ジュビロ磐田→ 何とか東京Vとの参入決定戦を制して「J1残留」を勝ち取った磐田は賛否両論ある中で名波監督の続投を決断。就任6年目と長期政権になっているが開幕から低迷。15節を終えた時点では3勝7敗5分けで勝ち点「14」。16位と入替戦圏内に位置する。ホームでは1勝3敗4分け、アウェイでは2勝4敗1分け。昨シーズンは7勝6敗4分けと悪くなかったホームのヤマハスタジアムでなかなか勝てていない。
クラブ史上2度目となるJ2降格の危機を迎えているが15試合で11得点/16失点。GKカミンスキーを中心とする守備陣は奮闘しているが得点力不足に苦しんでいる。エースのFW川又は怪我の影響で5試合の出場のみ。現在も戦線を離脱している。6月24日(月)で41才になるMF中村俊は2試合の出場のみ。プレー時間は65分に過ぎない。ベンチスタートで「そのまま出番なし」というケースが多くなっている。
各種のスタッツを見ると1試合平均のシュート数は13.1本で7位なので決して少なくはない。一方、30mライン進入回数は33.8回で16位。FWアダイウトンやFWロドリゲスのスピードを生かしたカウンターが最大の武器になっているが「セットプレーからのゴールが2つのみ」というのは今シーズンの磐田の大きな問題点になっている。怪我で離脱中のMF中村俊の力が必要となる時期は、今後、必ず訪れるだろう。