タカアザミ(高薊)
その名のとおり見上げるほどに育って、おびただしい数の花を咲かせます。
大きな綿毛を作ってしきりに種を飛ばすんですが、そのわりには個体数が少ないような・・
とはいえ、数が少ないと感じた昨年に比べて、今年はかなりの数のタカアザミが育っています。
これもボランティアの皆さんをはじめ、保護していただいているからでしょう。
来年も再来年もいっぱい咲いてくれると思います。
なお、タカアザミの分布は本州は長野県以北だそうですので、狭山丘陵が南限ではないでしょうか。
このまま温暖化が進むと姿を消してしまう可能性があるということか。
【写真】
タカアザミ(高薊) キク科
この花は昨年、一昨年と同じくらいの時期に開花したようです。
「ようです」なんて頼りないですけど、なにせ観察にはよく行けて週に一度なもので・・
カメラ機種名Canon EOS 40D
撮影日時2010/10/03 14:58:12
Tv1/500
Av4.0
ISO感度200
レンズEF-S60mm f/2.8 Macro USM
どれもこれもみんな下向いて咲いています。
絶対的に花の数が減ってくる時期なためか、多くの虫たちが吸蜜に訪れます。
こちらは10月11日に撮ったもの。
これで高さ2mくらいで、まだもう少し大きくなりそう。
今月いっぱいは咲いているかと思います。
このタカアザミは「岸たんぼ」という茅葺き屋根の民家がある田んぼの奥で咲いています。
休耕田を掘り返したら土中で眠っていた種が目を覚ましたのだそうです。
狭山丘陵ではここだけにしかない・・・と思っていたら、日曜日に別の場所でも見つけました。
今まで気付いていなかっただけで、あちこちにあるんだろうか・・
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