自民党の総裁選は、9人もの立候補者が出ていたが、
2回目の決戦投票で、大方の予想を覆して
石破氏が、高市氏を逆転して、当選した。
党内野党と言われる石破氏。
まさかの総裁ではあるが、5回目の挑戦で、
これが最後とも言っていた。
思い切り右寄りの高市氏では、国民の支持は期待出来ず、
外交にも支障が出ると、多くの自民党議員が判断したのか。
今まで、時の政権を批判したり、正論を口にしてきた石破氏。
しかし、選挙では、組織や古いしがらみに頼るしかない。
組閣人事でも、早速、党内融和を図ろうとしたのが裏目に出る。
高市氏も小林氏も党の役職を固辞。
小泉氏、加藤氏、林氏は、人事を受け入れた。
菅氏を副総裁に。
適材適所と言いながら、色々と気を使っているようだ。
野党からも言われているように、
まだ、総理としての指名を受ける前に
衆議院の解散に言及するのは、いただけない。
新しい内閣の方針や政策などを国民に示し、
野党とも論戦をし、その上で解散して、国民の信を問うのではないのか。
組閣だけして、この人事でいいですか?みたいな総選挙はおかしくないか。
結局、責任あるトップになると、
無責任な正論だけを言うことも出来ないし、
自分の筋だけを通すことも出来ないのだろう。
少し、がっかりしている人もいるのではないか。
そんな状況で、一番輝いているのが、
石破氏の妻、佳子さんだ。
飾らず、可愛く、素直で、聡明な女性だ。
この人なら、ファーストレディでも恥ずかしくないなと思う。
今までの総理夫人の中でもトップクラスではなかろうか。
総理指名は、今からで、石破内閣の成立もこれからだ。
どれくらい続くか、見ものではある。
自民党新総裁となり、かつ新総理となった石破茂氏、ただ期待と不安が工作しており、正直前途多難の様相が強いです。
まず初入閣は13人、それも総裁選挙で石破氏を指示した議員がほとんどだから❝忖度❞と指摘されておかしくないです。
それといきなり衆議院を解散して勝負に出るのって、未だかつてそんな総理大臣はいないと思うんですが。これで自民党が負けた場合、総理としての在職日数で過去最低になってもおかしくありません(これまでは羽田孜の64日)。