ノコンを交換して気づいたことがある。ステンレスワイヤーが太くなってる。ブレーキ系のケーブルは以前と同じ様子だが、シフト系が太くなってる。余ったワイヤーを切って、交換した古いワイヤーもまとめて捨てようかなと集めたら、「おやっと???」気づいた。
最初に買ったのはシマノSTI用のキット。その1年後に交換用にワイヤー類とインナーチューブ等を購入した。この1年の間に仕様が変更されたらしい。
最初に買ったキットでは、シフト系のワイヤーはブレーキ系ワイヤーに比べると細い。一目で区別できる違いがある。
切れたシフトワイヤーは強度不足で切断事故が続発したんだろう、と推測する。メーカーが仕様変更した理由は多分、「切れる」とユーザーから苦情が来たせいだろう。プロのチームもTTバイクに利用してるので、プロのメカニックも文句をつけたのかも。
リコールの話は聞いてない。なんか、スッキリしないな。今回の交換でブレーキ系ワイヤーとシフト系ワイヤーが同じ太さになった。
強度が上がった(はず)という効用の他に、副作用的な効果もある。以前はシフトケーブルが細く、柔軟だったため、アルミビーズが綺麗な曲線を描かず、ジグザグになることがあった。今回の交換後は太いワイヤーで硬くなったため、曲線を保ち易くなった。
これでまあ、安心とは言える。ノコンを使用中の方、これから使用をお考えの方、シフト系ワイヤーの太さを確認してください。ブレーキ系と同じ太さなら、それは新しい仕様と思いますよ。もし、細いシフト系ワイヤーをお使いなら、即刻交換をお薦めします。
- 2007/06/30(土) 08:05:30|
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発表されました。
予想、及び、TTT in Eindhovenでの他のTeam CSCファンがチームスタッフから聞いた情報とあわせて、驚きと嬉しい気持ちが交錯。
Carlos Sastre, Frank Schleck, Jens Voigtまではすでに決定組。怪我、故障でもない限りは不動のトリオ。これは予想でもなんでもない周知の事実。
Fabian Cancellara, Stuart O'Gradyが内定してたのは6月24日に聞いた。
そして、他のファン達とも話し合ったのだが、誰があと4人なのか。僕の希望はDavid ZabriskieとKurt-Asle Arvesenだった。すると、どうやらZabriskieもメンバーらしいよ、と前日にScott Sunderland DSに話をしたファンが言う。
後は?すると、皆が挙げたのが、Bobby Julich, Christian Vande Velde, Nicki Sorensen辺り。他にサストレのサポートとして、Inigo Cuestaもありえなくはないが、可能性が低い。Volodymir Gustovもドーフィネリベレで上りのサポートをしたが、どうやら、Gustovはメンバーじゃないらしい、というのが他のファンの意見。
Karsten Kroonは?という疑問に対しては、Rabobankが引き抜き(返し)を狙ってるから、多分ツールのメンバーにはならないだろう、という結論。
Bobby Julichに関しては合州国のメインスポンサー、CSCの意向で、選ばれるというのがファン達の意見だった。
そんなところだった。
ということで、Bobby Julichの落選が一番意外で、残念なことだが、一方でArvesenが選ばれたことが意外だったが、僕にとっては嬉しいことだった。本人も嬉しいだろうな。2004年にはツールのメンバーだったが、ゴール前でのもらい事故での転倒で散々だった。この辺りはOvercomingの映画を見るとよく分かる。
総合を狙うので、エースのサポートが最重要。しかし、平坦なステージでのJens VoigtとKurt-Asle Arvesenの逃げが炸裂すれば、ステージを狙える。Frank Schleckは準エースで、サストレに何かあれば、エース。どこかの山岳ステージを獲りにくるかもしれない。
そして、プロローグで勝つことが使命のFabian Cancellara。
と言っても、僕にはメンバーが勝っても、勝たなくても関係ない。勝てば一緒に喜ぶが、勝たなくても良い。ファンだから。さて、ツールも近いので、シャンペンを用意しよう。シャンゼリゼ通りで祝杯をあげられたら、最高ですね。
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- 2007/06/30(土) 07:28:01|
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ドイツの選手権。ドイツ語ではドイチェマイスターシャフト(Deutsche Meisterschaft)。英語のマスターがドイツ語のマイスターでチャンピオンの意味。
Team CSCの所属ドイツ人はJens Voigtのみ。ツール前の時期だし、多分参加しないと思ってた。でも参加するとのことで応援に行く事にした。2005年もドイツ選手権を見に行った。2006年は遠い地域だったので行かなかった。基本は、西ドイツで開催、次の年は(旧)東ドイツで開催みたいなルールがある様子。(ツールドフランスが、時計回り、半時計周りを交互にするみたいなルール、とは違うが)
2007年はヘッセン州の州都ヴィースバーデンで行われる。「今度の日曜日ヴィースバーデン行くんだ」と言ったら仕事先の一人が、「知られてないが、それがヘッセン州の州都。みんなフランクフルトと思ってるけど」と言われるまで知らなかった。ヘッセン州といえば、フランクフルト(アムマイン)が有名。日本からドイツへ飛行機で来る際に便が多い都市。金融取引の中心地。
フランクフルト(アムオーダー)という街もポーランドとの国境にあるので、区別が必要。
このフランクフルト(アムマイン、つまりマイン河沿い)から北西に位置するヴィースバーデンが開催地。
公式サイトはここ。PDF等の資料から、補給地点(沿道に立った人からビドンやら食事をもらう)を調べる。この辺りで拾い物をする予定。PDFではこの隣が「北墓地」と書いてあるので、道路の片側は木立のある丘?ではないかと想像。日曜日の天気は現時点の予報では曇り時々晴れの様子。雨さえ降らなければレース観戦には問題ない。
朝に女子エリートのレース、午後に男子エリートのレース。当然朝から観戦する。超早起きして出かけるつもり。ドイツの女子選手のレースを観てビドンを拾う。これらのビドンやらは日本へ送るお土産。日本へレースの記念品を送ると約束した人々への約束を果たさなくてはならない。ツールに出かける前には発送をするつもり。
アスタナのマチアス・ケスラーがドーピングの件で主催者からはじかれたので、アスタナは参加なし。クローデンは前から不参加を表明してた。
2005年の様子からすると、逃げグループが最初引っ張る。後半にT-MobileとTeam Gerolsteiner(今回はTeam Milramも)らが、逃げを吸収し、列車を組んでエースをスプリント勝負させる、という展開。チーム力から言ってもそれが当然。しかし、2005年、2006年とも勝ってはいけない人が勝ってしまってる。2005年のチオレックはその功績で現在はT-Mobileに所属。2006年もアマチュアレベルのチームで走った選手が勝利し、その後コンチネンタルチームに移籍した。ここ2年は波乱(アマチュア、セミプロレベルの選手が勝利)だが、今年はどうなるのか。
NOKONはほぼ装着完了。ワイヤー端の処理等が残ってる。初期の馴染みを出す必要がある。それまではバーテープを巻いても、巻きなおす必要が発生するだろう。このドイツ選手権の際に自転車に乗って、馴染みをだす(アルミ製ビーズ間の隙間を無くしたり)つもり。その後バーテープをきちんと巻く。FSA製のバーテープは驚くほど丈夫。一度はがした後に、再利用可能。だから、しばらくこのバーテープを再利用する。ツールドフランスへ行く際には黄色のバーテープを持って行く。Team CSCの選手が総合優勝した際には巻き変えてシャンゼリゼ通りで応援する。朝早くシャンゼリゼに到着すれば、コース内を走れる。
写真を撮って、後に貼ろうか。
テーマ:自転車ロードレース - ジャンル:スポーツ
- 2007/06/29(金) 23:44:23|
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6月24日のTeam Time Trialの観戦時にNOKONのワイヤーがプッツリと切れた。切れたのは一番テンションが高い左STIのシフトケーブル。このNOKONを装着したのが二年前(よりもっと前か?)と思う。一年程度で交換するのが「正しい」メンテナンスだろうが、サボってた。
朝のスタート付近での視察中にプッツリと逝った。単なる短距離間の移動手段としてなので、フロントのシフトがつかえなくても問題無い。切れたのはSTIからケーブルが出る直後。つまり、ケーブルの先端がかしめてある部分の根元。
7月1日にドイツ選手権を観に行くとすれば、その時までに直さなくてはならない。一年前に既に交換のためにケーブルは購入してある。今回はブレーキ系、シフト系を総交換する。
ツールの間に起こらなくて幸いだった。運が良いと思った。
教訓:シフト・ブレーキケーブルは異常がなくても一年程度で交換しましょう。(メンテナンスの常識です)。ブレーキワイヤーが峠の下りで切れたら命に関わるし、ここでケチっては絶対にダメ(と思いました)。
今回はNOKONのビーズ(アルミ製のアウターを勝手にそう呼んでますが)も一部交換する。フレームの色とコーディネート。上手く仕上がったら写真でも貼りましょう。
- 2007/06/28(木) 08:05:42|
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Team CSCのファンクラブ内でのファンタジーゲームがある。ジロで開催されてたファンタジーゲームの勝者は賞品をこのTTTで手渡しでもらった。
ファンタジーゲームとは?(知らない人が居るかもしれないので一応)
(解説)ゲーム参加者はある自転車レースの出場選手から好きな選手をピックアップして、「仮想のチーム」を結成します。仮想なので、別のチームの所属選手をかき集めても構いません。あらゆるチームのスプリンターを集めて、史上最強のスプリンター軍団を作るのもOK。だたし、山岳ステージでは、全く見所なくなりますけどね。実際のレースでは選手達は勝ったり、2位になったり、山岳ジャージ取ったりをします。これらのレース結果に対して「ファンタジーゲームに独自」のポイントが与えられます。ゲーム参加者はこのポイントを集めるのです。最終的に自分の仮想チームでポイントを多く集めた人が勝つ。こんなゲーム。
ジロを舞台に開催されたTeam CSCファンクラブ内のゲームの勝利者は「ジロ(完走)選手のサイン入りジャージ」をもらえる、というゲームでした。僕はシモーニの健闘を予想してなかったので、上位でしたが、ジャージには届かなかった。JJハエドの換わりに、シモーニを入れてたら、僕が多分(差をつけて)トップだったのではないかと思う。
まあ、「たら、れば」を言えばきりが無いのだが。
このTTTにはそのジャージの勝者が来てました。彼はプレスのIDを持ったカメラマンです(もちろんTeam CSCのファンです)。そのジャージを皆で見たのですが、発見したことがあります。
僕らが購入するジャージとは生地がちょっと違った。選手のジャージはさらに通気性が良い、ざっくりと編まれた生地だった。一般人向けのデサント製ジャージはMade in Mexicoなのに、選手用はMade in Italy。そして、首の後ろのタグに選手名が入ってる。つまり、ある特定の選手向けに作られる。
もちろん、T-Mobileみたいに首の部分の見える部分に選手名が入ってるようなジャージもあるので、選手専用というのは普通のことだろう。
ちなみに彼がもらったジャージはKolobnevのものだった。つまり、途中棄権した彼のジャージを拝借して、ミラノでサインを集めた賞品。肝心の「アンディー・シュレックのサインはどれ?」とファン仲間で首をひねった。一番小さい奴か?僕もすでにアンディー・シュレックのサインは2006年、2007年ともらってるのですが、見て分からなかった。
さて、ツールドフランスでもTeam CSCファンクラブ内のファンタジーゲームは開催されます。またがんばります。今回はルールが変更されて、より慎重な選手選定が求められます。前回のジロの際は、全く制限なしに、9人を選定できましたが、今回は総合を狙うような選手があらかじめリストアップされてて、そこからは最大2名、同様にスプリンターもリストアップされてる中からは最大1名となる。より、本当のチームみたいな構成になるわけです。
