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欧州自転車レース追っかけ日記

欧州在住者が自転車レースを追い掛けてる日記とか

ルクセンブルク選手権

やった、フランク・シュレック勝利です。現場に立ち会うことができて感動です。おめでとうフランキー。

しかも、ノルウエーではクルト・アーヴェセン、デンマークではニキ・ソレンセンが勝利し、今回のツールドフランスチームにはロードレース国内チャンピオンが3人、タイムトライアルで1人という豪華なメンバーです。Team CSCがTeam CSC Saxo Bankになるということで裁縫職人さんががんばってるのに、さらに、これだけ新デザインのジャージを追加されたのでは、元請けのクラフトはうれしいが、下請けのジョルダーナとイタリアの職人さんはちょっと忙しいのでは、と心配です。

レース終了直後に、ルクセンブルクの街に「放置プレイ」(置き去りということ)した同行人を拾いに走り、それから、シュレック家の本拠地のMondorf les Bainsのファンクラブの拠点という場所へ行った。写真を載せれば分かり易いが、宿、バーである。そこで仕切ってるのは、「あれ、貴女だったの」といういつもレースで顔を合わせるおばさんだった。そこでは、ジョニー氏の妹、ギャビーさんとギャビーさんのお母さんとか、様々な人が集まり初めた。僕は帰る時間だったので、21時には出たが、その後兄弟を引率して父親も来る予定だった。残念だが、そこまでは残れなかった。

このシュレックファンクラブの「クラブハウス」の詳細を紹介します。シュレック兄弟のファンならここは一度は訪れたい聖域です。ドイツ語、フランス語、英語は確実に通じます。

Munnerefer Stuff
(Auberge Restaurant Brasserie) つまり営業内容は宿、レストラン、パン類を焼いてる
Andrée Weicker-Kieffer
5, route de Remich L-5650 Mondorf-les-Bains
Tel / Fax: (352) 23 66 05 50
水曜日と土曜日の夜はお休み
GPS(或はGoogle Earth等)での位置なら、(N49 30.277 E6 16.726)をご利用ください。Mondor-Les-Bainsにはカジノも温泉もあるので、観光でどうぞ。フランスとの国境沿いなので、街を散策してる間に、いつの間にかフランスへ入国してるかも。
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これがその入り口付近。

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こんな感じで入り口にファンクラブのたむろする場所だと書いてある。

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実際のレースで使ったゼッケン等をあしらったジャージ類。こちらはフランク側で、パネルには新聞やら(フランス語)、雑誌やらの切り抜きがある。

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あらら、ピンボケか、手ぶれか、全然ダメな写真だけど、こちらがアンディーのパネル。と雰囲気だけは伝わるかな。

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ここはドイツとの国境近く。モーゼル川が国境線。この部分は坂の頂上付近。ここで待ち構えてるファンクラブ員達。旗を肩にかけてる女性が、このクラブハウスの女将です。さそさんのLBLでのサンロッシュの坂の写真でも確認できます。

選手の後ろからVoiture Balaiと一緒に長男のスティーブも自転車で上ってきて、皆で盛り上がった。お昼頃に、普段着でスタート付近に居た。挨拶したら、「自転車持って戻ってくるから」と言い残して消えた。知合いのファンたちが自転車に乗って、あちこち追いかけると聞いて、血が騒いだらしい。全身Team CSCのジャージに、サーベロR3に乗れば、どうみてもプロ選手に見える。

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ほらね。


実はすっかり記憶に無かったのだが、このMondorf les Bainsには昨年来たことがありました。Team CSCの参加無しのツールドルクセンブルクのステージを観に行って、この街がゴールだったのです。昨年に自分が車を止めた駐車場とその前後の道のカーブを見て、ふと気付いた。あの時、ふらっとレースを観に来てたアンディーは家から歩いて来てたのか?そんな、街でした。街の真中辺に、フランスとの国境みたいなのもある。民家の裏が国境線の部分があったり。

ということで、ツールへ出かける前に、なんとか、写真を数点だけでも載せたいです。

とにかく、面白かった。

午前11時30分過ぎにゴール地点でメカニックのトニー(先のエントリーの通り、彼が来るのは予測できた)が機材トラックで到着。その後2台のチームカーが到着。同じくルクセンブルク在住のキム・アンダーセンDSの運転する車でフランク、ジョニーの親子(と2人のアンダーセンジュニア)。そしてもう1台にはやはり予想通り、サビーネ嬢の運転でアンディー。

ジョニー・シュレック氏は僕を見て、開口一番「何してるの」とおどけて訊ねる。僕が「今日はレースを観に来たんだよ」というと、「レースじゃなくて、トレーニングだよ」と。ツールに向けてのトレーニングなの?と。

アンディーが兄のために、逃げグループを追うためのペースを作った。だから、兄弟のチームワークでの勝利です。うーん。

テーマ:自転車ロードレース - ジャンル:スポーツ

  1. 2008/06/29(日) 23:40:52|
  2. Bike Races in Luxembourg
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出かける前に

カレンダー(レース観戦予定)と結果(サイン収集)を書いておきます。

ツールドスイスにて、新スポンサー決定のニュースを受け、リース監督からサインをもらいました。

レース観戦予定は、
6月29日 ルクセンブルクの国内選手権
7月5日から27日までツールドフランス三昧

ツールドスイスでの自慢話を

最終日前も山岳タイムトライアルでのこと。例の通り、Team CSCの選手の応援をしてました。
アーヴェセンが上がって着ました。つづら折の部分を見れる部分に居たし、一緒のルクセンブルク人が望遠鏡で車の上の選手名を読めるので、誰が上がってくるかは簡単に分かるのです。

アーヴェセンはVサインでニコニコ、そして、僕とハイタッチです。レース中ですが、ファンサービスです。そして、カンチラーラもニコニコでハイタッチです。レース中なのにね。彼等は熱心なファンにはとてもファンサービスしてくれますね。大好きです。これでこの2人とのレース中ハイタッチはそれぞれ2回になりました。2人共なんて良い奴なんでしょう。

明日(日曜日)はルクセンブルクのレースなので、周りはルクセンブルク人だらけです。どれだけの人間がレースを観戦に来るのかは不明です。その辺はレースから帰還後、ちょっとだけここに書くつもりです。

ツールを控え、昨年のツールの画像(ハードディスクのレコーダーに入ったまま)をDVDに焼き、空き容量を確保してます。ツール期間中は同僚に頼んで、録画してもらいます。今年は現地でどれくらいテレビを見れるか不明です。落ち着いて衛星アンテナをセッティングできる場所ではフランスでも、ドイツでもどこの放送でも無料配信されてる電波をキャッチできます。移動中とかは、地上デジタル放送はが届く範囲でテレビ観戦です。昨年の録画画像をまだ見てなかったりして、今見ても新鮮な感じもします。

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  1. 2008/06/28(土) 13:59:48|
  2. Calendar and Results
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ツールドフランス開催中は更新は不可能と思います

日曜日はルクセンブルクへ国内選手権を観に出かけます。その後はツールへ出かける準備です。ツールドスイスの写真の整理(縮小、切取り)は出来ないでしょう。電源が豊富に取れるキャンプ場とかがあれば、そこでするかも。ツール期間中は更新する術が見つからないでしょう。WLANを開放してるカフェ、マクドナルド、その他で時間が取れれば、写真を載せるくらいはできるかもしれません。それが、英語版か日本語版かも未定です。

ここ数日でも、日曜日のルクセンブルクの旅をちょっと記述するだけで精一杯の気がします。ということで、しばらくは閑散とします。インターネットアクセスができれば、更新はします。たまに観に来てください。

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  1. 2008/06/27(金) 15:43:14|
  2. TdF 2008
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国内選手権 in 欧州

今週末(水曜、木曜はタイムトライアル)は各国で国内選手権が開催されます。僕はドイツ選手権じゃなく、ルクセンブルクの選手権を観に出かけることにしました。

理由は、ドイツの選手権開催場所(Bochum)が遠く、ルクセンブルクへ行くのと変らないこと。一緒に観戦する知り合いがルクセンブルクに居ることですね。あとはドイツからルクセンブルク観光目的の人間を載せてゆくということもあります。

ツールドスイスを一緒に2ステージ観たあのルクセンブルク人ファンを含め、行けば必ず顔見知りが居るでしょう。アンディーとフランクが参加で、Team CSCとしては、予想では、ルクセンブルク生まれのアメリカ人のトニーがメカニックとしてサポート、ドイツ人のサビーネ嬢が来て、父親のジョニー氏もサポートでしょうか。

昨年はもちろん、ドイツ選手権へ行きました。朝ゆっくり出かけても十分に間に合う近距離でした。昨年のドイツの起伏に富んだコースは最高に楽しめました。でも今年はルクセンブルクです。

さて、ルクセンブルクの中心からそれほど遠くない場所で開催される選手権です。エリートスタートは14:00とのんびりです。82.2kmのコースを周り、その後14kmの周回を6回周るという全長166kmのコースです。コースプロファイルは平坦です。ルクセンブルクのRoeserという街を中心にコースが組まれてます。Google Earth等で検索してみてください。

さて、その国内選手権が終わると、ツールドフランスです。水曜日の朝にはブレストに向けて出発です。食料品の買出しも大体終わりました。あわただしいです。落ち着きません。持ち物の点検をしなくては。

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  1. 2008/06/26(木) 15:06:38|
  2. Bike Races in Luxembourg
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Tour de Suisse 2008 Part XI

ツールドフランスの準備がまだあるのです。明日(水曜日)は早起きして、午前中に車のオイル交換をして来ようかと思ってます。

ラフに使える防寒着も本当は欲しい。山の上で雨が降ったりすると寒いんです。2007年のTdFの13ステージのタイムトライアル時の不意の雨で凍えそうだった僕を救ってくれたのがルクセンブルク人で、先週のツールドスイスで一緒に数日を観戦した2人です。頼るならルクセンブルク人です。シュレック兄弟の名前をペイントすれば、飯やらビールをおごってもらえます。

第2ステージの出発地でガイドブックを配布してました。これはレースコース、タイムテーブル、スタート・ゴール地の駐車場位置の詳細、選手・UCI関係者宿泊ホテル、招致自治体の代表者へのインタビューやら結構な内容のガイドブックでした。一応定価は記載してあるのですが、無料配布してました。この選手宿泊ホテルの情報がもっとも重要です。ツールではこれは関係者のみ入手可能です。この内容を薄めたガイドブックは本屋さんで売られます。もう本屋で売っててもおかしくない時期だが。

一冊持ってます。使用したので、多少汚れはありますが、綺麗です。欲しい人居ますか?



