それはステージ3(土曜日のステージ)のスタートでの出来事だった。スタートはEschweiler(多分エッシュヴァイラーと呼ばれる)で起こった。他のチームが総じて無防備な状態(チームバスの回りには囲いが無い)なのに、ファンが殺到するレディオシャック・ニッサン・トレックのバスには簡単な囲い(空港のカウンター等で見られるタイプの布製)があった。ファンが侵入しすぎるのを阻むためだ。
ある女性(ルクセンブルク人)がマキシム・モンフォールのサインが欲しかったらしい。バスから出てきたマキシムは奥さんと娘さん(2才に満たない)とくつろいでいた。娘さんがフラフラと囲いの中を歩いていたのだが、このファンの女性が小さなノートとペンを娘さんに差し出してみた。そして何か言ったようだ(多分パパに渡して??)。
そしてこの2歳に満たないお嬢さんの反応は? なんとパパにそれを持っていった。そしてパパがサインを終えると、ちゃんと返却に戻った。これを見ていた我ら(他のファン)は、呆れる(その女性のあまりにも大胆な行為)のと、感心する(すでにパパのお仕事を手伝ってる)のとまさしく、口がふさがらない状態だった。
このお嬢さんはフランクの娘のレイアちゃんよりも年下なのだが、どちらかというと大人っぽい。一方のレイアちゃんは体格も華奢で頼りない。むしろレイア嬢が普通でなのかもしれないけど。
幼気な一歳児をサインをもらうためのお使いに使う、とは思いも付かなかった。
モンフォール一家の住むのはバストーニュ付近。ルクセンブルクには近い。プロローグは観戦しなかったが、多分毎日応援に来てたのだろう。毎日観戦と言えば、フランク一家もそうだった。そして今年の総合優勝のヤコブの彼女も毎日観戦に来てたらしい。ルクセンブルク人だそうだ。モデルを生業にしてるそうだ。
表彰式が終わって、ヤコブがチームバスに戻ってきた。彼女も一緒に着た。タンゴ(ルクセンブルクの携帯電話通信会社で、RNTのスポンサー)の表彰台ガールズもフランクとの写真撮影のために来た。広告に使うのかもしれない。撮影後はその表彰台ガールズと親しく話をするヤコブの彼女。モデル仲間?
地元ではの光景ですね。
こぼれ話其ノ二。バイエルンのレースに行きましたが、そこでアスタナガールズ(ボディペインティングもする総勢4人のチーム)の一人と始めて話をしました。顔見知りになりました。その時も週末にはツールドルクセンブルクに多分行く、と言ってましたが、日曜日に来てました。次はドーフィネに出現するそうです。ドーフィネにはアスタナが出るのでボディペインティング炸裂らしいです。
レディオシャック・ニッサン・トレック内の内紛?も連日メディアを賑わせています。
どういう落ちがつくのでしょうか。我々ファンの間でも話題です。最終的な権限をもつベッカ氏の動向も気になります。昨年はチームの勝利が少ないことに失望し、ブライアン・ニガード氏を首にしました。後任がヨハン・ブリュイネル氏ですね。多分契約の条件として、クラシックをできるだけ勝つこと(フランダースとパリ・ルベーとか)、ツール・ド・フランスを勝つことのような約束があったと思います。勝利請負人なわけですね。しかしクラシックで満足な結果が得られなかったので、相当のプレッシャーを上から与えられてることは想像できます。
それがプレスへのボヤキにつながってるのでしょうか。僕は最善を尽くしてるのに、選手達が結果を出さない、と。中間管理職の立場ですから、辛いことは想像できますね。
落ちが付くのはツールの後ですね。ベッカ氏がブリュネル監督を留任させる意向をしめすと、キム・アンダーセングループの謀反がありえるのではないかと言われてます。キム・アンダーセンを中心にシュレック兄弟やらその他の選手がそのまま別チームに移るのではと。
ありえるでしょうか。その候補がアスタナだそうです。資金面で潤ってるのがアスタナ。BMCも金持ちだが、現時点ではすでにチームは満員。
そして他の選手も古巣のサクソバンクに戻るのではと。来期はチーム崩壊?それともブリュイネル監督が解任されるのか。
さて、長くなりましたが、ここで落ちをつけます。起承転結です。
もし、シュレック兄弟などの選手がアスタナに移った場合は僕はアスタナの応援をすることになりそうです。まさかの展開ですが、準備はできてます。なにせアスタナガールズとお友達になりましたから。
テーマ:自転車ロードレース - ジャンル:スポーツ
- 2012/06/04(月) 21:58:57|
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