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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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22日、世間を騒がせていた日大の悪質タックル事件の当事者が記者会見を行った。

若干20歳の大学生が、
正々堂々と顔をさらし、名前も出して、
たった一人で会見に臨んだ。

この問題が、明らかになってから、
ネット上では、すでに彼の名前や顔がさらされて
まるで公開処刑のような状態だったようだ。

日大アメフト部の内田監督は、
監督を辞任し、弁解もしないと会見で言っていたが、
当初から、監督らの発言を
選手が間違って理解していたと言っていた。

会見で、大学生が語ったことからは、彼が勝手にした行為とは言えないようだ。

相手の選手がケガをしたことを知って後悔の念に苛まれていたことだろう。

大好きだったはずのアメフトを続ける資格もないし、
続けるつもりもないと言い切った。

誰がこんなことを言わせてしまったのか。

スポーツの世界で、ケガはつきものだ。
しかし、それは、ルールの中でのことで
今回のようにルールから逸脱し、故意にケガをさせる行為は許されない。
それを、監督やコーチが、指示するなどもっての他だ。

今回、日大の対応は後手後手で、
監督も姿を見せず、
大学の最初の説明は、選手の勝手な行動であるかのような説明だった。
まず、謝罪をすべきだったが、それも遅かった。

テレビでもネットでも日大と内田元監督への批判ばかりだ。

しかし、こういう問題が起きた時、
間違ったことは、非難されるべきだが、
だから、日大アメフト部を潰せ、とか、
日大は教育機関としてダメだとか、
決めつけるのはいかがなものか。

日大には、多くの運動部があり、マンモス校だ。
アメフト部を始めとして、
多くのOBを輩出し、
そこには立派な歴史があり、
日大に憧れている学生もいる。

そういう人たちの思いまでも全否定するようなことがあってはならない。

反省し、改善し、また再起出来ることが大切だ。

部員たちも肩身の狭い思いをしていることだろう。

今回の事を重大に受け止め、反省し、
改善し、範となるアメフト部になるように努力してもらいたい。

何か悪い事をしたから、排除する、
潰す、否定するという社会は間違っている。

間違いを繰り返さない社会を作ることが大切だ。



4月27日、板門店で南北首脳が会談し、
挑戦半島の非核化に合意したと伝えられた。

南北首脳の会談は、分断されてから3度めだ。

板門店での会談は、初めてで
北朝鮮の金正恩委員長が、まず、国境を越えて南に入り、
続いて、文在寅韓国大統領に金氏が促し、
北朝鮮に二人が手を繋いで入るというサプライズもあった。

どちらかの計算された演出だったとしても
感動的な瞬間だった。
それは、あのベルリンの壁が壊された時以上の感動だった。

このまま半島の非核化が実現し、
南北朝鮮が統一されれば、ついに冷戦が終結し、
世界平和につながる  という風にいくのだろうか。

ただ、同一民族でありながら、
不幸にして分断され、
全く違う国となり、敵対することになった。

今や、冷戦の象徴のようになり、不幸な歴史を繰り返してきた。

統一と言ってもそう簡単ではない。

韓国は、資本主義国であり、自由主義だ。
一方の北挑戦は、共産主義国で独裁国家だ。

これが、簡単に一つにはなれない。

今までの会談でも、約束は守られず、
裏切りの歴史にもなっている。

ただ、今回は、少し違う気がする。

核爆弾の製造を続け、中距離ミサイルなどの実験を繰り返して、
国際社会から圧力を受けている北朝鮮は、
経済的にもかなり厳しい状況だ。

駄々をこねることで、アメリカを動かし、
その前提として韓国を動かすことに成功。

あの政治力の欠片もないトランプ大統領は、
南北統一の立役者になって、ノーベル平和賞の受賞も夢ではないと豪語する。

統一の第一歩として、30分の時差をなくして、
同じ時刻にした。

卓球の世界選手権団体戦では、急遽統一チームを結成(いいかどうかは問題だが)。
出来ることから歩み寄ろうという姿勢は見える。

朝鮮半島の非核化は、何も北朝鮮だけを言っているわけではない。
北朝鮮の狙いは、朝鮮半島の非核化であり、
それは、在韓米軍の撤退を意味しているはずだ。

これは、挑戦半島のみの問題ではなく、
極東アジアの問題でもあるので、
簡単に決めてもらっても困る。

中国やロシアという脅威がはびこっているのだから。

ただ、朝鮮半島に平和な日々が訪れて欲しいと心から思う。
今回の会談が、ただのパフォーマンスに終わらないように

ここで、果たして日本は、アメリカにお願いっていうだけでいいのだろうか。

拉致問題の進展もなく、
強く出てきた態度をどうすべきか。
やや蚊帳の外であることは、否めない。

横田夫妻も高齢になり、めぐみさんと分かるうちに会わせたという奥様の言葉に胸が詰まる。

韓国、アメリカが抱えている問題と、日本が抱えている問題には違いがあるのだから、
日本としての態度が必要だ。

日本との会談もOKと言っているが、
飲み込まれないように、毅然と進めてもらいたい。

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