正解するカド TokyoMX(6/30)#12終
最終回 第12話 ユキカ
ザシュニナと対峙する真道。
ザシュニナは真道に会いたがっている。
一泡吹かせられれば良い。
宇宙と人類、異方と異方存在、結局は俺とお前のことを話そう。
この世界、宇宙は低次元だ。
この世界に誕生した特異点が人類。
それは計算限界を容易に越える。
真道の完全情報同一体を作った。
しかし本物とは異なる、ザシュニナの同一体でも同じ。
同一の物に1以上の情報を与える力、内側から発する力。
真道には異方に同行して欲しい、特異点を解明したい。
それは出来ない、この世界を愛しているからだ。
俺にはこの世界に大切なものがある。
ザシュニナは宇宙や人類を犠牲にしようとしている。
私は異方変換を強制することも出来る。
お前はそれが間違いだと分かっているだろう。
強制は人類の精神を犯す。
連れて行けないなら命を終わらせてやる。
ザシュニナ、お前は随分、人らしくなったな。
俺はお前を殴って止めさせる、友達だから。
真道の手は届かず、ザシュニナに胸を貫かれていた。
フレコグニクス発生と無効化装置。
私は品輪博士に新しいワムを教えた。
それは超空間に繋がっている。
原動力となるワムが抜き取られれば装置は起動しない。
ザシュニナは品輪博士がフレコグニクスの操作を行える
装置の開発も予測していたのだった。
そこに花森が運転する車が到着して少女が降り立つ。
彼女がザシュニナに真道のメッセージを伝える。
有り得ない状況を目の当たりにして動揺するザシュニナ。
事前の真道の作戦は2つ。
先ず、真道は万策尽きたと思わせること。
そして、空前の情報を与えること。
事前にナノミスハインで時間をずらしておいた。
真道と徭、人類と異方の娘、ユキカだった。
ザシュニナの力は彼女には及ぼない。
彼女はザシュニナよりも高次元の存在だった。
進歩とは自分が途中だと思うこと。
真道の元にプレゼントされた栞を持って駆け寄るザシュニナ。
ユキカが排除、消失させる。
カドも消失する。
ザシュニナは悪い奴じゃなかった、真道の言葉を肯定するユキカ。
1ヶ月後、ザシュニナがもたらした三種の神器。
ワム、サンサ、ナノミスハインは効力を失った。
でも人類は異方の存在を知った。
今度は我々が異方に会いに行こうではありませんか。
情報を越えるものとは。
---最終回---
最後はこう描くしか術が無かったのかと思うと残念ですね。
バトル作品の王道、敵の力を取り込んで利用する。
新たな人類の創造で勝利する。
そんな結末でした。
サンサの登場までは面白かったのですが、ナノミスハインの
登場からあれ?な気持ちでした。
あまりに都合の良すぎる装置で、重力、質量、慣性制御までは
あっても時間を操作できるのが???でしたね。
その御蔭で今回のユキカが誕生できたのですが・・・。
拳で語る的な交渉ではなく言葉と言葉での交渉が望ましかった。
ザシュニナも感化されて人間らしくなったので、仕方なかったのかも
しれないが、もっと別の終わり方が見たかった。
ユキカの登場はサクラダリセットを思わせて余計に残念だった。
異方の描写や、カド、ワムなどの描き方が面白く、政府もまともに前面に
立って交渉したりと面白い部分も沢山あった。
品輪博士が異方に近づいたので、彼女が異方と接触する
続編が制作できそう。