思うんだけど、逆に憧れにとどめておくというのも人生ひとつの味わいな気もして、どうですかね?わかんねえなあ

星のブランコ(大阪)

日本一長い吊り橋だかなんだかで、まあ日本一かどうかは置いといて、でかい吊り橋っていうのはいいなあと思う

彼女とよく、行きたいねという話をしてたんだけど、そうこう言ってる間に大阪を離れてしまって、行く機会を失ってしまった

たぶんわざわざ旅行で行くことはないだろうという気がしていて、もう大阪に住むことはないだろうから、つまりは一生行くことはないだろうということになる

そう思うと寂しいですね 本当に行こうと思えば今週末にでも行けるんだろうけど!

イスファハーン(イラン)

なんせ世界の半分だったことがあるというんだから、そりゃあ行ってみたいんだけど、ペルシャ語とか全然できねえし、かなりデカビビリがある

イスファハーン、どうやら往時の輝きをまだ残しているみたいで、ステキモスクなんかもワンサカあって、行けばすげえ楽しいんじゃないかなあと思う

イスファハーンネスフェジャファーン!とかいってさ、そういうTシャツを買ったりして、世界の半分を手中に収めれば、人生だって好転するかもしれないんだけど、とはいえ、まあ、行くことはないだろうなあ……

サリーナ・トゥルダ(ルーマニア)

ルーマニアの地下に広がる巨大な塩鉱だそうだ

掘削装置が持ち込まれライトアップされた、馬鹿かい地下空間

寒そう、乾いてそう、他のことについては正直想像がつかない 自分サリーナトゥルダの内部に実際立ったとして、何を思うかわからない

一生わかることはないだろう なんせルーマニアは遠い

グレートバリアリーフ

幼少期の俺は海洋生物が好きで、テレビ自然番組なんかをよくみていたような気がする

グレートバリアリーフっつったら、もう、そういう海系の場所としては最上位に近いっていうか、なんだろうな、横綱級じゃないですか?

つのまにか俺は海がすっかり怖くなってしまって、いまやグレートバリアリーフでのシュノーケリング無料オファーされても、ビビって断る可能性すらある

タダでもいかないんだから、わざわざいく可能性はゼロに近い(じゃあ行きたい場所じゃないじゃねえか!でも、行きたい気もするんですよホント 憧れは消えねえからさあ!)

もし今後、俺がグレートバリアリーフで泳ぐことがあったら、その日の夜は人生・巡り合わせというものについてかなり思いを巡らせることだろう

2025-05-27

ジークアクス 第8話 月下の邂逅(げっかのかいこう)

AIによるストーリー予想:

マチュとシュウジは新型モビルアーマーとの死闘の末、コロニー外縁部へ追い詰められる。その際、偶然「白いガンダム」の残骸が眠る廃棄ゾーンに墜落。シャア記憶データが残る黒匣子(ブラックボックス)を発見し、赤いガンダムとの驚異的なシンクロ現象が発生する。

一方、キシリア暗殺計画真相が明らかになり、実は地球連邦軍の謀略であったことが判明。ニャアンは運び屋として関与していた過去を打ち明け、マチュとの間に亀裂が生じる。終盤、月の影から現れた謎の艦隊コロニーを包囲し、その旗艦から「〇〇〇〇(伏せ字)」の名が叫ばれる――

キーワード

白いガンダム遺産シャア記憶シュウジガンダム覚醒させる

ニャアンの裏切り彼女キシリア側の情報屋だった可能

第三勢力の介入:宇宙世紀の亡霊(例:ラプラスプログラム勢力)の暗躍

(※第2話の「白いガンダム伏線と、第6話のキシリア暗殺計画が交差する展開を想定)

2025-02-23

anond:20250223142422

仲間外れがろくな目に合わないのは30人クラスの29人の元いじめっ子集団が誰かのかわいい後輩になった時点で分かるもんでしょう

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