■ 万能型のフォワードと評される。川崎Fに加入した大卒ルーキーFW知念は4試合で1ゴールを記録した。トータルのプレー時間は58分のみ。なかなか出場機会は増えなかったが31節の柏戦(A)で追撃のゴールを決めて逆転優勝に貢献した。万能型のフォワードと言われているが大学時代はそこまで有名な選手ではなかった。川崎Fに加入して間もない時期のFW小林悠と立ち位置は似ている。どこかのタイミングで一気にブレイクする可能性はある。
今シーズンはFW小林悠が大車輪の活躍を見せたがCFの層が薄かった。元日本代表のFW森本は途中出場で結果を残したがケガが多すぎるので計算が立ちにくい。FW小林悠はここ2年間は大きな離脱をすることなくプレーできているが元来はケガの多い選手である。「CFの層を厚くする。」というのは今オフの最重要テーマの1つになっているがノビシロの大きいFW知念のブレイクに期待するというのも1つの方法である。
プロ入りが決まった大卒ルーキーの中ではFWジャーメイン良(仙台)は非常に面白い選手である。J1の最終節の甲府戦(A)でJ1デビューを飾ったが突出したスピードを持っている。「和製・オーバメヤン」とも言われるがドルトムントでゴールを量産している世界屈指のフォワードとシルエットならびにプレースタイルが良く似ている。仙台残留が濃厚となったFW石原直とはタイプは異なるがいいお手本になるだろう。