プラスティック・メモリーズ 考察
基本的には余命幾ばくも残されていない恋人との
最後の人生を有意義に全うするストーリー。
結構、昔からあるラブストーリー設定。
しかし世界設定などに問題点や謎が多く残されている。
恐らくは4話程度のネタを12話に拡張したことで矛盾が生じたのだと思う。
少年が好きになった少女がアンドロイドで余命が1ヶ月。
それでも告白して最後を迎える4話(30分)のストーリーなら理解できる。
それなら、この適当な設定でも表現可能だと思う。
しかし12話なら、SF考証を専門家に依頼すべきだったと思う。
ギフティア、食事や排泄可能なアンドロイド
対応年数10年、OSを入れ替えるので記憶が受け継がれない。
寿命を経過すると見境なく暴走する。 ワンダラー化する。
回収業者だけがウイルスを打ち込んで停止可能。
しかも人間を襲う。
夜間は充電する。
なぜツカサのペアが決まっていなかったのか?
なぜアイラのOSを任務前に入れ替えなかったのか?
上記を指示しなかった課長は無能なのか?
→公式設定では他部署から課長として赴任。
この実務経験がなく、無能な設定のようです。
彼が有能だと話が始まらない。
なぜカズキはアイラとペアを解消したのか?
→詳細は不明、これ以上アイラを傷つかせたくなかった様子。
なぜカズキはアイラの回収方法を推奨したのか?
→賛同者だが、代わりに実行することでアイラを守った?
なぜアイラの運動性能は劣化しているのか?
→言明はなかったが、想像すると、既に数回OSを
入れ替えたので劣化が始まっているのかも?
時代背景、世界設定
なぜ脱走したギフティアの捜索を人海戦術を使ったのか?
→現在でも既に防犯カメラ、監視衛生を使って捜索が可能だと思う。
ギフティアを製造できる技術力があるのに現代に近い世界なのか?
→世界設定費をケチった??
面倒な世界観を描きたくなかったから??
→ギフティア、アンドロイドの製造技術だけが進化することはない。
なぜなら単一の技術ではなく複数の秘術なので、それに合わせて
世界が進化しているはず。
なぜギフティアは自動停止出来ないのか?
→可能なはずだが、ストーリーが進まないから仕方なく不能とした。
ギフティアに発信機をつけることは人権の観点から禁止された。
→それならば自ら寿命に達する前に出頭出来る。
ギフティアは生体パーツを使用しているように思える。
その影響で記憶を保存できないと言えば良い。
OSをの入れ替えで記憶が引き継げない。
コンピューターではそんなことはないので違和感がある。
データを初期化する必要がある、フォーマットすると言えば
違和感は薄れる。
寿命を越えると暴走して人間を襲う、運動性能は衰えないギフティア。
これはどうにも頂けない、市販製品では有り得ない。
人間を襲うなら即座に販売中止になる。
それなら闇回収業者ではなく、逆に軍需払い下げ品を
不法に転売する業者の存在が正しいと思う。
まず一般市民が購入できる品ではFail Safeが求められる。
最悪の事態でも人体には無害な設定を求められる。
例えば緊急非常停止スイッチを誰もが押せる位置に取り付ける等。
アシモフのロボット三原則は組み込まれているはず。
これを考えると某シン○ラー社のエレベーター事件は問題。
人を襲わせたいのなら兵器として製作されている必要がある。
種々の疑問を残したまま、終了した作品。
シュタインズゲートの再放送も始まり、何か次のイベントが有るのだろうか。
そのための布石なのだろうか。