面倒だから、Team CSCのチームそのままというのもいいかもしれません。実はこのTeam CSCのツール出場選手に関して、他のファンがScott Sunderland DSに質問をして、ある程度の返事はもらったのです。だから、僕も誰が現時点で選出されてるかは知ってます。5人の確定分は知ってます。その他の数名ははっきりしません。もちろん口外しません。
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- 2007/06/27(水) 08:24:11|
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レース開始の一時間前からチーム車両が会場に到着するのが普通。タイムトライアルだから、バスの側に仕切りを作って、ローラーを漕げるスペースを確保するのが準備。朝みたDiscovery Channel、Rabobank、Predictor-Lottoはホテルからスタート位置まで約800m?程度。車両が入れない広場を通って来れるので、選手が自分で来ると思われる。
スタート位置の確認後にTeam CSCの宿泊してるホテルが無いかと探したが、近くではなかった様子。スタート側にの道はチーム車両用に確保されてる様子で、スキル・シマノのメカニックが最初に到着して作業を開始してた。これが9時半過ぎ。その後10時過ぎにはTeam CSC、アAstana、Saunier Duval-Prodir、Quick Step Innergetic、Tinkoff、Wiesenhof-Felt等々が到着。
実はチーム車両での動きはほとんど見てない。Team CSCのスタッフやらに挨拶したりとかはしたけど。
デンマークから来てる知り合いのファン、その他のファン(Team CSCファンクラブ員)らと落ち合って、ゴール地点(スタートランプとゴールゲートの間)に応援場所を確保した。ここに飾り付けをして、Team CSCファンの存在をしめす。
さて、レースはタイムトライアルなので、淡々と進行する。4分おきにチームは出発。特に面白いことはなかったが、Team Gerolsteinerのスタート時のハプニングだけを紹介しようと思う。
スタート台に並んでから、誰かが前輪に問題が発生した様子。パンクか、空気が抜けたのか。そこで、スタート台で実況をしてるおじさん(オランダ語、英語、フランス語、ドイツ語で、後一分だとか、さまざま喋ってて、会場に響き渡ってる)が、「前輪、前輪。前輪お願します(Vorderrad bitte!)」とスタート台から50m先で待機してるチームカーのメカニックに叫ぶ。当然選手からの無線も届いたとは思うが。このあと、ホイールを持ってスタート台へメカニックが走ってきた。
ゴールへ向ってくるチームを見ると、大体5名、6名で入ってくる。7名は多いほう。T-Mobileとかは7名で来たと記憶。
一方4人でゴールへ来たチームもあった。記憶する限りでは、Bouygues TelecomとDiscovery Channel。TTTの規定では「5人目のタイムがチームのタイム」となるので、5人目が来るまで時計は止まらない。ゴールのゲート上の時計が進む。
後半のLiquigasとDiscovery ChannelとTeam CSCはそれぞれが途中経過の最高を更新したり、抜いたりと息が詰まる展開だった。
Discovery Channelはゴール前(おそらく1km程度)のコーナーで後ろから二人目の選手が転倒。すぐ後ろの選手も巻き込まれた。スタート台付近にある大型液晶テレビを観ると、この2人のダメージは大きく、しばらく立ち上がれない。ヒンカピー等4人は好タイムで通過したが、後ろを振り返るヒンカピーの視線の先には誰も居ない。結局3分程度遅れて一人が通過した。この5人目が、転倒したうちの2人なのか、或は、先に千切れてて、転倒に巻き込まれなかった選手なのかも不明。でも、5人目が通過したので、ここで時計は止まった。その後さらに数分送れてDiscovery Channelに中国人選手のLi選手が入ってきた。
Team CSCも同じコーナーで一番最後の選手(後にニキ・ソレンセンと判明するが)が転倒。しかし、他の7人は崩れずに通過。この転倒がなければ、8人全員でゴールしたはず。
最初のチームがスタートした時点では晴れてたが、その後はシトシト雨が続いた。中間から後半スタートのチームはコーナーをゆっくり回ったので、多少は不利だった。
レース自体の写真はありません。スタート後の選手達を撮りたかったが、僕のカメラでは上手く撮れませんでした。
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- 2007/06/27(水) 07:33:05|
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遅刻してきたTeam Milramは明らかに場違いなカジュアルな服装。ホテルに戻って帰る準備してて「おい、俺ら3位らしいぞ、表彰式にでてこいだとさ」見たいな会話があったと思われる。
帰りがけにすれ違った連中。これぞ、へんな自転車王国オランダの極み。通り過ぎてからデジタルカメラを出したので、遠いし、ピントも合ってない。これは基本は10人が座れるビールバーの屋台。10人全員が自転車のようにクランクで漕いでる。運転手が居て、バス運転手みたいに舵を取ってる。自転車用の歩道(オレンジっぽくに見える部分)が広いからこそ許される車両。多分一時間幾らとかで貸切レンタルできる乗り物と思われる。
Scott Sunderland DSが、「あと一分(で出発するぞ)」と号令を掛けてる風景。
実は後方では、後輪のディスクホイールをTTバイク等にセットし、クランクを手で回し、後輪をグングン、ブイブイ回してハブを暖めてた。今までに見たことのない光景だった。セラミックベアリング仕様のハブだと思うが、こうして暖めるとタイムが出るのか?ティンコフとは1秒以内の差だったが、このハブの中の温まったグリースが勝敗を分けた?
これがスタート台。サドルを支える「サドルガールズ」は後に着替えて、「ポウディウムガールズ」となる。
スキルがレーススポンサーなので、スキル・シマノはワイルドカードで出場となるわけだ。
シャンペンの掛け合いをするTeam CSCの面子。避難するお姉さん達。
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- 2007/06/27(水) 07:04:56|
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まずは日記なので、僕の行動内容を書きます。これは来年にまた同じレースを観る場合に自分が参考するためにですので、(これを読んでる大方の方には関係ないことですので)読まずに、飛ばしてください。
家を出たのが、午後1時。EindhovenまではGPSナビの指示に寄ると約390km。深夜のアウトバーンを走行するので、大した距離ではない。日本の高速道路と違って(トラック運転者への休息義務みたいなものがあり、深夜にトラックが溢れることはない。この辺りは、詳しくは知らないが、日本とは事情が全く違う)ガラガラの道をマイペースで走れるので、比較的楽なのだ。
とは言え、土曜日は仕事があり、しかも深夜に迫るまで働いている。だから、土曜日の朝起きてから寝てないので、すでに疲れはじめてる身体をだましだまし運転。疲れて眠くなったら、仮眠。そして、運転再開となります。
午前3時を過ぎると水平線から明るくなってくるのが、分かる。気温は13度から16度の間。出かける前にコーヒーを飲むのが常だが、今回はネットに繋げて調べること(ツールの準備もあり)があったので、コーヒーを飲まなかった。最初からカフェイン切れ気味でだるい。午前2時過ぎにガソリンスタンドにて、コーヒーを飲む。すでに、オランダに入国した後。オランダに入ったのに気づかなかった。その後にトイレに行きたくなる。カフェインは利尿効果がある。
以前(フランダース1周レースに出かけた際)の経験から、トイレだけがあるパーキングエリアはなるべく避けようと思ってたが、ついついパーキングエリアに寄った。トラック(トレーラー)が泊まってて、彼等は仮眠中と思われる。トイレの付近には乗用車が数台。これらは一時利用。僕はトイレの近くに車を止めた。
僕の前の車のドライバーらしき男性が、車の側でタバコを吸ってる様子だった。トイレだけを済ませたいだけなので、彼には注意を払わず、直ちにトイレに行く。そして直ぐに車に戻った。車に戻って、ガムを出したり、助手席の上に置いた携帯電話器の充電をするのを思い出して、ケーブルを出したり、1分から2分、エンジンを掛けずに、ゴソゴソしてた。すると、例の男性が歩いて近づいて来た。またか(つまり、彼は怪しい売人なのか?)?
彼は、僕の車の側を通過して、3m程度はなれたベンチに移動。座るわけでもなく、ウロウロ。怪しい。
携帯の充電ケーブルを繋ぎ終わったので、直ちに出発。どうなんでしょうか、彼は怪しい人なんでしょうか。僕の思い込み、疑い過ぎなんでしょうか。
午後5時頃に眠くなり、仮眠を取った。もちろん、ガソリンスタンドがあるサービスエリアでの仮眠。その時点で目的地から30kmの地点だったので、7時30分にアラームをセット。明るくなった時間に起床し、さらに進む。
高速道を降りて街に向う時点で、「レースへ向う人は街の中心への看板に従え」と言う意味の看板が出てる。そして、街の中心と思われる地点へ進む。あちこちに看板やら、交通遮断のバリケードと警官が見れた。RabobankとDiscovery ChannelとPredictor-Lottoのチームカーが駐車場に見えたので、その近くに車を止める。車を降りて、視察。Dorintホテルに上記3チームは宿泊。ガラス張りで、外から丸見えのホテルの食堂にはPredictor-Lottoの選手らしき連中を確認。タイムトライアル用の上下一体ジャージを洗濯ネットに入れて(乾燥機から出した直後?)持ち歩くスタッフが居て(Predictor-Lotto)、チームカーで作業開始してたRabobankのスタッフに挨拶。これが朝8時過ぎ。この頃からメカニック等も作業を開始した様子。
さらに、辺りを視察し、スタート位置を発見。スタートランプ等は設置済みだった。一旦車に戻り、自転車を組み立てる。辺りにはロード乗りが大勢。事前に調べなかったので、知らなかったが、一般人参加のTTTとかも同時開催されてたのだ。彼等は朝からウオームアップしてた訳だ。
ここまでは単なる日記。次がレース内容。
皆がシャンパンファイトをしたり、飲んでるのに、一人栓をひねってるザブリスキーが居るのが分かるでしょう?
テーマ:自転車ロードレース - ジャンル:スポーツ
- 2007/06/26(火) 08:23:39|
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簡単な記録だけ。ドーフィネリベレの写真掲載が済んでなので、当然このレースの写真掲載も満足に出来ない。時間がない。
結果はTeam CSCの勝利。まあ、Discovery Channelのゴール前のコーナーの転倒が無く、5人が揃ってゴールしてれば、Discovery Channelが1位か、2位だったかもしれない。同じコーナーでその後Team CSCも後続(ニキ・ソレンセン)が転倒したから、鬼門のコーナーだった。
Eindhovenは良く知られてる街(らしい)。僕自身はこのTTTの催し物があるから知ってるだけだけど。比較的大きい街。当日は南アメリカ系出身の住民(を中心に現地人も)での催しものがあった。レースのスタート・ゴール地点(街の中心部)のそばの(商業的な中心地で、飲食店やらが多い場所)一角でサンバが流れてた。サンバ(の打楽器系のバンド)の団体が5、6??程度(それぞれ10人から20人で、一部のバンドは数名のダンサー付き)が広場、通りを練り歩いてた。その他欧州のカーニバル系の催しでよく観る(竹馬みたいに脚を伸ばした)仮装した連中とかも大勢。日曜日で家族ずれは多くはこのサンバのバンドを見てた。
一方自転車ファンはこちら。午前中には、年齢別やら、アマチュアのTTTやらが開催されてた。だから、ロード乗りがたくさん。
天気は午前中は晴れで、温かかった。昼近くから薄曇りで、レース開始後はパラパラと雨。ちょっと強く降った時期もあり、レース中盤からびしょ濡れの路面。ティンコフはレースのほとんどを乾いた路面で走行できたので、有利。まあそれ以上にチームオーナーへの忠誠心から士気が高かったとは思いますけど。
最後に表彰式がありました。Team Milramの選手が遅刻。一人は時間とおりに居たが、後は遅刻。連絡ミスなのか、どうか知らないが、ほとんど帰りかけてた様子。ティンコフ、Team CSCもチームジャージのまま待ってるのに、遅刻してきたTeam Milramはジャージは上半身だけで、下半身は普段着っぽい。ホテルに帰って、慌てて戻ってきた???
