第18話 都市学園防衛線(後編)
公式サイトから
地球に降下したウルガル機は、グランツェーレ都市学園に迫っていた。
だが、宇宙空間からその機体を静かに、確実に狙う眼差しがあった。
長距離砲を装備したゴールド4だ。
だが、第一射は失敗。
第二射を放つためのエネルギー充填には時間がかかる。
それまで敵機を学園に向かわせてはならない。
焦りと苛立ち、そし
て緊張の中、各パイロットにこれまでにない
ハーモニックレベル値が観測される。
しまった、まずった。
ゴールド4の遠距離射撃は照準を外してしまった。
俺たちの学園に手出しさせないとクレイン機に立ち塞がるレッド5。
ブルー1とローズ3もイズルに合流して。
しかしローズ3は大気圏突入時の故障で姿勢制御が
ままならない状態だった。
再度充電するゴールド4、15分が必要。
パープル2、ピット艦からもマイクロ波で送電して急速充電する。
急速充電でオーバーロード寸前、次が最後になる。
タマキ、ローズ3で背後から体当たりして、そこをゴールド4で
射撃して。
ブルー1とレッド5はタマキの脱出をサポートして、
パープル2から作戦の指示。
クレイン機と戦闘中のレッド5と合流したブルー1。
ブレードでクレイン機を刺し貫いて固定するアサギとイズル。
そこに突貫するローズ3は、イェーガーを強制排出して
コアで脱出。
レッド5とブルー1がサポートして離れる。
ゴールド4の遠距離射撃がクレイン機に直撃する。
陽動のドルガナ隊は撤退を始める。
待機していたルメスはそのまま帰還する。
あのお方の策を実施する時が来たようだ。
アッシュは全機が被害甚大で徹夜で修理が必要。
グランツェーレ学園も被害は甚大。
こんな被害状況に怒るスズカゼ艦長、でも無事に
帰還できたことを素直に褒める。
地球側の残存戦力は殆ど無い壊滅状態とアマネが
シモンに連絡。
ウルガルに通用するのはアッシュだけ。
取り急ぎアッシュの増産を求めるアマネ。
ルメスからテオーリアに秘匿回線で連絡が届く。
兄君が連絡を待っています。
クレイン隊は全滅、軍団長の器ではなかっただけ。
しばし様子を見るべきだとルメスの提言。
地球人の己を犠牲にして他を庇い合う行動は予測不能です。
ウルガル人には無い行動です。
他の脅威が無くて全体で個を成長させているように感じる。
地球人は異質な存在で興味深いとジアートと話すルメス。
ルメスの家系は代々ジアートに仕えていた。
ガルキエには内緒の会話を盗み聞きしていたラダ。
ラダが氾濫したとガルキエに報告するルメス。
ワームゲートに逃走するラダを粛清と殺害するジアートだった。
---次回 「ディープリーコン」---
軍団長クレインとラダが退場となりました。
特にラダは軍団長とも思えない悲惨な最後でした。
イズルとクレインの戦闘は動いてましたね。
もうこれだけが特徴の作品ですね。
これ以外に見せ場が無い。
えーと、遠距離射撃が必要だったのか?
レッド5とブルー1がブレードで串刺しにしてましたが、
あれでも倒せないウルガル機?
串刺しから切断しても駄目なの?
ラダは切断されて破壊されてましたよね。
ルメスは何しにやって来たの?
都市学園に別働隊としてステルスで侵入しないのはなぜ?
地球艦隊も壊滅状態で、ブラック6とハイモブ以外は
相手にならないのなら今が狙い目じゃないの?
どうして追撃じゃなくて様子見なの?
結局ウルガルの戦力が圧倒的なのに、内乱や油断で
負けるストーリーなのでしょうね。
戦闘は戦力が5:5、6:4なら良いですが、それ以上の戦力差だと
運や油断を取り込まないと勝負を描けないのでしょう。
シモン指令がもう少し策略家で色々とGDFを政治で
操るのかと思ったら出番が少ないですね。
やはり活躍するなら、中の人もそれなりなのでしょうね。
今回の見せ場は、姿勢制御が出来なくて背景で飛び回っている
ローズ3ですね。
マイクロ波をキャリアとした送電システムは現実に研究されています。
宇宙からの送電が少しずれて受電システムを外れれば
町が消失するとか課題も有ります。