GK 川島永嗣 (FCメス) 5.0
→ FKからの失点シーンは決してイージーなプレーではなかった。相手選手のシュートのアイディアならびに技術は素晴らしかったが、やはり、止めてほしいシュートだった。あのような形から失点するとテンションが下がってしまう。残念な失点の仕方だったが大きく引きずることなくプレーすることは出来た。ただ、飛び出すべきか?否か?の判断に迷うシーンが多いのは気になるところ。プレーがかなり臆病になっている。
DF 酒井宏樹 (マルセイユ) 7.0
→ コンディションが不安視されていたが無事にスタメン出場。最後までピッチに立つことができた。攻守両面で安定感があってDF酒井宏のいる右SBは日本の大きな武器の1つになっている。自ら点を取れる場面が2度ほどあったので決められなかったのは悔やまれるがFW大迫のゴールにつながったCKはDF酒井宏のシュートから生まれている。いいタイミングで中に入って行って決定機に絡むことができた。
DF 吉田麻也 (サウサンプトン) 7.0
→ 失点の多さを指摘されるケースが多かったので守備のリーダーとして責任を感じていたと思うが見事なプレーを見せた。空中戦の勝負は圧倒的に優勢。後半14分にはFKからシュートも放っている。FWファルカオは空中戦はそこまで強くない選手なので助かったところもあるがあれだけしっかりと跳ね返してくれるとチームは落ち着く。DF昌子とのコンビになったが2人の関係性は非常に良かったと言える。
DF 昌子源 (鹿島アントラーズ) 7.5
→ 「DF吉田のパートナーが誰になるのか?」については最後まで読めなかったが西野監督はDF昌子を抜擢した。最近はDF槙野が起用されるケースが多かったので大きな決断だったと言えるが大成功した。攻撃陣がクローズアップされると思うがDF昌子のプレーは素晴らしかった。MOMはさすがにFW大迫になるが「次点はDF昌子」と言えるのではないか。影のMVPであり、影の殊勲者と言える活躍だった。
DF 長友佑都 (ガラタサライ) 7.0
→ 今回も突出したスピードを持つMFクアドラードと対戦することになった。極めて厄介な相手だったが前半31分でベンチに下がった。中盤の守備のバランスを考えた交代でMFバリオスの投入によってMF香川は消されてしまったが、やはり、MFクアドラードが下がったのは日本にとっては有り難かった。DF長友については危ないプレーもあったが基本的にはしっかりと対応。失点につながったクリアミスは減点材料。
MF 柴崎岳 (ヘタフェ) 7.0
→ 疲労の影響なのか、プレーができなくなって後半35分にベンチに下がったがゲームメ―カーとして大きな存在感を発揮した。数的優位の中、比較的、フリーでプレーすることができたので「MF柴崎岳であれば当然」とも言えるがしっかりとボールを受けて的確なチラシを見せた。攻撃はもちろんのこと、守備面でも効いていた。攻守両面でチームを助けた。縦パスを狙う意識の高さも非常に良かったと言える。
MF 長谷部誠 (フランクフルト) 6.5
→ FKでの失点につながったファールの場面の対応は問題はなかった思う。FWファルカオのファールのように見える。「あれでMF長谷部はないだろう。」と思えるシーンだった。MF柴崎岳とWボランチを組んだが数的優位を生かして堅実にパスをつないだ。中盤でフィルター役になることが出来た点も好印象で最終ラインの前でハイボールを競って跳ね返す場面が何度かあった。地味なプレーではあるが助かる。
MF 原口元気 (デュッセルドルフ) 6.5
→ 攻撃の部分ではそこまで良さを出せなかった。持ち味であるドリブルでの仕掛けはあまり見られなかったので次戦以降に期待したいところであるが献身的なプレーは目立ちに目立った。やや主審との相性が悪くて「コロンビアのファールだろう。」と思えるシーンで笛が鳴らない場面が多かったが粘り強いプレーを見せた。後半33分のゴール前で相手のシュートをブロックしたプレーはファインプレーだった。
MF 香川真司 (ドルトムント) 7.0
→ 何と言ってもPK奪取&レッドカードを誘発した一連のプレーが見事だった。最初のFW大迫に出したパスは秀逸。休むことなくゴール前に入ってきてセカンドボールを拾うことができたのも大きかった。PKは大きなプレッシャーがかかったと思うが極めて冷静だった。日本サッカー史に残るタレントがW杯で活躍できないままでキャリアを終えるようなことになっていたら何とも寂しい話である。ようやくW杯で輝けた。
MF 乾貴士 (エイバル) 6.0
→ 試合後のインタビューの時に本人がコメントしていた通り、前半の出来は悪かった。あっさりとボールを奪われるシーンがいくつかあった。前半15分にはMF香川のパスから決定機を迎えたが決められず。前半は不完全燃焼だったが後半になると持ち直した。積極的なプレーでチームに貢献。惜しいシュートもあった。MF原口と同様で守備面での貢献度も高かった。最後までピッチに立ち続けることができた。
FW 大迫勇也 (ケルン) 8.0 (MVP)
→ 出色の出来だった。今回のコロンビア戦はFW大迫にとって「キャリアのベストゲームの1つ」と言われる試合になるだろう。PKにつながったシーンの体の使い方はさすが。競り合いの中、マイボールにしてキーパーとの1対1に持ち込めるのはFW大迫ならではである。後半9分にはMF香川のパスから惜しいシュートを放った。最初の3つほどはチャンスで決められなかったがCkからゴールゲット。ヒーローになった。
MF 本田圭佑 (パチューカ) 6.0
→ 点が欲しい時間帯で投入された。後半25分にMF香川に代わって登場。さっそく得意の左足でミドルシュートを放った。後半28分にはCKのキッカーを務めてFW大迫の決勝ゴールをアシスト。W杯通算8試合で3ゴール3アシストという成績は素晴らしい。バックパスのミスからピンチを誘発するなど「コンディションが良くないのか?」と思わせるシーンがいくつかあったが決勝ゴールに絡んだことは高評価に値する。
MF 山口蛍 (セレッソ大阪) 6.0
→ 後半35分にMF柴崎岳に代わって登場した。逃げ切り体制に入っており、与えられた役割は明確だったが、落ち着いてプレーした。危ないパスもあったが持ち味であるパスカットを見せるシーンもあった。出来としてはまずまずだったと言える。今回の日本代表はレギュラーとサブの差が小さい。コンディション面を考慮して次の試合でメンバーを大きく入れ替える可能性もある。MF山口蛍の役割は重要である。
FW 岡崎慎司 (レスター) なし
→ 後半41分にFW大迫に代わって登場した。「怪我の影響でバックアッパーのFW浅野拓と入れ替えになるかも。」という話もあったが何とかプレーできる状態になった。FW武藤嘉という選択肢もある中、コンディションが万全ではないFW岡崎慎をチョイスしたのは意外だったが西野監督からは高い評価を受けているのだろう。攻撃の部分で見せ場はなかったがしっかりとボールを追って周りの選手を助けた。
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