このエントリーの本題は「僕、新聞に載る」です。

さて、第3ステージがあった月曜日は観戦はしませんでした。Altdorf(アルトドーフ)に日曜日と月曜日は宿泊しました。ここは最終日の前の日のタイムトライアルのスタート、最終日のスタートの場所です。街中心にウイリアム・テル(ドイツ語風に言うと、ヴィルヘルム・テル)の像があります。博物館もあるし、この街が由縁のある街らしいです。実在した人物だったのでしょうか。時間がある人はWikipedia等で検索してください。

月曜日はクラウゼンパスを自転車で上ることを決めてました。トレーニングです。これの以前に運動として自転車に乗ったのは1月か2月だと思います。レース追いかけが忙しく、日曜日の天気が、とか言い訳も多く、さっぱり乗ってませんでした。そしていきなり、クラウゼン峠。標高差1500mです。無謀です。まあ、のんびり上るから大丈夫さ、と楽観してました。

午前11時30分にキャンプ場を出る。天気は曇り時々太陽が覗く感じ。気温は確か20度あるかないかで、太陽が出るとポカポカ。のぼり初めて10分(位?)して、多分200m程度の高度上った時に、体調に変化が。そう、体内の毛細血管まで血が周り、脳内の血が不足したあの感じ。慌てて自転車を降り、沿道のスポーツ施設の小さな駐車場の生垣の縁に腰をおろす。その時点で目の前は黄色。くらくら。

そして直ぐ、視力が無くなりました。目を閉じても、開けても真っ暗闇。脳の視覚をつかさどる部分が完全職場放棄状態。確か1分程度は視覚無しで、聴覚もあったかどうか怪しいです。しだいに体調は改善。たしか30分程度はそこで腰をおろしたままでした。

そして、クラウゼン峠へ向けて出発。慌てて自転車おりて座ったから良かったが、もし座るタイミングが遅かったら、立ちくらみでその場に倒れたでしょうね。

で、その後ものろのろと順調に上る。「きつくなったら下りては休憩」の繰り返し。途中の村では写真を撮ったりして、のんびりと上る。頂上から8.5km、高度差で700m下のホテル(カフェ)で休憩。この時点では曇りでした。カフェではコーヒーとケーキを頂く。写真も撮ったので、後に載せます。ここで、40分から50分も休憩。そして、先へ。

その辺りから、霧(というか、雲の一部みたいな状態)が発生。視界は100m程度からそれ以下になる。雨ではないが、霧雨を感じる中上る。気温も下がる。そこまでは半そででも良かったが、そこからは薄手のウインドブレーカーを着て上る。

そこで、一人の自転車乗りに追い越される。当然向こうは速い、僕は遅い。その後直ぐ、女性の自転車乗りに追い越される。彼女は愛想良く、挨拶。僕も挨拶を返す。

その先はさらに視界も悪く、誰も居ない不気味な峠道。息が上がり全然スピードが出ないが、のろのろと上る。前輪はシマノのハブダイナモ付き車輪。ライトはシマノ製のLP-R600です。これは日本限定発売品でしょう。欧州では入手不可です。これはさそさん、結城さんのご協力で入手したものです。同時にハブの直ぐ側に付くようにクイックシャフトのネジ側に使うステイを使用。これも同上にお二人のご協力によるものです。

さて、しばらくすると例の女性が道路脇に立って写真を撮ってた。といっても何も景色が写るわけじゃない。だって濃霧。僕は先に行ったが、彼女はまた追いついた。そこで並走して話しをした。

彼女はベルン(スイスの行政上の首都)の新聞社で働くジャーナリストで、当日は上司の命令で業務として峠を上ってきたのです。ツールドスイスの75歳という記事を書くための取材なのでした。一緒に上りながら、僕も自分のこと、なぜ今クラウゼン峠を上ってるのか、とか様々雑談。一通り、話しして、彼女は先に行くから頂上のカフェでまた、と。

その後もゆっくり上る。目的は土曜日のタイムトライアルの観戦ポイント、車を停める場所のチェックなのです。クラウゼン峠は切り立った部分(山側、谷側)が多く、路肩がほとんどない。駐車できるスペースもほとんどない。日本の皆様もテレビ中継で観たと思いますが、そんな場所が多く続きます。

頂上に着く頃には気温は多分7度とかだったでしょう。到着時刻はなんと午後4時半頃。頂上のカフェにはお客さんが3人が居た。男性2名と先ほどの彼女。そこで、また自転車談議。Team CSCのファンで、どうのこうのと。そこで、彼女は新聞の記事に僕のことに言及しても良いかときいた。問題ないので、OKとした。キャンプ場に行けば、名前とかメールアドレス、ブログサイトを書いた紙があるし、Team CSCの選手のサインがある今年のジャージもあるよと言うと、一緒にキャンプ場まで行くこととなる。

他の2人のうち一人は日本人だった。もう一人はスイス人で仕事先の合衆国で知り合って、遊びにきてるということだった。それはさて置き。

峠の標高を示す標識の前で記念写真撮って、下る。半そでジャージの上に、長袖ジャージ着て、そしてウインドブレーカー、冬用のTeam CSCロゴ入り手袋をして下る。上り始めた頃は、「長袖ジャージとこの手袋が邪魔だ、置いてくればよかった」と思ったが、実は正解で、これが無ければとても下れない。下るのは簡単。ブレーキレバーを握るだけ。後輪のカーボン車輪はブレーキを使わない。前輪は峠の下り専用に買ったようなもの。途中の村での上りで両足の腿がつる。あー、普段の不摂生が。

ということで、麓のキャンプ場で追加写真等を撮って、彼女とはお別れ。記事書いたら、PDFで送るからと。

で、後日本当に新聞に載りました。写真付きで、実名で。金曜日にそれがベルン地域で出回りました。ベルンに居る友人は家に帰って新聞開いたら僕が載っててびっくりしたと言ってました。

まあ、ジャーナリストの彼女にしてみれば、景色の写真は撮れず、全く自転車乗りが峠に居ないので、インタビューも出きず、取材にならず、記事をどう書こうかと思ってる時に、僕みたいな外国人で地元のカンチラーラの居るTeam CSCのファンの奴を発見したわけですから、そりゃ助かったでしょう。どれだけの人がその新聞の記事を読んだかは不明。英語版のブログのアドレスが載ったが、特にコメントが書き込まれたわけじゃないし。

こんなこともあるんですよ。

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  1. 2008/06/25(水) 00:18:22|
  2. Bike Races in Switzerland
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Tour de Suisse 2008 Part X

これもネタです。土曜日のステージの後にはTeam CSCとRabobankが宿泊するホテルの近くで野キャンプしました。ルクセンブルク人2人と一緒です。日曜日の朝にホテルに行って、選手達に声を掛けようと決めてたのです。

この晩はロシア対オランダの試合がありました。結果はロシアの勝利。我々は衛星TVで観戦。そして、朝、僕があるいたずらを思いつきました。Team CSCのロシア人コロブネフのためにロシアの国旗は車に積んでます。結構大きい旗なのです。小さい旗がなかったのです。で、「じゃ、Rabobankのスタッフが仕事してるだろうから、ロシア国旗持って、スタッフの中で踊る」と宣言。

これは結構ヒットでした。オランダ国旗とロシア国旗は実は似てます。色はほぼ同じ。配色の順序が違うだけ。スタッフ達は、ロシア国旗を背中に負ってスキップする僕に大受け(というか、睨んでましたけどね)でした。

ホテルの女将やらウエイトレスが選手達と記念写真を撮りたがってました。そこで、Rabobankがホテルを出る際(選手4人は自走、オスカー・フレイレ除く)に、スタッフが、「あと2分で出発、じゃ、お嬢さん達と記念写真」と声を掛けました。ホテル前の階段でスタッフ、選手、女性陣が並びます。そこで、女将のデジタルカメラをさっと取り、集合写真を撮ってあげたのは僕です。だって、Rabobankが嫌いなわけじゃないし、同じスポーツを愛する仲間ですから。


オランダと言えば、何が浮かびますか。風車?。僕にはオランダと言えば、ビール飲んで騒いで、立ちションというのが浮かびます。オランダへ行ったことのある人なら、あの独自の男性用公衆トイレをご存知ですよね。

この日のBlick(スポーツ新聞系、ツールドスイスのスポンサーでもある)にある写真が載りました。それはステーグマンが野外で用を足す後姿。そして、その場所は道路沿いのあるイエス・キリストの像が立ってる場所。ちょっと不謹慎な構図です。この写真にオランダ人達(Rabobankのスタッフ、選手)は大受け。ブラム・タンキンクは特に大喜び。僕と一緒のルクセンブルク人が購入したこのブリックの写真の部分をちぎって、「ステーグマンに見せる」と張りきる。

そして、実際、スタート前のチーム車両駐車場で再度タンキンクを見た際には、クイックステップのバスの側。通り過ぎる我々を見て、タンキンクが彼が買った新聞の記事だ、と言うと、クイックの偉い監督が「どの新聞だ」と訊く。

