■ エル・ゴラッソ関東出張ということで、噂のエル・ゴラッソを初購入。片田舎のキオスクでも、そこらへんのコンビ二でも購入可能なことにまず驚いた。関西では、サカダイすら置いていないコンビ二も多いというのに・・・。
内容は、やはり充実していた。日刊ではないとはいえ、大手の新聞会社が発行するスポーツ新聞のサッカー記事の「poor」な内容とは比べようもない。1時間ほどの電車通勤の人にとっては、非常にありがたい代物だろう。これは、関東人のサッカー偏差値が一斉に上がるかな、という気がする。
■ メディアは信用できない!!!ボクは、基本的にメディアは信用していない。彼らは、いま、この時は、”サッカー日本代表”を取り上げてはいるが、少しでも落ち目になったら、ごぞってサッカーたたきを始めるだろう。彼らには、スポーツを文化としてとらえるつもりはなく、すべては自分たちの利益次第。野球でも、サッカーでも、気に入らないものや叩きやすいものは叩いて、持ち上げたいものは無理してでも持ち上げようとする。
”中田 監督から戦力外通告”とか、”ブラジル 日本は眼中になし”とか、スポーツ新聞は、とかく見出し勝負のところはあるが、それにしても、最近は、「何を考えているんだ、コイツは」という記事が多い。また、「現地の新聞は、松井大輔を・・・・・のようだと絶賛」とか、「当地のスポーツ紙は、・・・・・がセルティックの中村俊輔に興味を示したと報道」とか、受け売りの記事が多く、せっかく新聞社に入ったのに、こんな程度の記事しか書けないのかというものも多い。
記者が自分で試合を見て、その選手がいいプレーをしていると判断したら絶賛すればいいし、悪いプレーをしていたと判断していれば批判的な記事を書けばいいのだが、日本では、そこまでの目をもった記者は少ないように思う。
■ 独自の色を・・・関西では、”野球(阪神タイガース)”が完全に生活の中に定着している。多分、よその地域に住んでいる人は相当に違和感を感じると思うが、関西では、朝の情報番組(ワイドショー的なもの)でも、阪神の金本がどうしたこうしたとか、井川の髪型はどうやこうやと議論していて、とにかく阪神にまつわるネタが多い。
ただし、注目度が高いだけに、タイガースに対する目は非常に厳しい。いいプレーをすれば声援を送り、良くないプレーには大きな野次が飛ぶ。全てのファンが温かくも厳しい目をもっているからこそ、関西野球界からは、次々と素晴らしい選手が多く輩出するのだろうと最近思う。
新聞社や雑誌は売り上げの問題もあって、どうしても人気チームに媚るような記事が多くなるのかもしれない。それは、ある程度は理解できるが、エル・ゴラッソには、そういう既存メディアとは違った独自の色を出してほしい。厳しいことを書いていても、とんちんかんな記事でなければ各チームのサポーターは納得して付いてきてくれるのではないかと思う。期待したい。
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