ゴールキーパー→ このポジションはブレイク前の若手がレギュラー選手からポジションを奪取するのは極めて難しいポジションである。多くのクラブは正キーパーが決まっており、若手が台頭しにくいポジションと言えるが、GK児玉(→山形)が抜けた愛媛FC、GK大久保(→FC東京)が抜けた長崎の2チームはある程度以上の実績があるキーパーがいない状態。誰かしらが出場機会を確保して定位置をつかみ取るのは確実と言える。
まず、愛媛FCは26歳のGK原、20歳のGKパク・ソンス、大卒ルーキーのGK馬渡(鹿屋体育大)の3人の競争になる。熊本時代の2015年にJ2で11試合の出場機会を得たGK原がレギュラーの最有力と言えるが、GKパク・ソンスやGK馬渡がポジションを奪取しても全く不思議はない。1996年のGKパク・ソンスは高校から直接、愛媛FCに加入して3年目。192センチのサイズは魅力でブレイクする可能性はあると考えられる。
一方の長崎は新加入のGK増田(広島)とGK奥田(磐田)のレギュラー争いになるが、先のニューイヤーカップの戦いを見る限りでは184センチのGK増田がレギュラーで起用される可能性が高い。広島では5年間で4試合の出場にとどまったが安定感があってキックの精度も安定している。鹿島戦や横浜FC戦では何度もビッグセーブを見せてチームを救ったが、彼が期限付き移籍先の長崎で大ブレイクする可能性は極めて高い。