だから、表彰式も2位のティンコフ、1位Team CSCと初めて、Team CSCのシャンパンが始まる前になって、3位のTeam Milramがどやどやっと登場。
シャンパンは概ね上手く空いたが、ザブリスキーだけが遅れた。みんなのシャンパンファイトが終了後、一人奇声をあげて、シャンパンのコルクを飛ばす。思いっきりうけてました。
レースの内容はCyclingnews.comを観てもほとんどレポートが無いので、あまり注目されてないレースですね。僕の知る限りで、レース内容やら、雰囲気を報告します。でも、今はここまで。
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- 2007/06/25(月) 22:57:14|
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観戦しに行きます。夜中走って、現地に朝早く着く予定です。これから車に荷物積みます。
現地の元気予報は終日曇り、雨、時々晴れ間がある感じです。こちらの天気予報は日本ほど正確じゃない。日本だとニュース番組でも、天気予報って重要なセグメントですが、こちらは天気予報はあるのか、ないのか気づかない程度。しかも、地元の天気じゃなく、ドイツ全土みたいな程度の内容。台風やら、豪雨の土砂崩れとか、人命に関わることがない国では天気に神経質じゃない。
そう言えば、ツールドスイスのステージで雹(ひょう、ってこんな漢字なんですね)が降った次の日に、僕の地域から30km程度はなれば、海抜400m程度の山でも雹が降ったとのこと。
Team CSCの応援してきます。職場の同僚はオランダのお土産を欲しがってます。決して非合法のものではありませんよ。オランダのお土産っていうとみんな「あの草」のこと想像するし。合法のものをお土産に買ってきます。非合法だったら、ここでそんなこと書かないし。
これを読んでくれてる人にはお土産「話」と画像を持ち帰ります。
でも「あの草」系のものは簡単に買えるはずなんですよね。
テーマ:自転車ロードレース - ジャンル:スポーツ
- 2007/06/24(日) 07:01:54|
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と自分で、突っ込んでしまうほど、実は計画立てが進んでない。24日のレース後に集中して計画を練りましょう。
ロンドンに行くことになるか、ロンドンに行かないことになるかがはっきりしてない。ドーフィネリベレの際にTeam CSCの関係者と知り合いになったが、彼からの要望でベルギーで彼を助けることになるかもしれないのだ。もしそうなれば、ロンドンのチームプレゼンテーションとプロローグ、第1ステージを見逃すことになるだろうけど、全然構わない。単なる観戦者となるより、間接的にでもTeam CSCのためになることなら、喜んで引き受けます。
さて、たったさっきドーフィネリベレで撮りためた写真をちらっと見てみた。なんとなく上手に撮れた写真も混じってる。初日のプロローグでのUターン後の立ち上がり加速をする選手の数名は実に上手い構図で取れてる。実際プロのカメラマン達も直ぐ側(彼等はコース内)で撮ってたから、そこが良い構図になることは明らかだった。
le Mont Ventouxのゴール直前のMoreauもちゃんと撮れてる。le Mont Ventouxの写真にはカザフスタン男も何枚かの写真の背景に入ってた(笑)。拡声器を持ってる彼と、ラジカセを持つ彼女が映ってる。
大量にあるから、縮小して、アップロードする作業に手間が掛かるな。でも、結構よさげな写真が混じってる。携帯性重視で買った超薄型カメラなので、望遠機能やら、画素数がどうのという機能は期待してないが、僕には超接近して撮るという力技の大技があるのだ。
寝る前に、数枚加工して貼り付けてやるぞ。プレビューだ。
プロローグ時のザブリスキー。ピントは後方の車の方へ合ってるけどね。
カザフスタン男とは下記の奴です。なお見えてるペイントは全て僕が描いたものです。彼の写真はもっとある。
テーマ:自転車ロードレース - ジャンル:スポーツ
- 2007/06/23(土) 08:16:41|
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Col de la Forclazへ到着。ところどころに激坂がある峠だった。
峠頂上付近にはすでに宿泊組のキャンピングカーが停まってる。僕も峠の頂上から30mほど下がった地点に駐車。さっさとペイント開始することにする。道路は乾いていたので、薄くペイントを溶き、作業開始。頂上から約2km程度に渡りペイント。2時間半程度掛かった。
選手名、CSC、Bjarne Riisを描くことはお約束。それだけでは、月並み。この峠では、下記を描いた。
To The Left
(解説:テレグラフ峠でも描いたが、コースが左へ曲がる前に。www.practicebicycle.comに現時点で貼られてる写真でも、ザブリスキーとコフィディの車の間に見れるメッセージ。この先20メートルで峠を上りきり、大きく左へカーブ)
Gravity S*cks
(解説:重力サイテー、という意味。上り区間では、重力は敵。下り区間では最良の友ともなるのだが...)
この峠は車のツーリングに向いてる峠らしい。80年代のクラッシックなスポーツカー(イタリアのデトマソパンテーラ??やら、フランスのアルピーヌ何とかやら)の団体がペイントしてる僕の側を大量に通過。その後もポルシェ軍団(20台以上)、でかいバイク(エンジン付きね)の団体と通過。日曜日だし、天気良いし、クラブのツーリングイベントが大量にあった様子。
午前10時前後にキャンピングカーで通過する夫婦に呼び止められた。「何かあるの?自転車レース?何時に通過するの」、「午後5時頃」というと、「えっ、もうこの時間から待ってるの?」と奥さんは激しいリアクション。この時、奥さんは僕の車のナンバープレート見て、ドイツから来てることに気づいた。その後は簡単にドイツ語で話したが、峠の集まってきてる他の観客を含め、半分あきれてる様子だった。
また、ペイント中に、車に乗った20代前半の若いカップルに呼び止められた。彼等はこれから出かけて、昼過ぎに帰ってくるらしいが、峠の交通規制時間を気にしてた。そこで、僕に峠の交通規制についてききたかったのだ。彼等は英語を上手に話した。
ペイントも終盤になって来るころには、観客も場所取りに集まってくる。ここで、面白い風景を見た。地元の牧場主の子供達が小遣い稼ぎをしてた。峠の(写真を貼れば分かり易いのですが)頂上付近には沿道に車を停めることが可能。無料。でも観客が増えると駐車スペースが無くなる。そこで、牧草地の一部を臨時駐車場として、利用させ、普通車2ユーロ、キャンピングカー4ユーロの駐車料金を徴収してた。番をしてた娘さん2人は当日100ユーロ程度の収入があったと思う。地の利って奴ね。
ペイントが終わって休憩。コーヒーに食事。峠頂上付近は牛さんが放牧されてる牧草地。やっと余裕が出来て、あたりを見渡した。
斜面にカウベルの「カラン、カラン」という音が響きだしたのが、午前8時前だった?。牛舎から放たれた牛さん達は元気に食事。のどかな場所でした。午前8時には外に放たれたとおぼろげな記憶。その前には乳搾りが完了してたと思うから、やっぱり、牧場主は朝早くから仕事してたんでしょうね。
その頃にあの補給地点のハイエナおじさんに遭遇。峠を下る所だった。軽く挨拶。峠の下まで行って折り返してきた2時間後くらいに再度話をした。話題は例の件。すごいなおじさん、60台前半?位かもしれないが、鍛えてる。
この峠ではハングライダーやら、パラセイラー(という名称だと思ったが...)をやってた。峠のカフェからは湖が見渡せる。綺麗な街だ。
午後2時前には着換えて、応援の準備。この峠でもデジタル放送波は届かなかった。衛星放送受信機をセットする元気もなく、自転車に乗って時間を潰した。
ここで、前日に会ったPaul Hughesに再会。チタン製のバイクで峠を上ってきた。前日はカジュアルな服装だったが、今日はジャージー。ヘルメットを被ってて見た目には彼とは分かり難い。しかし、Practicebicycle.comのロゴが見えたので、"Hey, Paul!"と叫んでみたら、彼だった。今日は午後4時からテレビ中継があるので、それまでには戻る予定でトレーニング。ブリジットはお留守番。
そこで、この峠の話をしたが、Annecy付近ではこの峠が一番難易度が高いそうだ。海抜は低いが、途中の傾斜がきつい。実際僕が車を停めた峠を上りきる直前のセクションには「斜度13%注意」の標識もあった。
ここで話は前後しますが、前日に日本人ライダーの話もしました。別府選手のことやら、沖選手のこと。彼等は沖さんのことを10年以上親しく知ってるとのことでした。
さて、レース前のキャラバンが通過した頃から、天気が下る。パラパラと雨が降ってきた。この雨はレース通過後も続いた。
キャラバン通過後に僕に話し掛けてきた老紳士が居た。車のナンバーをみて、「ドイツ語、英語が良い?」と。彼は60代後半のルクセンブルク人。ほんの半年前に引退したが、それまではコーチとして地元で若手の育成をしてた。シュレック兄弟やら、その他Team CSCのデンマーク人でルクセンブルクに住んでる選手やらを良く知ってる、ということだった。DSのキム・アンダーセンが若い頃には彼のコーチとして指導してた、とも。昨日はガリビエ峠を上って下って、と元気。年間に13,000kmかそれ以上は走るそうだ。「ルクセンブルクのジョニー」(シュレック兄弟の親父さんも通称ジョニーだが)で通じるそうだから、次回キム・アンダーセンDSにあったらよろしく伝えておこう。とレース通過までお話して、一緒に観戦した。
と、様々な出会いもあるのです。ピクニックがてらに峠に着てる観客も多い。でも僕みたいに、一目でファンとわかる人間には、話し掛け易いですよね。どんな自転車レースの話題振っても外れることないし。特にTeam CSCに関心のある人間なら、僕を構いたくなるようだ。
この峠でも、グストフ、ザブリスキー以外の選手は僕を見つけて必死に笑いを噛み潰しながら通過。その表情は絶妙です。今回の参加選手の多くが、翌週のオランダでのチームタイムトライアルに流れるので、また再会できる。なんか恥ずかしいやら、嬉しいやらだ。
その後はシトシト雨の中、撤退。楽しい思い出を作ったドーフィネリベレだった。この後はスイスを経由して帰った。Predictor-LottoやらTeam Milramのチームバスと一緒にしばらく走った。最終的にQuick Step Innergeticもバスも見たが、彼等はジュネーブ空港へ向って行った。飛行機であちこちへ向う選手が中に居たんだろう。
フランスからスイスに入る際には検問所を通過。税関警察が手招きするだけで、何もしない。アスタナのチームカーと一緒に通過。アスタナの車両はほとんどスイスナンバー。ここが地元。
Team Gerolsteinerのチームカーも僕を追い越して行った。ドイツに一旦戻って、次のレースに向うんだろう。
スイス国内のサービスエリアで仮眠した。3時間ちょっとか?
スイスからドイツへ向うはずだが、国境付近でGarmin StreetPilotがまた不穏な動きをする。フランス方面へと指示を出す。一旦は無視して、高速道路の標識通りにドイツへ入国。でもまたフランス方面への指示を出しつづける。燃料が減ってきてたが、スイス国内はガソリンが高いので、ドイツ入国まで我慢してた。でもGPSナビがあまりにもしつこくフランス方面への指示を出すので、従ってみた。別にフランスを経由して帰還してもなんら問題はないのだが、フランスの高速道路は無料・有料区間があるので、無駄な出費を避けたいだけ。
GPSの指示に従うと、ストラスブール方面へ向った。ドイツからフランスへ抜ける国境は全く人が居ない検問所(の遺跡みたいなもの)を通過するだけ。
結局、フランスのアルザス地方を北上することになった。途中のサービスエリアで燃料を20ユーロ分入れた。料金所がどこになるのか、ビクビクしてた(現金がほとんど無かったし)が、無料区間だったらしい。GPSナビは最終的に有料区間が始まる地点(チケットを取る)直前でドイツ方面へと進路を指示した。
あとは、ドイツの高速道路で家まで着いた。家に着いたのは午前6時。アンシーから約600kmの行程。
これで終わり。書き漏らしたこと「ある事件」についてはいつか書きましょう。あとは写真の整理ですね。
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- 2007/06/22(金) 09:59:19|
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さて、テレグラフ峠を下ったのは午後6時前だったと思う。その後高速道路でAnnecyへ向う。オリジナルの計画では、経費節約のため、高速道路を使わずのんびり下道で向うはずだった。しかも、宿泊はValloire付近にして、翌朝(つまり、最終ステージの朝)にAnnecyに向う予定だった。ペイントする予定もしてなかったのだ。
そして、Annecyの街へ入る。まだ日が高かった。午後8時過ぎ。湖にヨットが浮かぶ実に綺麗な街。リゾート地、最高。でもそんなことはこの時の僕には全く関係ない。
Carrefourの看板が見つかるが、「第1商業地域にある」という表記。「地元の人間じゃなきゃ、分かるわけ無いじゃん。それどこよ?」このGPSナビ興隆の時代「ストリート名と番号書けよ」と午後10時のデッドラインのある僕はぼやく。現地人に聞くべきだろうと、車を停めれる場所を探す。湖畔の道路を走行してたが、駐車場があったので、そこに停まった。そこは、キャンピングカー用の施設(トイレの汚水を回収するとか)があるらしい駐車場だった。
車を停めて、見渡すと、すぐ後ろのキャンピングカーに人影が。しかも、ドーフィネリベレのロゴ入り矢印(つまり、レースのコースを示す看板)をダッシュボードに乗せてる。彼等なら、事情を理解して、丁寧に対応してくれるだろう、と思い、話し掛けた。
それがなんとあの補給地点のハイエナおじさん。どーして?この時点で「腐れ縁」だなと確信したわけです。おじさんは英語話さないことは知ってる。だから、フランス語で「Carrefourを探してるんだ」言う。彼は直ぐに、駐車場を横切ってた家族ずれに、「地元の人(ヴーゼトゥディシー?)」と声を掛けてくれた。彼等は地元人。そこで、彼等にGPSを見せて、Carrefourの場所を教えてもらう。お父さんは、例の「相対位置概念」にて説明をはじめる。でもそれじゃ、分からないよー。すると、お母さんが「ジュネーブ通り沿いだから」と見事な「絶対位置概念」を提示。お母さんがGPSのタッチスクリーンに入力してくれた。「お母さん、とても頼もしいよー」
さすがに住所の番号までは分からない。でもストリート名が分かれば、もう発見したも同然。
ここで、お礼を言って、お別れしたが、例のハイエナおじさんが、最後に一言「サコッシュとか交換できるの持ってない?」んー、おじさん筋金入ってる。
さて、無事にCarrefourに到着。無事にペイント購入。お腹が減ってたので、ひき肉も購入。燃料のアルコールも購入。水も4リットル分購入。ドイツを出る前に、スパゲティーボロネーズを作るための粉末調理ミックスは買ってあった。必要なのはひき肉だけ。「今晩はスパゲティーボローニャ風だぞ!」とスーパーを後にした。
さて、上記の通り、オリジナルとは違う行動を取ったため、キャンプ場の選定が出来てなかった。でも、Paul & Bridgetが「アンシーにはキャンプ場沢山あるから大丈夫」と言ってたので、楽観はしてた。実際キャンプ場の看板は直ぐみつかった。看板からすごく遠いので、道が不明でしばし、道に迷いかけたが、夕刻9時過ぎ(10時近かった?)にキャンプ場に到着。湖畔のキャンプ場。
受け付けは当然閉まってた。この民間キャンプ場はバー付属。だから、遅くても管理者は捕まえられた。そこの女性(40代前半?で英語は不自由)に「停まりたい」旨を告げると、誰かを探し始めた。そこへシェパードを連れた若者(20代後半?の男性)が来た。彼は英語が上手なキャンプ受付担当。このシェパードが僕に飛び掛ってきた。僕もびっくりはしたが、それほど慌てたわけじゃない。実際後ろに下がったりはしてない。僕って勇気あるな。
噛み付いたわけじゃない。鼻先が僕の腹部に当たった程度。若者はゴメンねと謝ったが、僕は「平気」と返した。僕が昼間他の犬達とじゃれてた時の匂いでも有ったのか?