一方、スタートサイン台側の関係者用ミニカフェでくつろぐフィリップ・ジルベール。この臨時テントカフェのテーブルにもブリック紙は置いてありました。そして、ジルベールはこの写真を見つけて、笑う。隣の選手達にも見せて大受け。彼も立ちションがツボらしいです。後に、ジルベールの前を自転車に乗り、サイン台へ向かうステーグマンが通過。ジルベールはステーグマンに叫びますが、(事前にタンキンク情報で自分のことがさらされてることを知ってたはずの)ステーグマンは完全無視で通過。その後もジルベールはその写真を見ながら愉快に他の選手と談笑でした。

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これが、そのブリック紙を握り締めてうれしそうにしてるジルベール。握り締めたままステーグマンを待つ。
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新聞記事の写真を切り取るタンキンク。朝のホテル前。

おまけ
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土曜日の朝。メカニックのロジャーがカンチのタイムトライアルマシーンを組み立てしてた。次週の国内選手権用かときいたら、違うとこのこと。機材トラックの中に、カンチのTTマシンが有ったので、それを使うのだろう。で、この新車は、ツール及びオリンピック用のマシンらしい。ケーブルのアウターはノコン。色は金色。オリンピックの金メダルをイメージしたロジャーの選択らしい。後に出たきたカンチはそれを見て「金色かよ」とちょっとびっくりしてた。

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  1. 2008/06/24(火) 01:07:02|
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Team CSC Saxo Bank Tour de France members

いよいよ発表されました。かなり予想通りです。というか、6人までは昨年秋の時点で決定してましたけどね。下の3人のうち、アーヴェセンはほぼ決定だった。ツールドルクセンブルクでもツールドスイスでも「ツールでるよね」としつこく訊きましたよ。だって、彼が居ると居ないとじゃ、応援のしがいが違うし。やったー。
  1. Fabian Cancellara
  2. Carlos Sastre
  3. Andy Schleck
  4. Frank Schleck
  5. Jens Voigt
  6. Stuart O'Grady
  7. Kurt Asle Arvesen
  8. Volodymir Gustov
  9. Nicki Sørensen

デンマーク人が混じるという噂(リース監督自身が春先に言った)の通り、ニキ・ソレンセンが決定。そして、山のアシストとして、イニーゴ・クエスタと競ってたのがグストフでした。満足です。選ばれなかった選手には気の毒ですが、仕方ない。僕は張り切って応援します。

Liquigasの中野さんともツールドスイスでお話ししました。中野さんもツールドフランスに参加です。またあちこちで遭えるでしょう。楽しみだ。この時期にお会いすると、選手の移籍話しやら、Team Gerolsteinerの未来やらとか、いろいろホットな話題があります。ここでは多くは書けませんが、どうやら、Team Gerolsteinerはダメかもしれません。たしか、Volodymirを愛称で呼ぶとVladiで良かったはずですが、この辺は中野さんに確かめてみましょう。応援する際の何かネタ(グストフのツボ)があれば、それも訊きたいな。

とにかく、もうすぐツールです。今日はキャンプ用品の買い足しもしました。あー、あわただしい。

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  1. 2008/06/23(月) 23:43:23|
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Tour de Suisse 2008 Part IX

自分が見たいポイントを確保するために山篭りするのはハードコアなファンです。またタイムトライアルは選手達の下見があるので、コース脇に野宿して、前日から待つのが、正しい観戦です。

土曜日(タイムトライアル)時には仲良しのルクセンブルク人2人と一緒に観戦してました。金曜日には現地入りして、そこにキャンプでした。

特に待ち合わせしたわけでもないのです。僕が金曜日の朝9時過ぎには山頂ゴールから約2km下の地点で車を停めて、ルクセンブルクのミニ旗を車の側に立てて、見えるようにして、自転車トレーニングしてたのです。彼等はその旗と僕の車を見て、「あいつ居るな」と思ったとのこと。その後彼等は観戦場所を探したのですが、僕の居た場所が良い場所だったので、合流したというわけです。

3人で、Team CSCはコース途中位置のホテルだから、多分夕食後に視察にくるぞ。アンディ辺りが来そうだな、とは話してました。その時点では、ペイントは4割程度完成してました。時間的には21時を回ったころでしたが、まだ全然明るいのです。警察の車が20時前後に1台来たので、中休みしてました。

昨年はあの悪魔おじさん(ディディ)がツールドスイスの際に道路ペイントしてるのを警察にとがめられ、投獄されたということを何人にも聞かされてたので、ハラハラしてました。そして、投獄の件で怒ったディディは今年はツールドスイスには来なかった様子です。

僕はそれほどサッカーに興味はないのですが、他2人はサッカーも観たいと言ったので、僕の衛星放送受信機を使って観ようという話しになりました。そこで、僕がチャンネル数1000以上の中から、見たいチャンネルを探して格闘してると、「今、Team CSCの車が1台上がっていったぞ」と。「じゃ、降りてくるときに捕まえよう」とTeam CSCの旗を持ってスタンバイ。

そして、無事にトーステン・シュミット(DS)の運転する車を捕捉しました。助手席にアンディ、後部座席にフランクが乗ってました。ここで我々3人はルクセンブルクの旗の下で応援してるからね。もうペイントもしたからね、と言うと、「もう見たよ」と。その後もサッカーの試合を見ながら、チームカーが上がってくるかを気にしてましたが、他のチームはこの日には視察なしでした。「じゃ、明日は午前に視察に来る選手に声掛けて楽しもう」、と我々は決めました。

そして、当日土曜日の9時半頃から、続々と上位を狙う選手達が車、或は自分で漕いで上ってきました。中でもかっこよかったのが、エキモフ(現役じゃなく、DSですけどね)でした。すがすがしく登ってきたので、「エキー」と声を掛けると、手を振って答えてくれました。そのエキモフから遅れて、車で来たのが、クローデンとイヴァノフです。車の中のクローデンは我々に手を振ってくれました。

峠の帰りはクローデン、イヴァノフとも自転車での自走でした。クローデンは声を掛けると、また手を振ってくれました。彼は実は気さくな良い奴なんですよ。一方イヴァノフは反応なし。で、ルクセンブルク人の一人が、下るイヴァノフに「セルゲーイ、セルゲーイ」と延々と声を掛けつづけると、根負けしたイヴァノフが約800m以上下った先で軽く手を上げました。こうして、選手達と遊んで楽しむのです。

さて、クネゴ、David Loosliともう一人(誰だっけ?)が自走で上がって着ました。するとルクセンブルク人の彼は、イタリア語で延々と(彼等が視界に入ってから、通り過ぎるまで1km以上の距離)クネゴをからかいます。ルクセンブルク人とクネゴの因縁はご存知ですよね。アムステルゴールド以来の因縁です。で、クネゴは我々の前を通り過ぎる際には笑ってました。というか、もう、笑うしかないですよね。彼等は帰りは車でしたが、その際は助手席のクネゴはむすっとしてました。

キム・キルシェンは来ませんでした。また別のルクセンブルク人(エンジン付きバイクで登坂してきた)の情報だと、途中でキルシェンとシュレック兄弟が自走してるのを見たが、一般車が多くて、引き返したらしい、ということでした。

ルクセンブルク人の2人は、「上りタイムトライアルはダメだ。キルシェンは、良い時と悪い時の波があるから」というコメント。この2人、木曜日はキルシェンが勝ったステージをゴール地点で観てたのです。

アルバシーニとクロイツイガー(ドイツ語読みではこう発音されます)も自走で登ってきました。Rabobankではテンダムだけが(自走で)きました。クリスチャン・クネースも自走。バスクの選手達は車でしたね。ケッセデパーニュは車で登坂。中には多分、ホセ・ルハーノが居たのでしょう。

この視察でのオチはSaunier-Duval Scottです。車で登って来ました。誰が乗ってかは見えませんでした。そして、一般車も居るので、一瞬渋滞して、車は停車。そのゴール前2.8km位の場所(我々の場所からつづら折で直ぐ下)でなんとUターン。我々も「総合上位居ないからね、はっはっはっ」と笑うしかなかったです。ゴールを見ずにUターンとは。

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  1. 2008/06/23(月) 23:25:20|
  2. Bike Races in Switzerland
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Tour de Suiss 2008 Part VIII

帰って来ました。写真やら、なんやらは整理する必要があるので、しばらく手が出ません。スイスのベルン地域(限定だろうと思う)のローカル新聞の記事に僕が載りました。小さいコミュニティー新聞とは言え、一面全部使ってます(汗)。(この話題はまた後で)


さて、ベルン(カンチラーラの住んでる所)での母ちゃんアタックに、最後のアタックとすごい最終日でした。スイス人の友人(もう十数年来の友人)の家によってから、一緒にレースに出かけたのですが、彼から「この前ショッピングセンターでカンチラーラと家族見た」という発言が。うーん、まさしく地元。

頭がボーっとしてるので、笑いのネタだけをちょっと。

LukmanierpassでもKlausenpassでも衛星放送でレースの中継を観ようと努力。キャンピングカーの屋根にアンテナを立ててる人達に、英語やらドイツ語やらで「どの衛星なら見れるの」と聞いて周りました。結局SF2(スイス・テレビ2やら、そのイタリア語版のTSI2)は衛星放送では無料配信されてなく、多くのベルギー人は地元のフランダーステレビ(有料)を経由してレースを観てたのでした。僕のは無料放送だけの受信機なので断念。でもその努力(峠のご近所に聞いて周る)が意外な収獲をもたらしたのです。(衛星受信機のおかげでルクセンブルク人の知り合いたちと一緒に峠でサッカーは観れた)

