■ 90年代を代表するボランチ元アルゼンチン代表のボランチのMFレドンドは1994-1995年~1999-2000年までレアル・マドリーで主力としてプレーした。「世界屈指のゲームメーカー」と言われたが、186センチの長身で左利き。優雅なボールタッチでゲームをコントロールした。長髪がトレードマークだったが、当時、アルゼンチン代表を指揮していたダニエル・パサレラ監督とは「髪を切る or 切らない。」で大いに揉めたと伝えられている。
ダニエル・パサレラ監督との相性が悪くて1998年のフランスW杯のメンバーには選ばれず。W杯の舞台では目立った活躍が出来なかったにも関わらず、レアル・マドリーでの活躍が強烈だったので日本でもかなりの知名度と人気を誇った。「長身で、左利きで、パサー系の選手」が登場すると『和製・レドンド』と呼ばれて大きな期待を受けたが、そろそろ、「MFレドンドって誰?」という人の方が多くなる時期である。
1969年6月6日生まれで48才。34才の時に現役を引退しており、全盛期と言えるのは20年ほど前になる。致し方ない話と言えるが、「和製・レドンド」の代表格に挙げられるのはMF高萩(FC東京)だろう。彼は左利きではなくて右利きになるが、広島ユースの頃はゲームメーカー系の長身ボランチとして脚光を浴びた。ペトロヴィッチ監督がシャドーにコンバートして2列目で開花したがもともとはボランチの選手である。