支払いは明日で言いから、宿泊して良いと言われた。明日の受け付け開始時間を聞くと、僕の出発時間希望時間より遅い。そこで、今晩の内に支払いをすることにした。犬の件があるから、彼も迅速に対応してくれた。
その晩はスパゲティーボローニャ風を食べて、シャワー浴びて寝ました。計画としては朝4時半に起床、朝5時半に出発。峠到着予定朝6時半前を想定した。実際には、これの30分遅れとなった。さすがに朝起きるのが辛くて。
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- 2007/06/22(金) 09:34:28|
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峠を10m下ったときにGendarmerieの女性に何か言われた。どうやら、自転車に乗るのはだめ、ということだ。「じゃ、徒歩で行く」とフランス語で返して、自転車を押して下り始めたのだが、まだ絡んでくる。結局、彼女の言いたいのは「一切の下り行為はだめ」。「でも徒歩じゃん」と言ったが(実際、周りのファンも徒歩で下ったり、上ったりしてるし、それを禁止はできないはず)、彼女のフランス語を僕が理解できた範囲では「私の目の届かない所に行ったら、どうせ自転車乗るんでしょ」。「おまえ疑い深いぞ」と言いたかったが、そんなフランス語は知らないし、これ以上絡んで、問題を大きくしたくなので、「分かった」とその場所で応援することにした。その後彼女は30m先の下った部分に移動した。その時に、道路の向かいから、英語でぼやきかけてきた男性が居た。
アクセントからすると英国英語の男性が、僕の境遇に同情して、「徒歩じゃねえか、....」と。そこで道を渡って男性の側に行った。その後、彼は、「何様だ、あれは同じ人間を扱う作法ではない。一体...」と続けた。僕が「彼女はもし英語が理解できれば、それはマズイ。大きなトラブルに巻き込まれ...」と言うと、「聞こえても良いさ。それに、多分彼女は英語も分かるに違いない...」とさらに毒づいた。
この男性はやはり、英国人だった。一緒に女性も観戦に来てた。この2人とレースが通過し切るまで、ずっとお話することになった。話をはじめたのがレース通過前だから、40分以上か?
男性Paul Hughes、女性Bridget Evans。
こちらが彼等のホームページ。今なら、僕が描いたペイントも映ってる写真付きで観れます。僕に気を使って(??)ちゃんとTeam CSCのライダーが峠を上ってくる写真になってます。お心使いありがとうね。
もし、彼等の商売(フランスのアルプス、或はオーストラリアでの自転車ツアー企画)に関心があり、コンタクトを取るなら、ぜひ、僕(愉快なTeam CSCファン)を通して知ったと言ってあげてください。割引は「ありません」が、きっと笑ってくれることでしょう。
この時は彼女は足首を痛めて、自転車に乗れないので、車で観戦しに来たということだった。彼女は実績もあるレーサーですよ。
様々なことを話したが、幾つか面白い内容を紹介します。
女性プロロードレーサーでも、収入が少ないことは知ってた。昨年Team CSCで働いてたSoigneur(元スエーデンチャンピオンにまでなった女性)も「結局女性プロで生計を立てることは困難」と言ってた。
この彼女(Bridget)もやはりそうとのこと。だから、彼(Paul)の話では、彼女は女性版ツールドフランスにも出れるんだけど、むしろスイスのクライテリウムに出る方を選んだ。主催者から予算があるから、ぜひ出てくれと言われて、そちらへ行った。栄誉のために女性版ツールドフランスに出ても、結局飯が食えなければ、プロじゃないしね、ということを言ってた。それに、フランスは高速道路が有料で、移動だけでも経費がかさむ。一方、スイスは年間使えるヴィネット買うだけだし、報酬も高いし、とか。切実だなー。
彼等の商売の広告のために、セミプロクラスの女性(特定のレースジャージを着なくても良い選手、当然プロはスポンサーのロゴ入りジャージを着ないと契約違反になるし)で「写真映りの良い綺麗な女性」を選んで、多少の報酬を払って、彼等の会社のロゴ入りジャージを着てレースにでてもらう、そうだ。
んー、女性スポーツ世界の裏側の実情だなー、と納得。
その他、スチューイー(スチュワード・オグレイディー)とは親しいから、「次に彼にあったら、よろしく伝えてね」と言われた。よし、次にStueyにあったら、アタックするぞ。
さて、レースが通過。総合上位を狙うザブリスキーは真剣。そして、彼を最終的に引く役割のグストフも真剣。僕の声援にも反応しない。するわけが無い。それは当然。
でも、その他の選手は僕の声援に反応した。「ある事件(警察ざたじゃないよ、単にあるびっくりするよな出来事)」のおかげで、彼等は僕を見ると吹き出したくなる。でも他の一般の観客が居る前で、笑いながら通過できないので、笑いを噛み殺しながら、通過して行きました。
そして、ザブリスキーの後ろに付いてるアラン・ギャラパンDSやらメカニックも車の中から僕に手を振ってくれる。レースの最後の方に来るもう一台のチームカーのダン・フロストDSは窓を開けて、僕にビドンを投げてくれる。ありがたい、喉が渇いてるし。
そんな感じでこの日のステージは終了。モローとエバンスが先頭(ステージを取ったのは総合争いしてる選手じゃないし)集団で通過したので、総合がカシェシュキンから動いたのはその時点で分かった。
「ペイントをまた買い足す必要があるけど」という話をすると、Paul & Bridgetは「明日は日曜日だから、絶対無理。大手スーパーCarrefour、Geant等は今日なら夜10時まで開いてるから、何とかなるぞ」というアドバイスをくれた。そこで、Annecyまで高速道路で飛ばして、そこでスーパーに駆け込む作戦とした。
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- 2007/06/22(金) 08:37:14|
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峠の頂上でデジタル放送電波を試したが、DVBは受信できなかった。
疲れてた。道路ペイントを夜のうちに行うか、翌朝にするか迷う。日中の交通量が多い時間に行うのは危険。
欧州だと(確か、イタリア、オーストリアとか)、高速道路内で何らかの問題が起こり、車外に出る場合は蛍光ベスト着用義務という規則がある国がある。だから、僕も蛍光ベストは2着携帯してる。伊達に欧州自転車レースの追っかけをやってるんじゃない。それなりの準備を周到にしてる。そのベストを着て道路ペイントをする。le Mont Ventouxでももちろん着用。
で、疲れてたので、ペイントは翌朝と決める。テントを出して、食事と就寝の準備。周りのキャンピングカーはフランスナンバー。犬を連れてる夫婦が多い。子供が大きくなって、二人暮しの夫婦が犬を連れてバカンスというスタイル。何匹かの犬とも仲良しになった。大型のリトリーバー系の犬が多い。この従順な賢い犬は確かに飼い易いだろう。あとは、ダックスフンド系、コーギー系、巻き毛のテリア系も多い。
フランス語(不自由だが)で多少の会話もした。外国人(日本人と名のった、ドイツナンバーの車だが、ドイツ嫌いのフランス人も居ることだし、会話をする際にはこちらから名のる)だから、下手なフランス語でも許容してくれる。
で、翌朝(ステージ6の日)には雨が降った。やられた。結構激しい雨が午前3時過ぎから降った(と思う)。朝7時過ぎには止んだと記憶してる。ペイントを開始しようと思ってたのが、朝6時半前後だったが、7時過ぎまで待った。
キャンピングカーの連中は就寝中。僕は朝仕事。前日購入したペイントを水で溶いて、ペイント開始。峠の頂点から、約2km近くに渡ってペイントした。3時間近く掛かった。もちろん蛍光ベスト着用で安全には注意。
道が濡れてる。ペイントを濃い目に調合しても、にじむ、流れるで苦労した。8時過ぎには乾き始めたので、9時以降のペイントは綺麗に出来たが、苦労した。
ペイント完了後はひたすらレースを待つ。その後は天気は晴天へ向った。道は完全に乾燥し、多少にじんだ部分も残ったが、概ね上手く仕上がった(写真に収めてるので、後に公開します)。
昼過ぎには暑くなった。テント、寝袋、その他を日干することができた。車は峠の頂上にある。まだ峠は車の規制は始まってない。車で買出しもできるのだが、せっかく確保した場所を取られても嫌なので、車は使えない。
前日はBourg d'Oisanにて買い物をしたが、水を買うのを忘れた。すでにドイツから持ってきた水(ミネラルウオーター)はペイントを薄めるのに使って午前中に使い切った。喉が渇く。峠の頂上にはバーと、レストランがあった。Valloireにはスーパーは無いかもしれないが、ガソリンスタンド等があり、付属の売店にて、水位は買えるだろと思い。自転車に乗りお使いすることにした。普段着のままサンダルで峠を下る。
自転車がサーベロソロイストのハデハデで、ホイールがZIPP404のカーボンという目立つ自転車に普段着で乗ってお使い。ペダルはもちろんSpeedplayの赤。このペダルは普通の靴でも十分に使えるのが利点。靴底が濡れてると達漕ぎして滑るけど。周りにはキメキメのジャージで峠を上ってくるファンも多いが、僕は買い物モード。
Valloireではゴール(及び翌日のスタート)の設置作業が進んでいた。街のお土産屋さんは閉まってた。ガソリンスタンドも閉まってた。街中心の観光案内事務所で(40代の女性)「店もスタンドも閉まってるので、ミネラルウオーターが買えない。どこか買える場所はありませんか」と英語で聞いてみる。返事は英語で「この事務所の裏のバーなら、買えるかもよ」
そのバーにはロード乗り(オランダ人らしい)が8人で食事中だった。僕の派手な自転車と似合わないカジュアル(しかもサンダルだしね)な僕は彼等の視線を感じた。バーでは女性バーテンダー(30代後半?)、店長(50代男性)とも英語で対応してくれた。まあ観光地のバーだから、そうじゃないと商売にならないでしょうしね。
「でも、ミネラルウオーターはガラス瓶のしかないから、持ち帰りにはちょっと...」と女性バーテンダーが言うと、側に居た店長が「そのコーラのペットボトル洗って、バーのタップから水詰めてやれや(フランス語でそういう内容らしきこと)」と言ってくれた。
冷えた水をもらう。お金を払うよ、と言うと。無料で良い、と言われた。でもきちんとお礼をするのが律儀な日本人(なのか?)なので、「じゃ、ビール一杯飲んでゆくよ」とバーテンダーお薦めのビールを頂く。2ユーロ40セント。さっきのオランダ人団体の隣のテーブル(屋外)にてビールを飲む。良いねえ、こんな綺麗なフランスアルプスの観光地のバーでビール飲むなんて贅沢な時間だな。バーにはタップ(瓶じゃなく、レバーで注ぐ装置)で2種類のビールを用意してた。一方が普通のビール(名前ま覚えてない)で、もう一方は(自転車レースファンならもちろんおなじみのブランドの)Amstel Freeと書いてあったと思う。つまり、アルコール無しのビール。へー、Amstelビールって、こんなところにも進出してるのか、と思った。
団体の連中が食事風景をデジタルカメラで撮りはじめた。すかさず(ロード乗りの仲間だし)、僕が撮ってあげるよ、と申し出る。
その後はサンダル履きで峠を上る。街からはそれほど高低差もない。気持ちよくのんびりと上る。途中でジョギングで下ってくる女性とすれ違う。すれ違い際に、彼女がTeam CSCのSoigneurのSabine嬢だと気づく、向こうも同じ瞬間に僕だと気づく。お互いに「Hey!!」と挨拶。そうか、彼女も仕事の合間に体力作りしてるのか。
午後2時頃には応援体制に入った。つまり、上下Team CSCのジャージに着替えて、自転車にて峠をちょっと下る。ペイントのチェックと撮影をするためだ。この時にVolodymir GustovのGustovをGutovと描いてたことに気づいた。慌ててSを描いた。でもペイントは使い切ってたので、ローラーやら、缶の底に残ってたペイントを無理やり溶いて描いたので、上手くは修復できなかった。ゴメンね、Gustov。
そして、僕のペイントが始まる地点(頂上から約2km地点下)まで行くとそこにあのカザフスタン男(と同伴の彼女)を発見。すでにle Mont Ventouxの頂上で、顔なじみ。ここで初めて話をした。
VINOと描いてくれとリクエストされる。でもペイントが無い。一応描いたが、読めるような文字にならない。「じゃ、翌日のゴール前の最後の峠に行くから、そこで描いてくれよ」ということになった。
そんな感じで、時間を過ごす。そして、キャラバン隊等の通過。その頃には峠は封鎖されて、ファンも沿道に多く集まってる。
キャラバンの通過後、峠をちょっと下った部分に描いたBJARNEの部分を通過するTeam CSCライダーの写真を撮ろうと自転車にて移動した。
結局、テレグラフ峠の頂上付近にペイントしたのは僕のみ。後に峠を車で下って、翌日の観戦場所に移動したわけだが、その際、峠の下の方で、トム・ボーネンファンが描いたペイントは確認できた。ボーネンは最終グルペットで上ってくるわけだし、峠の頂上に名前を描くのはやはり、不適当なのか?まだ苦しくならない下の平らな部分に名前を描くのがファンの思いやりなのかと考えさせられたのでした。このボーネンファンの愛情は深いんだな。
ここで問題発生。
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- 2007/06/21(木) 23:40:58|
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ガリビエ峠はブールドワザン(Bourg d'Oisan)から遠くない。Garmin StreetPilotは優れたGPSナビだが、時々おかしな行動を取る。
「交差点が最近にロータリーに改修されている」等の地図の不備は大目に見ます。舗装が真新しいロータリーはここ一年以内での改修だろうから、そんなところまで完璧に地図に載ってるとは期待しない。
一方で、Garminの原点がアウトドア用携帯GPSであることの証???らしい不具合もある。車用のGPSナビゲーションシステムだが、「車・バイク、バス・大型トラック、等に適した道選択」、「舗装道路だけに限定」、「渋滞を避ける」、「(既に書いた)距離優先、時間優先」等々の設定が可能。ベルギー国内の畑やら牧草地の中を抜ける細い道を知ってることは以前に経験済み。ルクセンブルクでも畑の間をぬって無事に目的地に着いたこともあり、道情報の細かさは優秀。
