ソードアートオンラインII TokyoMX(12/20)#24終
第24話 マザーズ・ロザリオ
公式サイトから
外の世界を体感できるようになってから、ユウキの毎日は
これまでにないほど充実していた。
《ALO》では多くのプレイヤーたちとバーベキューをしたり、
クエストに行ったりと、賑やかな日々を送っていた。
また現実世界では、明日奈たちと授業を受けたり、京都へ旅行に行ったりもした。
そして3月が終わりに近づき、桜のつぼみがほころび始めるようになったある日。
明日奈の元に、一通のメールが届く。
スリーピング・ナイツとキリトたちのパーティでBBQを行ったり
勢いで次のレイドボスを攻略したりと楽しむユウキたち。
キリトはユウキに再戦を申し込むが時間切れで再び敗北。
リアルでもアスナのウエブカメラを通して学校や京都旅行にも
共に行動する。
そんな楽しい日々も長くは続かなかった。
担当医の倉橋からアスナに容体が急変したとメールが届く。
急いで駆け付けるアスナ、一度心臓が止まったが蘇生できた。
この次は、もう静かにと話す倉橋。
ユウキが目を開けたので手を握る、何かを伝えようと反応していると
考えるアスナはメディキュボイドの使用を依頼する。
ALO内でユウキに会うアスナ、大事な事を忘れていた。
渡す物があるから、今作るねと剣を振るう。
オリジナルソードスキルをアスナに渡す、技名はマザーズロザリオ。
この技がアスナを守ってくれるよ、倒れるユウキ。
貴方の技は永遠に絶えることが無いように引き継いでいくよ。
見送りは要らないと言ったのに。
スリーピング・ナイツのメンバーが駆け付ける。
キリトたちも駆けつける。
そして、たくさんのプレイヤーが駆け付けて見送ってくれる。
死ぬために産まれた様な僕の存在意味は何だろうと
ずっと考えてきた。
何も生み出さず、与えることも出来ない自分だった。
やっとその答えを見つけたよ。
意味など無くても生きていて良いんだと分かった。
私は必ずもう一度ユウキと会うから、その時に答えを教えてね。
僕は頑張って此処で生きたよ、生きたよ。
ユウキの葬式にもたくさんのプレイヤーが訪れる。
アスナに声を掛ける女性、シウネ―さん?
はい、安施恩です。
私は急性リンパ性白血病でした、2月ごろから投薬量が
減少してもう長くないと思っていました。
しかし急に完治して退院が出来ました。
ユウキに何度も励まされた。
ユウキはアスナにも他人とは直接接しないと何も通じない、
伝わらないことを教えてくれた。
シウネ―はアスナには感謝していた、ユウキがいつも
アスナと居ると嬉しそうだったことを告げる。
キリトは倉橋医師とも仲良くなっていた。
通信プローブの件で相談していたらしい。
ユウキのお陰で膨大なメディキュボイドの臨床試験が行えた。
この資料のお陰でたくさんの人にも使ってもらえるだろう。
初期設計者の名前と共にユウキの名前も語り継がれることでしょう。
初期設計者は神代凛子教授だと教えられる。
キリトは彼女を知っていた、ヒースクリフの世話をしていた女性だった。
つまりはメディキュボイドの設計者は茅場晶彦だと知る。
花見をするキリトたち。
ユウキのお陰でユイの視界としてのウェブカメラが運用されている。
仮想世界と現実との境界はますます曖昧になってくる。
そうなれば茅場晶彦もまた現われるかもしれない。
未だ彼に憬れのような感情も持っているキリトでした。
アスナにはいつまでも側に居て欲しい。
地球の裏側に行ってもついて行く、ゆいも同行するらしい。
---最終回---
絶剣ユウキのエピソードでした。
このエピソードは秀逸ですね。
ゲーマー作品が、一般の事件を真面目に扱って
一段、品格が上がった感じのエピソードとなりました。
想定していたとはいえ、ユウキの最後は辛かった。
サブタイトルがマザーズロザリオだからアスナの生みの親が別に
居るのかと思ったらスキル名でした。
どうして、そんな名前なのか気になりますがミスリードの
意味もあったのでしょうね。
それにしても通信プローブの知識で医師と相談を受けられる
キリトは流石に主人公ですね。
ソードスキルだけではなく、PCやソフトにも詳しいようです。
彼の役割はこんなお助けキャラ、何でも知っている人に
なりそうですね。
そして陰の主役の茅場晶彦、キリトの憧れの人ですね。
今迄はログ・ホライズンと比べてエンターテイメント色の強い作品との
イメージでしたが、今回のエピソードで少し変わりました。
それにログ・ホライズンの2期は面白くないですからね。
またマザーズ・ロザリオのようなエピソードを描いて欲しいですね。
GGOは、なぜ殺人を犯したのかが説明されなかったので
未消化エピソードだと思ってます。
それにトラウマのシーンが多過ぎた気がしています。