■ 前新潟の吉田監督の就任が内定か?J1に再昇格してから4年目となるヴァンフォーレ甲府は7勝17敗10分けで勝ち点「31」を獲得して14位。何とか「J1残留」を果たした。ラスト2試合は湘南と鳥栖にいずれも0対1で敗れたが、16位でJ2降格となった名古屋がラスト2試合のうちのどちらか1試合でも引き分けて勝ち点「1」を上積みしていたら甲府と名古屋の2チームが勝ち点「31」で並んで、得失点差で劣る甲府が「J2降格」になっていた計算になる。
まさしく薄氷を踏むようなシーズンの終盤になったが、34試合制になった2005年以降の12シーズンでJ1に残留したチームの中では今シーズンの新潟の勝ち点「30」に次ぐ史上2番目に低い勝ち点での残留となる。勝ち点と得失点差に関しては『J2降格となっていても全く不思議はなかった。』と言えるので今オフの頑張りは不可欠である。来シーズンこそ、残留争いに巻き込まれずにシーズンを終えたいところである。
今シーズンがどういう結果になろうとも、GM業と監督業を兼任していた佐久間監督が本業であるGM業に専念するために新監督を探さなければいけない状況だったが、11月3日(木)の時点で元清水のゴトビ監督や新潟の前監督の吉田監督の名前が候補に挙がっており、佐久間GMは後任監督について『確固たるスタイルをお持ちで、トップやアカデミーで実践された方をリストアップしたいと述べた。」と報じられた。
このコメントどおりであるならば吉田監督に託される可能性は高い。さらに11月4日(金)になると「吉田監督と大筋で合意しており、正式契約を経て発表される見通し」、「吉田監督に内定」と報じられたので、『よほどのことがない限りは吉田監督で決まり。』と言えるが、柏時代にはいろいろな役職を経験しており、確固たるスタイルを持った指導者で、トップやアカデミーで実践した指導者であることは確かである。