で、Bourg d'Oisanからガリビエ峠へ至るルートで挙動不審を起こした。N91という国道(高速道路ではないが、太い道)で問題なく通じてるのだが、数回にわたり、細い道にそれるように指示を出した。最初は無視したが、好奇心で一回はそれてみた。
(すでに、ステージ2で未舗装の畑の間の道を指示されて、岩と車体のしたがガチンと擦った経験もあるので、懲りてはいたのだが)
すると、村(というより、民家が3軒ある程度の規模)の中へ入ってゆき、砂利道になる。道幅は3m無い。もちろん引き返した。GPSの地図によると、つづら折のN91の部分をカットする近い道ということらしい。道名もDの2桁だったが、どうみても、それは農耕用のトラクターが牛の飼料を運ぶ道。つまり冬の飼料として、刈り取った牧草を牛舎に運ぶ際に使うような道。ハイキング用に使える道だろう。実際その砂利道はタイヤのわだち部分に草が生えてない道だったので、トラクター程度が行き交ってるのは推測できる。でも、僕の車が走る道じゃない。
これはGarminの地図を使ってアルプスをマウンテンバイクで遊んだり、ハイキングするにはもってこいの情報なのだが、普通乗用車では通行困難。
とにかく、N91でガリビエ峠の下まで行き、そこから、道をそれる。この三叉路には、30人程度のバイク乗りが居た。これからガリビエ峠を上るらしい。景色は絶景でした。上に行くと傍らに残雪があるし、周りの山には氷河、万年雪があり、荒涼としてて、美しい。幸い天気も良く、青い空に白い雪が映える。
のんびりと峠を上る(車でね)。何回が道脇に車を停めて写真を撮った。すると、あちこちに自転車レースでおなじみの道路ペイントがあった。悪魔おじさんの槍、T-Mobileやらウルリッヒやら、水玉ジャージやら、もう2年前以上のものと思われるペイント。
で、ガリビエ峠の頂上付近。ここで、道は三叉路になる。標識では"Refuge.... Galibier"と書いてあって、道がそれてる。これは峠からさらに、わき道へ標高の高い展望台みたいな部分へそれる道という意味だろう。疲れてるし、テレグラフ峠に早くついて休憩したいので、よらなかった(これは失敗)。
ガリビエ峠の名物の自転車乗りの彫像はこのわき道にあったと思われる。普通に峠を通過したが、見つけられなかった。まあ、いいや、次回がある。
車で峠を通過しても面白くない。自転車でヒーヒーいいながら登ってこそ峠を経験したと言えるのだ。
ガリビエ峠を下り、Valloireの村へ到着。ここが次の日のゴールで、その次の最終日のスタート地点。街(村とも言えるが)は単に通過。すでに道路脇には仕切り等も設置してあった。そして、テレグラフ峠に到着。午後7時頃だったと記憶。すでにキャンピングカーが頂上のいい場所に構えてる。僕も少しだけ残ってた好条件の場所に車を停めた。
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- 2007/06/21(木) 23:10:50|
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ねこが好き。日本に残してきたねこが恋しい。で、今回もフランスでねこを見つけて写真に残すことを課題にしてた。
Nyonsのスタートを観て、テレグラフ峠へ向ったが、街をでてしばらくして、ガソリンスタンドへ立ち寄った。ここでねこに遭遇。スタンドの経営者(こじんまりした家族経営のスタンド)の飼い猫。グレーのねこ。(写真は後に)
最初は警戒してたが、支払いを済ませて、店の中で、飼い主の前でねこをなつかせようと試みた。飼い主が側に居るので、ねこも警戒心が薄れる。信用する飼い主と同じ空間に居る僕をそれほどは警戒しなくなるのだ。
で、ねことじゃれた。向こうは僕の腕に巻きついて、「甘噛み」をした。ねこを飼ってると分かるが、ねこはこの「甘噛み」という行為をする。もっときつく噛むこともできるのだが、それほど力を入れないで相手を噛む。相手がどれくらい許容するのかを試す行為だと理解してる。だから、ねこが納得行くまで好きに噛ませるのが良い。最終的に「自分に危害を与える人間ではない」と納得するんだろう。まあ、時間が無かったので、2分程度噛ませておいた。この頃には、警戒心はほとんど無くなった。
先を急ぐ旅なので、ねことはお別れ。結局ねこの写真はこれだけとなった。キャンピングカーで犬を連れて旅行してる家族、老夫婦は多い。実際、多くの犬とは親しくなった。でも、課題は「ねこ」。
- 2007/06/21(木) 10:01:38|
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キャンプ場へ着いたのは午後7時10分頃だったと記憶。受け付けへ行くと、女性が出て来た。英語が通じた。「もう受け付け時間は終了したから、IDを預けてくれれば、清算は翌日にして、場所を見つけて適当にキャンプして」ということだった。受け付けに書かれてる受付時間が午後7時までだったので、滑り込みセーフだった。ドイツの免許証を預ける。
さて、場内に入って、グルグルと場所を探す。そこではキャンピングカーだらけで、テントを張ってるのは、極々少数だった。僕が停めた一角はNL(つまりオランダナンバー)が10数台。オランダ人だらけ。残りがB(つまりベルギーナンバー)が数台。
夕食を簡単に済ませ、その後ステージ1で拾ったビドンの洗浄を思い立つ。中身は捨ててあるが、泥がついたままゴミ用の袋に入れたままだった。これらを洗浄した。この時点では天気は晴れだった。翌日のステージのタイムスケジュールを確認して、起床時間を決める。ナビによると、スタート地までほんの6km程度。翌日の起床時間を8時にする。受け付けの事務所が開く時間を確認しなかったが、9時頃だろうと推測。疲れえてたので、就寝。
翌朝は雨が降った。雷と共に、激しい雨が降った。午前4時過ぎから降雨。朝にシャワーを浴びる。キャンプ場のシャワーは温い。温度調節はできなのが普通。午前9時前には多少小降りになる。テントを収納したが、濡れたまま。午前9時過ぎには事務所が開く。清算を済ませる。この民間経営のキャンプ場は売店が付属。パン、雑誌類、日用品(洗剤、石鹸等)、食料品を売ってる。民間経営のキャンプ場では良くある光景。ここで、ドーフィネリベレ(新聞)を買う。
スタート地には9時過ぎには到着。すでに街(小さな街)の中央へつながる道は交通規制。警官(地元警察ではないく、例のGendarmarie)に「近くに車停められる?」ときいてみる。結局向こうはフランス語で返答したが、こちらの英語での質問は理解してる。僕も彼のフランス語を理解できるので、コミュニケーションは成立する。とても親切に対応してくれる。
直ぐ近くに駐車場所はあった。ここから徒歩でスタート地点の視察。雨はシトシトから、パラパラのまま。ここでは内装用の水性ペイントを売ってる店を探すことも目的。結局ペイントは見つからない。本当に小さな街。
一旦車に戻り、チーム車両が来る時間(レース開始1時間前)まで休息。そして、Team CSCの旗をもってチーム車両へ向う。雨の中、チーム車両が集結。スタッフ達に挨拶を済ませて、出走サイン台へ行く。ここで写真を撮った。あまり良い写真は撮れてないが。
VIP村の入り口で地元の商工会(だと思うが)がワインの販売をしてた。英語が通じる販売員(女性30代)に「どれが辛口の赤ワイン?」と聞くと、「向こうで試飲できるから、試してみて」。こちらの試飲テントのおばさん(50代)は英語は通じない(雰囲気)だから、非常に簡単なフランス語を使っての会話。ドイツの同僚から頼まれてる赤ワインを買い足す。この辺も「フランスでは英語は通じるか」関連なので、興味のある人だけ、読んでください。
スタートから数百メートルの場所でスタート直後の選手を見送る。そして、テレグラフ峠へ向う。事前の計画段階で、ルートの検討はしてある。Garmin MapSourceにて、時間優先にすると、多少遠回りになるが、高速道路を利用して現地へ向うことになる。一方、最短距離優先にすると、高速道路はほとんど使用せず、ガリビエ峠を経由してのルートとなる。当然後者を利用することに決めていた。
ガリビエ峠に至る前にあのBourg d'Oisanの街を通過する。言わずと知れたL'Alpe d'Huezのふもとの街だ。2006年のツールドフランスではフランク・シュレックが勝利した場所だ。L'Alpe d'Huezに立ち寄る暇はない。でもふもとの街はそこそこの規模。ペイントの買い足しが可能かもしれない。後は地図を見ても、街らしい街はない。
Bourg d'Oisanでは、スーパーでちょっと買い物。そのスーパーではペイントは売ってなかった。街中を探すと、DIY系の店を発見。販売員の若者(20代)に「英語大丈夫?」と聞くと、大丈夫だった。水性の壁紙用の白ペイントがあるかと聞く。そこで買ったのは3リットル缶。値段は24ユーロと45セント。高い。一瞬迷ったが、ここで買わないと、この後見つかる保証はない。で、買う。
街中、道路でも自転車乗りが溢れてる。メッカですからね。自転車レースファンなら訪れたい場所ですよ。欧州に住んでる僕にとっては比較的容易に行ける場所ですけどね。
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- 2007/06/21(木) 09:45:05|
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僕の隣に車を止めたフランス人のおじさん。彼も英語を話した。下手じゃない。かなり上手。「フランス人は英語を話さない、本当は話せても、話せないフリをする」のような人にはあまり遭遇しない。遭遇しないわけではない。後に遭遇するのですけどね。
もちろん、こんな平日に寒い峠の上に朝早くから場所取りして、長時間粘る自転車レースファン同士だから、連帯感がある。なんとかコミュニケーションを取ろうという意志があれば、下手だろうが、なんだろうが、何か話すんですよね。そういう状況ではフランス人も英語を話すことを厭わない。
頂上付近でも、日中には気温は最高13度程度まで上がった。風は一定の方向から常に吹いてる。だから体感温度は低い。直射日光に当たってる間は体感温度も多少上がる。でも雲がでて太陽が隠れると一瞬の内に寒いと感じる。その後キャンプ場へ移動するために、ふもとのBédoinを通過したが、ふもとでは気温26度だった。
ドイツから持ってきたペイントは使い切った。補充をしなくてはならない。大型スーパーへ行きたいが、Nyonsも小さな街で、望み薄。Nyonsからテレグラフ峠への移動中も大きな街を通過しないことは事前に知ってた。ちょっと不安だったが、まあどうにかなるさ、なんて思いながら、移動。
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- 2007/06/21(木) 08:21:33|
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ペイントは2時間以上掛かった。CSCと多く描くことが大事、なぜなら、短いので一瞬でもテレビに映れば容易に認識できるからだ。その点、Team CSCはメインスポンサー名とUCIでのチームの省略ロゴが一致してるので、認識が楽。CSCはそのままスポンサー名(Computer Sciences Corporationという正式名称よりCSCの方が知名度が高い)であり、Team CSCのUCIコードでもある。
(もちろん、自分のペイントの出来上がりも写真に収めてます。後にここに挿入します)
Française des jeuxがFDJでも認識が楽なのと似てる。T-MobileはTMOと省略できるが、すぐにそれがT-Mobileだと認識できるのは自転車ファンの一部だし、一般的でもない。Discovery ChannelをDSCと描いても良いが、一般人は「?」となる。
選手名をファーストネームとファミリーネームで分けて描く。そして、御大のBjarne Riisと描くことも忘れない。自分の車を駐車した場所から100m程度にわたってペイントした。
道路脇のVWゴルフから窓を下げて、「VINOと描いて!」とリクエストしてきたフランス人女性の2人組がいた。断ることは出来ないので、「ダコー(つまり、OKという意味のフランス語)」とVINOと彼女達の車の側に描いてあげた。「とてもご親切にどうも」と感謝される。後の彼女達と話をしたが(一人は英語も上手だった)、英語が上手な彼女はヴィノクロフファン。アスタナのファンとかじゃなくて、一点集中のヴィノファン。もう一人はもっと広い意味で良い男系の選手のファン。Team CSCの参加選手と一緒に撮った写真を見せびらかすと、「ザブリスキー」に異様に反応してた。ツボらしい。「写真を後で送って頂戴」とメールアドレスを欲しいと言われたので、あげたが、果たしてメールは来るのか?(これを書いてる時点6月21日現在ではまだメールは来てない)
さて、ここで「カザフスタン男」(勝手にあだなをつけてるが)の登場となる。彼はおそらくカザフスタン人でフランス在住。フランス語と英語も話す。見た目は所謂青い目の白人で、ヴィノクロフと同じロシア系のカザフスタン人と推測する。嫁さんか彼女かしらないが、女性同伴。熱烈なヴィノクロフ、カシェシュキンファン。彼等はアスタナのジャージを上下着て、カザフスタンの国旗を掲げ、拡声器(中学、高校の体育教諭が持ってるあれ、とでも表現したらイメージ伝わります?)をもって「Allez, allez, Vino, Vino」連呼し、カセットCDレコーダーからカザフスタンの国歌を流してるというファンでした。彼等とは後日テレグラフ峠でも遭遇しました。あの拡声器を見たのは十数年ぶりだと思う。もっとか?テレグラフ峠では写真も撮ったので、後で姿をさらします。
実はここで例の腐れ縁のフランス人おじさん(ステージ1の補給地点で最初に遭遇)とも遭遇。僕の車から数台下の場所にキャンピングカーを停めてた。ここでも「ビドンやらを交換してくれ」とリクエスト。彼のコレクションを撮った写真を見せてもらったが、彼は補給地点の筋金入りハイエナですね。でも、彼はロードバイクに乗って峠を上るということもしてたので、悪い意味で「ハイエナ」と呼んでるわけではありません。本当にロードレースが好きなんです。彼はCol de la Forclazもちゃんと上ってた。僕は脚が無くて、ちょっとしか上ってないのに。