タイムトライアルのあったクラウゼンパスで、僕の場所から100m下がったコーナーに陣取ったベルギー人夫婦に「衛星の件」を聞きました。おじさん(50代かな)は英語が上手いし、(奥さん共々)ドイツ語も行ける。この夫婦としばらく談笑。すると、僕のペイントやらの話題から、
おじさん「昨年のドーフィネリベレではゴール前50mのコーナーに居てさ、」
僕「えっ、僕はその更に下、100m前後でペイントしてたよ」
おじさん「気付かなかったな。じゃ、カザフ男覚えてる?」
僕「もちろん!あの、ヴィノクロフファンの、アスタナジャージの、メガフォンの」
と、カザフ男の話題で超盛り上がりました。このおじさんは昨年のツールも回ってたので、カザフ男のその後もご存知でした。(僕もツールでは2回彼を目撃しましたが)

「カザフ男の興隆と、滅亡」

このカザフ男を僕のブログでご存知の方は読みつづけてください。ご存知ない方は、昨年のエントリーを読んでいただくとよろしいかと。具体的には左のメニューから「2007年8月」、「2007年7月」と「2007年6月」のエントリーをご覧ください。

ドーフィネの後、ツールの期間中に彼(カザフ男)に会ったのは、Tignesがゴール地で、予想通りに、ラスムーセンが一人アタックで、マイヨジョーヌをゲットしたステージ。レース後、次の移動地へ向かうために車で峠を下ってると、彼を目撃。そして、次に彼を観たのは、13ステージ(Albiでのタイムトライアル)だった。この日はビノクロフの勝利。レース後警官4人と談笑する彼を目撃し、声を掛けた。思えば、彼の絶頂期だった。本当に得意満面だった。その後は彼を見なかった。

さて、おじさんは別の峠でも彼を見たということだった。そして、衝撃の証言が続く。ビノクロフのドーピング判定とアスタナ撤収を僕が知ったのは、ほぼ48時間後の15ステージのCol d'Abisqueの当日だった。

その頃、ベルギー人のおじさんはカザフ男に遭遇。カザフ男もヴィノクロフの件を知らなかった。おじさんは衛星放送でニュース観てるから、知ってた。おじさんが、「ビノクロフのドーピング判定で、アスタナ撤収だよ」と彼に告げると、カザフ男はその場で、ジャージの脱ぎ捨てて、「俺も帰る」とのたまったとのこと。

おじさんは「その後、カザフ男をどこかで目撃したか」と僕に聞きましたが、もちろん答えは「否」。「多分、もう追いかけ辞めたんだろうね」というのが、僕等の結論です。

いやー、狭い。全く見ず知らずのベルギー人と以前から、ここまで接近遭遇してて、あのカザフ男の話題で盛り上がるとは。しかも、カザフ男に引導を渡した本人のおじさんに遭えるとは。おじさんも「世の中狭いもんだよ」とうなずいてました。

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  1. 2008/06/23(月) 07:12:04|
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Tour de Suisse 2008 Part VII

レース観戦前のエントリーはこれが最後です。荷物を車に積んでます。荷物が多い!たった一週間だが、途中で買物したくないし、山篭りが多いので、水、食料を最初から大量に持って行くことになりました。大事なZIPPの車輪を酷使したくないので、練習用のシマノのハブダイナモつき(WH-3N71)を持って行き、トレーニング中はこれを使って下りのブレーキを掛ける。道路ペイント用の塗料とか。今回はルーフボックス無しで行きます。

デジタルレシーバーが活躍中です。ドイツはサッカーの放送が忙しく、今回はドイツ国内のツールドスイスの放送が無い様子。だから、デジタルレシーバーで見れるスイスの放送局(SW2)を観る。日本でも放送があるそうですが、天気は良さそうですね。この天気が続くと良いのですが。

衛星放送用のパラボナアンテナが付いたキャンプ用受信機セットを2年前に買いました。これまでほとんど活躍してませんが、今回スイスの山中で試してみようかと。

とにかく、今夜出かけます。次の更新は多分一週間後です。それでは。

(加筆)
と思ったのですが...。

現在土曜日が日曜日に変ろうとしてる時間帯。やっぱり、ルーフボックス付けました。銀色の車に銀色のルーフボックス。もしテレビ中継に路肩に駐車のメルセデスベンツAクラスで、Thuleのルーフボックスがついてる車があれば、それが僕の車ですね。ヘリコプター映像で映れば確認できるかも。

さて、ドーフィネリベレでは大変なことが、クリス・アンカーがステージ勝った。しまったよ、スイスの方を録画してたよ。ドーフィネと時間がぶつかるので、迷ったのだが、スイスを録画したよ。残念だ。彼はクライマーとして、これからも伸びると思われる。そう思ってるのはリース監督も同じ。なんとシュレック兄弟並に2010年末までの契約済み。うれしいな。去年のクリテリウム・アンテルナシオナールで遭遇して以来、すっかり仲良くなったのです。とても気さくな青年なのです。大ファンです。

さて、これから荷物を最終積み込みして、シャワーして、出発です。では。

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  1. 2008/06/14(土) 13:57:01|
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Tour de Suisse 2008 Part VI

現在金曜日が土曜日に変るところ。土曜日の深夜にドイツを出発し、スイスへ向かいます。第2ステージのスタート場所のLangnau im Emmentalというのどかそうな街です。ここでスタート前の選手達に声を掛けて、スタートを見送ります。この日はここで終わり。ツールドスイスは深追いしない追いかけ観戦をする予定です。

その後のステージの観戦予定は先のエントリーに書いてます。今回は補給地点も回ることが無いので、拾い物も無いでしょう。

スイスという土地柄からして、高速道路を利用してレースの先回りが不可能なのです。だから、ステージで観戦できるのは1ヵ所だけということになります。無理すれば、何処かのステージでは2ヶ所は行けるかもしれません。ツールを控え緊縮財政ですし、ツールを控え自分自身のトレーニングもあり、レース観戦とトレーニングを半々にします。

ということで、ブログの更新がしばらくできません。ノートパソコンは持ってゆきますが、インターネットに繋げることのできる場所があるとは思いません。

ツールドスイスのオフィシャルページを見ると、リカルド・リコとレオナルド・ピエポリは出場しない、とか、アンドレアス・クローデンが出場とか、書いてあります。出場選手のリストは不完全で、かなり以前の予定されてた選手名です。頼みのCyclingnews.comでもまだ掲載無しです。土曜日にはレース開始なので、土曜日にははっきりするでしょう。

日本のお茶の間でレースをお楽しみの方々、LukmanierpassとKlausenpassでの道路ペイントにご注目くださいTeam CSC SAXO Bankの文字が見えたら、それです。

SAXOバンクはサクソバンクと発音するのが正しいようです。Team CSCのファンクラブ員が見れるビデオに「新スポンサー発表の記者会見の様子」を撮ったビデオがあります。それを見ると(デンマーク語なのでさっぱり意味は不明ですが)、サクソバンクと発音してます。

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  1. 2008/06/13(金) 22:40:55|
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Tour de Luxembourg 2008 Part VI

まとめです。

ルクセンブルクの街にて、昼食を食べました。食べた場所はQuickという(チェーン店)バーガー屋さん。リエージュにもある(LBLのスタートゲートから約100m先)し、気になってた。今回はマクドナルドの隣にあったので、入ってみた。内容は、うーん、隣の店と変らないですね。頼んだのはマキシ・メニューのシュープリーム・チーズ。

解説:こちら欧州の多くの国では「メニュー」とは定食の意味です。つまりセットメニューのことです。一方日本語(及び英語)のメニュー(つまりお品書き)はカルテとなります。いきなりレストランで「メニューくれ」というと、定食が出てきてしますので注意。またマキシはマキシマムという意味だと思いますが、追加料金でドリングが大、ポテトが大になるとかそういう意味合いです。

そして、これがそのシュープリーム・チーズです。箱の側に栄養価についての注意書きも書いてあります。
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それから、車にもどって、Team CSCの旗と棒を用意して再度クラウゼンのゴール地点へ戻った。すでに観客は増えてた。シュレックママのギャビーさんも居た。

レース展開は、簡単に言うと、最初の周回時点ではクルト・アーヴェセンを含む7人程度の逃げグループがあった。それを追うグループを積極的に引くのがころっとした体型のサルバトーレ・コメッソでした。この追走グループにはヴォロディミール・グストフも居た。そして、遅れて集団が来た。総合を動かさないという約束のもと、総合上位の選手はすべてこの集団の中に居た。コメッソの名前がやたらと、会場のアナウンスで聞こえるなと思ったら、彼は現在ルクセンブルク登録のチームに所属してるのだった。要するにある意味地元。

その後の周回ではコメッソグループが先の先頭集団を捕まえた。集団も迫るが、逃げには追いつけない。周回するごとに、棄権選手が増え、例えば、カンチラーラ、ピポとかがホウキ車(Voiture balai)の後ろから登ってくる感じになった。

そして、最後はコメッソがあのガタイをガシガシ揺らせて、漕いできた。そのままゴール。Team CSCではオグレイディーとJJが集団から遅れたが、ちゃんとゴールした。

そんな感じ。アンディーネタはさそさんのブログのコメントに書いたので割愛。

レース後はチームカーに行き、選手達を見てた。アーヴェセンが「じゃ、次な」と。楽しかったです。写真はすべて英語版に載ってます。雰囲気を見てください。

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  1. 2008/06/11(水) 23:13:25|
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Tour de Suisse 2008 Part V

今朝(こちら時間の11日朝、日本だとお昼過ぎ)にTeam CSCのサイトでスポンサー欄を確認したら、以前の通りだったが、現在(こちらお昼前)に確認すると、Saxo BankがCSC(新ロゴ)と並んでる。更新されてました。CSCもロゴ変更したんですね。

