名探偵コナン 漆黒の悪夢 日テレ(4/14)
名探偵コナン劇場版シリーズ第20作目。
公開時点ではシリーズ最高の興行収入の63.3億円。
しかし21作目がこの数字を上回ったらしい。
なんという人気作、実写のシリーズなんて・・・比べるに値すらしない。
5年連続右肩上がりの所謂ドル箱シリーズ。
確かに東宝配給なので公開劇場数は多い。
でも夏休みでも、冬休みでもなく、GW公開作品なのでその分は
割り引いてあげたい。
そんな期間で200を越える劇場公開でも素晴らしい作品と呼べる。
本作はシリーズの一つの柱の黒の組織とのバトルでFBI,公安を
代表する赤井と安室の共闘すべきだがバトルするのが特徴的。
そんなストーリーなので、毛利小五郎、毛利蘭の出番は少ない。
鈴木園子なんておまけにも近い。
それ程にレギュラー陣は出番が無いのも仕方ない。
それ程に相手がやばすぎる。
ラムの片腕として組織のNOC、スパイを暴くために暗躍するキュラソ。
彼女がメインで中の人は天海祐希さん。
配役的にはぴったりな感じもするが、作品的には女役の宝塚出身者の
方が向いていたとも思える。
と言うのも記憶喪失で少年探偵団とのエピソードが印象的だから。
そんな彼女が危ういところを組織のNo.2ラムに助けられて
日本の警察庁に忍び込んで公安が握る組織のNOCを盗み取る。
しかし公安に気づかれて激しいバトルが始まり、赤井も参戦。
オープニングからの激しいカーチェイスにバトル。
今作は基本的にアクションがメイン。
5m、10mから落下しても人は鍛えれば耐えられる。
一切の負傷がない世界。
なので、アクションで魅せる作品で良く動く。
作風的にはコナンというよりもルパン。
しかもFBI,公安委員会、警視庁、黒の組織、CIAまでもが
入り混じっての共闘のハズがバトルを始める。
コナンや灰原、少年探偵団も関係しての勝手な行動をするアクション作品。
目暮警部でさえも指揮権を持っていない。
そんなアクション巨編ですが、気になるのは
キュラソの突然の記憶喪失。
そしてジンたちが目的は裏切り者だけと被害を最小限に
押さえ込んだような行為。
最初からキュラソだけを狙わず観覧車に仕掛けた
爆薬を狙えば良かったのに。
ベルモットが登場しただけにコナンとの遭遇、会話も見たかった。
アクション作品としては、あちらこちらで時間がなくて切羽詰まった緊張状態で
ハラハラ・ドキドキでした。
この作品も女性ファンが多く、21作目は65億円を超えたらしい。
今時は女性ファンに受け入れられた作品が大きく成績をアップさせる。