le Mont Ventouxの頂上ではDVBが観れた。デジタル放送の電波が届いて、レースの生中継を観ることができた。多分午後4時頃から放送が始まってたのだと思う。周りの観客にも映像を見せながら、応援。
生観戦のマナーですが、レースが実際に視界に入る所まで来たら、テレビは消す。これがマナーです。テレビ中継を観つづけてはいけない。でも、Col de la Forclazでは、キャンピングカーの中でテレビ中継に夢中になってる奴が居た。自分の応援する選手が通り過ぎてから、血相を変えて、キャンピングカーから飛び出てくるのを目撃した。その慌てぶりが可笑しかった。
レースはモローの勝利。先頭に出た後に、さらにアタックし、単独でゴールへ向って来た。峠を単独で登るというのは観てて最もしびれる。その本人にとっても最高の精神高揚を覚えるに違いない、と思ってる。
Team CSCのザブリスキーが今年は減量して、上りを重視してることはTeam CSCのホームページ等を通して知ってた。実際ジロでも上りをこなしてた。山岳タイムトライアルでも抜群の成績を残した。このle Mont Ventouxでもトップからわずか遅れただけで走りきった。ツールドフランスに出るためにこれだけの努力をしてるわけだから、ぜひ彼にはツールに出て欲しい。心から願う。
さて、この翌日は簡単な観戦を計画してた。スタート地で観戦し、そのままテレグラフ峠へ直行。よって、Nyonsの街の近くのキャンプ場へ向う。
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- 2007/06/21(木) 07:58:23|
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はじめての道路ペイント。一応想像で、必要なものを揃えて行った。あくまでも想像。で、実際にどうだったのか?
結論から言うと、幅10cmから15cm程度のローラーが一番使い易い。ペイントを多めに含む肉厚のスポンジ系のローラーが良い。濃いペイントに適した毛系のローラーは向かないはず。フリーハンドで描くのが速い。筆は役に立たない。ペイントは白が目立つ。赤も用意したので、使ったが、晴天じゃないと目立たない。晴れてて、道路が乾燥してれば、ペイントを薄くしても、満足する結果が得られる。ペイントは大量に消費するので、大きな缶に2リッター程度を用意して持ち歩く程度が好ましい。それ以上だと重くて疲れるし、それ以下だとペイントの補給のために歩いて戻る手間が多すぎる。
さらに、後日のテレグラフ峠での経験からすると、雨天時、湿った道路では濃い目にペイントを調合しないと結果が得られない。しかも、水性ペイントなので、ぼやけるし、流れてしまう。道路の乾燥を待つのが正しい判断。
今回使用した室内装飾壁紙用のペイントの特性だが、水性ペイントだが、一旦乾くと水がかかっても大丈夫。一旦描かれたペイントがどれ位持つかは不明。今年のツールで同じ峠(テレグラフ)を観れるはずなので、興味深々。
ガリビエ峠にJan Ullrichどうのこうのというペイントの名残がはっきりあったし、Col de la Forclazのちょっと下には、ヴィランクと水玉ジャージの絵が薄く残ってた。これらのペイントの素性(水性なのか、油性なのか)が分からないが、これだけ長期間残るとすれば、道路管理者から見れば、明らかに迷惑な行為だ。でも、「ペイントが無い峠なんて、....の無いコーヒー...(年齢がばれるな)」
ペイントの消費が早く、ドイツから持って行ったペイントでは全く足りなかった。峠ごとに買い足しした。ぜんぜん、事前の想像とは違った。でも今回の経験で判明したことが次回に生かせるのだ。何事も経験が物を言う。
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- 2007/06/20(水) 10:23:47|
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夜中の高速道路を走行。途中に一回仮眠する。パーキングエリアで約2時間。途中から高速道を降りる。すべて、GPSナビゲーションの指示通り。この下道はD(高速道路じゃない下道)の2桁、3桁だった。真っ暗で周りは見えないが、畑とか、森林とか、牧草地とか、荒地とかの中を延々と走った。中央線があったのはほんの少し。車が対向通過できない道幅なんて普通。幸い、こんな時間には他の車は走ってないから、問題もないのだけど。
大丈夫???と何度も首をかしげながら、延々と走った。高速道路を降りたのが、確か午前3時頃はず。その後le Mont VentouxのふもとのBédoinに着いたのが午前4時半過ぎ?(5時近かった?)と記憶してるので、2時間以上信じられない道を走行してた。でも、ちゃんとBédoinには着いた。あとは、上るだけ。GPSの指示で、レースが上るルートの反対側のルートを上った。そして、目的地の頂上に着いたのが午前6時前。
既に明るい。頂上付近からコースを見ると、約3km程度見渡せるが、全部で10台から15台のキャンピングカーと5台前後の普通乗用車が既に転地に居たと記憶してる。
車を停めて頂上のレーダー(?気象観測所?)の建物へ行く。突風。台風の風。気温は9度だが、体感温度は0度に近い。風が強いので「スキージャンプ」のあの斜め立ち姿勢がとれる。有名なことだが、周りにある山が低いため、この山の頂上付近は常に突風。だから、草木が生えない。写真の通り禿山。森林限界が気温のためではなく、突風のために異様に低い位置になる。
寒いし、眠いので車で仮眠。車を停めたのが、ゴール前約200mと思う。最後のコーナーの下。車が突風のために振動する。いやーすごい場所です。一度行ってみて、感動してみてください。
10時頃起きて、車の側に椅子と調理セットをだして、コーヒーを沸かす。格別な味わい。でも気圧が低いせいで、水の沸騰に元気が無い。しかも、空気が薄いせい?なのか燃料のアルコールの消費も早い。熱量が下界よりも少ない様子だ。
11時頃に思い切って自転車のジャージ着替える。そして、自転車で下ってみた。この頃には付近には車が隙間無く集まってきた。Bédoinまで下る元気はなかった。約6km?下った峠のカフェ・ホテル(シャレー何とか、後に写真を拡大して名前を確認します)まで下って、そこから頂上まで上った。脚に力がないが、楽しんだ。途中の光景もカメラに納めたので、後に写真を挿入しますね。
12時過ぎには車へ戻って、いよいよペイントに取り掛かる。
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- 2007/06/20(水) 09:39:35|
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この後は「ある事件」のために、予定を変更。近くでもっとも大きい街のLyonへ向う。夕刻のラッシュアワーにぶつかり、渋滞の中やっと街中へ到着。ナビゲーションの情報から日本食レストランを選び、探す。最初のレストランは閉店か移転か知らないが、そこにはなかった。2店目のMatsuriというすし屋さんは無事に発見。日本人女性2名が働いていた。彼女達に「ある事件」の事情を話して必要な情報をもらう。他の従業員は中国系(だと思う)。彼等から親切に道を教えてもらった。感謝。
しかし、感謝する一方、彼の描いてくれた地図は使い物にならなかった。ストリート名と僕の勘でなんとか目的地へは着いたのだが。彼の地図が全然だめとは言わないが、彼の空間認識力が今一。相対位置と絶対位置という2つの概念を使って(適宜これらを混ぜて)、道順を他人に教えることに関して、彼は才能がない。でも、親切に何度も紙に地図を書いてくれて、道の名前も書いてくれたから、本当に感謝してる。店長(らしき人)も「あの道だよ」と何度も丁寧に指差してくれたので、本当に良い人達だった。
つまり、「この角を右に行って、最初の信号を右で、しばらく行くと看板が見えるはずだから...(つまり、相対位置での説明)」という地図を描いてくれたのだが、リヨンの街の中心を流れるばか大きい河を渡る大きい橋のたもとにある場所が目的地だったわけだから、河をどーんと書いて、橋を描いて、「当店が面してるこの道の先にある橋の隣の橋のたもとだ(絶対位置での説明)」と言ってくれてたら、どんなに簡単に、迅速にそこに到着してたかを考えると、やはり、ちょっとだけぼやきたい。彼の地図には河も橋もないのだ。結局目的地に着いた時には店舗は閉店時間。翌朝9時に開店なので、リヨンの近くに宿泊して翌朝に買い物することとした。
そして、宿泊はリヨン郊外のキャンプ場。ここで、ドイツのエッセンから来てたカップルとお話をした。不自由で下手なドイツ語だが、しばらくお話。自転車を持ってのキャンプ旅行。アルプスを抜けてきて、アルプスも自転車で走ったということだった。僕が持ってる設置が楽なテントに関心があったらしく、どこで買えるかとかのアドバイスをしてあげた。翌朝はこの2人に挨拶して出発。
その後「ある事件」のその後となるわけですが、まだ保留。この事件のおかげて、ステージ3のタイムトライアルは一切見てません。近くへも行ってない。でも、それ以上の経験はしたんだけど。
この日はレースを一切見てない。そして、午後11時頃にLe Mont Ventouxへ向けて出発。
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- 2007/06/20(水) 09:06:24|
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翌日は晴れ。スタートの街へ行く。確か午前9時頃には到着した。既にスタート場所にはVIP村やら、サイン台やらの設置が始まってた。(写真も撮ったので、後に挿入しますが)この街の付近は丘陵地。あっちを見ても、こっちを観ても上り下り。平坦な場所が無い。
コースはスタートしていきなり墓地側の急激な坂を登る。選手は後ろのギヤを思いっきり軽い方へ変速した状態のままでスタートを切る必要があるはず。面白いスタート設定だ。そして、街(といっても村だけど)中心の石畳とかの狭い場所をくるりと回って、最初のスタートの近くの別の坂を下って行く。この間はニュートラルのスタートで、所謂パレード行進。
この坂の下に車を停めた。自転車を出して、スタート場所の視察をする。レース開始まで時間があるので、暇つぶしを兼ねて上記の街中をぐるりと周った。こじんまりとした田舎の街でした。
近くの店(雑誌、新聞、くじ等を販売)で、フランス語版のツールのオフィシャルプログラムの雑誌を購入した。多分当日か、前日に販売開始されたと思われる。前日のグルノーブルの書店にはまだ無かった。
あとはチームバスの到着を待つばかり、チーム車両が会場に入る入り口で待ち構える。Team CSCは早く到着。この後に起こる「ある事件」を書こうか、どうかまだ決心してません。だから、ちょっと保留。
出走サイン台の下で選手達の写真を撮った。選手達は概ね観客の要望に応えてくれる。「写真撮らせて」と言うと、サングラスを上げて、にこっとしてくれる。当然フランス人に人気が集中するが、国籍に関わらず、有名選手には人が群がる。
その後は同じ。スタート自体は観ずに、車を停めた坂下の場所に立って、Team CSCの旗を振って応援。そして、補給地点へ移動。
補給地点へ到着。選手のスタート前には補給のチームカーは出発する。だから、僕が到着する頃にはチームカーはすでに駐車して待ってる。僕の車を停める場所を確保しなくてはならない。警官が立ってる三叉路に停めることにした。そこに居た警官(男女の2人)に「そこに停めて良い?」と英語で聞いてみる。女性の方は多少英語で返答したが、男性の方はフランス語で返答。でも十分に分かるフランス語だったので、問題なし。男性の警官(正確にはGendarmerieという組織の警官で、これは日本で言うと機動隊?に相当するのかな?) 「Ravitaillementを観るんだな、じゃ、ここに停めておけば良いよ」とフランス語で丁寧に対応してくれる。
上記の記述は「フランスで英語が通じるか?」という命題に対する答えなので、余分な詳細だが書きます。そういう意味と理解してください。
Gendarmerieは地元の各警察組織ではなく、国全体が管轄の組織。フランスの自転車レースではお馴染みの組織。地元警察の管轄をまたいでレースは行われるし、国全体が管轄だから、全国に支部がある。ある地域でレースが行われる場合は、他の支部から増員して応援を頼めるから、この組織がレース中の警備を担当する(と理解してる)。もし本当に詳しいことを知ってる人にいたら、ご教授願いたい。
車を停め、自転車を出して、Team CSCとFrançaise des jeuxのチームカーを探しに行く。Française des jeuxのビドンなりを拾うことは課題(結城さんのために)だったので、この日は重要。この日以降は補給地点に行くことはないからだ。坂を登ってゆくと、なんと幸運なことでしょう。Team CSCとFrançaise des jeuxは間隔4m空けただけで、一緒に構えてた。
Team CSCのSoigeur達(男性2人)と談笑。お菓子もらって、ビドンもらって、「超下品」な話題で時間を過ごす。「今日はFrançaise des jeuxのものを日本にいるある女性のために拾うのが目的だ」と言うと、「ソフィー、こいつに何か適当にあげてよ。日本の知り合いに送るそうだ」と声を掛けてくれた。このフランス語がペラペラ(彼は英語も流暢に話すが、一応フランス語が第1言語)なTeam CSCのsoigneurはとてもいい奴です。
とサコッシュにビドンをもらう。「店で買ったんじゃないという証拠写真が必要だろう」と彼女とのツーショットをチーム車両を背景に撮ってもらう。
レース到着時間前にはそこから約300mから400m先の場所に立つ。牛がのんびり草を食む山の中。
さて、収獲は?計画通り、Française des jeuxの生ビドンを2本ゲット。あとはLiquigasのサコッシュ(その中にジェル状のスポーツドリンク)。やったよ、僕偉いよ、狙ったとおりだよ。ただし、Française des jeuxの誰が落としたかまでは特定不明。これで肩の荷が下りた。
「ある事件」のために、この日はゴールへは行かなかった。最初の予定ではゴールを観るはずだったのだが...
