10位 : 柏レイソルは司令塔型のアンカーを獲得するのか?→ 柏の攻撃は外国人助っ人の「個の力」とユース育ちの若手を中心としたパスワークが主体となる。「4-1-4-1」や「4-1-2-3」を採用することが多くてアンカーのポジションの選手が重要となるがMF秋野(→湘南)とMF茨田(→大宮)が退団。MF田口(名古屋)の獲得も成功しなかったのでゲームメーカー系のボランチがいない状態である。柏のサッカーの肝となる重要なポジションなので補強があっても不思議はない。
9位 : 清水エスパルスは守備的なポジションを強化できるか?→ 「1年でのJ1復帰」を果たした清水はGK六反(仙台)とMF野津田(新潟)を獲得したがFW大前(→大宮)とDF三浦弦(→G大阪)が流出。固定しきれなかったキーパーのポジションに元日本代表のGK六反を補強できたのは良かったが最終ラインやボランチの補強は全く進まなかった。CBとボランチをこなす186センチのDFアンデルソン・ドス・サントス(チョンブリ)が獲得候補に挙がっているが果たしてどうなるだろうか?
8位 : FC東京は即戦力となるボランチを獲得できるか?→ FW大久保(川崎F)、MF永井謙(名古屋)、DF太田宏(フィテッセ)、GK林彰洋(鳥栖)を獲得したFC東京は大型補強に成功したが獲得を狙っていたMF中町(横浜FM)は残留が決定。他のポジションと比べるとボランチがやや見劣りする。攻撃に特徴のある選手が多くなったのでうまくバランスを取りつつ、ゲームをコントロールできるボランチが欲しいところである。今の陣容だとボランチが弱点になる可能性がある。
7位 : サガン鳥栖は21名+αで新シーズンに入るのか?→ フィッカデンティ監督になって2年目となる鳥栖が保有する選手は現時点で21名。2人しかいないキーパーの補強のニュースが近々流れるのは確実と言えるがそれでも22名 or 23名。怪我人や出場停止の選手が出るとベンチ枠を埋めることも難しくなるほどの少人数である。少数精鋭のメリットはいくつかあるがデメリットも少なくない。鳥栖の保有人数がどのくらいになるのか?は興味深いところである。