安倍元総理が銃弾に倒れて死亡するというニュースが、
日本中に衝撃を与えた。
銃撃した山上容疑者が、語った動機は、
母親が旧統一教会に億を超える献金をして自己破産し、
家庭は崩壊、その憎むべき宗教団体に最も力を持っているシンパとしての安倍氏を狙ったという。
30年ほど前には、統一教会は、
霊感商法や合同結婚式などで社会問題になっていた。
いつの間にか、教団名を「世界平和統一家庭連合」と変えていた。
幼い子の手を引いて日傘を差して
長いスカートを履いて、大きな手提げ鞄を持って、
1軒1軒回る信者をよく見かけた。
若者が、1台のワゴン車から何人も降り立って、
事務所などを回って、珍味を売る姿もよく見た。
数年前には、大八車で塩大福を売り歩く若者の姿が見られたり、
美味しくもない菓子を売っていたりした。
あれは、全て統一教会の活動だったが、知らない人も多くいた。
「世界平和」だとか、
「家庭」とかいう言葉でその実態が分からない状況にんっていたのだ。
しかし、そこに多くの政治家が、関わっていたのだ。
特に自民党の政治家が多く、
イベントへの参加だけでなく、
代表へ賛辞を贈っている。
選挙応援も多くの政治家が、旧統一教会に頼っていることに驚く。
その中で安倍総理は、その関連団体にメッセージを送っていた。
代表の韓鶴子総裁を褒めたたえていた。
安倍氏の実弟の岸防衛大臣は、
選挙スタッフの中に教会の人がいて、
いつも手伝ってもらっていると語った。
国会議員だけでなく、地方議員や首長まで
多くの政治家が関わっていて、頼っていることが日々明らかになっている。
今でも統一教会への献金に借金を重ね、
洗脳から抜け出せずに苦しんでいる信者やその家族が多くいる。
名前を変えてもその実態は変わらない。
しかし、政治家と関わっているのは、旧統一教会だけではない。
創価学会は元より、立正佼成会や倫理なんたらやら、
新興宗教の多くが、政治家にすり寄り、政治家は、その集票に頼る。
そんなズブズブな関係が、今回の事件をきっかけに明らかになればいいと思う。
統一教会は中でも悪質かも知れないが、
新興宗教の多くが、悩みのある人に近づいて信用させて、
高額献金をさせたり、高額な本を買わせたり、
墓地を購入させたり、多かれ少なかれやっている。
宗教という名の反社集団のようだ。
選挙で当選したいだけの政治家は、まとまった票が望める団体にすがるのだ。
情けない限りだ。
我々有権者は、そこも見抜かなければいけない。
宗教法人の非課税も考え直すべきだが、
お世話になっている政治家は、この問題に手をつけられない。
国民全体や国家のために働く政治家はいないのか。
旧統一教会だけの問題ではないと、マスコミにも報道して欲しいものだ。
統一教会から支援を受けている政治家がいることは問題だが、結局自分が選挙で受かりたいからこういう団体の支援がほしいという節操のない行動に走ったとしか言えないし、有権者よりも自分中心でモノを見ているとしか言えない。こんな自分ファーストな人間が政治家になるんじゃ政治の劣化しかもたらしません。
宗教という名の反社集団という指摘、ごもっともだし同感です。
これだけトラブルを起こしている統一教会は立派な反社会勢力、即ちヤクザと同じで社会の敵以外の何物でもありません。
にも関わらずその統一教会を取り締まろうとしない政府、統一教会から支援を受けているから取締まりに消極的だというなら銃規制に消極的なアメリカの政治家と同じだ(こういう政治家はNRA【全米ライフル協会】から支援を受けており、それもあって銃規制に消極的)。
統一教会から支援を受けている日本の政治家とNRAから支援を受けているアメリカの政治家とでは次元が違うが、結局自分ファースト、有権者を見ていない近視眼的な人間もいいところです。