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- 2007/06/20(水) 08:29:13|
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午後2時頃にはキャンプ場を目指して出発。途中のGivorsという街を高速道路で通過中にCarrefourの看板を目撃。ここで降りて買い物をすることした。Carrefourがある一角は多くの大型店舗が集まった商業地域。欲しかったのはサンダルと、涼しいバミューダなり、そんな衣類。それらしい店舗に入って、買い物。
現金が少なかったので、ECカード(日本ではデビットカードと呼んでるのか?このカードが広まった時期にはすでにドイツに居たので、日本の事情に疎いです)で買い物をする。要するに銀行のATMカードだが、一般の店舗での買い物に使えるカードのこと。ドイツ銀行(ドイチェバンク)のカードを持ってる。フランス国内でこのカードを使ったことはまだなかった。「使えるか?」と一応英語で聞いた。使えるらしい。店員もドイツ国内で発行されたカードでの買い物はあまり例がないのか、「どうかな?」という様子だったが、問題はなかった。
レシートをもらって、「これで完了?」とフランス語で聞いてみた。カタカナで書くと「セ・トゥー?」(文末を上げたイントネーションで)。英語で直訳すると"Is that all?"。すると店員もすかさず「セ・トゥー」(文末を下げて)と言ったので、見事に通じた。
この商業区画もある意味因縁の場所になるのだが、まだ僕はそれを知る由もなかったのである。
キャンプ地は次の日のスタート(Saint-Paul-en-Jarez)に近いキャンプ場。事前に2ヶ所をGPSナビに登録しておいた。一方のキャンプ場に着いたのは午後4時過ぎ。受け付けへ行くと張り紙が。詳細は忘れたが、要点は「受け付けは朝7時から9時、午後5時半から7時半(正確ではない、記憶があやふや)」ということ。このキャンプ場はMunicipalという分類。公営(というか、村なりが土地を提供し、管理人が片手間に受け付けを請け負ってる、とでも言えるのか)的な管理。だから、上記のようになるのです。
民営の場合は受け付け時間は基本的には連続です。上記の休憩時間には管理人さんは普通に別の場所で働いてると思われる。
緊急の場合の連絡先として、携帯電話の番号があった。迷ったが、もう1ヵ所のキャンプ場へ行くことにした。この時点でもシトシト雨。
別のキャンプ場へ着いたのは午後5時近かったと思う。そこにも張り紙が。ほぼ同じ内容。受け付け前でしばらく待つ。5時半前には若い男性が受け付け所に来た。英語が話せる人だったので、問題なく受け付けを済ませた。今回はキャンプ場のレシートを持って帰ったので、後に(時間があれば)整理してみようと思う、フランスのキャンプ事情を。
食事をして(ピラフが簡易にできる乾燥式のパック製品)、コーヒーを飲んで(水はSaunier Duval-Prodirのビドンから半分使った)一息。キャンピングカーの連中がパラボナアンテナを設置してるのを見て、僕も衛星放送を試してみようと思い立つ。アンテナの角度、向きを真似てみた。欧州では有名なアストラ衛星をキャッチ。地上波と同じような放送が観れたが、ユーロスポーツは見つからなかった。本来なら、じっくりと設定し、沢山ある局(24時間テレビショッピングしてる局もあるくらいだし)から、実用的な局だけを選別して登録する作業が必要なのだ。
面倒になって、断念。衛星放送の局選定はドイツに帰ってから腰を据えて取り組む必要がある。
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- 2007/06/20(水) 07:39:32|
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レース出発を観て、車へ戻る。そして、Garmin StreetPilotに登録しておいた補給地点へ向う。時間は十分にある。燃費を良くするために(基本は貧乏です)、スピードを出さずに現地へ向う。
補給地点の街に入ったのが12時少し前。その頃から、ポツリポツリと水滴が。そして、雷が多少鳴ったと思ったら、いきなり「バケツをひっくり返したような(常套句ですが、本当にそんな感じ)」豪雨。豪雨はすぐ去ったが、強い雨が降ったまま。補給地点にはチームカーがすでに待ってた。LiquigasとTeam CSCのチームカーから200m程度過ぎた場所に車を停める。中野さんやTeam CSCのスタッフに挨拶に行きたかったが、雨が強すぎて外に出れない。
実は前日のプロローグの際に既に靴がびしょびしょになった。この日には多少湿った程度にまで乾いたが、運転中は裸足のまま。ドイツを出る際にサンダルを持ってくるのを忘れたのだ。結局40分以上?車内に居たと思う。軽く食べたり、地図見たり、ガラスの内側を清掃したりして、時間をつぶす。ラジオで生中継してる様子はなかった。携帯できる液晶テレビ(デジタル放送用)があるので、試してみたが、この場所では中継がなかった。この頃にキャラバン隊が通過。沿道に立つ観客もほとんどなく、単に通過。その後ちょっとして、やっと小雨になったので、外にでた。素足のまま道を歩いて、中野さんに会いに行く。観客やら、警官が素足のまま道をビチャビチャ歩く僕をみて、微笑む。僕も、無言のまま、肩を上げて、「この雨じゃ、靴履いてられない」と仕草で答える。
中野さんと短時間話して、Team CSCのスタッフに合図。その後レース通過時間が迫り、立ち位置に行く。もちろん、Team CSCの旗を持って行く。そこは、Team CSC、Liquigasのチームカーから約500m、Rabobankからは400mの位置。そして、僕の所から、80m先にTeam Gerolsteiner、100m先にFrançaise des jeuxのチームカーという配置。緩やかなのぼりで、緩やかなカーブ。
この時点でも小雨だったが、ハイエナ達は沿道に間隔を置いて立って待つのである。
この日は収獲があった。詳細は後に書くが、ビドンを10本以上拾った。デイヴィッド・ミラーがそっと投げたはサコッシュ(ミュゼット)が僕の足元に落下。中には手付かずの水入りビドン。この水は半分飲んで、半分はこの日の夜のコーヒー用に沸かした。
補給地点の拾い物の落とし主を特定することは難しい。なぜなら、通常補給地点は平らなので、スピードダウンするとは言え、選手達はかたまって速いスピードで通過するからだ。今回は雨のせい(?)でバラけてので、上記の様にミラーを確認できた。上体を起こして、ポケットに食べ物を詰めてから、サコッシュを投げるので、大柄の彼を見間違うことはない。また、後姿だったが、レオナルド・ピエポリがビドンを捨てるのを確認。レースの通過後(チームカー等が多く通過するので、選手が捨てたものをすぐには拾えない。安全確認が大事)、周囲のビドン等をかき集める。ピエポリのビドンを特定したかったが、現場には2個Saunier Duval-Prodirのビドンがあった。どっち?