ツールドスイスの参加メンバーに変更があった。オリジナルのJJが抜けて、オグレイディーになってる。これはほとんどツールドフランス参加メンバーです。これにサストレとクエスタでも入れば、完璧なツールチーム完成です。最高です。スイスのレースは面白いぞ。中野さんも遅れてスイス合流だそうで、これも楽しみ。


ツールドルクセンブルクの写真のみ、英語版に載せました。解説してないですが。

それより、スイス観戦旅行の準備しなくては。

さて、Team CSCの新たなスポンサーの件、再度落ち着いて読むと、ツールドフランスからスポンサーとして今年は参加するということなので、新ロゴジャージはツールドフランスから使用なのでしょう。ツールドスイスでは従来のジャージデザインのままでしょう。

(補給で食料をもらう)ミュゼットは今年の分は既に数があるだろうし、ビドンも然りだろう。ジャージは消耗品だし、広告塔だから迅速に切り替わるだろう。

思い起こせば、昨年の丁度今頃に、当時の第2スポンサーだったM.A.N(エム・エイ・エヌ)が撤退した。ドーフィネリベレに参加してたチーム車両からこの撤退スポンサーのロゴシールを剥がす作業を見てた。翌日はシールのノリを落とすための溶剤をお使いで買ってあげたりもした。その後ツール前にMasterSeekというスポンサーが2007年の終わりまで参加した。ドーフィネリベレの開催時期はスポンサーチェンジの時期なんですね。

スポンサー決定を受け、Team CSCの公式サイトではフォーラムの話題が、来期残る選手と去る選手の話題に移行してます。シュレック兄弟を含む15人はすでに、2010年とか2009年末まで契約済み。残り12人は2008年末まで。2人は引退(一人済み、一人今期終了時点で)。ビッグネームで契約更新してないのが、カンチラーラとかです。カンチラーラは当然どのチームでも獲得したいだろう(Euskaltel-Euskadi以外は?)。カンチの契約更新のニュースを待ってます。他には、クローン、コロブネフ、オグレイディーとかが2008年末で契約が切れる。

あまり大きくチーム体制が動かないで欲しい。顔なじみが減るのが嫌です。新規に加入してくる選手は居るだろうが、単にビッグネームじゃなく、気さくな選手が良い。公式サイトのフォーラムでは、書きたい放題だが、アレハンドロ・バルベルデの加入可能性はどうだろうとか、討論されてる。

気になるのが、Team Gerolsteinerなのだが、今だ新スポンサー決定のニュースが無い。Team Gerolsteinerが消滅すると有力選手が市場へ出る。どうなのだろうか。Team CSCの新スポンサー決定したが、これらは対岸の火事ではない。


話しを戻して、ツールドスイス関係のニュースだとボーネンが主催者から参加拒否されてます。実はボーネンの参加は楽しみだった。個人的には全然ファンじゃないのだが、メールをたまに交換してるフランス人の女の子がボーネンのファンなので、話題作りに...(泣)。

ツールドルクセンブルクでシュレックファンクラブの顔なじみ(母親のギャビーさんの取り巻き)の人々とお話ししましたが、彼等はクラウゼンパス(山タイムトライアル)と最終日にはスイスに来ると言ってた。

準備作業が必要です。このツールドスイスの準備はそのままツールドフランスの準備に繋がってます。まず、ナビ関係ですね。重要な地点はすでに登録してあるが、希望通りのルートで走れるように、中継点を登録したりとか。

それで、昨日(6月10日)発見したのが、MapSource(GarminのPCにインストールするソフトウエアで、USBケーブルでナビと接続して、ウエイポイント転送したりとかする)って、Google Earthと連携できるんですね。メニューの選択肢に、「Google Earthで見る(英語)」があるのを発見。それを選択すると、MapSourceでためたウエイポイントなり、ルートなりがGoogle Earthで見れる。超便利。今まで気付かなかったなんて。これで、インターネットアクセスがもっと各地にあれば、すごく便利。

さてちょっと脈絡有りの写真を。ルクセンブルクの中心街には昨年は無かった(のか、気付かなかったのか)ものを発見。最初Hot Cityとは、「暑い街」なのかと思いましたが、ホットはネットのアクセスができるという意味でした。街中に良く見たのが、この看板。街灯のような柱とかに設置されてる。
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これが、そのホットシティー。看板類はほぼすべてフランス語表記なので、ちさい文字はフランス語で、街中のネットアクセス地点と書いてある。

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柱の上には街灯ではなく、こんなアンテナのような物体がぶら下がってる。


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そして、柱の足元にはWifiの文字が。

最近、近所のドイツ国鉄の駅中にもテレコムのスポンサーでWifiポイント開設された。ノートパソコンとか持ってると、街中で無料でネットアクセス可能。

一方で、ルクセンブルクから帰る途中に寄った高速道路のサービスエリア(ルクセンブルクからドイツに入る直前のWasserbillig)の雑誌棚にあった雑誌ではBig BroTherという見出しで、T(つまりテレコムのロゴ)がユーザーを監視してるという記事があった。

複雑。

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  1. 2008/06/11(水) 10:02:33|
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Team CSC/Saxo Bank

あっけなく、発表されてしまった。新しいスポンサー。Saxo Bankというデンマークのオンライン投資銀行だそうです。

うれしー。ジャージは多分ツールドスイスには間に合って、上記のスポンサー併記の新ジャージ(多分ロゴ部分だけの変更)になるだろう。

2008年は共同スポンサーとしてチームは存続し、2009年から正式にTeam Saxo Bankとなる。とりあえず、3年間(2011年末まで)の契約となってる。

となると、UCIコードはSXBとか、SAXとかになるのだろうか。現時点ではUCIコードでSAXのチームは無いので、これで行けそうだ。

やったー。これで安心して来年も応援できる。ツールドスイスでは張り切ってTeam CSC/Saxo Bankと描かせていただきます。

しかし、色々な憶測からして、デンマークの企業とは意外だった。アメリカ合州国系だと思ってた。Team CSC(リースサイクリング)にしてみれば最高のスポンサーですね。記者会見の写真がTeam CSCのサイトにありましたが、リース監督は「普段見せない」満面の笑顔です。

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  1. 2008/06/10(火) 15:04:10|
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Tour de Luxembourg 2008 Part IX

早くまとめをしてしまわないと、ツールドスイスが始まるよ。今週はキャンプ道具の点検と整理で忙しいので、どこまでこのブログを書けるか、心配。

さて、レース会場で怪しい人を見かけます。別に犯罪者ということではないのですが、怪しいのです。写真を貼ります。この写真で誰が怪しいかを最初考察してみてください。


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この後姿の女性ですよね。この場所はゴールへ向かう坂の途中で、約350mほど下がった場所。直ぐ側に鉄道の高架があります。で、この彼女、この場所(木陰で涼しい)に来て、塀に寄りかかってレースを待ってました。一人です。うら若い女性が一人ぼーっとレースを待つ。この時点で怪しい。そして、レースが近づくと、さっとこの体制になった。

分かりますか?彼女は間違いなく、出場選手の奥さんですね。次の写真を考察してみましょう。



tdl08030.jpg

左手に指輪がありますね。多分これが結婚してるということを示すのでしょう。

ここから50m程度上へ登ると、柵があって、観客も多くなります。彼女がこの場所を選んだ理由は、夫に見て欲しいからです。ここは柵も無ければ、スポンサーの広告の横断幕もない。人もまばら。そして、目立つ色のシャツ(これは単に彼女の好みでしょうけど)。断定します、彼女は選手の奥さんです。

レース会場でこのような怪しい女性を見たら注意してください。って、つまらんネタを書いてる暇があったら、さっさと結論を書け、と自分につっこんでおきます。

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  1. 2008/06/09(月) 15:28:35|
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Tour de Luxembourg 2008 Part VIII

時間が来れば選手達は出てくる。今回はミニキャンピングカーが選手の控え場所。このキャンピングカーは前の週にバイエルンのレースでも見た。今回もジョニー・シュレック氏が居た。地元なので、様々な人たちに挨拶やらしてた。選手達が出てくる前に、一冊の写真集のようなものを持ってやって来た。キャンピングカーの窓からそれを中に入れ「フランク、サインしろ」と。サインを頼まれたらしい。

キャンピングカーの周りはサイン様のペンを握りしめて、帽子、ノート、ジャージ等々をもってサイン待ちしてるファンが大勢。

今日のターゲットはJJとカンチラーラ。もちろん両方とももらいました。

しつこくTeam CSCを追いかけてるので、選手達も気安く声を掛けてくれます。アーヴェセンには「ツールに出るよね」とずばり一番気になることを聞きました。答えは「Hopefully(そう期待してる)」でした。「来週はツールドスイスで、今年はツール全ステージ行くぞ」と宣言したら、「聞いてる」って、スタッフから聞いたのか。とにかくツールには絶対に出て欲しい。

この日アーヴェセンは積極的に走り、最終的に8位でした。前日までの遅れ時間が大きかったので、ちょっと心配だったのですが、それまでゆっくり走って、最終日に好調さを見せるために逃げるつもりだったのでしょう。総合争いしてると逃げれないので(最終日の紳士協定)、予定と通りの遅れだったんだと思います。ゴール後にもお話ししましたが、「好調さを示すために、今日は常に前に走って端だね、ツールへ向けて」と聞いたら、「そうだね」ということでした。

同じくグストフも総合に絡まない位置に居て、今日は積極的に前で走ってました。彼もツール出場の可能性が高いと言われてます。山での引き役を担うためです。最終的に11位でした。静かなグストフですが、「元気?」と声を掛けてもらいました。昨年のドーフィネリベレ以降に気安く近づけるようになりましたから。

フランクも「元気?」と。彼はツールドフランス決定ですから。今年はラルプデュエズゴールのステージがあります。再度の勝利を期待ですが、マークが厳しいので、どうでしょうか。

