■ J2はいよいよラスト1試合J2の41節は11月11日(土)と11月12日(日)に開催された。土曜日の試合で長崎がクラブ史上初となるJ1昇格を決めたため、福岡と名古屋はプレーオフに回ることになった。どちらかが3位になって、どちらかが4位になるので、ともにプレーオフの準決勝はホーム開催となる。名古屋はパロマ瑞穂スタジアムでの開催となるが、福岡はレベスタが使用できないでの熊本市のえがお健康スタジアムで試合を行うことになった。
プレーオフの準決勝は11月26日(日)に行われるが「残り2枠」を巡る争いは熾烈を極める。40節を終えた時点では横浜FCと大分にも可能性が残されていたが41節の結果によって6位以内の可能性が消滅した。横浜FCは終盤戦になって監督交代を実施するなど大勝負に出たが実らず。どちらかというと否定的な意見の多かった監督交代なのでプレーオフ出場を逃したことでフロントに対する批判の声は大きくなっている。
結局、5位の徳島、6位の東京V、7位の松本山雅、8位の千葉の4チームで「残り2枠」を争う形になったが最終節のカードは東京V vs 徳島、松本山雅 vs 京都、千葉 vs 横浜FCなので5位と6位の直接対決が残っている。表1のとおり、得失点差では徳島が圧倒的に有利な状況なので徳島は「引き分け以上」でプレーオフ出場がほぼ確定する。引き分けでもOKなのは徳島のみ。ただ、アウェイ戦なので大変である。
表1. 順位表 (41節終了時点)
順位 | チーム | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
1 | 湘南ベルマーレ | 82 | 41 | 24 | 10 | 7 | 57 | 35 | 22 |
2 | V・ファーレン長崎 | 77 | 41 | 23 | 8 | 10 | 55 | 40 | 15 |
3 | アビスパ福岡 | 73 | 41 | 21 | 10 | 10 | 53 | 35 | 18 |
4 | 名古屋グランパス | 72 | 41 | 22 | 6 | 13 | 83 | 65 | 18 |
5 | 徳島ヴォルティス | 67 | 41 | 18 | 13 | 10 | 70 | 43 | 27 |
6 | 東京ヴェルディ | 67 | 41 | 19 | 10 | 12 | 62 | 48 | 14 |
7 | 松本山雅 | 66 | 41 | 19 | 9 | 13 | 61 | 44 | 17 |
8 | ジェフ千葉 | 65 | 41 | 19 | 8 | 14 | 68 | 57 | 11 |
9 | 横浜FC | 63 | 41 | 17 | 12 | 12 | 59 | 47 | 12 |
10 | 大分トリニータ | 61 | 41 | 16 | 13 | 12 | 56 | 49 | 7 |