さて、ビドンやらを集めて草むらをキョロキョロしてると、フランス人のおじさん(補給地点の熟練ハイエナ)がダブってたら交換するぞ、と持ちかける。このおじさんとは腐れ縁になるのだが、ここで最初に会った。ここでCredit Agricoleをもらい、僕のアスタナをあげた。その他数本の交換をする。
補給地点でそれぞれのチームのチームカーが2台通過する。Team CSCのチームカーには、当然旗を振って合図する、クラクションを鳴らしてくれたり、手を振って答えてくれる。
今日の予定はここで終了。車に戻り、ビショビショのサコッシュやら、Team CSCの旗やらを収納し、一息。キャンプ地へ向う。
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- 2007/06/20(水) 06:54:23|
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キャンプ場にて、夕食を調理。Trangia製のクッカーでスパゲティーを煮て食べた。必要最小限の食事。あとはドイツで買って置いたオレンジ等の果物。そして、最後はコーヒー。日曜日なので、スーパー等は開いてない。しかも、時間がもったいないので、買う気もない。
まだ明るかった(午後8時前後)ので、衛星受信機をセットアップしようと試みた。でも木立が邪魔をしたし、方向がはっきりしなかったので、断念。シャワー浴びて寝ることにした。目覚まし(携帯電話)を朝の6時30分に設定する。
翌日はステージ1。グルノーブルのスタート(プロローグのスタートから約1kmはなれた広い駐車場)して、Roanneへ行く。計画では、スタートでTeam CSCの選手2人(今期はサインをまだもらってない)からサインをもらい、補給地点へ行く。そして、補給地点からキャンプ場へ向う。この補給地点はその翌日のスタート地に近いのだ。
ここで日付変更。下記は翌朝(月曜日)の記述。
結局目覚ましのアラームが鳴る前に起きて、出発の準備。キャンプ地はグルノーブルの郊外で標高が1000mありそうな(あとで調べますね)小高い山の上。緑の中で、鳥が朝からチュンチュン、ピーピーとウルサイくらいの場所。
多少の通勤ラッシュらしきものを通過して、昨日のスタート地点付近に一旦車を駐車。午前9時までは路上駐車無料。午後6時(記憶があやふや)以降も無料。ここについたのは8時半頃。土曜日(ドイツに居た数日前)の朝に右目のコンタタクトレンズが千切れた。その破片が残ったままだったのです。そのままでコンタクト(もちろんソフト)を入れてるので、不快だった。この時間を利用して、破片を撤去することに成功。自動車のサンバイザー裏の鏡は目に近い位置なので、コンタクトの装着には便利、ってまったく関係ないですね。
現地の写真等を挿入すると分かり安いんだろうけど、まだ整理がついてないので、ご容赦を。
朝から晴天。真っ青な空。でもここはアルプス。あっと言う間に雲が出てきて天気が変わることは前述の通り。車をこのスタートから遠くない道に路上駐車(1時間辺り1ユーロ程度の料金)。スタート地点は大きな駐車場だが、チーム車両のために確保されてて、一般人は使えない。
前日のTTでもLiquigasの中野さんとは挨拶して、お話をしたが、ここでも遭遇。前日の話では、結局ブエルタも行かないことになったそうだ。スペインは好きなのでちょっと残念とのことだが、チーム側は別のレースでの予定を立ててるそうだ。例えば、ポーランド。そう言えば、中野さんに初めて会ったのは2005年のポーランドだった。
上記の2名(Inigo Guesta, Marcus Ljungqvist)のサインをもらい、チームスタッフに挨拶してから、出走サイン台前にて写真を撮る。バックステット(Liquigas)は他のチームメイトとちょっと違うバイクセッティング。ペダルはSpeedplayだし。当日はSRMみたいなのをつけてた。それをしげしげと眺めまわすBobby Julich。Julich自身がメカおたく(良い意味でね)なので、他人のセッティングも気になるらしい。
これはロードレースを良く知る人なら知ってることだから、書くけど。一般人にはちょっと「下品」に聞こえることを書きます。男なら「立ちション」するよね?大型のチームバスで来てて、しかもトイレ完備のバスならバス内で用が足せる。でも、すべてのチームがそういう恵まれた環境ではない。メインのバスが他のレースへ行ってたりすると、小型バス、或はキャンピングカーで来てるチームもある。幸いTeam CSCのバスはトイレ完備。Team CSCのバスを待ちながらボーッしてると、Française des jeuxの113番の(名前は書かない)選手が木の下で用を足してた。これまでに、いろいろな選手のその光景を見てきたが、同姓として、特に凝視することはない。
さて、話はサイン台でのチーム紹介に戻る。ここでもヴィノクロフは人気。彼はモナコに住み、フランス後ペラペラなので、親しみがあるらしい。ツールの優勝候補だし、準フランス人扱いなので、どこでも超人気だった。
と、スタートを見送り、車に戻る。そして、補給地点へ向う。この時点では天候は晴れ。多少の雲が流れてたが、暑いくらいの陽気だった。
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- 2007/06/19(火) 23:57:41|
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ついに、昨日(月曜日)にノートブックを購入。ドーフィネリベレに出かける直前にオンライン注文してたもの。月曜日の早朝に帰還し、メールをチェックすると、「ピックアップできるぞ」とメールが来てた。早速最寄の支店にて購入。
さて、このMSI製のMegabookについて少し。MSIは昔からあるPCメーカーでよく知ってる。台湾の本家、各国のホームページを見ると、基本のノートを本家が製造し(Made in Chinaと表記があるので、本土で作らせてる様子)、各国の支社なりが、その国向けにカスタマイズして販売してるらしい。だから、僕のノートの仕様はドイツ版ホームページにしか見当たらない。
一番気に入らない点は、ドイツ語キーボード。ドイツ語タイプライター時代からの慣習だろうけど、ドイツ語特有の文字(母音の上に点々)とかダブルSを意味するけど、一文字扱いの文字(大きなBみたいな奴です、知ってますよね?)とかが余分に付いてて、大事なリターンキーとか、シフトキーが小さくなってる。
英語OSで使うし、ブラインドタッチで入力するので、実用上は問題ない。ドイツ語では、YとZが逆になってる。頻度が高いZをYの位置にしてるのだ。あとはインターネット時代に必須の/とかが、別の位置になってたり、:とかも、ずれてる。@もずれてる。タイプライター時代じゃなく、インターネット時代なんだから、キーボード仕様を変更すればよいのにね。誤解無いように書きますが、もちろん、英語OSでZを押すと、Yが入力されます。暇があれば、キーボードを剥いで、YとZを差し替えてやろう。上記のインターネット時代の重要文字もブラインドタッチで入力すれば、普通に使えるば、キーボードを見ながら打つと、どこにあるんだか分からない。
そういうわけで、ブラインドタッチで入力する僕にはそれほどは関係ないが、でも醜いので嫌い。日本のMSI関係で働いてる人で、英語キーボードを僕に送ってくれる人が居れば、自転車レース関係のグッズで対価をお支払いできますが、まさかそんな人居ませんよね?こういうパーツを後から購入すると、やたらと高い。
使用目的が、ツール等の長期自転車レース追っかけ中の、メールチェックと、Garmin MapSourceでのルート検討、デジタルカメラのSDカードからのデータ吸い上げ、そして、ブログの更新である。だから、WLANとカードリーダー付きのこの機種は非常に魅力的だった。しかも、安かった。スクリーンが15.4インチのワイドで大きいが、薄いし、比較的軽いし、まあ持ち運びも大丈夫。
プリインストールされてるSUSE Linuxだが、環境を構築するが大変だし、Garmin MapSourceが使えないので、残念だが、消去した。好きではないが、仕方なく例の大手OSの英語版を入れた。家では、WLANが簡単に使えた。あとはどこかのWLANカフェで実験してみよう。
ブログを更新、メールチェックするためのブラウザーソフトはFirefoxにする。Garmin MapSourceも後にインストールすることになる。画像を切ったり、縮小したりする常につかってるソフトも入れる。PDFを読むためのアクロバット等があれば最小限使える。
フランスの今回の旅行で気づいたことがある。いくつかの高速道路のサービスエリアに"Wifi"の看板を見かけた。どうやら、インターネットを使える様子。無料なのか、有料なのかは知らない。試す術がなかったし、時間もなかった。多分、サービスエリアのレストラン等でコーヒーのみながら、メールチェックしたるする人のために無料だろうと推測する。簡単なケースなり、バッグを買う必要もあるかな。
- 2007/06/19(火) 23:22:14|
- Things European
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サラミ(日本的に言うと、そうなるが、もっと種類が豊富なもの)、乾燥させた肉製品、チーズ(一見カビの固まりに見えるものやら、チーズっぽいものまで)、鮮魚、パン、ピラフ(等のすぐその場で食べるもの)、ワイン、野菜、果物と約800m?程度の高架下部分が市場。
僕が買い物をした時にはすでに撤退する時間だった。つまり、ここにチーム車両が来る時間が迫ってるので、あわただしい。同僚に、加工肉(冷蔵庫無くても保管可能で持ち帰れる)とワインを頼まれていたのだ。コース視察後に急遽ショッピングをする。車に戻って、カバンを担いで、自転車にて買い物。ワイン屋のおじさんは英語が上手だったので、問題無し。加工肉屋のおばさんは英語がだめ、でも側に居た通りかかりの客(カップル)が英語で助けてくれて、無事に買い物完了。車に買い物を置いて戻る頃には市場は撤退ほぼ完了。速い!
フランスでも英語で結構行けますよ。もちろん僕もフランス語を学ぶ気はあるのだが、まだ十分じゃない。このフランスで英語が通じる程度に関しては後にも触れます。
さて、そうしてる間に午後2時過ぎ、市場の撤退と同時にチーム車両が集まりだす。Team GerolsteinerとFrançaise des jeuxが速かった。彼等は市場が撤退するまで待つことになる。
その後は続々とチーム車両が集まり、あっと言う間に高架下、高架側の道はタイムトライアル用のセッティングになる。大型バスで、ヒサシをだす仕掛けがあるバス等は高架側もOKで、その他は高架下を利用して、日差しを避けてTTバイクを並べる。しかし、雲行きが怪しくなり、雨がぱらつく。このアルプス地方は「山の天気」なので、あっという間に気象条件が変わる。ファンも集まってきたが、高架下に避難。
Team CSCは高架側に構える。降りてきたスタッフと握手。
スタートの早い選手達が脚を暖め始める。雨はシトシトからポツポツと降る。LiquigasのスタッフでLBL以来の顔なじみ(中野さんと行動を共にしてたイタリア人)に挨拶して、握手。「ナカーノは?」と聞くと、「後から来る(とイタリア語で)」とのこと。この程度なら、理解可能。その後あちこちのチームを見て周る。雨は降り続く。Rabobankが配布する無料配布のサインカードも貰う。一見してTeam CSCファンと分かる格好で、Team CSCの旗を担いでる僕だから、カードを貰う際もどうどうと、これ貰うよ、とスタッフ達と目を合わせて了解のもとでもらう。無言のうちに「いやー知り合いが欲しがってるからさ...」とテレパシーを送る。
ここで、キャラバン隊が出発。コースへ出て、Tシャツ、ビドン、Credit Agricole(チームの帽子じゃない)と加工肉(薬指程度のサラミの試供品)を貰う。
そして、プロローグの開始。Team CSCの最初のクリス・アンカー・ソレンセンがスタートへ向ったタイミングで、最初から狙ってた撮影場所(Uターンの立ち上がり)へ向う。しかし、雨がポツポツからバラバラに降ってくる。その後約30分は土砂降りになった。プロローグの最初の4、5人は強い雨の中、その後の10人以上は土砂降りで、コース上は川みたいな状態。この土砂振りの中で走った選手は不利。その後余りにコース状態が悪いので一旦レース中止。晴れてから再開。ファンの多くは沿道の店舗の軒下に非難。でもみんな濡れた。
その後も雨は降ったが、最後は晴れた。だから、スタート順が最後から10人程度はドライ状態で走行できた。
Team CSCとLampre-Fonditalの選手の宿泊宿はUターン地点の先にあった様子。彼等はTTバイクで自転車通勤。リュックサックを背負ってチームバスへ向う選手とレースを終えてホテルへもどる選手が行き交う。
レース終了後はスタート地点で表彰風景を観る。その後、GPSに登録してあるキャンプ場へ向う。ちょっと郊外にあるキャンプ場。無事に到着し、食事し、シャワー浴びて就寝。このキャンプ場の写真が多少あるので、後にフランスのキャンプ場の雰囲気を紹介します。
テーマ:自転車ロードレース - ジャンル:スポーツ
- 2007/06/18(月) 21:44:51|
- Bike Races in France
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その10のはずですが、だらだらタイトルだけが続くと、内容が分からなくなるので、ここから、ステージ名やら、イベント名で続けます。
撮った写真は後に挿入する予定です。とりあえず、忘れないうちに。
さて、ドイツの家を出たのが、既に日曜日の午前1時過ぎ。ここから、650km以上の行程を経てグルノーブルへ向う。スイスを通過して、ローザンヌ、ジュネーブの辺りから、フランスへ向う。すると、高速道路代の節約にもなる。フランスにも無料の高速道路区間も存在します。有料区間はは都度清算なので、長距離走ると割高。一方スイスは年間料金払いなので、使えば使うほどお得。
GPSナビ(今回の旅行で、ある意味、使いにくい部分も発見された)のGarmin StreetPilot C510の指示に従いスイスの国境へ。もちろんその前に、することがある。国境手前のガソリンスタンド(サービスエリア付属の)を示す看板に、「ヴィネットを買ってね」と書かれてるので、2007年度用のヴィネットを購入し、フロントガラスの内側に貼る。
ドイツと非EUのスイスとの国境には検問所がある。しかし、普通はフリーパス。単に速度を落として検問所の側を通過。国境税関が手招きで、「行け行け」と指示。トラックは別レーンで進む。どのようなことをしてるかは不明。抜き打ちで検査してるのか?
でも今回は、レーン(検問所へ向う2本の車線のうち)を間違えて、「申告ありと自己申告する側」を通過したらしく、国境税関のお兄さんに、申告するものはあるか、と聞かれた。「ない」、「何しに何処に行くの?」、「グルノーブルに自転車レースを観に」という会話をするが、その後すぐに通過。
天気は晴れ。もちろん、暗闇の中だが、雨とか霧の気象条件だと運転に疲れる。スイスを通過中の午前6時過ぎに休憩する。比較的大きなサービスエーリア。すでにこの時間には日は高い。車の中で仮眠し、約3時間。トイレを済ませて、さらに進む。
スイスとフランスとの国境もあるが、やはり、人気の居ない検問所をゆっくり通過するだけ。
グルノーブルに着いたのは、日曜日のお昼前。事前に調べて登録したスタート場所に進む。すでに警官が交通を遮断してる。周辺を回って、スタートに近い場所に路上駐車。日曜日(平日の朝、夕も)は無料。
ここで、自転車を出して、周辺を視察に出かける。ドーフィネリベレの公式サイトで配布してるPDFファイルでは各ステージのスタート、フィニッシュの簡略地図にチーム車両の駐車場所やらも丁寧に載ってる。その街の紹介を簡単に載ってて、非常に丁寧な作り。これをもって、プロローグのコースを回る。晴天で、暑い。
プロローグのコースは予想の通り、真中が車用道路、街路樹をはさんで、両脇に自転車用、駐車用のわき道の大通り。その後チーム車両の予定地へ行く。すこは、電車の高架下。昼過ぎだったが、市場があった。フランスらしい(ドイツに比べれば、ずっと食に対する嗜好が洗練されてる)雑多な品目が売られてる。
テーマ:自転車ロードレース - ジャンル:スポーツ
- 2007/06/18(月) 20:43:13|
- Bike Races in France
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