さて、最後に出て来たのがカンチラーラでした。サインを求められて、静かにサインをしてました。僕もサインしてとペンを出しました。すると、笑顔で「どうだ、調子は」と。そうなんです。彼は人見知りするので、何回も応援に行って、覚えてもらう必要があるのです。一度覚えてもらえば、本当に優しく接してくれます。この日は疲れてて、翌週のツールドスイスもあるし、脚休めだったのでしょう。ルクセンブルクの街に入ってからの周回中に遅れて、最後の1周回を残して棄権となりました。Voiture balaiの後方から登ってきて(チームカーは坂を登りきった先にあったので)、そのまま棄権でした。

JJは最後の周回はゆっくりと一人で登ってきました。でも完走してます。スプリンターの彼には辛い周回だった様子です。彼も将来ツール等でのスプリントジャージを着たいなら、上りもこなさなくてはなりません。スプリンターが山を登る様子は時に観てる方が辛くなるのですが、ここは「がんばれ」と見守りました。一人旅の哀愁が漂ってる写真ありです。tdl08021.jpg
これが最終周回での彼の雄姿です。公式記録ではこの日ブービーで、総合は最終です。

とTeam CSC一筋の追いかけ屋の僕の独り言です。

レース開始後はゴール地へ向かいます。多少の渋滞がありましたが、順調に街に入る。車はゴール近くの地下駐車場へ入れ、一旦ゴール地の確認へ出かける。すると、シュレックファンクラブのおじさんはすでに場所取りしてました。後にシュレックママのギャビーさんやらがそこに居ました。この時点で12時30分過ぎだったと思います。

続く

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  1. 2008/06/09(月) 00:22:08|
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Tour de Luxembourg 2008 Part VII

それからはTeam CSCの車両の側で待機。スタッフは顔なじみです。このステージは補給地点は無しとも判明。あとは機材の写真等を撮りながら待つ。

機材に興味のある方のみ読み進めてください。このエントリーは機材のことだけです。全員がソロイストだが、フランクだけがSL、つまりスーパーライトだった。SRMをつけてたのが、カンチラーラ、アーヴェセン、ジューリック等。

まず、ボビー・ジューリック。スペアバイクも含め例の楕円形ギヤ(オ、シンメトリック)なのはお約束。でもスペアバイクが市販バージョンの黒く表面処理された綺麗なギヤで、レース用のバイクがロゴも何も無い、いかにも手作りです、といった感じのギヤだった。試作品なのか。削っただけで、仕上げてない。スペアバイクのFDはアルテグラで、レース用はデュラエース。

カンチラーラ。レース用バイクには偽FSAクランクが装着されてた。これは昨年(2007年)のKBK(クールネ・ブリュッセル・クールネ)のレースでラース・バックが装着してた奴と同じ仕様(ひらたく言うと、シマノデュラエースのクランクを黒く塗ったもの)。しかも、昨年はFSAのシールが丁寧に貼ってあったが、このカンチのバイクのはシールを剥がしたもの。剥がし残りの紙が若干残ってる(笑)。ギヤはタイムトライアル用のギヤでした。アウターには54/42とか書いてあったが、インナーが実際何が付いてたかは確認してません。それと、カンチラーラがアル・パチーノ主演で知られる映画「スカーフェイス」の中のキャラクター、トニー・モンタナに感情移入してることは知られてます。パリ・ルベーのレースではそのTony Mのシールは確認しました。今回もそのネームシールを確認できました。ピンぼけですが。気に入ってるそうです。ということで、ツールドスイスでの道路ペイントもTony Montanaで決定です。もちろん、The world is yoursも描きたいです。

アンディー・シュレックのフォークはアルファQの最新モデルのGS-40だった。それ以外はすべてGS-10でした。

その他は珍しいことは見当たりませんでした。他のチームの機材は見てません。Team CSC密着でしたから。

写真は英語版に載せます。

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  1. 2008/06/08(日) 20:37:15|
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Tour de Luxembourg 2008 Part VI

帰って着ました。録画しておいたドーフィネリベレを観ながらこれを書いてます。昨年はこのドーフィネリベレを追いかけた。初日のプロローグは開始途端に振り出した雨で、レースが中断したりした。びしょ濡れになった。今年は天気は大丈夫か。

さて、ツールドルクセンブルクですが、天気が良く、暑い夏日のレースでした。結果は(どうやらステージレースの紳士協定がここでもあったらしく、前日の総合は動かずでした)フランク・シュレックが総合3位。サルバトール・コメッソが(あの丸っこい体型に似合わず)上りゴールを制しました。

行動記録として書きます。若干ですが、写真もあります。

朝7時前にはすでに車中の人でした。途中はこれと言って問題はなく空いてる高速道路を走行。でもルクセンブルクの安いガソリン目当てで前回の遠征(ドイツのバイエルン州、Bayern-Rundfahrt)帰りに、燃料はギリギリの料を入れただけだった。今回ルクセンブルクの国境を前に、燃料系の警告灯が点灯。そういう時に限って、サービスエリアが無い。ハラハラ状態で走行し、ようやくドイツ国内のサービスエリアにて10リットルのみ購入。この時点でルクセンブルク国境まで50km程度。

その後は順調だったが、ルクセンブルク国内の高速を降りてから一度ナビの指示が変だった。でも午前9時50分にはスタートに到着。車を停めた道にはレースコースを示す掲示があったが、路肩の駐車は禁止じゃなかった。ここからスタート位置まで約300m。早速スタート位置の確認に出かける。スタートの設置は完了済みで、メインスポンサーのスコーダのテントとVIP村には観客が居た。まだそれほど人は居ない。

さて、こちら欧州ではユーロ何とかといってサッカーの試合が前日の土曜日に開始された。テレビニュースでポルトガルが(予想に反して)金星を上げた、みたいなことを言ってたのは頭の隅にあった。ドイツ語なので、多分そういうことを言ったようだ、としか言えないが。で、スタートの街Mershで最初に目に付いたのはポルトガルの旗。それがこれ(スタートゲートから60m程度の場所)。
tdl08001.jpg
ルクセンブルクにはポルトガル系の人も多いらしく、このようなポルトガル系の雑貨(食料やらその他)を売る店がある。その他、ゴール地のルクセンブルク(街)へ向かう際にも窓からポルトガルの旗を下げた窓を発見。ポルトガル人にはうれしかったらしい。

これ以降の写真は主に英語版に貼ります。それでは文字だけで、続けます。

会場を一通り見るとスタートゲートの直ぐ側のリセ(学校)の入り口部分の広場がエキップ駐車場となってた。10時40分過ぎからチーム車両が集まり始めた。スタート場所に一般車両が進入しないようにゲートが置いてある。このゲート側でTeam CSCを待つことにした。実際には車両が来る可能性があるのは、2ヶ所に(スタートして走る方向と、その裏)なる。でも道の広い方で待機。

ここにはまだ警官も係員も居なく、柵をチーム車両の先頭車の助手席に載ってるスタッフ、或は選手が開けて、車両通過後その人が柵を戻すという作業をしてた。そうして、3から4チームが通過するのを見た。Team CSCが来た時に僕がそれをやると絶対にウケルだろうと思いつく。そこで、僕が勝手にボランティアで柵を開閉してあげることにした。

おせっかいファンが待ってると、スキル・シマノ、Rabobank、Credit Agricole、と続々と来た。僕が係員だと思ったのだろうか、皆会釈なり、手を振ってくれる。かれこれ10チーム近く通したところでTeam CSCが到着。僕が笑顔で向かいいれると、皆(あきれて?)微笑んで手をくれた。ここでボランティア活動終了。結局反対側の道から来たのはLiquigasとか数チームだけだった様子。

続く。

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  1. 2008/06/08(日) 19:49:56|
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Tour de Luxembourg 2008 Part V

総合が動いてしまいました。今日は上りがあるステージだったようすです。公式(なのか)サイトからダウンロードできるPDFに拠ると、ステージ3は海抜190mと海抜490mの上下があるようです。でも、上りがあったには違いない。

そして、逃げグループに乗ってたフランクがステージ3位につけ、総合でも3位になりました。これはルクセンブルク人達の期待を背負って、明日は「ツール前の調整レースで、このあとツールドスイスもあるから」なんて言ってられないだろう。上位3名のタイム差も小さいが、それ以降のタイム差も小さい。すると、逃げが発生したら直ぐに集団が追いかけるという展開だろうし、あえて、逃げを試みるツワモノが居るとも思えない。すると、最後までずるずると集団で走り、一気に同タイムでゴールという展開か。いや、ここは、小さいチームがガンガンに逃げて欲しい。

ステージレースだと最終日には総合を動かさないという紳士協定がある場合がある。で、ツールドルクセンブルクはどうなのか知りません。この紳士協定が退屈だとおっしゃるファンのために今年のジロでは最終日がタイムトライアルでした。タイムトライアルなら総合も動く可能性がある。

レース主催者がもっとレースを面白くするための企画というのがある。ツールドフランスで最近チームタイムトアライアルが無いのは、勝つチームがほとんど決ってる(ディスカバリー、Team CSC)ので、廃止されて今年も復活無し。無茶苦茶な勾配の山を登らせるのは選手からの反感もあるので、控え気味。上り基調のタイムトアイアル(今年のジロでも有ったし、今年のツールドフランスでも)が流行中なのか。

ツールドフランスは昨年から山岳ステージが3日連続しないように、休養日を入れるという構成になった。選手にとってもありがたいだろうし、僕にもありがたい。峠の締め出し規制があるので、毎日そんなに峠から峠へと移動できないのだ。今年のツールではトランスファーが少ない、という特徴がある。主催者の優しい心遣いだ。つまり、ゴール地と翌日のスタート地が同じか、近い場所なのだ。これは僕にとってもありがたい。毎年こうあって欲しい。ブエルタはトランスファーが非常に大きい。広いスペインを行ったり来たりです。これじゃ、車でステージを追いかけることは無理

