■ KINGと呼ばれるMF城後(福岡)J2でプレーする選手の中で「FW柿谷のG大阪への移籍を超える衝撃をもたらす可能性がある移籍」というとMF城後(福岡)になるだろう。福岡県出身で国見高育ち。2005年に福岡に加入すると2008年から10番を背負っている。10番を背負ってから早くも11年目。「福岡のKING」と称されている。近年の福岡はJ2で苦しんだシーズンが少なくないのでMF城後についても移籍の噂はこれまでいくつも流れている。
2012年には広島が獲得に乗り出した。2013年には同じく浦和が獲得に乗り出している。当時、J2の中では有数の選手だったので興味を示したJ1のクラブは少なくないが全てのオファーを断って福岡に残り続けている。自身のキャリアを考えるとJ1の上位クラブである広島や浦和に移籍するという選択肢もあったと思うがチームに残って主力として活躍し続けた。「流出やむなし」と考えていたサポーターを喜ばせた。
浦和や広島に移籍したら給料は大幅にアップしただろう。「1円でも高く自分のことを評価してくれるチームに移籍する。」というのはサッカー選手にとって1つの考え方である。にもかかわらず、福岡にとどまることを決断したMF城後への株は急上昇した。32才とベテランの域に入っているが「このまま福岡でキャリアを終えるのだろう。」というのが一般的な見方である。他クラブへの移籍は考えにくい選手である。