まあ、勝ち負けは関係ないです。応援するだけです。

午前11時半がレース開始時刻。1時間前には現地入りが基本。チームバスを待つ。そして、その場所でJJとカンチのサインをもらう。後は、補給地点を回り、なんとかゴールへ滑り込む。ゴール地ではシュレックファンクラブ員が大挙して応援してることは間違いない。ひょっとすると補給は無いかもしれない。ステージが短いし。この辺りの事情は朝チームスタッフに確認できます。

早く寝て、早起きして出かけます。おっと、ドーフィネリベレも始まりますね。昨年の今ごろは車でフランスへ向けて走ってました。辛かったな。深夜のドライブ。来年は何してるんだろう。

脈絡なくなりましたが、寝ます。

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  1. 2008/06/07(土) 23:30:10|
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Tour de Luxembourg 2008 Part IV

まだ生観戦してないので、レース展開についてコメントするのはこのブログの趣旨(追っかけて生観戦した事を書く)に沿わないのだが、日曜日まで待ちきれないので、このネタで書きます。

昨日のプロローグに続き、今日は第1ステージ。勝者はJJ(Juan José Haedo、Team CSC)でした。総合は動かずにカンチラーラのままです。今日のゴール地はシュレック兄弟のホームタウンということで、さぞ沢山のシュレックファンクラブ員が押しかけたことでしょう。来年はこの中にもぐりこみたいなーなんて考えてます。

このゴール地、Mondorf-les-Bainsだが、Dorfはドイツ語の村。Mondorfがドイツ語起源かどうかは分からないが、Les Bainsはフランス語。多分ドイツ語とフランスのチャンポン状態です。Bainとは英語だとBath、ドイツ語だとBadですね。お風呂という意味にもなるが、地名に使われるときは、水浴(温泉につかるとか)の意味になる。

Wikipediaに拠ると、やはり温泉地だそうです。ドイツ語名Bad Mondorfとも書いてあります。ルクセンブルクで唯一のカジノがあるとも書いてある。ぜひ、一度は行きたい場所だ。

良く見ると、フランスとの国境沿いですね。フランス側はMondorffとFが一つ多い綴りですね。国境といっても、(高い山の尾根でもなく、川でもなく)普通の地形なので、国境をまたぐという実感が無さそうな場所だ。しかし、どうなのでしょうか。こんな場所だとフランス側の住民はフランス語だけを話すのか、ドイツ語(ルクセンブルク語も広い意味でドイツ語)も話すのでしょうか。また国境が細かくグネグネしてるのが面白い。そこに住んでたフランス人の畑はフランス領で、ルクセンブルク人の畑はルクセンブルク領と決ったのだろう。どう見ても畑のあぜ道が国境線だ(笑)。

Google Earthで見ると、直ぐ近くのフランス領内にゴルフ場らしき地形がある。池に、木立に、小さな白い穴(多分バンカー)とぎざぎざのきゅうりに見える草地(これがグリーン)は間違いなくゴルフ場だ。フェアウエイを外れて転がると、ルクセンブルクにボールが行ってしまいそうだ。

とにかく日曜日までチーム全員残ってて欲しいです。


さて、この時期は6月末の各国のナショナルチャンプのレースまでで、一区切りですね。その後はツールが始まります。日本ではすでに国内選手権が終わったとのことですね。昨年はこの時期じゃなかったと記憶してます。昨年のツールドルクセンブルクにはスキル・シマノから日本人(廣瀬さん)が出てました。今年は国内選手権とぶつかって日本人の参加者は無し。

6月末はドイツの選手権を見にいこうという計画ですが、ひょっとするとルクセンブルクの選手権を観るかもしれません。この日曜日にルクセンブルク人にレース内容を聞いてみるつもりです。ルクセンブルクの市街地を仕切って周回コースで行うのでしょうから、観戦は簡単そうです。イエンツ・フォークトがドイツ選手権出るなら、そちらでも良いのですが、どちらへ行くかは最後まで迷うでしょう。

昨年のドイツ国内選手権は面白かった。このヴィースバーデンのコースレイアウトを考案した人に脱帽です。住宅地の中を抜けるあの急坂は最高でした。このきつい上りを含め、アップが急で、ダウンがだらだらという周回コースだったので、逃げが捕まらず、最後の2周ころにさらに逃げたファビアン・ベークマンとパトリック・シンケビッツの一騎打ちとなった。後で思うと、ベークマンが勝って良かった。もし、シンケヴィッツだったら、翌月の7月からドイツチャンピオン不在となるところでしたから。

今年のドイツ選手権のコースは上りがあるが、それほどはきつくないので、スプリンターに有利なのかも。チーム力ならハイロード、Team Gerolsteiner、Team Milramが逃げを捕まえ、スプリント勝負に持ち込むでしょう。Team CSCのドイツ人はフォークト一人だ。彼はスプリンターじゃなく、逃げ職人なので、一人での参加でも何とか形になるというすごい選手だ。

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  1. 2008/06/05(木) 23:28:27|
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Tour de Luxembourg 2008 Part III

今日になって、このサイト(http://www.tdl.lu/)を覗いてみると、別のリンク先に転送された。

一体全体どこが公式サイトなのかは知らないが、まあ更新されてるので良しとする。でもこのページが無料のホスティングサービスなのが気になる。予算不足でドメインは維持できてもメンテする人間を確保できなかったのか。それで、外部のボランティアが無料ホスティングサービスを使って、メンテしてるのか。それとも、このJImboとかいうホスティングサービスがスポンサーとして協力してるのか。

レースの話しですが、カンチラーラがオープニングのプロローグを獲った。このままひょっとすると総合を守りきるかもしれない。幸いなことにルクセンブルクには標高2000mを超えるような山は無い。だから、総合は大きく動かないのが例年の展開。でも誰かが逃げて、ゴールまで逃げ切るような場合は別だ。チームメイトのルクセンブルク人が以降のステージでタイム差を詰めて、カンチラーラに迫った場合のチームオーダーはどうなるのか。まあ、良いか。

昨年は出なかったシュレック兄弟が揃って参加してるので、ルクセンブルク人にとっては面白いレースだろう。ハイロードが参加してないので、キム・キルシェンが居ないが、ベノワ・ヨワヒム(とドイツ語では呼んでる)も参加し、ほぼルクセンブルクオールスター状態だ。

日曜日は朝から忙しい。現地に10時前には着きたいので、早朝に出かけることになるだろう。一度寝ると起きるのが辛いので、土曜日の深夜に移動して、スタート場所で車内泊ということもありえる。これなら絶対に寝坊はしない。

話題は変って、ツールドスイス。日本でも放送されるそうですね。クラウゼンパス(タイムトライアルのゴール)のペインティングに注目してください。前日からそこに泊まってペイントしてますから。

あとは、来期のスポンサーの話し。ツードフランス期間中の最初のお休みの日に記者会見があって、そこで発表されるらしい、という噂です。新スポンサーは欧州が拠点じゃなく、これから欧州にて知名度を得たいという思惑の会社だそうだ、という噂です。どの会社ですか。当然アメリカ合州国資本の会社ということになるのでしょうね。

最近欧州に進出しようとしてる合州国系の企業ってあったかな。うーん。ウオールマートは結局進出が上手く行かずに、頓挫状態だしな。DELLとかじゃないだろうし。UPSは十分に浸透してるので、違うだろう。以前も書いたが、チームスポンサーの名称がCSCみたいに3文字の頭文字なのがベスト。UCIコードもそうなるからだ。UPSでも良い。道路ペイントでUPSと描くのは簡単だ。

ということで、どうやら本当に来期の新スポンサーはある様子です。良かった。

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  1. 2008/06/04(水) 23:58:57|
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Bayern-Rundfahrt 2008 付録

健忘録です。観戦したのは最終日のステージのみだった。ゴールにはシャペロン(Chaperon)の係員が6人程度居た。これはドーピングコントロールの組織で、ゴール直後からターゲットの選手が尿検査を終えるまでシャワー室でもどこでも付いてゆくという検査体制を取るのです。オレンジの蛍光ベストの背中に大きくCHAPERONとロゴが入ってるので、目立ちます。係員は全員男性でした。

少し前(数ヶ月前のレース?)に(人手不足で)女性の係員が派遣され、(確かTeam Gerolsteinerの)選手が、「不快だ、もしこれが、女性の選手に男性係員という組み合わせになったらとしたら、どうなるんだ」とコメントしてたと記憶してる。今回はトラブル無く検査が終わった様子。

ドイツでは上記のようなドーピング検査が厳しく行われてる。ドーピング違反した選手に対する風当たりも厳しい。例えば、Jorg Jacksche(ヨルク・ヤクシェ)は一応ドーピング制裁期間を終えたが、どこのチームも契約してくれずに、(半?)引退状態。昨日読んだ記事だとパトリック・シンケヴィッツも制裁期間後の復帰先を探してるが、まだ見つからず、ということだった。

ヤクシェ自体はミソギ(漢字だと難しいのが出てきますね、読めないよ)が一応終わったとドイツではみなされてます。ケルン1周レースの際はドイツ第1放送でレポーターとして出てましたから。結局レースは開催されなかったのですが。

このドイツ第1放送(ARD)は昨年はツールドフランスの放送を途中で止めました。記憶が定かではありませんが、シンケヴィッツのドーピング発覚の時でした。実際には系列局で細々と放送はしてたのですが。でもユーロスポーツ(ドイツ語版)は放送を続けてました。ARDの放送は解説者が(超睡眠術的に)退屈な口調なので、たとえ放送しても観ませんけどね。


さて、Team CSCのオフィシャルサイトでも来期のスポンサー状況を話題にするファン達が多い。来期のスポンサーは何かあるらしいのです。僕も複数のチームスタッフから「大丈夫だ」とは聞いてるし。でも確証が無いのです。

チームのサイトでSter Elektrotoerの参加メンバーが発表されました。裏ツールドスイスなので、観戦はできません。
  1. Matti Breschel
  2. Lasse Bøchman
  3. Matthew Goss
  4. Kasper Klostergaard
  5. Marcus Ljungqvist
  6. Anders Lund
  7. André Steensen

公式サイトはオランダ語のみです。オランダのレースのサイトだと規模が大きくなると、フランス語、英語版があるのですが、オランダ語のみ。でも実際にはオランダ人は英語ペラペラですけどね。

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  1. 2008/06/04(水) 10:12:03|
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Tour de Suisse Part IV

Swissという英語表記をSuisseというフランス語表記にしました。意味は無いです。最近フランス語の勉強を強化しはじめたので、気分の問題です。

さて、今日になって、参加予定メンバーが発表された。多くはルクセンブルクからの流れてくるメンツですね。この辺りからツールドフランス参加メンバーの選考が絡んでるので、メンツを分析しましょう。
  1. Kurt-Asle Arvesen
  2. Fabian Cancellara
  3. Volodymir Gustov
  4. Juan José Haedo
  5. Bobby Julich
  6. Andy Schleck
  7. Fränk Schleck
  8. Jens Voigt
以上です。ドーフィネリベレでサストレ、イニーゴ・クエスタがツール組と思われるので、このツールドスイスに出てるメンバーが数名合流すれば、ツールドフランスチームの完成ですね。

アーヴェセン、グストフ、ジューリックがツールに出る可能性もある。ただし、ジューリックは今年は特に目立った成績は残してない。パリ・ニースのステージでアタックしてたのが印象に残ってる。グストフは淡々と仕事をこなすタイプで、山でのアシストでイニーゴ・クエスタと2人で集団を上りで分断するためのペースメーカーに最適。そして個人的に一押しのアーヴェセンにもツールに出て欲しい。彼が居るか居ないかは大きい。

ジロで大活躍したグスタフ・ラーションはどうだろう。ジロ後のレースには予定が組まれてない。今年はツールは無しだろうか。そして、ニキ・ソレンセンはどうだろう。

ルクセンブルクのレースからのメンバーチェンジはスチュワート・オグレイディーのみです。万が一、ルクセンブルクでJJかカンチのサインを逃してもここでゲットできる。助かる。そして、道路ペイントにも力が入る。スイスではステージを選んで観戦するので、ペイントに力を入れます。


話しは変わるが、サインをまだもらってなくて、遭遇の予想がつかない選手が2人。Bradley McGeeとJason McCartneyです。2人ともドイツツアーに出てくれたらよいのにね。2人共タイムトライアルが得意だから、ステージレースで活躍できるはず。選手に一回遭遇しただけじゃ、なかなか覚えてもらえないから、1シーズンで数回は遭遇したいんだけどね。

と書いて、やっぱり気になるのは、来期のこと。来期はどうなるの。リースサイクリングはいずれにせよ存続するでしょう。

もし、大きなスポンサーが見つからなければ、有力選手はすべて放出、小さいスポンサーだけで、プロコンチネンタルか、コンチネンタルチームになってしまうのか。大きなスポンサー捕まえて、今の選手が全て残れば良いのにと考えてます。早く、発表して欲しいですよ、新スポンサー決定のニュースを。

一方で、Team Gerolsteinerはどうなんだろう。

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  1. 2008/06/02(月) 23:38:01|
  2. Bike Races in Switzerland
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Bayern-Rundfahrt 2008 Part IV

数少ない写真を英語版に貼りました。つまらないものですが、ぜひ観てください。

ジロの陰に隠れてかすんでしまってるレース(ツールドベルギーとかも)ですが、このドイツのレースに行ってきました。無事帰還です。

まずは、補給地点の看板の位置ですが、Google Earthで現地の写真を見て「補給地点開始」と予想した場所に見事にありました。寸分の狂いもなかったです。まさしくドンピシャ状態でした。写真も撮りました。

補給地点終了の看板は残念ながら予想場所にはなく、Unteraurachという小さな村の終わりにありました。予想では村の入り口と思ってました。約100mほどずれてました。

ゴール地点もほぼ正しい位置でした。ついでですが、ここ(N49 35.522 E11 01.631)にTeam CSCのチーム車両が駐車してました。近くには他のチーム(ハイロード、トップスポーツ、等)も居ました。

最後はここで粘ってました。ほとんど人の居ない場所でチームスタッフが機材の積み込みしたり、選手達が着替えて、次のレースのための機材の積み込み確認とかをしてるのをぼーっと見てました。スタッフと話したり、選手と話したりとか、温ーい感じの時間を過ごしました。

他のチームのことは知らないのですが、Team CSCはレース後バラバラになるチーム選手・スタッフが「じゃ、また」と丁寧に挨拶・握手して分かれる光景はよく見ます。チームの一体感があるのです。それにまじって、僕も「じゃ、次に」と挨拶して、スタッフとか選手とも握手してきました。今日はカーステン・クローンと握手もしてきました。いやー、彼から手を出してくれたんですよ。

オグレイディーですが、最後まで完走しました。鎖骨を折ってるという様子は見せませんでしたが、カバンを移動する車に乗せる際に、左手でもち、右手には力を一切入れてなかったので、骨折した鎖骨は右側なのでしょう。スタッフ達の分かれの挨拶時にスタッフの一人が彼の肩を叩いたのですが、右側(このマッサーが右利きなので)を本当にやんわりと叩きました。その叩き具合をみて、「あー、気使ってる」と思いました。

シュレック家の親父さんのJohnny Schleck氏も来てました。当然、「来週はルクセンブルクでね」と言ってきました。このチーム車両付近では一切写真を撮ってません。



話しは戻りますが、行動記録を少し。朝8時過ぎには出発。順調に高速道路を巡航。A6からA3に移る付近から渋滞。この合流地点から数キロに渡りA3を整備工事してたのでした。片側車線が無くなってて、完全に盛り土からの再建築中なのです。地形を削ってるところを見ると、拡張をするための全面工事らしいです。だから、本来の半分の部分をさらに半分に分けて交互通行させてます。だから混むのです。

補給地点についたのは11時過ぎ。長い4kmの補給地点なので、どこにチームカーが並ぶか分からないので、偵察をする。一番乗りはCredit Agricoleの車両でした。結局12時過ぎにはほとんどのチーム車両が補給地点開始直ぐの部分に集合しました。ここしか、良い場所が無いのです。なぜ、無用に4kmも補給地点を確保したのか、意味不明ですね。

無事にTeam CSCのスタッフに合流。レースの具合を聞くと、アメリカのレースへ向かうためにすでに3人のデンマーク人は棄権してました。だから、最終日には4人だけが走ってました。

ハイロードのスタッフは(昨年までスキルシマノに居た)よく知ってるスタッフだったので、再会の挨拶。彼ともう一人のスタッフ(テレコム時代からの古株の、失礼な言い方だがおじいさんに近いベテラン)のペアだった。彼らはTeam CSCの側に停まってて、話しをしてた。話を聞いてると、ハイロードの2人はこれからの予定が分からないと嘆いていた。ルクセンブルクには行かないのだが、ひょっとするとドーフィネじゃないかな、とか。この老年のスタッフは、「パソコン立ち上げて、メールチェックしてるだけど、(マネジメントから)ちっとも送ってこねえよ、業務連絡」とおっしゃってた。すごい、バリバリだったのね。見かけで判断してごめんなさい。

ヘニンガー塔1周レース(来年はスポンサーのヘニンガービール会社が降りるので、開催が赤信号点滅)の補給地点でテレビを見せてあげて一緒に観戦したマペイ・ハイツマット(ハイツマットとは暖房機という意味)のスタッフのおじさんも居た。また会えたね、としばし談笑。

そして、レースが到着。Team CSCの車両から約1km先程度に立って待つ。そこは小さな街中(Stegaurach、シュテーク・アウラッハと読むのか)。この辺りの地名は側を流れるAurach(アウラッハ)という川の名前をまじえてる。街中なので、近所の人達がまばらに立ってるので、収獲はあまり見こめない。その後のゴール移動も考えてるので、草むらの捜索もできない。

レースは6人程度の逃げグループがあって、それらが先に通過。その後集団。集団からの拾い物は、サコッシュ(トップスポーツ、アクアサポーネ・カフェマカンボ、そしてヴィーゼンホフ・フェルト)3枚、とビドン(ゲロールシュタイナー、チューリンガー・エネルギー)でした。しかし、2007年末で消滅したヴィーゼンホフ・フェルトのミュゼットをどさくさに混じって使ってるのはどのチームだ。

そして、ゴールへ移動。ゴール付近に着き、車を停めて、ゴール地点に着いて、20分程度でレースが到着した。街中を周回してゴール。ゴール後50m程度の場所に居たが、遠くからゴールスプリントを観てた。派手なアクションのTeam Gerolsteinerの選手が勝ったので、「あっ、ハウスラー?」と直感。ハインリッヒ・ハウスラーがバイエルンに出てたとは知らなかったが、あの派手なゴールアクションをする選手はあまり居ない。ロマンディーではレース棄権してたが、今日は一花咲かせました。彼って、アクション派手ですよね。

周回コース部分では一般人レースも行われてた様子で、ゼッケンつけた一般人が沢山居ました。そんな感じのレースでした。

暑い日でした。気温は午前中から既に24度、それから30度位まで上昇で、アイスクリーム屋さんが大繁盛。ビールを上手そうに飲む人が大量。

次はルクセンブルクです。

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  1. 2008/06/01(日) 22:40:09|
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